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アクアマリンの神殿  海堂尊   



アクアマリンの神殿

アクアマリンの神殿
著者:海堂尊
価格:1,728円(税込、送料込)
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2014年7月発行 KADOKAWA 361p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

桜宮市にある未来医学探究センター。そこでたったひとりで暮らしている佐々木アツシは、ある深刻な理由のため世界初の「コールドスリープ」技術により人工的な眠りにつき、五年の時を超えて目覚めた少年だ。“凍眠”中の睡眠学習により高度な学力を身につけていたが、中途編入した桜宮学園中等部では平凡な少年に見えるよう“擬態”する日々を送っていた。彼には、深夜に行う大切な業務がある。それは、センターで眠る美しい女性を見守ること。学園生活に馴染んでゆく一方で、少年は、ある重大な決断を迫られ苦悩することとなる。アツシが彼女のためにした「選択」とは?先端医療の歪みに挑む少年の成長を瑞々しく描いた、海堂尊の新境地長編!

【感想】

   『モルフェウスの領域』の続編
   『医学のたまご』の前日譚。

   どちらの内容も詳しくは覚えてませんが
   十分に楽しめました。

   コールドスリープから目覚めた佐々木アツシの
   中高生活とセンター業務。

   どちらも華麗に仰々しく描かれていて、
   いつもながら独特の面白さ。

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輝天炎上  海堂尊   



『螺鈿迷宮』の続編登場! 傑作医療ミステリー!
碧翠院桜宮病院の全焼事件から1年後。東城大学の医大生・天馬大吉はゼミの課題で「日本の死因究明制度」を調べることに。取材を重ねるうち、制度の矛盾に気づき始める。その頃、桜宮一族の生き残りが活動を始め…。

輝天炎上

輝天炎上
著者:海堂尊
価格:1,680円(税込、送料込)
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2013年2月発行 角川書店 397p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

桜宮市の終末医療を担っていた碧翠院桜宮病院の炎上事件から1年後。東城大学医学生・天馬大吉は学校の課題で「日本の死因究明制度」を調査することに。同級生の冷泉と関係者への取材を重ねるうちに、制度自体の矛盾に気づき始める。そして、碧翠院の跡地にAiセンターが設立され、センター長に不定愁訴外来の田口医師が任命されたことを知る。時を同じくして、碧翠院を経営していた桜宮一族の生き残りが活動を開始する。東城大への復讐を果たすためにー。

【感想】

   『ケルベロスの肖像』の裏側では
   何が起こっていたのか。

   それを桜宮家の方から語る一冊。

   なるほど~。
   あれはこうで、それはこういうことだ、と。
   裏と表の物語を楽しみました。

   桜宮家の執念おそるべし。

   天馬君、もてもて。
   というかちょっと忘れていてゴメン(笑)。

   しかし、『ジェネラルルージュの伝説』的な本が
   また欲しいなぁ。
   『ケルベロスの肖像』と『輝天炎上』は
   間をおかずに続けて読んだ方がより楽しそうです。

スリジエセンター1991  海堂尊  ☆     



天才外科医による「革命」の行方は? 

“招かれざる異端児”を襲うアクシデントと張り巡らされた陰謀ーー。
メディカル・エンターテインメントの真骨頂!   

「ブラックペアン」シリーズ、ついに完結!! 

海堂作品最高の「衝撃と感動」!

スリジエセンター1991

スリジエセンター1991
著者:海堂尊
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2012年10月発行 講談社 413p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

手術を受けたいなら全財産の半分を差し出せと放言する天才外科医・天城は、東城大学医学部でのスリジエ・ハートセンター設立資金捻出のため、ウエスギ・モーターズ会長の公開手術を目論む。だが、佐伯教授の急進的な病院改革を危惧する者たちが抵抗勢力として動き始めた。桜宮に永遠に咲き続ける「さくら」を植えるという天城と世良の夢の行く末は。

