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あこがれ  川上未映子   



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あこがれ [ 川上未映子 ]
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2015年10月発行 新潮社 248p

【内容情報】(出版社より)

みんな遠くへ行ってしまう。本当の自分を知っているのにねーー。四年ぶりの長篇小説! 麦彦とヘガティー、思春期直前の二人が、脆くはかない殻のようなイノセンスを抱えて全力で走り抜ける。この不条理に満ちた世界をーー。サンドイッチ売り場の奇妙な女性、まだ見ぬ家族……さまざまな〈あこがれ〉の対象を持ちながら必死で生きる少年少女のぎりぎりのユートピアを繊細かつ強靭無比な筆力で描き尽くす感動作。

【感想】

   同級生の小学生男女が主人公のお話二編。

   最初、その語り口に慣れなかったけど
   最後まで読んでよかった。

   人を好きになること、秘密を知ること。

   それに対する子供の思いとふるまいが
   繊細に描かれていてよかった。

   読み逃さなくてよかった。

   よかったしかいえない。

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すべて真夜中の恋人たち  川上未映子 ☆  



<真夜中は、なぜこんなにもきれいなんだろうと思う。
それは、きっと、真夜中には世界が半分になるからですよと、いつか三束さんが言ったことを、わたしはこの真夜中を歩きながら思い出している。>
入江冬子、34歳のフリー校閲者。人づきあいが苦手な彼女の唯一の趣味は、誕生日に真夜中の街を散歩すること。友人といえるのは、仕事で付き合いのある出版社の校閲社員、石川聖のみ。ひっそりと静かに生きていた彼女は、ある日カルチャーセンターで58歳の男性、三束さんと出会う・・・。

あまりにも純粋な言葉が、光とともに降り注ぐ。
いま、ここにしか存在しない恋愛の究極を問う衝撃作。


すべて真夜中の恋人たち

2011年10月発行 講談社 304p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

孤独な魂がふれあったとき、切なさが生まれた。その哀しみはやがて、かけがえのない光となる。芥川賞作家が描く、人生にちりばめられた、儚いけれどそれだけがあれば生きていける光。『ヘヴン』の衝撃から二年。恋愛の究極を投げかける、著者渾身の長編小説。

感想 

   装丁も文章も(そして作者も)綺麗な本。
   
   でも、こんなにグロテスクでホラーなお話を
   こんなに美しい文章で書くなんて反則だろう。

   何も積極的にはしないで殻に閉じこもっていた冬子が
   考えるあれこれ。
   綺麗な言葉で書かれているけど怖いです。
   青白いけれど触れると火傷しそうな光が輝いている。

   しかし自分がこれを書かれた川上さんと
   おなじ日本人とは思えない。
   どうしたらこんな流麗な文章が書けるのでしょうねぇ。
   ため息。