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このあたりの人たち  川上弘美   



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このあたりの人たち [ 川上弘美 ]
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2016年6月発行 スイッチ・パブリッシング 140p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

町ができていく。8年の歳月をかけ、丹精込めて創り上げた、“このあたり”をめぐる26の物語。

【目次】(「BOOK」データベースより)

ひみつ/にわとり地獄/おばあちゃん/事務室/のうみそ/演歌歌手/校長先生/スナック愛/不良/長屋/八郎番/呪文/影じじい/六人団地/ライバル/妖精/埋め部/バナナ/蠅の王/野球ゲーム/拷問/バス釣り/グルッポー/運動会/果実/白い鳩

【感想】

   不思議で奇妙な掌編小説の集まり。

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猫を拾いに  川上弘美   



技巧をこらしたヴァラエティ豊かな傑作が21篇ーー贅沢で楽しい短篇小説集。

猫を拾いに

猫を拾いに
著者:川上弘美
価格:1,575円(税込、送料込)
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2013年10月発行 マガジンハウス 266p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

恋をすると、誰でもちょっぴりずつ不幸になるよ。いろんな色の恋がある。小さな人や地球外生物、そして怨霊も現われる。心がふるえる21篇。傑作短篇小説集。

【目次】(「BOOK」データベースより)

朝顔のピアス/ハイム鯖/ぞうげ色で、つめたくて/誕生日の夜/はにわ/新年のお客/トンボ玉/ひでちゃんの話/真面目な二人/猫を拾いに/まっさおな部屋/ミンミン/クリスマス・コンサート/旅は、無料/ピーカン/うみのしーる/金色の道/九月の精霊/ラッキーカラーは黄/ホットココアにチョコレート/信長、よーじや、阿闍梨餅

【感想】

   雑誌クウネルに掲載された
   掌編小説21篇を集めた一冊。

   ふふ。

   あわあわしてたり
   不思議だったり
   せつなかったり
   鋭かったり
   いろんな味わいがあったけれど、
   全体的なトーンは可笑しくて楽しい。

   「はにわ」と「クリスマス・コンサート」が
   特に好き。

   この本は
   『ざらざら』と『パスタマシーンの幽霊』に続く
   第3弾となります。



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七夜物語  川上弘美  ★ 



小学校四年生のさよは、母親と二人暮らし。離婚した父とは、以来、会っていない。ある日、町の図書館で『七夜物語』という不思議な本にふれ、物語世界に導かれたかように、同級生の仄田くんと共に『七夜物語』の世界へと迷い込んでゆく。大ネズミ・グリクレルとの出会い、眠りの誘惑、若かりし両親、うつくしいこどもたち、生まれたばかりのちびエンピツ、光と影との戦い……七つの夜をくぐりぬけた二人の冒険の行く先は? 著者初の長編ファンタジー。

七夜物語(上)

七夜物語(上)
著者:川上弘美
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七夜物語(下)

七夜物語(下)
著者:川上弘美
価格:1,995円(税込、送料込)
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2012年5月発行 朝日新聞出版 上巻449p 下巻

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

小学校四年生のさよは、母さんと二人暮らし。ある日、図書館で出会った『七夜物語』というふしぎな本にみちびかれ、同級生の仄田くんと夜の世界へ迷いこんでゆく。大ねずみのグリクレル、甘い眠り、若かりし父母、ミエル…七つの夜をくぐりぬける二人の冒険の行く先は。

いま夜が明ける。二人で過ごしたかけがえのない時間はー。深い幸福感と、かすかなせつなさに包まれる会心の長編ファンタジー。

【感想】

   ほわぁ。
   少し古風で、端正で美しいファンタジー。

   児童向けだけど私もどっぷり楽しみました。

   小四のさよちゃんと仄田君がいっしょにすごした
   不思議な七つの夜。
   そこで冒険を重ねて
   現実のさよちゃんと仄田君も成長していく。
 
   読み終えて幸せな気持ちです。

   酒井駒子さんの絵が表紙だけでなく中の挿絵にも
   たっぷり使われていて素敵。

   最初に出てきた大ネズミのグリクレルが
   とても気に入ったのでもっと出てきてほしかったな。

   第六夜の食卓の様子がが本当に幸せそうで
   深く印象に残ります。

   冒険のきっかけが本というのもよかったです。

天頂より少し下って  川上弘美  




天頂より少し下って

2011年5月発行 小学館 205p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

奇妙な味とユーモア、そしてやわらかな幸福感-川上マジックが冴えわたる、極上の恋愛小説全7篇。

【目次】(「BOOK」データベースより)

