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ライバル  川上健一   



幼馴染の葉奈と宇希恵は、高校のゴルフ部員。全国三位の宇希恵は葉奈をライバル視するが、葉奈の実力は……。二人の友情を描く青春小説。

ライバル

ライバル
著者:川上健一
価格:1,728円(税込、送料込)
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2014年4月発行 PHP研究所 355p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

天才VS.天然。対照的な2人の女子の奮闘を描く、純度100%の青春ゴルフ小説。

【感想】

   高校ゴルフ部の仲良し葉奈と宇希恵は
   天然と天才。

   彼女らが
   それぞれの力を伸ばし、
   それぞれの弱点を克服しようと、
   協力しながら進んでいく
   ほほえましい青春スポーツもの。

   先日、女子プロゴルフツアーで高校生の勝さんが優勝した今、
   とってもタイムリーな一冊!

   仲良くてじゃれあったり意見を出し合ったりする二人は
   かわいいのだけれど、
   ラウンド中に「話し合いが長引いて
   他のプレーヤーから注意される」というシーンが多かったのは、
   「またか…。」という気分になってしまって残念でした。

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月の魔法  川上健一   



月の魔法

月の魔法
著者:川上健一
価格:1,785円(税込、送料込)
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2013年2月発行 角川書店 327p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

小学五年生の重森昇治は小笠原行きの船に乗った。父親が自殺し、母親に恋人が出来たのだ。南の島で昇治を迎えたのは、エーブという若々しく格好いい老人だった。彼の店『ジュークボックス・カフェ』に集まるのは、ジェセ、ナサ爺といった元気でにぎやかな老人たち。やがて、冷たい目をした少女・加絵と出会う。加絵は一緒に島に来た父親について「自殺しそうなんだ」と語る。エーブと昇治は加絵親子を誘い、月を見るために中央山に登る。すると、山頂である「奇跡」が起き…。

【感想】

   母の知人である、小笠原の住人エーブに預けられた
   昇治は
   エーブや彼の仲間たち、そして小笠原の自然に触れ合ううちに
   たくましく素直な少年へと変貌していく。

   少年の心の動きが繊細で
   それを包み込むエーブ達も魅力的。

   何歳でも男性は少年なんだなと
   微笑ましく思えるお話でもありました。

   同じ時期に小笠原に来た少女・加絵には
   いらいらしますけれどね(笑)。

祭り囃子がきこえる  川上健一 「今日どんな本をよみましたか?(197361)」 

祭り囃子が呼び起こす優しい記憶の物語

死んだと思っていた恋人との偶然の出会い、幼い頃に別れた父親との再会・・・・・・。祭りの夜を舞台に描かれるハートウォーミングな8つの短編。情緒あふれる祭り囃子に、誰もが心地よい郷愁に誘われる。


祭り囃子がきこえる

2010年8月発行 集英社 218p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

ヤッテマレ、ジョヤサノ、アソンレンセ…、祭り囃子が呼び覚ます優しい記憶の物語。涙と感動の8篇。

【目次】(「BOOK」データベースより)

ヤッテマレ/ジョヤサノ/ハアーイーヤア/アソンレンセ/キタサノサ/ソレソレ/イヨーッ!/わっしょい

感想

   祭り囃子が流れる中で再会した男女のお話。
   しみじみした感慨が呼び起こされます。

   「ヤッテマレ」 青森・五所川原の立ちねぶた
   「ジョヤサノ」 秋田・刈和野の大綱引き
   「ハアーイーヤア」 沖縄のエイサー
   「アソンレンセ」 岐阜・郡上八幡の郡上踊り 
   「キタサノサ」 富山・越中八尾の風の盆
   「ソレソレ」 東京・浅草の酉の市
   「イヨーッ」 奈良・宇陀の阿紀神社の蛍能
   「わっしょい」 岡山・西大寺の裸祭り

   日本には たくさん情緒あふれるお祭りがありますね。
   風の盆を舞台にした「キタサノサ」は
   高橋治さんの『風の盆恋歌』を思い出しました。

    

yesーお父さんにラブソング  川上健一 

日本を元気にするのは、やはりお父さんです!日常の何気ない風景を切り口鮮やかに描いた幸せのショート・ショート。


Yes

2009年12月発行 PHP研究所 231p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

心がほっこり温まる67のショート・ストーリー。

【目次】(「BOOK」データベースより)

yes/誕生日ケーキ/ありがとう/信じる気持ち/ロックンロール/久し振りの「いただきます!」/帰宅/幸せのしぐさ/ご飯だよお/おんぶ〔ほか〕

感想

   お父さんを中心とした家族の
   ちょっといいお話を集めたショート・ショート。

   「父親復権」とか「お父さんに改めて感謝」とか
   なんだかきれいごとすぎる気もして
   そして
   そんな風に思ってしまう自分が 少し哀しくて。

   世のお父さん方が読まれたら 元気付けられるかな? 
   自分の扱いとの違いに 落ち込んでしまうかな?

