敵の名は、宮本武蔵  木下昌輝  ☆   



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敵の名は、宮本武蔵 [ 木下 昌輝 ]
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2017年2月発行 KADOKAWA 296p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

自らの命と引き替えに、その強さを知ったー剣聖と呼ばれた男の真の姿とはー。7人の敗者たちから描く、著者渾身の最新歴史小説。

【目次】(「BOOK」データベースより)

有馬喜兵衛の童討ち/クサリ鎌のシシド/吉岡憲法の色/皆伝の太刀/巌流の剣/無二の十字架/武蔵の絵

【感想】

   面白かった~。

   宮本武蔵と剣を合わせた武芸者たち6人の話。

   武芸者たちはもちろん、
   その向こうに武蔵の生涯が見える。
   そして、あと一人の人物の生涯も。

   というか、
   だんだんその人物に焦点が当たってきて
   ぞくぞくした。
   その凄惨な生き方がたまらない。

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ミッドナイト・ジャーナル  本城雅人   



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2016年2月発行 講談社 367p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

「被害者女児死亡」-世紀の大誤報を打ち、飛ばされた3人の記者。7年後、児童連続誘拐事件が発生する。さいたま支局の関口豪太郎はかつての事件との関連性を疑い、本社の遊軍記者・藤瀬祐里は豪太郎の応援に合流し、整理部員となった松本博史は冷めた目で静観する。警察も、目撃者も、記者も上司も嘘をつく。しかし豪太郎は、絶対に諦めない。記者歴20年の著者が書き下ろす感動の社会派エンタメ!!

【感想】

   かつての誤報に囚われながらも
   また新たな少女連れ去り事件に向かう
   新聞記者たちの奮闘と矜持。

   それに加え
   警察との仁義、
   新聞社内の縄張り意識、
   他社との腹の探り合い。

   読み応えたっぷり。
   事件は胸糞悪いけど。

   第38回吉川英治文学新人賞受賞。

活版印刷三日月堂 海からの手紙  ほしおさなえ   



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2017年2月発行 ポプラ文庫 331p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

小さな活版印刷所「三日月堂」には、今日も悩みを抱えたお客がやってくる。店主の弓子が活字を拾い、丁寧に刷り上げるのは、誰かの忘れていた記憶や、言えなかった想い…。活字と言葉の温かみに、優しい涙が流れる、大好評シリーズ第二弾!

【目次】(「BOOK」データベースより)

ちょうちょうの朗読会/あわゆきのあと/海からの手紙/我らの西部劇

【感想】

   活版印刷のお店をしている弓子さんのところへ
   お客さんがやってくるシリーズ2作目。

   印刷の話をしていたはずなのに、
   思い悩んでいたことがやさしく解きほぐされていく。

   弓子さんが押し付けがましくないのがいいですね。

   自信が持てない朗読会のプログラム。
   生まれてすぐ亡くなった姉の名前だけの名詞。
   長い間やめていた銅版画を使った豆本。
   生前はわかりあえなかった父親の残した映画コラムを集めた本。

   お客さんが順に繋がっていくのもいい感じ。

左目に映る星  奥田亜希子   



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左目に映る星 [ 奥田亜希子 ]
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2014年2月発行 集英社 168p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

小学5年生の時に出会った奇跡のような存在の少年・吉住を忘れられないまま大人になり、他者に恋愛感情を持てなくなった26歳の早季子。恋愛未経験で童貞、超がつくほどのオタクで、人生をアイドル・リリコに捧げる宮内。どうしようもない星たちを繋げるのは、片目を閉じる癖、お互いが抱える虚像。第37回すばる文学賞受賞作。

【感想】

   奥田さんのデビュー作にして
   第37回すばる文学賞受賞作。

   ある女性が小学生の時に一人の少年を好きになる瞬間。
   その後、少年を神格化しすぎて
   他の男性とちゃんと交際できなくなった日々。
   アイドルにはまっている男性と知り合ってからの変化。

   風変わりな雰囲気だけど
   これも好き。

計画結婚  白河三兎   



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2017年2月発行 徳間書店 240p

【内容情報】(出版社より)

まさか、美人で頭のいいあの久曽神静香が結婚? 彼女をとりまく人々は、戸惑いつつも結婚式に出席する。<新婦出席者> 佐古怜美 静香の幼稚園からの唯一の友人。桜井祐介 高校生時代の久曽神に恋をした美容師。富永仁 静香が足繁く通った結婚相談所の担当。<新郎出席者>高原満男 妹が結婚詐欺にあった警官。小暮宏 三年間で十四回結婚式に代理出席。その結婚相手には深い謎があった。予測できないフィナーレが待っている!連作長篇。

【感想】

   美人で性格がめんどくさい静香の
   船上結婚披露宴に招かれた客5人が、
   静香や新郎との思い出を語る話。

   それぞれはいいお話風なんだけど、
   全体としてあれ?あれれれ?っていう方向に
   話は進んじゃうんだな~。

   さすが白河さん。

夏をなくした少年たち  生馬直樹   



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2017年1月発行 新潮社 384p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

