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カード・ウォッチャー  石持浅海   



カード・ウォッチャー

カード・ウォッチャー
著者:石持浅海
価格:1,575円(税込、送料込)
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2013年3月発行 角川春樹事務所 246p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

ある日、遅くまでサービス残業をしていた研究員・下村が起こした小さな事故が呼び水となり、塚原ゴムに臨検が入ることになった。突然決まった立入検査に、研究総務・小野は大慌て。早急に対応準備を進めるが、その際倉庫で研究所職員の死体を発見してしまい…。現役サラリーマンが描く、新感覚ロジカルミステリー。

【感想】

   軽微と思われた労災調査が
   次々と暴き出すブラック企業の実態。

   さらにその奥には従業員の死体が…。

   調査に訪れた労働基準監督署の監督官・北川が
   探偵役でとても面白いキャラクター。

   キレのあるミステリーで楽しかったわあ。
   シリーズ化希望。

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まっすぐ進め  石持浅海  


まっすぐ進め

2009年5月発行 講談社 278p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

書店で真剣に本を選ぶ美しい女性─まるで絵画のような光景に見とれた川端直幸。友人の紹介でその女性・高野秋と偶然にも知り合う。やがて始まるふたりの交際。関係が深まる一方で、秋にちらつく深い闇は消えない。そして、ついにその正体が分かる時がやってくるのだが…。

【目次】(「BOOK」データベースより)

ふたつの時計/ワイン合戦/いるべき場所/晴れた日の傘/まっすぐ進め

感想

   石持さんの作品の中には 後味の悪いものもあり
   今作も帯の「深い闇」うんぬんの言葉で
   ちょっと覚悟していたのですけれど
   とても 温かい余韻の残る作品でした。

   かわいい顔をしていても 頭脳の働きは鋭い川端君。
   友だちの彼女には
   「賢くて、優しくて、奥ゆかしくて、そしてまっすぐだ。」
   と評されています。
   そんな彼が 高野さんと付き合いだして
   そのデート等の最中に出会った 日常の謎を解いていきます。

   その中で ちらちら見え隠れする高野さんの「深い闇」。
   川端君は それに真正面から向き合う覚悟をして
   闇を晴らしていきました。

   川端君の 推理力や人間の気持ちに対する洞察力が素晴らしいです。
   実際にはこんな人が彼氏なら 疲れそうですけれど(笑)。

温かな手  石持浅海 



2007年12月発行 東京創元社 234p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

大学の研究室に勤める畑寛子の同居人・ギンちゃんは名探偵。サラリーマンの北西匠の同居人・ムーちゃんも名探偵。人間離れした二人は、彼らが遭遇した殺人事件や騒動を、鮮やかに解き明かす!一風変わった名探偵とそのパートナーが活躍する、著者渾身の連作集。

Rのつく月には気をつけよう  石持浅海 



2007年9月発行 祥伝社 232p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

湯浅夏美と長江高明、熊井渚の3人は大学時代からの呑み仲間。毎回誰かが連れてくるゲストは、定番の飲み会にアクセントをつける格好のネタ元だ。酔いもまわり口が軽くなったところで盛り上がるのはなんといっても恋愛話で―小粋なミステリー短編。

【目次】(「BOOK」データベースより)

Rのつく月には気をつけよう/夢のかけら麺のかけら/火傷をしないように/のんびりと時間をかけて/身体によくても、ほどほどに/悪魔のキス/煙は美人の方へ

感想

   夏美・長江・熊井+ゲストで開かれる飲み会のつまみをきっかけとした
   日常の謎を解きほぐす連作短編集。
   美味しく・軽く楽しめました。
   
   ・Rのつく月には気をつけよう/牡蠣
   ・夢のかけら麺のかけら/チキンラーメン
   ・火傷をしないように/チーズ&チョコレートフォンデュ
   ・のんびりと時間をかけて/豚の角煮
   ・身体によくても、ほどほどに/ぎんなん
   ・悪魔のキス/海老
   ・煙は美人の方へ/燻製

   全体を通してのひっかけに見事にだまされ
   ラスト5ページはびっくりの展開でした。

賢者の贈り物  石持浅海 



2008年4月発行 PHP研究所 261p

【内容情報】(出版社HPより)

古今東西の古典・名作が、現代に蘇る――。

 同期の女の子を呼んで開いた週末の鍋パーティー。みんなを送り出した翌朝、部屋には、女物の靴が一足。代わりに家主のサンダルがなくなっていた!――週明け出社しても、その間違いを誰も申し出てこないのはなぜ? (ガラスの靴)。

 フイルム・カメラから、デジタル・カメラに切り替えた私に、妻がプレゼントしてくれたのは「カメラのフイルム」だった!?  私がフイルム・カメラを使用していないことは、妻も知っているはずなのになぜ? (表題作・賢者の贈り物)。

 本格推理の新旗手が、軽妙、洒脱に古典・名作に新たな息吹を吹き込んだ意欲作10篇を収録する。

【目次】(「BOOK」データベースより)

金の携帯 銀の携帯/ガラスの靴/最も大きな掌/可食性手紙/賢者の贈り物/玉手箱/泡となって消える前に/経文を書く/最後のひと目盛り/木に登る

感想

   1、O・ヘンリーや童話・民話・おとぎ話に題材をとっている。
   2、黒髪の美女「磯風さん」が必ず脇役として登場する。
     (すべての磯風さんは別人)
   3、日常生活の謎を扱っている。
   という共通点をもつ10の短編集です。軽く読めました。
   「玉手箱」の結末が気になります~。