FC2ブログ

天の花 なでし子物語  伊吹有喜   



[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

天の花 なでし子物語 (一般書) [ 伊吹 有喜 ]
価格:1620円(税込、送料無料) (2018/3/12時点)




2018年2月発行 ポプラ社 238P

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

遠州峰生の名家・遠藤家の邸宅として親しまれた常夏荘。幼少期にこの屋敷に引き取られた耀子は寂しい境遇にあっても、周囲の人々の優しさに支えられて子ども時代を生き抜いてきた。18歳になった耀子は、誰にも告げずに常夏荘をあとにした。バスの中、4年前のあの夏を思い出す。久しぶりに常夏荘を訪れた立海と過ごした日々-。

【感想】

   耀子14歳から18歳。

   『なでし子物語』と『地の星 なでし子物語』の間をつなぐ一冊で、
   ようやく『地の星』の内容も理解できた。

   ヨウヨとリュウカのほのぼのとした可愛らしいお話だったのが、
   龍治の登場でお話も耀子も一気に大人へと。

スポンサーサイト



彼方の友へ  伊吹有喜  ☆   



[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

彼方の友へ [ 伊吹有喜 ]
価格:1836円(税込、送料無料) (2017/12/11時点)




2017年11月発行 実業之日本社 445p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

平成の老人施設でまどろむ佐倉波津子に、赤いリボンで結ばれた小さな箱が手渡された。「乙女の友・昭和十三年 新年号附録 長谷川純司 作」。そう印刷された可憐な箱は、70余年の歳月をかけて届けられたものだった。昭和初期から現在へ。雑誌の附録に秘められた想いとはー。

【感想】

   昭和12年から20年、
   「乙女の友」という雑誌を作る人々を、
   ひとりの若い女性を中心に描く。

   とてもよかった!

   困難な時勢のなか
   最上のものを届けようという彼らの矜持にぐっときて、
   女性の成長によし、と思い、
   秘められたロマンスに泣かされた。

   たぶん実業之日本社が出してた
   「少女の友」という雑誌がモデルで、
   中に出てきた画家のモデルもあの人かなと思うけれど、
   どこまで事実に即しているのかな。

   とても読ませる構成。

   参考文献の数がすごいです。

地の星 なでし子物語  伊吹有喜   



[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

地の星 なでし子物語 (一般書) [ 伊吹 有喜 ]
価格:1728円(税込、送料無料) (2017/10/20時点)




2017年9月発行 ポプラ社 316p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

自立、顔を上げて生きること。自律、美しく生きることー。遠州峰生の名家・遠藤家の邸宅として親しまれた常夏荘。幼少期にこの屋敷に引き取られた耀子は、寂しい境遇にあっても、屋敷の大人たちや、自分を導いてくれる言葉、小さな友情に支えられて子ども時代を生き抜いてきた。時が経ち、時代の流れの中で凋落した遠藤家。常夏荘はもはや見る影もなくなってしまったが、耀子はそのさびれた常夏荘の女主人となりー。ベストセラー『なでし子物語』待望の続編!

【感想】

   前作『なでし子物語』で10歳だった少女が
   28歳の母親、そしておあんさんになってた。

   けれどその守るべき場所の常夏荘は
   売りに出されようとしてて…。

   彼女が
   「どうして」じゃなく「どうしたら」を考えて
   自立と自律を手に入れようとするお話。

   前作のおとぎ話っぽい感じを引き継ぎつつ、
   今作はそれに現実的なお仕事小説の面が加味されてた。

   『なでし子物語』とこの『地の星』の間の時期を描く
   『天の花 なでし子物語』が2018年に発売予定とのこと。

カンパニー  伊吹有喜   



[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

カンパニー [ 伊吹 有喜 ]
価格:1836円(税込、送料無料) (2017/7/16時点)




2017年5月発行 新潮社 352p

【内容情報】(出版社より)

「君、バレエ団に出向しない?」人生の第二幕は、戦力外通告とともに始まった。妻子に逃げられた47歳総務課長。選手に電撃引退された女性トレーナー。製薬会社のリストラ候補二人に課された使命は、世界的プリンシパルの高野が踊る冠公演「白鳥の湖」を成功させること。しかし、高野の故障、配役変更、チケットの売れ行き不振と続々問題が。本当に幕は開くのか!? 仕事と人生に情熱を取り戻す傑作長編。