【感想】

   モンテカルロのエトワール・天城医師が
   ジュノ・世良医師をおともに
   桜の並木を作ろうと華麗に舞う。

   そしてそれを阻もうとする勢力。

   高階・黒崎・藤原・速水・花房・猫田など
   おなじみの面々も登場しての
   病院・医療の理想を巡っての闘いに息をのむ。

   そしてラストシーンの美しさと寂しさがたまらない。
   
   これで「ブラックペアン」シリーズも完結との事。
   こうやってあちこちのシリーズが閉じられていくのかな。
   この先、他のシリーズはどうなるのかな。
   
   とりあえず『極北ラプソディ』を再読したくなりました。

   そして私は世良医師が本当に好きなんだなぁと
   あらためて思いました。
   (一番は速水医師なんですけれどね)

ケルベロスの肖像  海堂尊 



『このミステリーがすごい!』大賞を受賞した、ベストセラー『チーム・バチスタの栄光』から続く、田口&白鳥シリーズ最終巻! 大人気メディカル・エンターテインメント、いよいよ完結です! 「東城大学病院とケルベロスの塔を破壊する」・・・東城大学病院に送られてきた脅迫状。高階病院長は、院内の厄介事を一手に引き受ける愚痴外来の田口医師に、犯人を突き止めるよう依頼した。厚生労働省のロジカル・モンスター白鳥の部下、姫宮からのアドバイスによって、調査を開始する田口。警察、医療事故被害者の会、内科学会、法医学会など、様々な人間の思惑が交錯するなか、エーアイセンター設立の日、何かが起きる!?

ケルベロスの肖像

ケルベロスの肖像
著者:海堂尊
価格:1,600円(税込、送料込)
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2012年7月発行 宝島社 375p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

「東城大学病院を破壊する」-送られてきた一通の脅迫状。田口&白鳥は病院を守ることができるのか。エーアイセンター設立の日、何かが起きる。愚痴外来の医師・田口公平&厚生労働省の変人役人・白鳥圭輔の凸凹コンビが、大学病院内で次々に起こる難事件に立ち向かっていく、大人気メディカル・エンターテインメント・シリーズ、いよいよフィナーレへ。

【感想】

   これで「バチスタ」シリーズが終了かぁ。
   ただこのシリーズが終わるだけで、
   いわゆる「桜宮サーガ」は続いて行くのかな。

   最後にふさわしくこれまでに出てきた
   多くの人物やエピソードが登場。
   中には「あなた誰でしたっけ?」という人もいましたが(^^ゞ
   楽しく読みました。

   文章はこんなにカタカナが多くて
   大袈裟な比喩が多かったんだなぁと改めて認識。
   「バチスタ」が出た当初は新鮮だったよね。
   今はなぜか読みにくいけれど。

   「バチスタ」シリーズの完結編ということですが、
   内容をより楽しむためには
   講談社から出た『ブラックペアン1988』も
   読んでおく必要がありますね。

   最後はそうきましたかw。
   また、ある人物の行方をわからなくしちゃったけれど
   いつか再登場するのかな。

   はっきりしないところもあるし、
   白鳥と田口の絡みも少なかったり、と
   人気があるだけに要望も多くなっちゃうけれど、
   ともかく面白いシリーズを有難うございました!


玉村警部補の災難  海堂尊 

海堂氏初の短編集。『アリアドネの弾丸』で一躍人気者になった玉村警部補が加納警視正ともに活躍する短編集。もちろん田口医師も作中に登場!「東京都23区内外殺人事件」ほか4話収録予定。



2012年2月発行 宝島社 315p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

正月特番用のバラエティ番組収録中、巨大迷路内でタレントが殺された。カメラが設置された密室での犯罪が加納と玉村を待ち受けるが、加納の論理的推理が炸裂する(「青空迷宮」)。「チーム・バチスタ」シリーズの加納警視正と玉村警部補が難事件に挑む。

【目次】(「BOOK」データベースより)

