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玉工乙女  勝山海百合 




玉工乙女

2010年11月発行 早川書房 229p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

石細工の職人になることにその身を捧げた少女と、男装をして怪異に挑む運命を受け入れた少女…淡く、不思議な中華少女小説。

感想 

   昔の中国が舞台。
   石細工職人を目指す少女と
   家族の幸せの為男装をさせられてる少女の物語。
   それぞれが自分の目指すものに打ち込む姿が健気。

   石細工の方の少女の先生がいい味を出しています。
   怪異も出て楽しい。
   二人の物語がいつ絡むかとどきどきしながら読みました。

   そういう意味では
   終わり方がちょっと肩すかしだったかなぁ。
   
   何か中国古典に元ネタがあるのかな?
   同じ勝山さんの作品である『さざなみの国』も
   そうだったけれど、
   「もうちょっと」を期待して読んでいて
   「ああ〜、終わっちゃった」と惜しい気分になります。

   表紙絵はとても可愛いです。


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さざなみの国  勝山海百合  



村を滅亡から救うため、少年さざなみは旅立った。謎の襲撃、美少女との奇縁、王女との邂逅。やがて少年の体に潜む力が運命を一変させる……傑作中国冒険奇譚!


さざなみの国

2011年11月発行 新潮社 222p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

このままでは愛する村が滅亡する。未来を悟ったとき、少年さざなみは旅立った。一匹の猫と共に…執拗に続く謎の襲撃、馬を愛する王女・甘橘との遭遇、剣の使い手の美少女・桑折との奇縁。やがて巷に死病が流行した時、さざなみの身体に潜む不思議な力が、人びとの運命を一変させていく。古代中国を舞台に、癒しの極致を描く志怪ファンタジー。第23回日本ファンタジーノベル大賞大賞受賞作。

感想 

   第23回ファンタジーノベル大賞・大賞受賞作。

   なんだか惜しい気がします。
   もっと長く・深くこの物語を読んでいたかった。

   あちこちに魅力的な欠片をふりまきながら
   話がするするとすすんでいってしまいました。

   故郷のむらの謎。
   むらから町まで連れて行ってくれた親方と冬霞との縁。
   さざなみのもとにやってきた猫の不思議な能力。
   王様の馬の世話をしていた田舎の食堂の娘の悲哀。
   さざなみを狙う男の真意。
   たどりついた父親の家でであった
   剣の使い手の美少女・桑折や
   馬を愛する王女・甘橘とのふれあい。
   そして、さざなみを襲う運命。

   ほんとうにいい雰囲気で好きなのにな~。
   残念だわぁ。