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銀河鉄道の父  門井慶喜   



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2017年9月発行 講談社 418p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

宮沢賢治は祖父の代から続く富裕な質屋に生まれた。家を継ぐべき長男だったが、賢治は学問の道を進み、理想を求め、創作に情熱を注いだ。勤勉、優秀な商人であり、地元の熱心な篤志家でもあった父・政次郎は、この息子にどう接するべきか、苦悩したー。生涯夢を追い続けた賢治と、父でありすぎた父政次郎との対立と慈愛の月日。

【感想】

   これは予想外によかった!(失礼)

   宮沢賢治の生涯を父・政次郎の視点から描く。
   この政次郎が愛すべき人物で、
   賢治に振り回されながらも
   結局は賢治のことを尊重しているのが伺えて、
   賢治やトシが亡くなる場面は痛切ながら、
   全体として読んでいて楽しかった。

   政次郎のことは本の中で
   「厳格な、しかしみょうに隙だらけの父親」と書かれていて、
   まさしくそんな人物でした。

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屋根をかける人  門井慶喜   



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屋根をかける人 [ 門井 慶喜 ]
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2016年12月発行 KADOKAWA 378p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

明治38年に来日し、建築家・実業家として活躍したW.M.ヴォーリズ。彼は日米開戦の前夜、日本に留まり帰化することを選んだ。そこには華族の身分を捨てて結婚してくれた妻や、彼を温かく受け入れた近江の人々への強い想いがあった。終戦を迎え、ヴォーリズは天皇制存続に関わる、ある重要な政治的局面に関わることにー。“ふたつの祖国”を持つ彼ゆえに成し得た、戦後日本のための決断とは。俊英による感動の歴史長編。

【感想】

   建築家でありメンソレータム販売も手がけた
   ヴォーリズの生涯。

   前半ははったりきかせた商売人としてのヴォーリズ、
   後半はアメリカと戦争を始めた日本で苦悩するヴォーリズ。

   周りの人々も含め、
   魅力的な人の出てくるお話でした。

   たいへん読みやすいです。

新選組颯爽録  門井慶喜   



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新選組颯爽録 [ 門井慶喜 ]
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2015年8月発行 光文社 332p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

馬術師範として、近藤を救けた安富才助。粗暴なる英雄芹沢鴨。陸援隊に潜入した密偵村山謙吉。剣ではなく人を自在に操った土方歳三。生真面目な能吏尾形俊太郎。そして若き天才剣士沖田総司。激しい価値変転の時代、内部抗争の嵐を抱えながら、若き隊士たちは、青春の炎をいかに燃やし尽くしたのか。時に爽やかに、時に怜悧に、そして時に凄惨に描きあげた傑作!

【目次】(「BOOK」データベースより)

馬術師範/芹沢鴨の暗殺/密偵の天才/よわむし歳三/新選組の事務官/ざんこく総司

【感想】

   ご存知、新選組の短編集。

   主人公は安富才助・芹沢鴨・村山謙吉・
   土方歳三・尾形俊太郎・沖田総司。

   大河ドラマ『新選組!』のファンなので
   その出演者が脳内をかけめぐりましたが、
   まったく違和感なく、楽しみました。

   特に沖田総司はあの時の藤原竜也そのもの。

家康、江戸を建てる  門井慶喜   



家康、江戸を建てる

家康、江戸を建てる
著者:門井慶喜
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2016年2月発行 祥伝社 400p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

「北条家の旧領関東二百四十万石を差し上げよう」天正十八年、落ちゆく小田原城を眺めながら、関白・豊臣秀吉は徳川家康に囁いた。その真意は、水びたしの低湿地ばかりが広がる土地と、豊饒な現在の所領、駿河、遠江、三河、甲斐、信濃との交換であった。愚弄するかのような要求に家臣団が激怒する中、なぜか家康はその国替え要求を受け入れた…。ピンチをチャンスに変えた究極の天下人の、面目躍如の挑戦を描く快作誕生!

