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空をゆく巨人  川内有緒   



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空をゆく巨人 [ 川内 有緒 ]
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2018年11月発行 集英社 372p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

福島県いわき市に、ずっと完成しない美術館がある。それは、現代アートのスーパースター葵國強と、“いわきのおっちゃん”が起こした奇跡。

【目次】(「BOOK」データベースより)

生まれながらの商売人ーいわき・一九五〇年/風水を信じる町に生まれてー泉州・一九五七年/空を飛んで、山小屋で暮らすーサンフランシスコ・一九七六年/爆発する夢ー泉州・一九七八年/ふたつの星が出会うときー東京・一九八六年/時代の物語が始まったーいわき・一九九三年/キノコ雲のある風景ーニューヨーク・一九九五年/最果ての地ーレゾリュート・一九九七年/氷上の再会ーレゾリュート・一九九七年/旅人たちーいわき・二〇〇四年/私は信じたい/怒りの桜/龍が駆ける美術館/夜桜/空をゆく巨人

【感想】

   現代アートのスーパースターと東北の男性の
   30年にわたる交流とそれが成し遂げてきたこと。

   途中、ふたりのものすごい発想力・実行力に
   「凡人の私は…」といじけかけたけど、
   最後に近づくにつれ
   そんなちっぽけな感情なんて消え失せるほどただただ圧倒された。

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探偵は教室にいない  川澄浩平   



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2018年10月発行 東京創元社 222p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

わたし、海砂真史には、ちょっと変わった幼馴染みがいる。幼稚園の頃から妙に大人びていて頭の切れる子供だった彼とは、別々の小学校に入って以来、長いこと会っていなかった。変わった子だと思っていたけど、中学生になってからは、どういう理由からか学校にもあまり行っていないらしい。しかし、ある日わたしの許に届いた差出人不明のラブレターをめぐって、わたしと彼ー鳥飼歩は、九年ぶりに再会を果たす。日々のなかで出会うささやかな謎を通して、少年少女が新たな扉を開く瞬間を切り取った四つの物語。青春ミステリの新たな書き手の登場に、選考委員が満場一致で推した第28回鮎川哲也賞受賞作。

【目次】(「BOOK」データベースより)

Love letter from…/ピアニストは蚊帳の外/バースデイ/家出少女

【感想】

   第28回鮎川哲也賞受賞作。

   北海道の女子中学生が部活仲間三人と過ごす中で出会った
   ささやかなひっかかりを
   彼女の幼馴染であり不登校の中学生が推理する。

   中学生の日常が描かれているんだけどキャッキャしていなくて、
   しんと静かな印象を受けた。

君に言えなかったこと  こざわたまこ   



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2018年8月発行 祥伝社

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

結婚を考えていた元恋人へ、田舎から一緒に上京した親友へ、亡くなった母へ…。大切な人に伝えられなかった本当の気持ち。「女による女のためのR-18文学賞」デビューの期待の新鋭が贈る、瑞々しい才能がきらめく大注目の最新作!

【感想】

   言いたくても言えなかったこと、
   あえて言わなかったこと、
   言わなければならないことにすら気づかなかったこと。

   そんなことをテーマにした短編集。

   せつなくてしんと胸に響いた。

   好みだと思って著者紹介をみたらR18文学賞関係でデビューの人だ。

翻訳に遊ぶ  木村榮一   



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2012年4月発行 岩波書店 214p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

翻訳の第一人者である著者は、なぜ翻訳の世界に足を踏み入れることになったのか。このエッセイは、翻訳に潜む魔物に魅せられてその森に迷い込み、悪戦苦闘しながらも、同時にそこからこの上もなく大きな喜びを得てきた著者が、自身の軌跡をたどりつつ、文学との出会いや楽しみ方、翻訳をする際の心得やコツを、縦横に語り尽くしたものである。

【目次】(「BOOK」データベースより)

物語世界への誘い/外国文学との出会い/大学時代/何が起こるやら/悪戦苦闘/よみがえりの術/翻訳の心得?/翻訳という魔物/魔法を解く呪文/人称代名詞/名詞文脈/ヴィジョンとイマジネーション/“翻訳不能”な要素/方円の器と水

【感想】

   ラテンアメリカ文学翻訳の第一人者のエッセイ。

   学生時代のことと、大学教員になって翻訳を始めてから。
   そして言語・文章学、翻訳論まで。

   学生時代の大らかな日々に笑え、
   そしてこんなふうに翻訳はなされているのかと興味深く、
   とても面白かった。

放課後ひとり同盟  小嶋陽太郎   



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2018年4月発行 集英社 224p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

「林ちゃん、なにか護身術習えば?」そう提案されるがままに、私はパルコの屋上にいる「蹴り男」に会いに行く。「空に飛び蹴り」気になる人ができたかも。新学期、クラス替えした教室で、私は原田幹雄に出会う。クラスでひと際目立つ原田の存在が、私を悩ませる。「怒る泣く笑う女子」学校を舞台に、10代特有の初期衝動を描く連作5編。

【目次】(「BOOK」データベースより)

空に飛び蹴り/怒る泣く笑う女子/吠えるな/ストーリーテラー/僕とじょうぎとぐるぐると

【感想】

   10代の子たちが主人公の連作短編集。

   家庭の問題、失恋など、
   ひとりひとり悩みを抱えている彼らが、同盟者を得ていく。

   その過程にぐっとくる。

   「吠えるな」での女子高生と犬のやり取りが笑えた。

グッバイ、レニングラード  小林文乃   






2018年3月発行 文藝春秋 364p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

1991年夏、10歳の私はモスクワにいた。帰国直後、ソビエト連邦崩壊。2016年、トランプ大統領誕生の当日、私はふたたびロシアに向かっていた。戦時中、ナチスドイツによって完全包囲され、100万人もの市民が餓死・凍死したロシア第二の都市・サンクトペテルブルクで誕生したある曲の軌跡を探るために。-ショスタコーヴィチ作曲『交響曲第七番』、またの名を『レニングラード』。ソ連邦崩壊後のロシアは変わったのか。そもそもロシア革命とは何だったのか。それぞれの夢と理想、そして現実を伝える渾身のノンフィクション!

