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カテゴリー  [日本の作家 明野照葉 ]

家族トランプ  明野照葉


家族トランプ

2010年4月発行 実業之日本社 249p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

風見窓子。33歳。一般職の正社員として勤務する会社に不満はないし、寿退社する後輩女性を妬んでもいない。友人以上恋人未満の交際相手はいるけれど、べつに結婚したいと思っていない。しかし同居する両親からは「干支三回りが限度」と宣告されてしまう…。そんな彼女に「しないの、結婚?」と声をかけてきたやり手の女性上司、47歳で独身の有磯潮美。東京下町・三ノ輪にある潮美の実家に通い出したのをきっかけに、窓子の日常は突如として変容し、家族作りのカードのシャッフルがはじまった!社会からも東京からも家族からも危うくはぐれそうになっている三十代未婚女性の居場所探しの物語。

感想

   仕事もそこそこしかしてない。
   深い交際相手もいない。
   両親からは早く結婚して家を出て行くようにせっつかれる。
   そんな 中途半端な位置にいる窓子が
   ひょんなことから 職場のやり手の上司・有磯潮美と
   プライベートで仲良くなり
   新たな居場所を見つけるお話。

   有磯潮美の家族の人の良さと比べて
   窓子の両親のひどさが際立っています。
   
   なんというか 窓子が現状に軽く不満を覚えながらも
   自身からは積極的に動こうとはせず
   両親や軽い交際相手に文句ばかり 心の中でつけているのが
   読んでいて なんだかな~と歯がゆい感じでした。
   それに比べて 潮美の仕事にプライベートに
   生き生きとした姿が印象的。
   潮美に依存しちゃう窓子ってなんなの~という
   感じです。

   ヒロインなら 自分から積極的に現状打破してくれるほうが
   私の好みです。

   でも潮美の実家の料理屋「磯屋」や潮美の家族の雰囲気は
   ◎です。


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汝の名  明野照葉  



単行本版 2003年8月発行 中央公論新社 319p
文庫本版 2007年6月発行 中央公論新社 360p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

若き会社社長の麻生陶子は、誰もが憧れる存在。だが、その美貌とは裏腹に、「完璧な人生」を手に入れるためには、恋も仕事も計算し尽くす女だ。そんな陶子には、彼女を崇拝し奴隷の如く仕える妹の久恵がいた。しかし、ある日から、二人の関係が狂い始め、驚愕の真実が明らかになっていく…。『女神』の著者が「女の心理と狂気」で描く現代サスペンスの傑作。

感想

   怖い女もいるもんだ~。
   こんな生き方は 疲れるだろうなぁ。
   平凡な人生でよかったと思わせてくれました。

   「驚愕の真実」とあるけれど 割りと先は読めるような。
   2時間ドラマの原作によさそうな感じです。