一実ちゃんのこと/ユモレスク/金と銀/エイコちゃんのしっぽ/壁を登る/夜のドライブ/天頂より少し下って

感想 

   あちらこちらのアンソロジー等に発表された
   短編を集めた1冊。
   ほとんどが恋愛小説だけど
   どれも不思議な味わい。

   「夜のドライブ」がよかった。
   母に電話して「お母さん」と呼びかけたくなる。
   
   「金と銀」も好き。
   遠縁のお兄ちゃんと 何年に一回かあっているうちに
   近しい感じを抱くようになる少女が
   かわいらしくて愛おしい。

   ふうわりとした雰囲気の短編集。
   読み終わると やわやわと溶けていきそうな
   気持ちになりました。

ざらざら  川上弘美  


ざらざら

2006年7月発行 マガジンハウス 221p

【内容情報】(楽天ブックスより)

熱愛・不倫・失恋・片思い・男嫌い・処女、そしてくされ縁・友愛・レズビアン。さまざまな女性の揺れ動く心情を独特のタッチで描いた名品揃い。クウネル連載20篇に他誌発表作3篇を加えた、ファン注目の川上ワールド。

感想

   「パスタマシーンの幽霊」の前に出た
   同じくクウネル連載の作品を中心とした短編集です。

   さらっと読めるけれど
   今まで知らなかったどこかに連れて行ってくれるような
   
   日常の話を書いているのだけれど
   なんだか風変わりな

   女の子の恋や友情や美味しいもののつまった
   おしゃれな短編集でした。

パスタマシーンの幽霊  川上弘美  

「クウネル」の人気連載が本になった。絶賛を博した第一弾『ざらざら』につづく最新短篇小説集。今回の短篇も、決然とした恋愛の情熱や欲望ではなく、恋愛関係のうちにある何かとらえどころのない心のゆらめきを魔術的とってもいい文章で描いた傑作ばかり。読み終えたあとに、また本を開きたくなる。おなじみの、アン子とおかまの修三ちゃんも再登場。新たな主人公、誠子さんとコロボックルの山口さんの恋の行方にも注目だ。深刻な感情がユーモアに転換され、そのあとに〈しん〉とした淋しさが残る名品22篇。


パスタマシーンの幽霊

2010年4月発行 マガジンハウス 253p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

「クウネル」の人気連載─深々と心にしみる短篇小説集。

【目次】(「BOOK」データベースより)

海石/染谷さん/銀の指輪/すき・きらい・らーめん/パスタマシーンの幽霊/ほねとたね/ナツツバキ/銀の万年筆/ピラルクの靴べら/修三ちゃんの黒豆/きんたま/お別れだね、しっぽ/庭のくちぶえ/富士山/輪ゴム/かぶ/道明寺ふたつ/やっとこ/ゴーヤの育て方/少し曇った朝/ブイヤベースとブーリード/てっせん、クレマチス

感想

   「クウネル」に連載されていたからなのか
   おしゃれな雰囲気の短編集。
   日常の何気ない風景が ユーモアをこめて
   静かにしみじみと 独特の表現を交えて
   語られていきます。
   
   女性が主人公で 食べ物の話が多くて
   ちょっとどろどろしそうなお話もあるのだけれど
   そんなお話でも 軽やかにふわふわと昇華してくれる
   素敵な短編集でした。
   
   できればゆっくりと 毎日ちょこっとずつ
   読んでいきたい、と思いました。

   前編ともいうべき「ざらざら」という短編集もあったのですね。
   こちらも ぜひ読んでみたいです。   

これでよろしくて?  川上弘美  


これでよろしくて?

