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フーガはユーガ  伊坂幸太郎   



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フーガはユーガ [ 伊坂幸太郎 ]
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2018年11月発行 実業之日本社 281p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

常盤優我は仙台市のファミレスで一人の男に語り出す。双子の弟・風我のこと、決して幸せでなかった子供時代のこと、そして、彼ら兄弟だけの特別な「アレ」のこと。僕たちは双子で、僕たちは不運で、だけど僕たちは、手強い。

【感想】

   不運で手強い双子の話。

   面白かった。
   面白かった。
   面白かった!

   けれどその何倍も何千倍もせつない……
   ああ……これはあとをひく……

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天子蒙塵 第四巻  浅田次郎   



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天子蒙塵 第四巻 [ 浅田 次郎 ]
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2018年9月発行 講談社 306p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

満洲でラストエンペラー・溥儀が皇帝に復位しようとしている。そんななか、新京憲兵隊将校が女をさらって脱走する事件が発生。欧州から帰還した張学良は、上海に襲い来る刺客たちを返り討ちにしていた。一方、日本では東亜連盟を構想する石原莞爾が関東軍内で存在感を増しつつあり、日中戦争突入を前に、日本と中国の思惑が複雑に絡み合う。満洲に生きる道を見いだそうとする正太と修の運命は。長い漂泊の末、二人の天子は再び歴史の表舞台へと飛び出してゆく。

【感想】

   『蒼穹の昴』シリーズ第五部完結巻。
   だけど話は終わらなさそう。

   主人公に据えられた溥儀と張学良よりも
   李春雲と梁文秀がでてくる場面のほうに心惹かれるのは
   『蒼穹の昴』が素晴らしすぎたからか。

   しかし彼らが出ていても史実が厳しすぎて心ふさがる。

翻訳に遊ぶ  木村榮一   



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翻訳に遊ぶ [ 木村栄一 ]
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2012年4月発行 岩波書店 214p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

翻訳の第一人者である著者は、なぜ翻訳の世界に足を踏み入れることになったのか。このエッセイは、翻訳に潜む魔物に魅せられてその森に迷い込み、悪戦苦闘しながらも、同時にそこからこの上もなく大きな喜びを得てきた著者が、自身の軌跡をたどりつつ、文学との出会いや楽しみ方、翻訳をする際の心得やコツを、縦横に語り尽くしたものである。

【目次】(「BOOK」データベースより)

物語世界への誘い/外国文学との出会い/大学時代/何が起こるやら/悪戦苦闘/よみがえりの術/翻訳の心得?/翻訳という魔物/魔法を解く呪文/人称代名詞/名詞文脈/ヴィジョンとイマジネーション/“翻訳不能”な要素/方円の器と水

【感想】

   ラテンアメリカ文学翻訳の第一人者のエッセイ。

   学生時代のことと、大学教員になって翻訳を始めてから。
   そして言語・文章学、翻訳論まで。

   学生時代の大らかな日々に笑え、
   そしてこんなふうに翻訳はなされているのかと興味深く、
   とても面白かった。

叙述トリック短編  似鳥鶏   



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叙述トリック短編集 [ 似鳥 鶏 ]
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2018年9月発行 講談社 304p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

本格ミステリ界の旗手が仕掛ける前代未聞の読者への挑戦状!

【目次】(「BOOK」データベースより)

ちゃんと流す神様/背中合わせの恋人/閉じられた三人と二人/なんとなく買った本の結末/貧乏荘の怪事件/ニッポンを背負うこけし

【感想】

   タイトル通り叙述トリックを集めた短編集。

   「叙述トリック」って聞いてから読むと
   構えて読むから楽しさ半減だと思うんだけれど、
   キャラクターの濃さもあって面白かった。

母のあしおと  神田茜   



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母のあしおと [ 神田 茜 ]
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2018年8月発行 集英社 224p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

人生、「逆から」たどってみたら…?「私」の死後を生きる夫、「私」のお葬式のときの次男、「私に」挨拶にやってきた長男の婚約者…人生の共演者たちの視点から描かれる7編の連作短編集。

【目次】(「BOOK」データベースより)

はちみつ 平成二十六年/もち 平成二十三年/ははぎつね 平成八年/クリームシチュー 昭和六十一年/なつのかげ 昭和四十九年/おきび 昭和四十二年/まど 昭和二十八年

【感想】

   道子という女性を
   夫、次男、長男の妻、長男などの視点から、時間を遡りつつ語る。

   最初に読んでいた道子のイメージと違う姿が見えてきたりして、
   ああ、こういう出来事があったから
   あの道子ができたんだなぁと。

   人との関わりを通じて人は変化し生きていく。

花咲小路三丁目北角のすばるちゃん  小路幸也   






2018年9月発行 ポプラ社 330p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

たくさんのユニークな人々が暮らし、日々さまざまな事件が起きる花咲小路商店街。にぎやかな商店街の裏には、真っ赤な車が看板代わりの駐車場“カーポート・ウィート”があるのです。若社長・すばるちゃんが営むカーポートを訪れるのはいろんな車。ときには厄介ごとも乗せてきてー

【感想】

   花咲小路シリーズ第五弾は
   高校卒業したばかりにして駐車場の若社長となったすばるくん。

   車を預けに来た人が持ち込む謎や厄介ごとを
   幼馴染の瑠夏や商店街の人たち、
   そしてとある人物とともに解決していきます。

スケルトン・キー  道尾秀介   



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2018年7月発行 KADOKAWA 280p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

