大人になったら、  畑野智美   



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大人になったら、 (単行本) [ 畑野 智美 ]
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2018年3月発行 中央公論新社 288p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

30代半ば、カフェで副店長をしているメイ。彼氏も好きな人もいないが、それなりに充実した日々を送っている。でも、結婚や出産、仕事の昇進試験から目を逸らしつづけてはいけないのもわかっていて…。人生の基本問題は解けても応用問題が解けないメイを、恋が大きく変えていく!ときめく気持ちを取り戻す恋愛小説。

【感想】

   35歳の独身女性、カフェ社員(副店長)の6ヶ月。

   彼女が働きながら、また、友人と会ったりしながら、
   恋愛、仕事、友人、家族、人生について考え続けた日々が、
   切実で、彼女は苦しい思いをしていたけれど、
   読んでいたわたしはおもしろかった。

   若い頃大人になったらこうなるだろうと
   漠然と考えていたのと違ったふうになっても、
   それでも新しい道で生きていかねばならない。

   そのときそのときでしっかり考えて、
   最善のふるまい、最善の選択ができればいいなと思う。

   帯にある「ときめく気持ちを取り戻す恋愛小説」とは
   ちょっと違う印象をうけた。
   恋愛だけじゃなかったと思う。

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房総グランオテル  越谷オサム   



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房総グランオテル [ 越谷オサム ]
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2018年3月発行 祥伝社

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

東京から特急列車でわずか一時間二十分、青い海と月色の砂浜が美しい南房総・月ヶ浦。この町で生まれ育った私、藤平夏海は十七歳の高校二年生、民宿「房総グランオテル」の看板娘だ。相棒は、すさまじい美少女なのに中身がアホすぎる従姉妹のハルカ。私たちの楽しみは、オフシーズンにしかできない客室でのお泊まり会だった。明日は休校、空室ありの絶好のチャンス!のはずだったのに、今日のお客さんたちはどこか様子がおかしくて…。海辺の民宿を舞台にとびっきりの奇跡が起きる最高にキュートな物語。

【感想】

   女子高生・夏海の両親が経営する海辺の民宿にやってきた、
   訳ありな3人の客。

   彼らが過ごす2泊3日。

   いろんな事情が絡んでほぐれて、前向きで爽やか。

   夏海がめっちゃいい子で大活躍。

   おもしろかった!

青くて痛くて脆い  住野よる   



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青くて痛くて脆い [ 住野 よる ]
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2018年3月発行 KADOKAWA 312p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

人に不用意に近づきすぎないことを信条にしていた大学一年の春、僕は秋好寿乃に出会った。空気の読めない発言を連発し、周囲から浮いていて、けれど誰よりも純粋だった彼女。秋好の理想と情熱に感化され、僕たちは二人で「モアイ」という秘密結社を結成した。それから3年。あのとき将来の夢を語り合った秋好はもういない。僕の心には、彼女がついた嘘が棘のように刺さっていた。

【感想】

   大学4年生の主人公。
   1年の時に友人と始めたサークルが変容していったのが許せなくなり、
   その解体をもくろみ画策する中で気づいた自分の本心。

   めんどくさくてイタくて恥ずかしいような青春に身悶えする。

おまじない  西加奈子   



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おまじない (単行本) [ 西 加奈子 ]
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2018年3月発行 筑摩書房 240p

【内容紹介】

大人になって、大丈夫なふりをしていても、
ちゃんと自分の人生のページをめくったら、傷ついてきたことはたくさんある――。
それでも、誰かの何気ないひとことで、世界は救われる。
悩んだり傷ついたり、生きづらさを抱えながらも生きていくすべての人の背中をそっと押す、キラメキの8編。

【感想】

   短編集。
   主人公はすべて女性。

   彼女らはもやもやや違和感や心に刺さった棘や
   気づかない間にかけられた呪いを抱えている。

   そこに差し出される「言葉」たち。

   自分は自分。
   許されている。
   そのままで生きていっていいんだと認められる。

   鮮やかに射抜かれた。

   そんな言葉をかけられたいと思い、
   そんな言葉をかけられる人間でありたいとも思う。

スイート・ホーム  原田マハ   



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スイート・ホーム (一般書) [ 原田 マハ ]
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2018年3月発行 ポプラ社 238p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

幸せのレシピ。隠し味は、誰かを大切に想う気持ちー。うつくしい高台の街にある小さな洋菓子店で繰り広げられる、愛に満ちた家族の物語。さりげない日常の中に潜む幸せを掬い上げた、心温まる連作短篇集。

【目次】(「BOOK」データベースより)

スイート・ホーム/あしたのレシピ/希望のギフト/めぐりゆく季節(秋の桜/ふたりの聖夜/冬のひだまり/幸福の木/いちばんめの季節)

【感想】

   関西の私鉄の沿線にある街の小さな洋菓子店。

   その店の家族やお客さんである女性たちの甘い恋バナなど。
   そこに彩りを添えるのはやっぱり甘いスイーツ。

   うん。
   こんな街で暮らしてみたいと思わせてくれたよ。

穢れ舌  原宏一   



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穢れ舌 [ 原 宏一 ]
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2018年3月発行 KADOKAWA 264p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

世界的なグルメガイドの元「格付け人」、牧村紗英。「絶対味覚」を持つ彼女は、独立して会社を立ち上げ、人気店を覆面調査し、「星をつける」仕事をしている。彼女の判断は、企業による対象店への投資を左右する重要なものだ。今回、彼女が調査するのは、カリスマ料理研究家、須賀ユウコが手がけるカジュアルフレンチ、「ユウコの厨房」。プレミア価格がついている幻の日本酒の蔵元、「酒蔵烏鵲」。高級鮨を手軽な値段で味わえると人気の大箱鮨店、「すし海将」。華やかな成功の陰にある嘘、そしてそこには常にある男の存在が…?