2009年9月発行 中央公論新社 314p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

上原菜月は38歳。結婚生活にさしたる不満もなく毎日を送っていたのだが…。とある偶然から参加することになった女たちの不思議な集まり。奇天烈なその会合に面くらう一方、穏やかな日常をゆさぶる出来事に次々と見舞われて─。幾多の「難儀」を乗り越えて、菜月は平穏を取り戻せるのか!?コミカルにして奥深い、川上的ガールズトーク小説。

感想

   「これでよろしくて」会合は面白いんだけれども・・・。
   菜月のうじうじ具合が いや。
   最後は「人は変わるものだ」という境地に至って
   成長したっていう事なんでしょうが
   うむむむむ・・・。


どこから行っても遠い町  川上弘美  



2008年11月発行 新潮社 294p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

男二人が奇妙な仲のよさで同居する魚屋の話、真夜中に差し向かいで紅茶をのむ「平凡」な主婦とその姑、両親の不仲をじっとみつめる小学生、裸足で男のもとへ駆けていった魚屋の死んだ女房…東京の小さな町の商店街と、そこをゆきかう人々の、その平穏な日々にあるあやうさと幸福。短篇の名手による待望の傑作連作小説集。

【目次】(「BOOK」データベースより)

小屋のある屋上/午前六時のバケツ/夕つかたの水/蛇は穴に入る/長い夜の紅茶/四度めの浪花節/急降下するエレベーター/濡れたおんなの慕情/貝殻のある飾り窓/どこから行っても遠い町/ゆるく巻くかたつむりの殻

感想

   出だしは のんきでほのぼのとした下町の人情話だったんですけれど
   だんだん 暗く陰鬱になっていきました・・・。
   ちょっと残念。

電化製品列伝  長嶋有  



2008年10月発行 講談社 198p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

自らの作品を「長嶋家電文学」と称す著者が、現代文学で描かれる電化製品を熱く語り尽くす!こんな読み方があったのか!と、思わず目からウロコが落ちる書評(+映画評)18篇を収録。テレビにアイロン、加湿器、炊飯ジャーから電気シェーバーまで…「オール電化」な“異色”書評&エッセイ集。

【目次】(「BOOK」データベースより)

川上弘美『センセイの鞄』の電池/伊藤たかみ『ミカ!』のホットプレート/吉田修一『日曜日たち』のリモコン/柴崎友香『フルタイムライフ』のシュレッダー/福永信「アクロバット前夜」のマグライト/尾辻克彦「肌ざわり」のブラウン管テレビ/映画『哀しい気分でジョーク』のレーザーディスク/吉本ばなな「キッチン」のジューサー/生田紗代「雲をつくる」の加湿器/アーヴィン・ウェルシュ『トレインスポッティング』の電気毛布〔ほか〕

感想

   長嶋さんの電化製品への愛が感じられます。
   「博士の愛した数式」の中のアイロンも取り上げられていますけれど
   それは私も覚えていました。
   確かに 印象的な場面でした。
   
   ところで
   吉本ばなな「キッチン」のジューサーのところに描かれている挿絵は
   ミキサーではないのでしょうか?

風花  川上弘美  



2008年4月発行 集英社 285p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

夫に恋人がいた。離婚をほのめかされた。わたしはいったい、どう、したいんだろう―。夫婦の間に立ちこめる、微妙なざわめき。途方に暮れながらも、自分と向き合い、夫と向き合い、少しずつ前へ進みはじめた、のゆり、33歳の物語。

感想

   最初 のゆりが 33歳なのに ぼやぼやしていて
   なんだかな~という感じでしたが
   離婚に向き合ううちに 自己を確立していきます。
   ぼやぼやしているからこそ なんでもじっくり考えていく過程が丁寧で
   私が 普段何気なく 流しているさまざまなことに
   もういちど思いを寄せるべきではないかと 思わされました。