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あさ美さんの家さがし  黒野伸一   



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あさ美さんの家さがし [ 黒野 伸一 ]
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2016年11月発行 河出書房新社 256p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

キャバクラ「濱乙女」ナンバーワンキャバ嬢あさ美、ゴミ屋敷で暮らす蓬莱のおばあちゃん、シェアハウスで出会った譲二と唯…。高齢化や待機児童など、様々な問題の中で生きる人々を描いた、心温まる連作長編。

【目次】(「BOOK」データベースより)

タワーマンション 前編/マイホーム マイファミリー/空き家とホームレス/シェアハウスの恋人/終の棲家/タワーマンション 後編

【感想】

   32歳のキャバ嬢あさ美が
   タワーマンションに心惹かれることから始まる、連作短編集。

   あさ美さんの周りの人物を順番に主人公にして
   それぞれの家・家族に関する考え方・行動を描く。

   いろんな家族があるんだよ、って
   優しく温かく伝わりました。

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脱限界集落株式会社  黒野伸一   



脱・限界集落株式会社

脱・限界集落株式会社
著者:黒野伸一
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2014年11月発行 小学館 381p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

東京からきた多岐川優の活躍で、消滅の危機を脱した止村。あれから4年ー。駅前のシャッター通り商店街、再開発か、現状維持か!?優との行き違いから家を出ていた美穂は、劣勢側の駅前商店街保存に奮闘するが…。地方が直面する問題に切り込む、地域活性エンタテインメント!人口減少社会の希望がここにある!!

【感想】

   前作で消滅の危機から脱した
   止村の近くの駅前シャッター商店街が舞台。

   止村に出来た巨大モールとは
   違う道を模索する商店街の取り組み、
   新旧住人の奮闘が面白かった。

   こんな風に現実もすすむといいね。

   前作の主人公も
   アドバイザー的に活躍しています。

経済特区自由村  黒野伸一   

「お金を使わずに生きるのがぼくたちの活動だ」外食産業と提携し、ブロイラー養鶏場を経営したものの、度重なる設備投資で借金まみれ。あげく追加投資を勧めた営業マンを突き飛ばし、鈴木明男は自家用軽トラックで逃亡した。たどり着いたのは人里離れた山奥の神山田村。そこで明男が目にしたものは自給自足、義務のない暮らし。そして金を使わない暮らしを提唱する男・民人の姿だった。ベストセラー『限界集落株式会社』の著者が真の「エコ」を問う!

経済特区自由村

経済特区自由村
著者:黒野伸一
価格:1,785円(税込、送料込)
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2013年7月発行 徳間書店 376p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

外食産業と提携し、ブロイラー養鶏場を経営したものの、度重なる設備投資で借金まみれ。あげく追加投資を勧めた営業マンを突き飛ばし、鈴木明男は自家用軽トラックで逃亡した。「殺してしまった…」たどり着いたのは人里離れた山奥の神山田村。昔ながらの農法で、自然と共存している素晴らしい村だった。村の物知り・こなたばあちゃんの世話になりつつ暮らし始めた明男は、金を使わない暮らしを提唱するフリーエコノミー&エコロジー、略してFEEのリーダー・民人と出会う。都会からやってきた村人たちは彼に賛同しているようだ。彼は何者なのか?FEEの目的は?

【感想】

   山奥で営まれる、
   金を使わず自給自足、
   義務のない暮らしを推進する集団生活。

   そこにそれぞれの事情でやってきた
   明男と洋子によって
   真の姿が明らかにされていく。

   これは現代の生活とエコを標榜する生活、
   それぞれに対する
   皮肉の利いた小説なのかも。

   途中で学校でのいじめや
   家庭での虐待の描写が始まったときは
   読むのがつらかったです。

坂本ミキ、14歳。  黒野伸一   



坂本ミキ、14歳。

坂本ミキ、14歳。
著者:黒野伸一
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2008年10月発行 小学館文庫 270p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