【目次】(「BOOK」データベースより)

ユウコの厨房/酒蔵烏鵲/すし海将

【感想】

   人気店を覆面調査し「星をつける」仕事をしている
   牧村紗英のシリーズ第二弾。

   今回はナチュラルさが売りの料理研究家、
   製品にプレミア価格がついてる蔵元、
   高級魚がお手軽価格で楽しめる寿司店の裏側に切りこむ。

   これらが小説の中だけの話でありますように。

完パケ!  額賀澪   



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完パケ! [ 額賀 澪 ]
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2018年2月発行 講談社

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

経営難で閉校が噂される武蔵映像大学で、卒業制作の映画を撮れるのは、たった一人。監督志望の安原と北川は、コンペでガチンコ勝負することに。天然の安原と、策士の北川。撮影は、前途多難の幕開けとなったがー。さまざまな喪失を経て傷つきながら、彼らが手にしたものは。瑞々しく輝く青春ストーリー!

【感想】

   映像大学で卒業制作の映画を撮る安原と北川。

   互いを認める友人であり
   相手を羨んだりもする。
   監督になれるのはひとりだけ。

   そんな二人が様々なものに向き合いながら
   映画の完成を目指すアツい青春もの。

   大学生たちの映画製作ってこんなふうなんだ~と興味深かった。

兵(つわもの)  木下昌輝   



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兵 [ 木下 昌輝 ]
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2018年3月発行 講談社

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

「この世で一番の兵を探している」捷足の達人・道鬼斎は、天下に静謐をもたらす男を探し諸国をめぐる。勇敢な猛将も、臆病な天下人も、愚直な武士もいた。桶狭間の戦いから大坂の陣まで、戦国の六大決戦を渡り歩いた道鬼斎が辿り着く、“まことの兵”とは。

【目次】(「BOOK」データベースより)

火、蛾。/甘粕の退き口/道鬼斎の旅 壱/幽斎の悪采/槍よ、愚直なれ/道鬼斎の旅 弐/怪僧恵瓊/日ノ本一の兵/道鬼斎の旅 参

【感想】

   桶狭間の戦いから大阪夏の陣まで。
   武将たちの闘いを描く6編(『決戦!』シリーズなどに発表済みのもの)と
   その全てを見届けた道鬼斎という人物の物語3編(書き下ろし)からなる短編集。

   ばらばらだと思っていた短編が
   ひとつながりになって新たな面白さ。

   木下さんらしい、
   癖のある主人公が活躍する、ダークな趣を堪能しました。

樽とタタン  中島京子   



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樽とタタン [ 中島 京子 ]
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2018年2月発行 新潮社 224p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

あの店に来ていた人たちは、誰もがどことなく孤独だった。小さな喫茶店でタタンと呼ばれた私が、常連客の大人たちから学んだのは、愛の不平等やしもやけの治し方、物語の作り方や別れについて。甘酸っぱくてほろ苦いお菓子のように幸せの詰まったものがたり。

【感想】

   小学校の放課後を喫茶店で過ごしていた女の子が見聞きしたことを
   大人になった本人が思い出して綴っていく連作短編集。

   いろんな出来事、いろんな人物。

   それは主人公が
   あとから脚色したものもあるかもしれないけれど、
   確かな手触りをもって届いてきた。

   冷静にみると深刻な話も多いのに、
   語り口にユーモアが感じられて
   (まだ世の中をよくわからない女の子目線だから?)、
   読んでいてとても楽しかった。

   主人公の祖母が語る死生観がすごくしっくりきて好き。

クローゼット  千早茜   



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クローゼット [ 千早 茜 ]
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2018年2月発行 新潮社 216p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

秘密と傷みに縛られ、男性が苦手なまま大人になった洋服補修士の女。要領よく演技するのが得意。だけどほんとうに好きな事から逃げてばかりいるフリーターの男。洋服を愛している。それだけがふたりの共通点のはずだった。18世紀から現代まで、1万点以上の洋服が眠る美術館で、出会うまではー。誰にも覗かれたくない場所。

【感想】

   18世紀から現代まで
   1万点以上の洋服を収蔵する美術館。

   そこで働く洋服補修士の女性と、
   自分の好きなものに出会った男性。

   それぞれ幼い頃、洋服が好きなせいで
   心と体に傷を負った二人が
   その洋服に救われていく繊細な物語。

   洋服に関するあれこれの薀蓄も素敵。