拓海と啓、雪丸と国実は新潟の田舎町に住むお騒がせ4人組。小学校最後の夏、花火大会の夜に、僕たちは想像を絶するほどの後悔を知ったー。それから20年余り。惨めな遺体が発見され、あの悲劇の夜に封印された謎に、決着をつける時がきた。

【感想】

   第3回新潮ミステリー大賞受賞作。

   東京で発見された身元不明の他殺体に
   記憶を刺激されて刑事は故郷へ戻る。

   よみがえる少年時代の日々。

   仲良しだったのか、四人組で過ごした
   楽しくもあり苦しくもあった日々。

   過去と今がつながる真相。
   面白かった。

月のぶどう  寺地はるな   



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2017年1月発行 ポプラ社 319p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

二十六歳になっても逃げることばかり考えている歩。突然の母の死をきっかけに、双子の姉・光実とともに実家のワイナリーを継ぐ決意をするが…。やさしい涙がこみあげる感動の物語。

【感想】

   母の経営していたワイナリーを
   その急死の後、引き継いだ双子の姉弟。

   姉が「出来るほう」、弟が「出来ないほう」と言われる
   それぞれの鬱屈。

   もがきながらぶつかりながら、
   そして周りの人と関わりながら
   その鬱屈を克服していく、
   二人の気持ちがよくわかる。

境界の町で  岡映里   



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2014年4月発行 リトル・モア 231p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

2011-2014福島県浜通り、検問のある町。たしかな描写で、風景が、土地が、人間が、立ち上がる。岡映里、衝撃のデビュー作。

【目次】(「BOOK」データベースより)

プロローグ 漂う/冷蔵庫/正門へ/父と息子/勿来漁港から/復興セレブ/原子力サファリパークで/3年で消える町/お父さんの選挙/エピローグ 忘れられる

【感想】

   2011年から2014年。
   福島に通い続け、
   半分住み続けるような形で
   福島に向き合った著者による福島の記録。

   そして著者の心情。

あたらしい名前  ノヴァイオレット・ブラワヨ   



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2016年7月発行 早川書房 317p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

ジンバブエからアメリカへー。グァバを盗んだり、ごっこ遊びをしたり、天真爛漫に遊ぶジンバブエでの日々を経て、少女ダーリンはアメリカに移り住む。しかし豊かで物があふれる国での暮らしは、予想外に戸惑うものだった。笑いをまじえながら生々しい現実を軽やかに描き、ジュノ・ディアスに絶賛されたデビュー作。PEN/ヘミングウェイ賞受賞。

【目次】(「BOOK」データベースより)

ブダペスト襲撃/山上のダーリン/国盗りゲーム/ほんとの変化/いかに彼らはあらわれたか/あたらしい名前/しーっ/ブラク・パワー/ほんとのこと/いかに彼らは出ていったか/デストロイド・ミシガン/結婚式/エンジェル/この動画には不快な表現が含まれています/クロスロード襲撃/いかに彼らは暮らしたか/あたしのアメリカ/壁に書く

【感想】

   ジンバブエ生まれの少女の、
   ジンバブエで過ごした子ども時代と、
   アメリカに移住してからの10代の日々。

   少女自身の視点で
   少女自身の言葉で、
   悲惨な状況があっけらかんと語られるのに
   打ちのめされた。

   ふたつの土地、それぞれの悲哀。

   少女が語るから、
   ジンバブエの政治的なことについて
   詳しくは描かれてないけれど、
   彼女と友人たちの遊びを通してはっきりと見える。

   けれど、
   生命の危機と隣り合わせのジンバブエ時代と、
   少なくともその危険は大きくないアメリカ時代、
   どちらが彼女にとって幸せなんだろう。

   さっき、「あっけらかん」と書いたけれど、
   アメリカに移ってからはだんだん内省的な部分も増えてきて、
   ジンバブエ時代と違う苦しさがあった。

   ジンバブエに、アフリカに、アメリカに、
   いったいどれだけの彼女が
   今もいるんだろうか。

岸辺のヤービ  梨木香歩  ☆   



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岸辺のヤービ [ 梨木香歩 ]
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2015年9月発行 福音館書店 232p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

「世界ってなんてすばらしいんでしょう!」あの晴れた夏の日、わたしが岸辺で出会ったのは、ふわふわの毛につつまれた、二本足で歩くハリネズミのようなふしぎな生きものでした。物語を愛するすべてのひとに贈る、驚きと喜びに満ちたファンタジー、マッドガイド・ウォーターシリーズ開幕。

【感想】

   岸辺に住むちいさな生き物・ヤービたちのお話。

   やさしく、かわいく、いさましく、わくわくとした中に、
   命の重さや環境問題を盛り込んでいて。

   「大きい人」であるウタドリさんの視線もあたたかい。

   挿絵もとてもいい。

   うっとり~うっとり~うっとり~