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愛なき世界  三浦しをん  ☆   



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愛なき世界 (単行本) [ 三浦しをん ]
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2018年9月発行 中央公論新社 466p

【内容情報】(出版社より)

恋のライバルが人間だとは限らない! 

洋食屋の青年・藤丸が慕うのは?植物?の研究に一途な大学院生・本村さん。殺し屋のごとき風貌の教授やイモを愛する老教授、サボテンを栽培しまくる「緑の手」をもつ同級生など、個性の強い大学の仲間たちがひしめき合い、植物と人間たちが豊かに交差するーー

本村さんに恋をして、どんどん植物の世界に分け入る藤丸青年。小さな生きものたちの姿に、人間の心の不思議もあふれ出し……風変りな理系の人々とお料理男子が紡ぐ、美味しくて温かな青春小説。

【感想】

   ぐふふ~面白かったわ~。
   洋食屋の見習い・藤丸くんが恋した
   植物研究にうちこむ本村さん。

   彼女の研究の様子がめっちゃ細かく説明されて
   ときどき「白目をむいた」けれど(笑)、
   あちこちに笑えるポイントがあるし、
   登場人物たちは楽しいひとたちだし、
   何よりも、
   本村さんや研究室のメンバーたちが研究や仲間にかける愛、
   藤丸くんが料理や本村さんにかける愛や
   ものごとをまっすぐに見る姿勢にぐっときた。

   「愛なき世界」というタイトルがまたうまいな~

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僕は金になる  桂望実   



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僕は金になる [ 桂望実 ]
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2018年9月発行 祥伝社

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

僕が小学六年生の春、両親が離婚した。家を出たギャンブル好きの父ちゃんは、将棋の天才の姉ちゃんに賭け将棋をやらせて暮らしている。父ちゃんが「ご立派」と呼ぶ母ちゃんの元に残された「普通」の僕は、非常識で破天荒で、将棋以外何にもできないくせに、楽しそうに生きる二人を軽蔑しながらも、どこか羨ましいー読む人の心を激しくゆさぶる、おかしな家族の四十年。

【感想】

   ギャンブル好きの父と将棋の強い姉
   (父は姉に賭け将棋をさせて生活をしていく)。

   別れて暮らすそんな父と姉に呆れながらも
   特別な人に憧れる普通の守(と父と姉)の40年の話。

   とっても面白く、
   普通の人間の一人としてすごくぐっとくる言葉がたくさんあった。

   ただ母親(こちらも普通側の人)がちょっと不憫に思えて
   (彼女は彼女で幸せになるけれど)
   身につまされた。

フェルメール 


自分がどのフェルメール作品を見たのか

まとめておこうと思います。

2015年終了時点で10作品/全37作品。
2018年終了時点で16作品/全37作品。
続きを読む

作家たちのオリンピック 五輪小説傑作選   






2018年9月発行 PHP文芸文庫 345p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

人気作家七人の手にかかれば、こんなに意外なオリンピックの魅力が見えてくる!-オリンピックは出場選手だけのものではない。誘致に名乗りを上げる地域や主催団体、現地で観る人やテレビを通しての観客、そして興味の有無にかかわらず国を挙げた一大イベントに影響を受ける者たち…。熱い感動作から世相を絡めた風刺的な作品まで、本書のための書き下ろしや書籍未収録作を含む、前代未聞の傑作アンソロジー。

【目次】(「BOOK」データベースより)

硫黄島に死す(城山三郎)/ひなまつり(浅田次郎)/名古屋オリンピック 1981930(奥田英朗)/ブラック・ジャパン(赤瀬川隼)/肉詰めピーマンとマットレス(小川洋子)/平和的祭典北京五輪(海堂尊)/オリンピックを知らない僕達へ(額賀澪)

【感想】

   「オリンピック」をテーマにしたアンソロジー。

   でも競技の様子そのものを描いているのはなくて、
   それぞれ一工夫も二工夫もあり、
   バラエティに富んでました。

鍵のかかった部屋 



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鍵のかかった部屋 5つの密室 (新潮文庫) [ 似鳥 鶏 ]
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2018年8月発行 新潮文庫 304p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

これが、トリックです。本来ネタバレ厳禁の作中トリックを先に公開してミステリを書くという難題に、超豪華作家陣が挑戦!鍵と糸ー同じトリックから誕生したのは、びっくりするほど多彩多様な作品たち。日常の謎あり、驚愕のどんでん返しあり、あたたかな感涙あり、胸を締め付ける切なさあり…。5人の犯人が鍵をかけて隠した5つの“秘密”を解き明かす、競作アンソロジー。

【目次】(「BOOK」データベースより)

