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ひとつむぎの手  知念実希人   



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ひとつむぎの手 [ 知念 実希人 ]
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2018年9月発行 新潮社 304p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

大学病院で過酷な勤務に耐えている平良祐介は、医局の最高権力者・赤石教授に、三人の研修医の指導を指示される。彼らを入局させれば、念願の心臓外科医への道が開けるが、失敗すれば…。さらに、赤石が論文データを捏造したと告発する怪文書が出回り、祐介は「犯人探し」を命じられる。個性的な研修医達の指導をし、告発の真相を探るなか、怪文書が巻き起こした騒動は、やがて予想もしなかった事態へと発展していくー。

【感想】

   心臓外科で下積みとして働く医師・祐介は
   一人前の心臓外科医となることを目指して奮闘中。

   本業に加え、三人の研修医の指導、怪文書の調査等、
   教授・上司にいいように使われ疲弊しながらも、
   真摯に医療・患者に向き合うキャラクターがよかった。

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居た場所  高山羽根子   



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2019年1月発行 河出書房新社 168p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

表示されない海沿いの街の地図を片手に、私と小翠の旅が始まるー。記憶と存在の不確かさを鮮やかに描き出すまったく新しい、「生」の魔法的リアリズム。第160回芥川賞候補作。

【目次】(「BOOK」データベースより)

居た場所/蝦蟇雨/リアリティ・ショウ

【感想】

   妻がかつて住んでいた場所を夫婦で訪れる表題作、他二編。

   読み始めは、
   実は妻が存在しませんでした系のファンタジーかと思ったけどそうではなくて、
   でも読み進めると別方向のファンタジーだった。

   すごく丹念に現実が描かれているのにファンタジー。

草薙の剣  橋本治   



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草薙の剣 [ 橋本 治 ]
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2018年3月発行 新潮社 330p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

10代から60代まで、10歳ずつ年の違う男たちを主人公に、彼らの父母、祖父母までさかのぼるそれぞれの人生を、戦前から平成の終わりへと向かう日本の軌跡のなかに描きだす。敗戦、高度経済成長、オイルショック、昭和の終焉、バブル崩壊、二つの大震災。みな懸命に生きながらも親と子はつねに断絶を抱え、夫婦はしばしば離婚する。人生はつねに、思い描いたことの外にあるーごくふつうのリアルな日本人の心の100年を描いて、読者をさまざまな記憶でつよく揺さぶりながら、戦後日本の行き着いた先としての現代のありようを根底から問い返す、橋本治、畢生の長篇小説。作家デビュー40周年記念作品。

【感想】

   戦前から現代までの日本の100年間。

   その中を、世代の違う6人の男性とその祖父母・両親が
   どのように生きてきたかを描く。

   いろんなことが起こった100年間だった。

   なんかなんか、とても寂しい気持ちになった。

ノースライト  横山秀夫  ☆   



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2019年2月発行 新潮社 432p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

一級建築士の青瀬は、信濃追分へ車を走らせていた。望まれて設計した新築の家。施主の一家も、新しい自宅を前に、あんなに喜んでいたのに…。Y邸は無人だった。そこに越してきたはずの家族の姿はなく、電話機以外に家具もない。ただ一つ、浅間山を望むように置かれた「タウトの椅子」を除けば…。このY邸でいったい何が起きたのか?

【感想】

   せっかく新築した家に住むことなく姿を消した一家を追う、
   その家を設計した建築士。

   唯一の手掛かりはその家に残されたタウトの椅子。

   そこに絡む設計コンペや建築士の家族の問題。

   静かな出だしから次第に熱を帯びていく
   読み応えたっぷりの一冊。

   面白かった。

82年生まれ、キム・ジヨン  チョ・ナムジェ   



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2018年12月発行 筑摩書房 192p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

ある日突然、自分の母親や友人の人格が憑依したかのようなキム・ジヨン。誕生から学生時代、受験、就職、結婚、育児…彼女の人生を克明に振り返る中で、女性の人生に立ちはだかるものが浮かびあがる。女性が人生で出会う困難、差別を描き、絶大な共感から社会現象を巻き起こした話題作!韓国で100万部突破!異例の大ベストセラー小説、ついに邦訳刊行。

【感想】

   主人公の女性が幼少期から母になってまでの間に
   遭遇した出来事、考え感じた事柄。

   知ってる!同じだ!と思ったり、
   そうだ…と気づかされたりした。

   最後が救いがなくて、まだまだなのかもしれないけれど、
   でも少しずつは…と信じたい。

   キム・ジヨンの母オ・ミスクが、
   中国投資をしようとした彼女の夫をやりこめる場面は痛快だったけれど。

ドライブイン探訪  橋本倫史   



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2019年1月発行 筑摩書房 320p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

激動の時代に、ドライバー客を迎え続けた店主たちの半生。気鋭のライター、長期取材による傑作ノンフィクション!