坂本家はサザエさんちと同じ七人家族。ニートの父親、息子溺愛の母親、サプリ漬けのばあさん、大仏似で短大生の長女、美少女不思議系の高一次女、いじめに悩む優秀な中一長男。そんな一家の精神的な支柱は、三女のミキだが、彼女もクラスで孤立していく。ああ家族ってめんどくさい!でも、ほっとけない。家族小説に青春小説をハイブリッドした、第一回きらら文学賞受賞作。

【感想】

   デビュー作『ア・ハッピーファミリー』が改題されたもの。

   7人家族のミキが過ごしたハードな一年間の物語。
   家庭でも学校でも問題続出。

   それに肝を据えて取り組んだミキがかっこいい。
   14歳の子なのに憧れてしまう。
   読み終えて明るい気分だ!

   現実的に考えたらミキに何もかも背負わせているのは
   かわいそうで哀しいのだけれど。

   お話だからいいんだよね。
   お話を読んで元気をもらえるのはうれしいことです。

極貧!セブンティーン  黒野伸一 


極貧!セブンティーン

極貧!セブンティーン
著者:黒野伸一
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2012年5月発行 理論社 260p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

女医の貴美が自らの青春時代を回想するー。17歳の頃、不況のあおりでリストラされた父が蒸発した。うつを抱える母は仕事も家事も手に付かない。中学生の妹は不満ばかりを口にする。貴美は、荒れ放題の高校に通いながら、喫茶店のアルバイトでなんとか一家を支えていた。あの頃は、すべてが「負け組」の青春だったけど…。大学の医学部に進学したい、そんな夢を応援してくれたのは、同じ高校に通う幼なじみの優太郎だった。

【感想】

   17歳の貴美の父は蒸発し、母はうつ気味、妹は不満ばかり。
   そんな家庭がつらく、幼馴染の優太郎と家出。
   若い二人が直面した不況の世の中の厳しさ。

   そこで支え合い前に進む二人の愛情に、
   児童書なのに涙しちゃいました。

   今の社会の理不尽さがつらいなぁ。

限界集落株式会社  黒野伸一 



三十年ぶりに訪れた祖父の村は、過疎・高齢化がすすんだ瀕死の村だった。老人、フリーター、ホステスに犯罪者? かつての負け組たちが、若き起業家と立ち上がる逆転満塁ホームランの起業エンタテインメント!


限界集落株式会社

2011年11月発行 小学館 381p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

集落の消滅を憂う老人たち、零細農家の父親と娘、田舎に逃げてきた若者、かつての負け組たちが立ち上がる!地域活性エンタテインメント。

感想 

   元気になれるお話。
   山奥の限界集落を農業で活性化させる人々。
   
   いろいろ経済の難しい話もあったし、
   農業の専門的な話もあったけれど、
   ともかくみんなが知恵を出し合い体を動かし
   自分たちの村を存続させ発展させていこうと頑張る
   パワーが響いてきました。

   現実にはこんなにうまくいかないかもしれないけれど
   このように頑張ってる人たちはきっといるのでしょうね。

   都会だけが栄えてもうまくいかない。
   山村なども幸せになれるような仕組みが
   できるといいなぁ。

   


ジョシカク!  黒野伸一  


ジョシカク!

2010年8月発行 光文社 317p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

「あと一ヶ月で七キロ絞れ。じゃなきゃ契約破棄。クビ」─所属事務所から最後通告されたモデル兼ラウンドガールの浅田美麗。痩せようと通いだした格闘技スクールで、あれよあれよという間に才能を見出され…。お調子者で巻き込まれ型の十九歳が、恋に人生に女子総合格闘技に闘魂を燃やす。

感想

   総合格闘技やレスリング・ボクシングなどを
   見るのはとても苦手なんですけれど
   楽しく読めました。

   たんに 私の情景を想像する力が
   不足しているだけでしょうか。
   結構 試合の激しい様子も書かれていて
   映像なら とても見ていられなさそう。   
 
   本人はあたふたしている間に 総合格闘技の選手にさせられ
   厳しいトレーニングと いきなりのプロデビュー。
   挫折も味わいつつ 結局は頑張っちゃう美麗が
   おっちょこちょいながら愛すべき人物に
   描かれていて 「しょうがないなぁ」と思いつつも
   ついつい応援しながら読みました。

   続編がありそうな終わり方でしたから
   楽しみにしています。


どうにかしたい! すみれ in junior high school  黒野伸一  


どうにかしたい!