不定愁訴外来の来訪者/東京都二十三区内外殺人事件/青空迷宮/四兆七千億分の一の憂鬱/エナメルの証言

【感想】 

   加納警視正と玉村警部補が四つの事件を捜索する短編集。

   二つは加納警視正の推理とカンがさく裂するミステリー。
   二つは検死制度に対する皮肉をこめた話。

   コミカルで医療と捜査のバランスよく面白かった。
   これからも加納・玉村コンビの短編が読みたいです。

極北ラプソディ  海堂尊  



崩壊寸前の地域医療はドクターヘリで救えるのか? 赤字病院の再生を図る世良院長は訪問看護の拡充をかかげ、外科医の今中を極北救命救急センターに派遣する。北海道のドクタージェット構想は実を結ぶのか? 『極北クレイマー』に続く迫力満点の第2弾。


極北ラプソディ

2011年12月発行 朝日新聞出版 389p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

赤字建て直しをはかる世良院長、目前の命を必死に救う救急医の速水、孤島の診療所の久世医師の姿をとおして、再建の道をさぐる。『極北クレイマー』に続くメディカル・エンターテインメント第2弾。

感想 

   『極北クレイマー』の続きです。
   海堂さんの書かれる一連の作品のキャラの中で
   一番好きな速水と二番目の世良が登場ということで
   楽しく読みました。

   けどファンからしたら、
   もっと登場させてー!活躍させてー!という
   贅沢な要求をつきつけたい(笑)。

   世良医師が東城医大佐伯外科をなぜやめたのか、
   その時の状況がどうだったのか、
   すっかり忘れています(^^ゞ。

   確か以前読んだときは若手だと思ったのに、
   今は50歳前ですって!

   今作でその間の状況が少し語られていますが、
   もっと詳しく知りたいです。


ナニワ・モンスター  海堂尊  



浪速で新型インフルエンザ発生。だがそれは巨大な陰謀の一端だった。日本変革を図る風雲児・村雨府知事は危機を打開できるのか。海堂サーガの新章開幕!



2011年4月発行 新潮社 377p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

新型インフルエンザ「キャメル」患者が発生した浪速府。経済封鎖による壊滅的打撃、やがて仄見える巨大な陰謀。ナニワの風雲児・村雨府知事は、危機を打開できるのか?村雨が目論む、この国を破滅から救うための秘策とは-。

感想 

   まだ記憶に新しい2年前の新型インフル騒動。
   この本のでだしは
   そのときの 国やマスコミの対応を
   批判・非難し。皮肉る内容で
   浪速の町医者や 田舎の防疫所の二人の役人が
   かっこよくて 楽しく読んでいたのですけれど

   途中からは
   結局 いつものAIセンターの話になっちゃって
   残念でした。

   中に出てくる 浪速府の知事・村雨なる人物は
   大阪のH知事を彷彿とさせます。
   彼が村雨知事ほど 優秀かどうかは知りませんけれど。

モルフェウスの領域  海堂尊



<桜宮>サーガの新たな地平を開く、最新医療ミステリー!
モルフェウス――眠りを司る神。未来医学探究センターに勤める涼子は、コールドスリープによって眠る少年・佐々木アツシをそう名付けた。「彼」が目覚めるとき、医学界、法曹界には様々な問題が立ちはだかる……。


モルフェウスの領域

2010年12月発行 角川書店 261p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

日比野涼子は桜宮市にある未来医学探究センターで働いている。東城大学医学部から委託された資料整理の傍ら、世界初の「コールドスリープ」技術により人工的な眠りについた少年・佐々木アツシの生命維持を担当していた。アツシは網膜芽腫が再発し両眼失明の危機にあったが、特効薬の認可を待つために五年間の“凍眠”を選んだのだ。だが少年が目覚める際に重大な問題が立ちはだかることに気づいた涼子は、彼を守るための戦いを開始する─“バチスタ”シリーズに連なる最先端医療ミステリー。

感想

   なんだか観念的で 私には難解でした。
   論理の戦いはいったい何について語り合っているのか
   はてはて?