【感想】

   妻から離婚を申し出られ
   会社からはリストラ寸前の47歳総務課長、
   担当選手が電撃引退してしまった若手トレーナー。

   この二人が世界的プリンシパルを迎えた
   バレエ公演の成功をめざす、ムネアツ小説。

   実在の人物やグループが思い浮かびます。

今はちょっと、ついてないだけ  伊吹有喜   



今はちょっと、ついてないだけ

今はちょっと、ついてないだけ
著者:伊吹有喜
価格:1,620円(税込、送料込)
楽天ブックスで詳細を見る



2016年3月発行 光文社 292p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

かつて、世界の秘境を旅するテレビ番組で一躍脚光を浴びた、「ネイチャリング・フォトグラファー」の立花浩樹。バブル崩壊で全てを失ってから15年、事務所の社長に負わされた借金を返すためだけに生きてきた。必死に完済し、気付けば四十代。夢も恋人もなく、母親の家からパチンコに通う日々。ある日、母親の友人・静枝に写真を撮ってほしいと頼まれた立花は、ずっと忘れていたカメラを構える喜びを思い出す。もう一度やり直そうと上京して住み始めたシェアハウスには、同じように人生に敗れた者たちが集まり…。一度は人生に敗れた男女の再び歩み出す姿が胸を打つ、感動の物語。

【目次】(「BOOK」データベースより)

今はちょっと、ついてないだけ/朝日が当たる場所/薔薇色の伝言/甘い果実/ボーイズ・トーク/テイク・フォー/羽化の夢

【感想】

   以前、
   ネイチャリングフォトグラファとしてもてはやされたものの
   その後、写真から離れた立花など、
   今は活躍してない中年男女が縁あって集い
   新しいことをはじめていく。

   なんか、ええ話やった。

   人生って、やり直せるものなのかもしれないね。

オムライス日和 BAR追分  伊吹有喜   



オムライス日和

オムライス日和
著者:伊吹有喜
価格:561円(税込、送料込)
楽天ブックスで詳細を見る



2016年2月発行 ハルキ文庫 229p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

有名電機メーカーに勤める菊池沙里は、大学時代にゼミで同期だった宇藤輝良と再会する。卒業して五年、宇藤は「ねこみち横丁振興会」の管理人をしながら、脚本家になる夢を追い続けているという。数日後、友人の結婚式の二次会後に、宇藤がよくいるというねこみち横丁のBAR追分に顔を出した沙里だったが…(「オムライス日和」より)。昼はバールで夜はバーー二つの顔を持つBAR追分で繰り広げられる人間ドラマが温かく胸に沁みる人気シリーズ、書き下ろしで贈る待望の第二弾。

【目次】(「BOOK」データベースより)

猫の恩返し/オムライス日和/ようこそ、餃子パーティへ/森の隠れ家

【感想】

   新宿裏町のねこみち横丁にある
   BAR追分を舞台にしたシリーズ第2弾。

   いやーん、美味しいもの満載で
   お腹がすいた!
   宇藤くんの成長や横丁の人々の温かさがうれしい。

   桃子さんや純くんの過去もちらちら見えて、
   またこの先が気になります。

BAR追分  伊吹有喜   



BAR追分

BAR追分
著者:伊吹有喜
価格:561円(税込、送料込)
楽天ブックスで詳細を見る



2015年7月発行 ハルキ文庫 210p

【内容情報】

新宿三丁目の交差点近く――かつて新宿追分と呼ばれた街の「ねこみち横丁」の奥に、その店はある。そこは、道が左右に分かれる、まさに追分だ。BAR追分。昼は「バール追分」でコーヒーやカレーなどの定食を、夜は「バー追分」で本格的なカクテル、ハンバーグサンドなど魅力的なおつまみを供する。人生の分岐点で、人々が立ち止まる場所。昼は笑顔がかわいらしい女店主が、夜は白髪のバーテンダーがもてなす新店、二つの名前と顔でいよいよオープン!

