悲しい話は終わりにしよう  小嶋陽太郎   



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悲しい話は終わりにしよう [ 小嶋 陽太郎 ]
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2017年11月発行 KADOKAWA 256p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

生まれ育った松本から出ることのないまま大学生になった僕は、附属図書館のくたびれたソファで寝るか、数少ない友人の広崎と吉岡さんと慣れないビールを飲んで時間をつぶす毎日を送っていた。季節とともにまわりはどんどん変わっていくのに、あの日のことを忘れられない僕は、ずっと動けずにいてー。友情、淡い恋心、ちぐはぐな心とからだー胸をかきむしるほどの切なさで青春の喪失と再生をみずみずしく描ききった、著者入魂の新境地!

【感想】

   男性二人と女性一人の組み合わせ。
   3人とも3人以外の周囲からは孤立気味で
   互いが大きな意味を持つようになってる。

   その大学生バージョンと中学生バージョンが交互に語られる。

   かなり重たくてグロテスクな印象さえ受けた。

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誰が死んでも同じこと  円居挽   



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誰が死んでも同じこと [ 円居挽 ]
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2017年10月発行 光文社

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

日本を代表する一大コンツェルンの中枢・河帝商事の創業者一族が相次いで殺された。相続争いと思いきや、被害者は一族の中で出来のいい方ではなかった…。ならば、劣等な者を切り捨てようという犯罪なのか!?警察庁から派遣されたキャリア捜査官・十常寺迅は、河帝商事の内部事情をよく知る秘書の灰原円に無理矢理協力させ、一族の暗部に踏み込んでいく。連続殺人犯の、恐るべき動機とは!?京大ミス研の鬼子(?)が放つ、シニカルでトリッキーな本格ミステリ的御家騒動、開幕!

【目次】(「BOOK」データベースより)

貫けぬ刃/解けぬ絆/砕けぬ壁/果てぬ夢

【感想】

   日本を代表する一大コンツェルン創業家の人物の連続殺人。

   「動機」から容疑者を割り出そうとする捜査を担当する刑事が登場する…。

   ヘンな一族で、ヘンな動機だったぞ~。
   ちょっと気持ち悪いぞ~。
   探偵役のキャラは面白かったぞ~。

たぶん、出会わなければよかった嘘つきな君に  佐藤青南   



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たぶん、出会わなければよかった嘘つきな君に [ 佐藤青南 ]
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2017年12月発行 祥伝社文庫

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

「デートしてみよっか」恋をあきらめていた僕に奈々が言った言葉。それは上司のパワハラに悩みながら資格試験の勉強をしている冴えない僕の毎日を一変させた。奈々への恋心を確信した頃、ある同僚女性から好意を寄せられるようになり、何かが狂い始める。これは恋か罠か、それともーときめきと恐怖が交錯する一気読み必至、衝撃の結末が待つどんでん返し純愛ミステリー!書下ろし。

【感想】

   ごくふつうの冴えない青年に突然訪れたモテ期。
   かわいい女子大学生と美人の同僚。

   二人の間でとまどう青年に訪れた結末とは。

   どんでん返しミステリ。
   先が気になってすらすら読める。

   読んでる途中は怖いし、読み終えてかわいそうだし。

モモコとうさぎ  大島真寿美  ★   



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モモコとうさぎ [ 大島 真寿美 ]
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2018年2月発行 KADOKAWA 320p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

働くって、生きるってどういうことだろうー。モモコ、22歳。就活に失敗して、バイトもクビになって、そのまま大学卒業。もしかして私、世界じゅうで誰からも必要とされてないー!?何をやってもうまくいかなかったり、はみだしてしまったり。寄るべない気持ちでたゆたうように生きる若者の、云うに云われぬ憂鬱と活路。はりつめた心とこわばった躰を解きほぐす、アンチ・お仕事小説!

【感想】

   わーい!面白かった!!

   22歳のモモコ、育ちがかなり複雑。
   就活に失敗して家出し友人や兄のところで居候になったあと、
   その後偶然出会った人たちの家をふらふら移り住んでいく。

   この登場人物たちが風変わりで
   モモコと交わす会話がべらぼうに面白く、
   モモコがそれを通じてちょっとずつ自分がわかってくるのを、
   おー、よしよし!と思いながら読んでたけれど、
   いや別に特に自分探しが成功しなくても、
   こうやって人と出会いながら生きていく様子が面白くて
   それで大満足。
   (自分探しが成功したかどうかはナイショ) 

   モモコが知る社会の様子が、
   ブラック企業や民間軍事会社?や
   外国人労働者搾取や限界集落やシェアハウスなど、
   現代を反映していてそれも興味深かった。

   そして、うさぎ、うさぎ!
   説明できないよ、これ。
   おかしいわ、これ~(喜んでいる)

口笛の上手な白雪姫  小川洋子  ★   



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口笛の上手な白雪姫 [ 小川洋子 ]
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2018年1月発行 幻冬舎 229p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

劇場で、病院で、公衆浴場でー。“声”によってよみがえる、大切な死者とかけがえのない記憶。その口笛が聴こえるのは、赤ん坊だけだった。切なく心揺さぶる傑作短編集。

【目次】(「BOOK」データベースより)

先回りローバ/亡き王女のための刺繍/かわいそうなこと/一つの歌を分け合う/乳歯/仮名の作家/盲腸線の秘密/口笛の上手な白雪姫

【感想】

   どこまでも美しい短編集。
   読んでいる間中ずっとうっとりとしていた。

   読み終えてすぐ二回目を読んだ。
   このあと何回も読んでも、その度にうっとりできる。

   登場人物たちの交わすひそやかな声、目配せ、
   彼らの秘密の発見に触れることができて、
   ぞくぞくさせられる至福の時だった。

   目立たない人たちの小さな営みが
   妖しげなあちら側へと揺れ動いていく、
   その端境の美しさをこれほどまでに
   丹念に描いて読ませてくれる作家さんは
   小川さん以外にいないのでは、と思うのです。