このトリックの問題点(似鳥鶏)/大叔母のこと(友井羊)/神秘の彼女(彩瀬まる)/薄着の女(芦沢央)/世界にただひとりのサンタクロース(島田荘司)

【感想】

   ありふれたトリック
   「サッシのクレセント錠に紐をかけて
    部屋の外からひっぱり密室を作る」を使うという縛りのアンソロジー。

   作家さんそれぞれ味わいやトリックの生かし方が違って、
   面白いもんだなぁ。

絵金、闇を塗る  木下昌輝   



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絵金、闇を塗る [ 木下 昌輝 ]
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2018年7月発行 集英社 336p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

江戸末期に土佐に生まれ、幼少より絵の才能を発揮し、狩野派の技法を信じがたい短期間で習得した天才絵師ー通称“絵金”。免許皆伝を得て帰郷し、土佐藩家老のお抱え絵師となるも、とある事件により追放される…。市川團十郎や武市半平太、前村洞和など、その絵に人生を左右された男たちの生きざまから、絵金の恐るべき芸術の魔力と底知れぬ人物像が浮かび上がる、傑作時代小説。

【感想】

   江戸末期、土佐に生まれた異端の天才絵師・絵金を、
   彼の絵に惑わされた人物たちを描くことによって
   浮かび上がらせる。

   木下さんの作品は血が匂い、闇が輝くような、
   アクのある味わいで癖になる。

赤い靴  大山淳子   



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2018年8月発行 ポプラ社 412p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

七歳の誕生日の夜、葵は母親を目の前で惨殺された。誰が何のために母を殺したのかー。奇跡的に生き延びた葵がたどり着いたのは、超然とした佇まいの老人と犬が支配する人跡未踏の山中だった。隔絶された世界で成長した葵は、ある出来事の後、復讐の念を魂に刻んで下山する。「死ぬってどういうことだとあなたは思う?」生と死の狭間で交錯する欲望。葵が最後に見たのは、希望か絶望かー。驚愕のラストまで一気読み必至の傑作長編!!

【感想】

   とてもハードな味わいで
   『猫弁』などを書かれたあの大山さんの小説?と驚き。

   七歳の誕生日の夜に
   母親を目の前で惨殺された少女のその後。

   え?そこはそうなる?と思ったところもあったけれど、
   面白かったです。

廃墟ラブ 閉店屋五郎2  原宏一   



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2018年8月発行 文藝春秋 240p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

廃業する店を訪ねて、一人娘と東奔西走。そこで出会った3人のワケアリ女たち。惚れて、助けて、袖にされー。それでも五郎は人を信じる!

【目次】(「BOOK」データベースより)

バリケード本店/廃墟ラブ/スリーチートデイズ

【感想】

   廃業する店の残された品を購入して
   片付けるお仕事の五郎さんシリーズ第二弾。

   人をすぐ信用しがちでほだされがちでほれっぽくて直球勝負で、
   いい人なんだけど、
   だから騙されたりもしちゃうんだなぁ。

対岸の家事  朱野帰子   



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対岸の家事 [ 朱野 帰子 ]
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2018年8月発行 講談社 317p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

どうしてこんなに大変なんだろう?家族のために「家事をすること」を仕事に選んだ詩穂。娘とたった二人だけの、途方もなく繰り返される毎日。幸せなはずなのに、自分の選択が正しかったのか迷う彼女のまわりには、性別や立場が違っても、同じく現実に苦しむ人たちがいた。誰にも頼れず、いつしか限界を迎える彼らに、詩穂は優しく寄り添い、自分にできることを考え始めるー。

【感想】

   専業主婦であることを選んだ詩穂を中心に、
   ワーキングマザーの礼子、イケダンの中谷など、
   家事・育児にそれぞれの立場で悩む人々をリアルに描き、
   わかりみが深い。

   何度そうそうとうなずいたことか。

   そして、 そこから抜け出す方法をやさしく示してくれる一冊。

青少年のための小説入門  久保寺建彦   



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青少年のための小説入門 [ 久保寺 健彦 ]
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2018年8月発行 集英社 424p

【内容情報】(出版社より)

「すげえの書いて、デビューしようぜ」
落ちこぼれヤンキーといじめられっ子中学生が、小説界に殴り込み!?
小説家を目指すデコボココンビの奮闘を描く、渾身の青春長編小説。

【感想】

   中学生男子とディスレクシアの青年が出会い、
   小説を書くことに取り組む。

   数多くの名作を中学生が朗読して
   それから様々なことを学び創作に生かしていくストーリーだけでなく、
   それらの名作のタイトルと文章があげられていて
   それに対する批評も面白い。

   いけいけの前半にくらべて後半は重くなったけれど…。

   それにしても小説書いて本にするのって
   ほんとうにたいへんなんですね。