【目次】(「BOOK」データベースより)

第1章 ナチスの進撃/第2章 レニングラードのいちばん長い日/第3章 死のコンサルタント/第4章 街はまだ生きている/第5章 人生の奇跡の贈り物/最終章 グッバイ、レニングラード

【感想】

   ソ連崩壊直前、10歳でソ連を訪問した著者が
   25年後ロシア・レニングラードの地を再訪。

   ナチスによるレニングラード包囲戦から
   ショスタコーヴィチの交響曲第七番の初演への流れを主筋とし、
   それに一回目の訪問、自身の家族への思いを絡めた紀行。

   レニングラード包囲戦の悲惨さが想像を絶していました。
   当時の少女の残した記録に絶句。

   その中でも生き続けた芸術。
   生き延びてソ連時代を経て、現代ロシアに生きる人。

   今まで知らなかったことを知ることができました。

図説イスラム教の歴史   菊地達也   






2017年11月発行 河出書房新社 136p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

世界を読み解くために、今、もっとも知るべき宗教。争いが絶えない理由は?なぜテロリストが生まれるのか?コーラン、宗派、思想、法、科学、スーフィズムなどの角度から、変化を続ける宗教の多様性を紐解き、イスラム文化の豊穣さへと誘う。総合的理解を導く決定版!

【目次】(「BOOK」データベースより)

第1章 イスラム教とコーラン/第2章 初期イスラム史とスンナ派の成立/第3章 ギリシア文明との出会い/第4章 シーア派とイラン/第5章 スーフィズムと民間信仰/第6章 イスラム法と西洋化の時代/第7章 サラフ主義と「イスラム国」

ヒトごろし  京極夏彦   



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2018年1月発行 新潮社 1088p

【内容情報】(出版社より)

殺す。殺す殺す。ころしてやるーー。新選組の闇に切り込む禁断の異聞! 人々に鬼と恐れられた新選組の副長・土方歳三。幼き日、目にしたある光景がその後の運命を大きく狂わせる。胸に蠢く黒い衝動に駆られ、孤高の剣士の犯した数多の罪とはーー? 激動の幕末で暗躍し、血に塗れた最凶の男が今蘇る。京極夏彦史上、衝撃度No.1! 大ボリュームで贈る、圧巻の本格歴史小説の誕生。

【感想】

   京極さんの本だったけど妖怪の類はでてこなかった(笑)。

   土方歳三の一生。
   「ひとを殺したい」という思いにとりつかれ
   それを実行するために
   新選組をつくり周りを動かしていく土方像。

   よく知っている出来事を
   その新たな解釈で読ませてもらえて面白かった。

   他の登場人物のキャラが
   土方から見てどうだったかという描かれ方で新鮮。
   特に沖田が他では読んだことがない感じ。
   山﨑がとっても有能。

   大きな出来事毎の章立て。
   各章の締め方に工夫がある。

   大河ドラマ「新選組!」を思い出しながら読めて楽しかった。

   1083ページ。一般的な本の4冊分。

見知らぬ記憶  小林紀晴   



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2018年1月発行 平凡社 224p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

写真が掘り起こす、忘れた過去/写真が予言する、まだ見ぬ未来。記憶は交錯する。『ASIAN JAPANESE』から20余年、著者の新境地。

【目次】(「BOOK」データベースより)

過去を撮る/犬の名/消えた猿/悲しき熱帯/川の国境まで/二二歳の背中/未来の街/地雷原の奥/贈る言葉/この夏のこと/今宵、僕たちは/母を撮る

【感想】

   写真家で作家である著者が
   自身の撮った写真を見返しそれに触発され
   埋もれていた記憶を訥々と語る写真エッセイ。

   今ここにある思いと
   過去の別の場所の記憶とが自在に行きかい、
   読んでいる間、
   自分が何に出会うのかという緊張と
   自分も知っているような懐かしさを強く感じた。

純文学とは何か  小谷野敦   



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純文学とは何か (中公新書ラクレ) [ 小谷野 敦 ]
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2017年11月発行 中央公論新社 224p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

「純文学」とは何か?大衆文学、通俗小説とどう違うのか。芥川賞・直木賞とは何か。海外に純文学と大衆文学の区別がないというのは本当か。文藝雑誌に掲載されると純文学というのは本当か。文学の敵とは誰か。日本だけでなく海外文学にも目配りし、豊富な事例をもってこうした疑問に快刀乱麻を断つごとく答える、かつてない文学入門。

【目次】(「BOOK」データベースより)

第1章 上下関係/第2章 詩の優位/第3章 日本文学史の中の純文学/第4章 日本の「歴史小説」/第5章 謎の直木賞/第6章 英国小説の謎/第7章 少女小説と児童文学とラノベ/第8章 韻文・映画・音楽の純・通俗/第9章 私小説について/終章 未来の「文学」