   『ナイチンゲールの沈黙』のアツシくんと
   『医学のたまご』のアツシくんを
   つなぐための作品らしいです。

   ブラックペアンの彼が出てくるのは
   うれしかったです。

アリアドネの弾丸  海堂尊 ☆  


アリアドネの弾丸

2010年9月発行 宝島社 413p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

東城大学病院で再び殺人事件が!「この事件はすべてが不自然すぎる。絶対にどこかがおかしいんだ」東城大学病院に導入された新型MRIコロンブスエッグを中心に起こる事件の数々。さらには、病院長に収賄と殺人の容疑がかけられてしまう!殺人現場に残されていた弾丸には、巧妙な罠が張り巡らされていた…。不定愁訴外来の担当医師・田口公平が、駆けつけた厚生労働省のはぐれ技官・白鳥圭輔とともに完全無欠のトリックに挑む。

感想

   久々の「バチスタ」本編の方のお話。
   田口って自分のことを「俺」って言ってたっけ?と
   疑問に思うほど 以前の印象が薄くなっていました。

   前作の『イノセントゲリラの祝祭』は
   私には わかりづらかったのですが
   こちらはストレートなお話の運びで
   楽しく読めました。

   新型MRIコロンブスエッグについての詳しい説明は
   正直なところ 流し読みをしてしまったのですが
   5メートル以内には 金属は持ち込み禁止、と
   衝撃を与えると爆発する、の2点を押さえておけば大丈夫かと。

   病院内で起こった殺人事件を
   白鳥が中心となって解決していくのですけれど
   白鳥がとても勤勉で なんだかびっくり。

   たくさんの人脈を駆使したり 独特の口調で説明したりして
   警察と対決していく様も溜飲が下がります。
   (『ジェネラルルージュの伝説』に載っていた「全登場人部表」と
    とあるまとめサイトには大変お世話になりました。)

   本当にこんな人物がいたら怖すぎる警察官がいて
   それを容認している警察という組織も恐ろしい限り。
   お願いですから お話だけの世界にしていただきたいです。

   最後に新築なったエーアイセンターのフォルムを見て
   田口が言葉を失ったのはいいとして
   高階病院長まで驚くのは おかしくないのかしら。
   責任者が別館である建物のフォルムを知らないってことが
   ありうるのでしょうか。

   次作ではこのエーアイセンターを舞台として
   田口・白鳥コンビと 桜宮一族との戦いがありそうです。

ブレイズメス1990  海堂尊  


ブレイズメス1990

2010年7月発行 講談社 339p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

大学病院にまた革命児が!外科研修医世良の任務はモナコから天才外科医天城を連れ帰ること。東城大病院は大荒れとなり日本初の公開手術の結果は。

感想

   なんとも派手な内容の一冊。
   (装丁は地味ですけれどね。)
   ニースでの国際学会・モナコのカジノ・東京での公開手術と
   舞台も派手なら 天才外科医・天城も派手な人物。
   
   東城大学医学部付属病院に心臓手術専門病院を
   設立することを請け負った天城の
   活躍を描いた内容です。

   それと「ブラックペアン1988」でも活躍した
   新米医師・世良が
   天城の世話係に任命されて 右往左往する様を
   楽しむ本かな。

   お話的には 結局天城の紹介だけで終わっていて
   さて、これから・・・というところで終わっているので
   少し消化不良。

   やたらカタカナが出てくるのも 私には大変でした。
   英語だけならまだしも、天城医師がフランスかぶれで
   フランス語をたくさん使うんです。
   心臓手術専門病院の名前が「スリジエ・ハートセンター」って。
   「スリジエ」って フランス語で「桜」という意味らしいのですが
   「フランス語+英語」で名前をつけるそのセンスに
   ついていけません(笑)。

   でも 海堂ワールドを楽しむためには
   どの1冊もおろそかにはできませんよね。
   この作品にも 見知った顔がたくさん。
   
   この世良医師が
   「極北クレイマー」のラストで現れた世良医師に
   どうやって成長していくのか
   まだまだ目が離せません。