【目次】(「BOOK」データベースより)

プロローグ 酪農とドライブインの町 直別・ミッキーハウスドライブイン/1 ハイウェイ時代/2 アメリカの輝き/3 花盛りの思い出/4 移りゆく時代に/5 店を続けること/エピローグ 戦後 鹿児島・ドライブイン薩摩隼人

【感想】

   小さい時、父の田舎に行くのに
   毎週車で通ってた国道9号線の風景を思い出した。

   昔は多数あったドライブインが消えゆく今、
   全国20余りの店を訪ねた著者が書く
   その店の歴史特色工夫・経営者家族の歴史。

   文章はそんなことないのになぜか感傷的になる。

駒音高く  佐川光晴   



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2019年1月発行 実業之日本社 235p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

プロを志す中学生、引退間際の棋士、将棋会館の清掃員…。勝負の世界で歩を進める七人の青春。青春・家族小説の名手が温かなまなざしで描く珠玉の連作短編集。

【目次】(「BOOK」データベースより)

大阪のわたし/初めてのライバル/それでも、将棋が好きだ/娘のしあわせ/光速の寄せ/敗着さん/最後の一手

【感想】

   将棋を指す7人を主人公とした連作短編集。

   将棋会館の清掃員が主人公でほのぼのしたり、
   勝負の世界に身を置く若人が主人公で応援したり辛かったり。

   それぞれの味わいを楽しみつつ、
   今隆盛の将棋界にはきっとこういう人々がいるんだろうなと思いを馳せた。

空をゆく巨人  川内有緒   



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2018年11月発行 集英社 372p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

福島県いわき市に、ずっと完成しない美術館がある。それは、現代アートのスーパースター葵國強と、“いわきのおっちゃん”が起こした奇跡。

【目次】(「BOOK」データベースより)

生まれながらの商売人ーいわき・一九五〇年/風水を信じる町に生まれてー泉州・一九五七年/空を飛んで、山小屋で暮らすーサンフランシスコ・一九七六年/爆発する夢ー泉州・一九七八年/ふたつの星が出会うときー東京・一九八六年/時代の物語が始まったーいわき・一九九三年/キノコ雲のある風景ーニューヨーク・一九九五年/最果ての地ーレゾリュート・一九九七年/氷上の再会ーレゾリュート・一九九七年/旅人たちーいわき・二〇〇四年/私は信じたい/怒りの桜/龍が駆ける美術館/夜桜/空をゆく巨人

【感想】

   現代アートのスーパースターと東北の男性の
   30年にわたる交流とそれが成し遂げてきたこと。

   途中、ふたりのものすごい発想力・実行力に
   「凡人の私は…」といじけかけたけど、
   最後に近づくにつれ
   そんなちっぽけな感情なんて消え失せるほどただただ圧倒された。

その島のひとたちは、ひとの話をきかない 精神科医、「自殺希少地域」を行く  森川すいめい   






2016年6月発行 青土社 193p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

「今、即、助ける」「できることは助ける。できないことは相談する」数々の支援活動で注目をあびる精神科医が、生きやすさのヒントを探す旅に出る。

【目次】(「BOOK」データベースより)

序章 支援の現場で/第1章 助かるまで助ける/第2章 組織で助ける/第3章 違う意見、同じ方向/第4章 生きやすさのさまざまな工夫/第5章 助けっぱなし、助けられっぱなし/第6章 ありのままを受け入れる/終章 対話する力

【感想】

   著者が日本各地を訪れて、生きやすさのヒントを探す。

   それらの地域では構えない対話・人助けが行われており、
   それはオープンダイアローグという学術的な方法とつながる。

   著者と土地の人々とのいろんなやりとりが興味深く、
   人と対話していきたいと思うような事例が多かった。

神の島のこどもたち  中脇初枝   



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2019年1月発行 講談社 186p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

1952年。高校2年生のカミは、神戸に行った幼なじみを想いながらも、家族や友人と沖永良部島で暮らしていた。しかし、いつまで経っても島は米政府の統治下に置かれたまま、復興が進み豊かになっていく日本本土から分離されている。カミたち島民は、悲願である本土への復帰を訴えるため、活動を始めるがー。

【感想】

   『神に守られた島』の続編。

   終戦後7年、沖永良部島のこどもたちは高校2年となり
   本土復帰運動に参加する。

   戦中も戦後も、何が正しいのか何が正しくないのか、
   「騙された」「しかたない」ですませていいのか、
   こどもたちに静かにつきつけられた。