【感想】

   新宿の路地にある、
   昼はバール、夜はバーとなる
   飲食店にやってくる客たちの人間模様のお話。

   おいしいものや
   人とのあたたかいつながりで
   人生が好転していく、
   とても心地いい一冊。

ミッドナイト・バス  伊吹有喜   



夜行バスをめぐる、家族再生の物語

東京での仕事を辞め、故郷で夜行バスの運転手となった利一。様々な事情を抱え夜を渡る人々を見てきたが、ある夜思わぬ人が乗車する。

ミッドナイト・バス

ミッドナイト・バス
著者:伊吹有喜
価格:1,890円(税込、送料込)
楽天ブックスで詳細を見る



2014年1月発行 文藝春秋 445p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

東京での仕事に挫折し、故郷で深夜バスの運転手として働く利一。あるとき乗車してきたのは、十六年前に別れた妻だった。おだやかな筆致で描かれる、家族の再生。そして再出発。

【感想】

   深夜バスの運転手・利一が運ぶ
   人々の迷いや悩みや幸せ。

   そして利一自身も
   別れた妻と恋人の間で迷い、
   子供との距離感に悩む日々。

   それでもバスは走り続けます。
   人々の未来や壊れた家族の再生へと向かって。
   
   読後感のたいへんよい一冊でした。

   利一があまりにも優しすぎて
   周りの人のことを大事にしすぎて、
   あーもう!って思いましたが(笑)、
   こういう人だからこそ彼が走らせるバスは
   優しいのかもしれません。

   利一の家族の話だけでなく、
   時々出てくるバスの乗客の話がまたよくて、
   じんときました。

なでし子物語  伊吹有喜   



なでし子物語

なでし子物語
著者:伊吹有喜
価格:1,680円(税込、送料込)
楽天ブックスで詳細を見る



2012年11月発行 ポプラ社 289p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

父を亡くし母に捨てられ、祖父に引き取られたものの、学校ではいじめに遭っている耀子。夫を若くして亡くした後、舅や息子と心が添わず、過去の思い出の中にだけ生きている照子。そして、照子の舅が愛人に生ませた男の子、立海。彼もまた、生い立ちゆえの重圧やいじめに苦しんでいる。時は一九八〇年、撫子の咲く地での三人の出会いが、それぞれの人生を少しずつ動かしはじめるー『四十九日のレシピ』の著者が放つ、あたたかな感動に満ちた物語。

【感想】

   やさしい物語。

   親との縁が薄い少年少女と
   夫に先立たれた初老の女性。

   田舎の広大なお屋敷で触れ合い
   次第に本来の自分を取り戻していく。

   屋敷で働く周りの大人の子どもに対するそれぞれの信念や
   彼らの暮らしの様子・
   登場人物の佇まいなども本当に好ましくて(一部を除く)、
   温かい一冊でした。

四十九日のレシピ  伊吹有喜  


四十九日のレシピ

2010年2月発行 ポプラ社 262p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

熱田家の母・乙美が亡くなった。気力を失った父・良平のもとを訪れたのは、真っ黒に日焼けした金髪の女の子・井本。乙美の教え子だったという彼女は、生前の母に頼まれて、四十九日までのあいだ家事などを請け負うと言う。彼女は、乙美が作っていた、ある「レシピ」の存在を、良平に伝えにきたのだった。家族を包むあたたかな奇跡に、涙があふれる感動の物語。

感想

   現代のおとぎ話。
   こんな風に 家族が死んだ後を過ごせればいいな、というお話。
   
   読むまでは「レシピ」って お料理の作り方かと思っていましたが
   「おばあちゃんの家事に関する知恵袋」みたいなものだったのですね。
   イラスト入りで とても役立ちそうです。
   私もほしいな。

   とても 心温まるお話ではありますが
   実のところは ちょっと哀しい。
   乙美が死んだ後にようやく そのありがたさや
   彼女の歩んできた道を知るって 悔しいですね。

   いま一緒にいる家族や これまで育ててもらってきた両親などを
   大切にしなければ、という思いをもらえた作品でした。