皇帝と拳銃と  倉知淳   



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皇帝と拳銃と [ 倉知淳 ]
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2017年11月発行 東京創元社 358p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

私の誇りを傷つけるなど、万死に値する愚挙である。絶対に許してはいけない。学内で“皇帝”と称される稲見主任教授は、来年に副学長選挙を控え、恐喝者の排除を決意し実行に移す。犯行計画は完璧なはずだった。そう確信していた。あの男が現れるまでは。著者初の倒叙ミステリ・シリーズ、全四編を収録。“刑事コロンボ”の衣鉢を継ぐ警察官探偵が、またひとり誕生する。

【目次】(「BOOK」データベースより)

運命の銀輪/皇帝と拳銃と/恋人たちの汀/吊られた男と語らぬ女

【感想】

   倒叙ミステリー4編。
   こういったタイプは
   探偵役の魅力に負うところが大きいと思うんだけど、
   これは死神に見える陰気な刑事。

   そんな彼が犯人をうっそりと追い詰めていく、独特の味わい。

   でも私は
   彼の助手であるイケメン刑事が気になってしまった(笑)

代理人  本城雅人   



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代理人 [ 本城雅人 ]
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2017年11月発行 実業之日本社 296p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

金にこだわる姿勢から、メディアに「ゼニバ」と揶揄されるスポーツ代理人・善場圭一だが、手腕はピカイチ。契約選手の全打席・全投球をチェックして球団との交渉に臨み、有利な条件を勝ち取っていく。そんな彼の頭脳は、様々なトラブルを引き寄せる。暴行、女性問題、違法な賭け事etc.…タフでクレバーな男は、いかにして問題を解決するのか!?

【目次】(「BOOK」データベースより)

標的の表裏/モンティホールの罠/鼓動の悲鳴/禁断の恋/秘密の金庫/サタンの代償

【感想】

   スポーツ代理人善場を主人公にして、
   プロ野球選手が関係した事件の顛末を描く。

   プロ野球の裏側にこんなことあるのかもと思わされた。
   後味いろいろ。

ビーンボール  本城雅人   






2014年3月発行 文藝春秋 387p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

金に拘る姿勢から「ゼニバ」と呼ばれる代理人善場。担当の結城投手のFA交渉が難航するなか、強豪チームの元・四番で問題児の瀬司が失踪した。善場の宿敵で瀬司の元妻の羽田は、結城への干渉をやめる条件に、瀬司探しを善場に提案するが。敏腕代理人の奔走を描く異色のスポーツ小説。

U (ウー)  皆川博子  ☆   



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U [ 皆川 博子 ]
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2017年11月発行 文藝春秋 424p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

1915年、ドイツ。第一次世界大戦ー。イギリスを中心とする連合国に追い詰められたドイツ帝国海軍は、Uボートに捕虜救出作戦を命じた。敵の機雷網や爆雷を潜り抜け、決死の作戦を完遂できるか。英仏海峡を越える任務に命を懸けた兵士たちの矜持。1613年、オスマン帝国。中世ヨーロッパー。最後の輝きを見せるオスマン帝国で、豪華絢爛な宮廷生活をおくる王に、捕らわれた少年。母国語を奪われ、イスラム教徒へと強制改宗させられながらも、遠き故郷への帰還をあきらめない少年兵の運命。滅びゆくオスマン帝国と、黄昏のドイツ帝国Uボート。“数奇な運命”に翻弄される若者たちの物語。

【感想】

   は~。壮大な夢を見ているようだった。

   夢って終わりかけになるとそれと気づいて
   「どうか悪いようにはなりませんように」と願うけれど、
   この本も読んでいて本気で願った。
   祈った。
   心臓が痛くなるくらいに。

   1915年のドイツ、特殊任務を帯びたUボートと
   1613年のオスマン帝国、豪奢な宮廷・混沌とした戦場。

   ふたつの時代・場所をつなぐのは、
   Uボート乗組員二人と図書館司書、
   そして故郷から強制徴募された奴隷少年兵三人。

   そのつながりを明らかにするのは膨大な手記。

   キーワードは「塩」。

   すごくすごく面白かった。

樹海警察  大倉崇裕   



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樹海警察 (ハルキ文庫) [ 大倉崇裕 ]
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2017年10月発行 ハルキ文庫 319p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

初任幹部科教育を終え、警部補になった柿崎努は、山梨県警上吉田署という辺鄙な場所、しかも聞いたこともない部署へ配属となった。署長に挨拶も行かず署員からおもむろに渡されたのは、カーキグリーンの軍用ベストやズボン、そして登山靴ー。さらに連れて行かれた場所はなんと樹海…!?栗柄巡査、桃園巡査、そして事務方の明日野巡査長と共に、樹海で見つかった遺体専門の部署・地域課特別室に勤務することに…!腐乱死体から事件の匂いをかぎ取る!!書き下ろし樹海警察小説登場。

【感想】

   意気揚々とキャリア生活を始めるつもりだった
   柿崎警部補が配属されたのは
   樹海で見つかった遺体を専門に扱う部署。

   しかも部下3人は
   柿崎の堅苦しい常識からはずれまくっているという状況で
   出会った事件3つ。

   楽しかった!

   柿崎の度を越した生真面目さと
   部下の破天荒さがコミカルにかみあい(かみあってるのか?笑)、
   テンポよく読ませてもらいました。