【感想】

   江戸に転封された家康のもとで
   治水・利水・貨幣鋳造・石垣積み・天守閣建造に携わった人々を描く。

   ブラタモリやプロフェッショナル的要素があって興味深く、
   読みやすく面白かった。

   地図をネットで探しながら読んだので、
   本についてたら嬉しかったな。

若桜鉄道うぐいす駅  門井慶喜   



地方の駅舎が改装寸前に著名な建築家の作品だとわかり、保存と改修でゆれる田舎町。久しぶりに帰省で戻ってきた主人公が遭遇した事件。大学院生を主人公に描く青春ミステリー。

若桜鉄道うぐいす駅

若桜鉄道うぐいす駅
著者:門井慶喜
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2012年9月発行 徳間書店 364p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

おんぼろ駅舎が文化財だって!?保存か、建て替えか?おまけに村長選挙まで!村をあげての大騒動に…。

【感想】

   鳥取県のローカル線にある
   フランク・ロイド・ライト設計と言われる
   うぐいす駅駅舎のとりこわしをめぐるすったもんだ。

   さくさく読めて面白くて
   主人公の大学院生を応援していたんだけど、
   それだけにもうちょっと
   彼にいい思いをさせてあげたかったなー。

   あと主人公の一人称で話が進むんだけど
   「私」というのがキャラクター的に合わない気がしました。

天才までの距離  門井慶喜


天才までの距離

2009年12月発行 文藝春秋 283p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

近代日本美術の父・岡倉天心の直筆画が発見された!?「筆を持たない芸術家」と呼ばれた天心の実作はきわめてまれだが、神永はズバリ、破格の値をつけた。果たして本当に天心の作なのか。

【目次】(「BOOK」データベースより)

天才までの距離/文庫本今昔/マリーさんの時計/どちらが属国/レンブラント光線

感想

   前作「天才たちの値段」は読みにくかったのですが
   こちらは 随分読みやすくなっていたように思います。

   前作と同じく
   美術品の真贋や来歴について
   大学教官・佐々木が 少々ピントの外れた調査・推理をし
   美術コンサルタント・神永が 真実を見抜くヒントを与えるという
   趣向ですが 佐々木を主として 神永はちょっとだけ登場といった
   バランスがよかったと思いました。

   美術史や文化史について いろいろと知ることができ
   興味深く読めます。
   私は ほぼ 小説しか読まないので
   こういう風に 物語の中に知識が入っていると
   お得な感じも受けました。
         

天才たちの値段  門井慶喜  

オール読物推理小説新人賞受賞のフレッシュな処女作!

美術品の真贋を舌で見分ける天才美術探偵・神永美有が西洋名画から正倉院御物まで様々な美術品にまつわる謎を快刀乱麻解き明かす。


天才たちの値段

単行本版 2006年9月発行 文藝春秋 292p
文庫本版 2010年2月発行 文藝春秋 312p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

子爵の屋敷の地下室に秘蔵されていた巨匠ボッティチェッリ作『秋』!?世紀の大発見か、それとも罪深き贋作なのか。オール讀物推理小説新人賞受賞作家堂々のデビュー作。

【目次】(「BOOK」データベースより)

天才たちの値段/紙の上の島/早朝ねはん/論点はフェルメール/遺言の色

感想
 
   短期大学の教官・佐々木昭友と 美術鑑定家・神永美有が
   さまざまな美術品の真贋を判定していくというお話。
   佐々木が一生懸命推理するけれど ピントが外れているのに対して
   神永がさらりと真相を見破るという趣向でつづられています。

   美術について詳しくないので ついていけなかったのが残念でした。
   もっともっとたくさんの知識を身につけたいものです。

   二人の口調に大差がなかったのも 
   わかりづらさの原因のひとつかもしれません。
   続編「天才までの距離」も出ていますので
   読んでみたいとは思います。

おさがしの本は  門井慶喜  


おさがしの本は

2009年7月発行 光文社 290p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

簡単には、みつかりません。この迷宮は、深いのです。生まじめでカタブツの図書館員が、お手伝いいたします。極上の探書ミステリー。

【目次】(「BOOK」データベースより)

図書館ではお静かに/赤い富士山/図書館滅ぶべし/ハヤカワの本/最後の仕事

感想

   市立図書館のレファレンス・カウンター(相談窓口)に勤務する
   青年が主人公。
   資料さがしをお手伝いしますが レポートの書き方のご相談には
   のりません。
   
   資料さがしの過程が興味深い。
   博学でないと勤まらない職ですね。
   こんな風に図書館に分け入って 
   じっくり本探しをしてみるのは 面白そうです。

   
   主人公の勤めている図書館は レファレンス専門の職員がおけるほど
   市民の利用状況がかんばしくないので 存続の危機に瀕しています。
   それを阻止すべく主人公が語った図書館の存在理由は
   なかなか説得力がありました。