週刊誌記者のスクープ獲得の手伝いをしている僕、坂木錠也。この仕事を選んだのは、スリルのある環境に身を置いて心拍数を上げることで、自分の狂気を抑え込むことができるからだ。最近は、まともな状態を保てている。でもある日、児童養護施設でともに育った仲間から電話がかかってきて、日常が変わりはじめた。これまで必死に守ってきた平穏が、壊れてしまうー僕に近づいてはいけない。殺してしまうから。あなたは死んでしまうから。

【感想】

   超ずるいやつ(笑)
   サイコパスと人に言われる青年と殺人と暴行。
   そうか、そうか。

   なんか、
   「ぼく、いいこと思いついたでしょ。すごいでしょ」という感。

   度々登場する暴行・殺人シーンと大仰な比喩も鼻についた。

国宝(上・下)  吉田修一   



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国宝 上 青春篇 [ 吉田修一 ]
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国宝 下 花道篇 [ 吉田修一 ]
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2018年9月発行 朝日新聞出版

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

1964年元旦、長崎は老舗料亭「花丸」-侠客たちの怒号と悲鳴が飛び交うなかで、この国の宝となる役者は生まれた。男の名は、立花喜久雄。任侠の一門に生まれながらも、この世ならざる美貌は人々を巻き込み、喜久雄の人生を思わぬ域にまで連れ出していく。舞台は長崎から大阪、そしてオリンピック後の東京へ。日本の成長と歩を合わせるように、技をみがき、道を究めようともがく男たち。血族との深い絆と軋み、スキャンダルと栄光、幾重もの信頼と裏切り。舞台、映画、テレビと芸能界の転換期を駆け抜け、数多の歓喜と絶望を享受しながら、その頂点に登りつめた先に、何が見えるのか?朝日新聞連載時から大きな反響を呼んだ、著者渾身の大作。

鳴りやまぬ拍手と眩しいほどの光、人生の境地がここにある。芝居だけに生きてきた男たち。その命を賭してなお、見果てぬ夢を追い求めていく。今年最高の感動を届ける役者一門の大河小説。

【感想】

   極道と梨園。
   出自の違う二人が歌舞伎の世界で生きていき、
   そこに周りの様々な人物たちが入り乱れていく。

   語り口の優しさに反して、
   そこにあるのは壮絶で凄艶で美しく怖ろしい物語だった。

   すべての情景が鮮やかに目に浮かんだ。

変わったタイプ  トム・ハンクス   






2018年8月発行 新潮社 448p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

月旅行を目指す高校時代からの四人組。西部戦線からの帰還兵のクリスマス。変わり者の億万長者とその忠実な秘書。男と別れたばかりの女がつい買ったタイプライター。離婚した父母のあいだをゆききする少年。内戦で祖国を追われ、ニューヨークに上陸した移民。ボウリングでパーフェクトスコアを出し続け、セレブに上り詰めた男ー。世界が驚いた、小説家トム・ハンクスのデビュー作。良きアメリカの優しさとユーモアにあふれ、人生のひとコマをオムニバス映画のシーンのように紡いだ、17の物語。

【目次】(「BOOK」データベースより)

へとへとの三週間/クリスマス・イヴ、一九五三年/光の街のジャンケット/ハンク・フィセイの「わが町トゥデイ」-印刷室の言えない噂/ようこそ、マーズへ/グリーン通りの一カ月/アラン・ビーン、ほか四名/ハンク・フィセイの「わが町トゥデイ」-ビッグアップル放浪記/配役は誰だ/特別な週末/心の中で思うこと/ハンク・フィセイの「わが町トゥデイ」-過去に戻って、また戻る/過去は大事なもの/どうぞお泊まりを/コスタスに会え/ハンク・フィセイのわが町トゥデイ」-エヴァンジェリスタ、エスペランザ/スティーヴ・ウォンは、パーフェクト

【感想】

   あのトム・ハンクスが書いた短編集。

   あたたかくてユーモアがあって会話が面白くて
   人のよきところを充分に信じられる。

   面白かった!
   すてき。

   ただどの短編でも登場人物の一人を
   トム・ハンクスで想像しちゃうのが困りもの(笑)

愛なき世界  三浦しをん  ☆   



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愛なき世界 (単行本) [ 三浦しをん ]
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2018年9月発行 中央公論新社 466p

【内容情報】(出版社より)

恋のライバルが人間だとは限らない! 

洋食屋の青年・藤丸が慕うのは?植物?の研究に一途な大学院生・本村さん。殺し屋のごとき風貌の教授やイモを愛する老教授、サボテンを栽培しまくる「緑の手」をもつ同級生など、個性の強い大学の仲間たちがひしめき合い、植物と人間たちが豊かに交差するーー

本村さんに恋をして、どんどん植物の世界に分け入る藤丸青年。小さな生きものたちの姿に、人間の心の不思議もあふれ出し……風変りな理系の人々とお料理男子が紡ぐ、美味しくて温かな青春小説。

【感想】

   ぐふふ~面白かったわ~。
   洋食屋の見習い・藤丸くんが恋した
   植物研究にうちこむ本村さん。

   彼女の研究の様子がめっちゃ細かく説明されて
   ときどき「白目をむいた」けれど(笑)、
   あちこちに笑えるポイントがあるし、
   登場人物たちは楽しいひとたちだし、
   何よりも、
   本村さんや研究室のメンバーたちが研究や仲間にかける愛、
   藤丸くんが料理や本村さんにかける愛や
   ものごとをまっすぐに見る姿勢にぐっときた。

   「愛なき世界」というタイトルがまたうまいな~