2010年4月発行 理論社 253p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

麻丘すみれ、14歳。フツーでマジメな中学2年生、のはずなのに…。このサイアクの状況、どうにかしなきゃ!笑って、あきれて、だけど、ホロリ。これは、自分の居場所がない中2女子・麻丘すみれの涙ぐましい(ほどやぶれかぶれな)1年間の記録である。

感想

   ジャンルは児童書。
   中2女子の涙ぐましい1年間の奮闘記。
   地味な女の子でいたら
   いつの間にかクラスで居場所がなくなってしまい
   一念発起して 派手な女子たちと仲良くなります。
   メイクにファッションにナンパに・・・と
   楽しい毎日のようですが
   実はどこか 居心地の悪さも感じているというお話。

   両親の言動にも 疑問を持つようになり
   派手な子達との付き合いにも疲れて
   すみれの自分探しは続きます。

   クラスの中でピカイチの男の子に憧れたり
   クラスでほとんどしゃべらない男の子のことが気になったり・・・。

   親目線ではとてもはらはらして 悲しくなるすみれの1年間。
   同年代の子どもたちなら共感できるのかな。
   同級生の男の子・純ちゃんがとてもいい子で
   すみれの救いになっていて 
   同時に読者の救いにもなっていると思いました。 

万寿子さんの庭  黒野伸一  


万寿子さんの庭

単行本版 2007年4月発行 小学館 299p
文庫本版 2009年10月発行 小学館 349p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

竹本京子、20歳。右目の斜視にコンプレックスを抱く彼女が、引っ越しを機に変わり者のおばあさん杉田万寿子に出会った。万寿子からさまざまないやがらせを受け、怒り心頭の京子。しかし、このおかしなやりとりを通して、意外にも二人は仲良くなってゆく。やがて、気丈だった万寿子に認知症の症状が出てくるようになり、京子は自ら万寿子を介護する決意をするが…。

感想

   最初は なんともひどいおばあさんだった万寿子さんと
   自分に自信がなかった京子さんとが 次第に理解しあい 
   年齢差を越えた女の友情をはぐくんでいく様子に
   憧れます。

   いっしょに庭仕事をしたり 買い物に行ったり
   プリクラを撮ったり 旅行に行ったり。
   
   けれども 万寿子さんが次第に認知症になり
   京子さんが 会社勤めをしながら介護をして
   そして・・・というお話。

   京子さんは 万寿子さんと仲良くなる中で  
   自分に自信を持てるようになり
   万寿子さんは 自分を老人扱いしない京子さんに
   心を許して本来の自分を見せるようになり。

   こんな風に 年齢を気にしない友情をはぐくめたら
   素敵ですね。

   現実的には 介護の時期がこれほど短いのは まれでしょうし
   お話的には 京子さんの恋愛話はちょっと中途半端な感じもするし
   京子さんのお仕事が暇な職場でよかったね、などなど
   気になるところはあるのですが
   ほっこりできて 切なくて でも温かいお話でした。

女子は、一日にしてならず  黒野伸一  



2008年8月発行 小学館 314p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

OL奈美江は我が道を行く、強面のポッチャリさん。三十路を目前に、“太っているのは美しい”を標榜する会へ入会し、人生は急展開。本気の恋に悩み、さらには事件に巻き込まれ、最高体重を更新中。彼女の明日はどっちだ!?反感、嫌悪、のち共感。思わず応援したくなるダイエット・エンタテインメント。

感想

   奈美江の心情や意見には賛同できるのですけれど
   太っている人が(それも極度に太っている) たくさん出てくるので
   描かれている情景を想像すると やっぱり美しくなくて
   あんまり楽しめませんでした。