   私は 少しお父さん(=ダンナ)を大切にしなければ、
   と思ったけれども
   多分 思っただけで終わると思います・・・。

ナイン 9つの奇跡  川上健一 


ナイン

2009年9月発行 PHP研究所 390p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

それぞれの人生を抱え、でも野球が好きでたまらない老若男女9人が、草野球チーム「ジンルイズ」に集まった。やがて、ナイン一人ひとりに起こりはじめる小さな奇跡…。さわやかな余韻が胸に残る大人のためのファンタスティック・ストーリー。青春小説・スポーツ小説の名手が、最も得意とする「野球」をテーマに執筆した直球勝負の長篇小説。

感想

   野球バンザイ!
   9人の草野球チームのメンバー それぞれの
   野球が出来る喜びと 
   チームの奇跡が 爽やかに そして コミカルに
   描かれていました。

   野球チームのオーナーをやってみたくて
   メンバーを集めたラーメン店の雇われ店長や
   実況アナウンサー兼でサードを守る会社社長や
   (実況しながらプレイしている描写がおかしい!)
   戦友との誓いを守って野球をし続ける81歳のおじいちゃんや
   元プロ野球の首位打者や 元ノンプロの名選手や
   高校野球をしていたけれど女子だから 公式試合に出れなかった
   OLや
   ずば抜けた能力はあるのに 自由奔放なプレイが監督から嫌われた
   元野球少年など
   そんな 純粋に野球をしてみたい9人が集まった
   草野球チームの活躍と
   それぞれの人生の進展を
   面白く こころあったかくして 読ませてもらいました。 


余 談  

   新刊案内を見ていたら 面白いタイトルの本を見つけました。

   「ゲゲゲの娘、レレレの娘、らららの娘」
     水木悦子・赤塚りえ子・手塚るみ子  文藝春秋

    

      水木しげるさん、赤塚不二夫さん、手塚治虫さんの
      娘さんのトーク集だそうです。
      タイトルが秀逸ですよね。

透明約束  川上健一


透明約束

2009年8月発行 光文社 285p 

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

気負わず素顔のままで生きてゆくのに必要な「ちょっとした勇気」を分けてくれる、大人のためのハートウォーミング・ストーリーズ。

【目次】(「BOOK」データベースより)

カナダ通り/夜間飛行/オーロラ爆発/バンクーバーの雪だるま/天国にもない島/全日本スキップ同好協会/ラッキーハンド/二十五年目の愛してる/透明約束/極夜

感想

   「カナダ」を共通のスパイスとした短編集。
   人と人のつながりが温かく描かれていました。
   秋の夜にぴったりです。

翼はいつまでも  川上健一 ★ 「今日どんな本をよみましたか?(197358)」 

各社 夏の文庫フェアから 未読のものを読んでみよう~
の 集英社ナツイチから2冊目。


翼はいつまでも

単行本版 2001年7月発行 集英社 301p
文庫本版 2004年5月発行 集英社 347p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

青森県の中学三年生、神山は補欠の野球部員、平凡な生徒だ。ある日米軍放送で聴いたビートルズの「プリーズ・プリーズ・ミー」が彼を変えた。聞き覚えてクラスで歌い彼はクラスで認められた。多恵からも声をかけられ初恋の思いを抱く。夏休み、さまざまなトラブルが彼を襲う。でも彼には仲間がいるし、ビートルズがくれた勇気もある。「本の雑誌が選ぶ2001年度ベスト1」「第17回坪田譲治文学賞」受賞。

感想

   はぁ~ いいものを読ませていただきました。
   神山君の成長が 素晴らしい。
   何かきっかけがあると 少年はあっという間に
   大人になるんですね。
   野球部の仲間も個性的で 生き生きとしています。
   なかでも 東井君、あなたは本当に中学生ですか~?
   
   学校の先生に 頭の固い人物を配することで
   いかにもな構造になっているのかもしれませんが
   やっぱり 乗り越えるべき相手があってこその
   成長なんでしょうね。
 
   終章は 私はなくてもいいように感じましたが
   「夏の文庫フェア」にぴったりの
   素晴らしいお話だったと思います。

渾身  川上健一  




【内容情報】(「BOOK」データベースより)

大切なものは、そばにある!古典相撲の大関に選ばれた男、一世一代の大一番。さあ島じゅうに響け、母と娘のこころの応援歌。『翼はいつまでも』(「本の雑誌」年間ベスト1)から6年、家族の絆をもう一度確かめたい人に贈る、感動の長篇小説。