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夏空白花  須賀しのぶ   



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夏空白花 (一般書) [ 須賀 しのぶ ]
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2018年7月発行 ポプラ社 410p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

1945年夏、敗戦翌日。誰もが呆然とする中、朝日新聞社に乗り込んできた男がいた。全てが無くなった今こそ、未来を担う若者の心のために、戦争で失われていた「高校野球大会」を復活させなければいけない、と言う。ボールもない、球場もない。それでも、もう一度甲子園で野球がしたい。己のために、戦争で亡くなった仲間のために、これからの日本に希望を見せるために。「会社と自分の生き残りのため」という不純な動機で動いていた記者の神住は、人々の想いと祈りに触れ、全国を奔走するが、そこに立ちふさがったのは、「高校野球」に理解を示さぬGHQの強固な拒絶だった…。

【感想】

   終戦直後の日本の野球をめぐる状況を、
   夏の甲子園大会を再開させようと奔走する
   大阪朝日新聞の記者を中心に描く。

   国・新聞社・学校関係者・そしてGHQなど
   多くの人の思惑が渦巻くなかそれは成功するのか。

   終盤に向けて盛り上がるストーリーがアツい。

   そして今の高校野球に対していわれていることが
   この頃からあったのだと、その視線が鋭い。
   「体を壊すほど必死にプレーする彼らを見て、
    それを感動という言葉に置き換えるあんたたちが、
    俺は時々怖くてならない。」p236 など。
   まったくだ。

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夏の祈りは  須賀しのぶ  ☆   



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夏の祈りは (新潮文庫) [ 須賀 しのぶ ]
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2017年7月発行 新潮文庫 277p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

文武両道の県立北園高校にとって、甲子園への道は遠かった。格下の相手に負けた主将香山が立ち尽くした昭和最後の夏。その十年後は、エース葛巻と豪腕宝迫を擁して戦った。女子マネの仕事ぶりが光った年もあった。そして今年、期待されていないハズレ世代がグラウンドに立つ。果たして長年の悲願は叶うのか。先輩から後輩へ託されてきた夢と、それぞれの夏を鮮やかに切り取る青春小説の傑作。

【目次】(「BOOK」データベースより)

敗れた君に届いたもの/二人のエース/マネージャー/ハズレ/悲願

【感想】

   埼玉県の文武両道公立高の野球部が
   悲願の夏の甲子園初出場を目指す姿を
   10年毎4世代にわたって描く。

   それぞれの世代の個性があり、
   受け継がれていくものもあり。

   構成の妙もあって、すごくぐっときた。
   とてもよかった。

   須賀さんの野球小説は絶品だなあ。

夏は終わらない 雲は湧き、光あふれて  須賀しのぶ   






2017年7月発行 集英社オレンジ文庫 240p

【内容情報】(出版社より)

弱小野球部の三ツ木高校は、エース月谷と主将笛吹の元で実力を付け始める。夏の甲子園県予選が始まり、勝ち進む三ツ木ナインだが、常連の強豪・東明学園が立ちはだかる。木暮と月谷、親友同士の対決の行方は!?

【感想】

   今まさに夏の甲子園が行われていて
   決勝戦も近いわけですが、
   そこで試合している選手たちも、
   そこに行けなかった選手たちにも、
   こういう予選、練習試合、練習、日常があったんだろうなあ、って
   うるうるくる。

   シリーズ第3弾は三ツ木高校メイン。

   月谷たちもついに3年となって、の時期の話で、
   紹介にも「クライマックス!」と書かれているわけですが、
   まだまだ読んでいきたいなあ。

   タイトルにも「終わらない」とあるわけですし!

また、桜の国で  須賀しのぶ  ☆   



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また、桜の国で [ 須賀しのぶ ]
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2016年10月発行 祥伝社 504ページ

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

ショパンの名曲『革命のエチュード』が、日本とポーランドを繋ぐ!それは、遠き国の友との約束。第二次世界大戦勃発。ナチス・ドイツに蹂躙される欧州で、“真実”を見た日本人外務書記生はいかなる“道”を選ぶのか?

【感想】

   圧倒的。すごかった。
   読んでいてとてもつらかったけれど読んでよかった。

   第二次世界大戦前夜、ワルシャワに赴任した、
   ロシア人を父に持つ外務書記生が
   そこから戦時中にかけて出会ったこと、人々。

   国を愛するということ。
   民族。
   人であること。
   
   ドイツ生まれユダヤ系のポーランド人カメラマン、
   なぞめいたアメリカ人新聞記者。

   その他、様々な背景を持つ人々が
   ワルシャワの地で友情を育み、
   信念を持って向き合ったもの。

   とても過酷な状況だけど、
   それは当時、他の地域でもあって、
   しかも今も、どこかにあるものなのだろう。

   戦時中、異常な状況に陥った登場人物が、
   崇高な思いを持って行動し成長していく様子や、
   彼らの友情は感動的であったのだけれど、
   どうかこれがもう小説の中だけの話であってほしいと
   思わずにはいられない。

エースナンバー 雲は湧き、光あふれて  須賀しのぶ   



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2016年7月発行 集英社オレンジ文庫 227p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

県立三ッ木高校に赴任した若杉は、野球部の監督を任せられることに。初戦敗退常連チームに、野球経験のない素人監督。だが今年の選手たちは、二年生エース月谷を中心に「勝ちたい」という想いを秘めていた。やがて迎えた夏の甲子園地区予選。初戦の相手は名門東明学園。弱小チームと青年監督の挑戦が始まる…!!少年たちの熱い夏を描いた涙と感動の高校野球小説集。

【目次】(「BOOK」データベースより)

監督になりました。/甲子園からの道/主将とエース

【感想】

   前作にもでてきた三ツ木高校のお話2篇と
   こちらも前作に出てきた
   新聞記者を主人公とする1篇からなる短編集。

   いろんな高校野球への向き合い方が描かれているけれど、
   ほほえましくかわいらしくて、爽やかな読後感。

   前作には戦時中の球児の話があって、
   それがすごく印象的だったんだけど、
   今作はすべて現代の話。

   その点はちょっと寂しかったなあ。

雲は湧き、光あふれて  須賀しのぶ  ☆   



雲は湧き、光あふれて

雲は湧き、光あふれて
著者:須賀しのぶ
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2015年7月発行 集英社オレンジ文庫 236p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

超高校級スラッガーの益岡が最後の甲子園を前に腰を故障した。監督は益岡を代打で起用し、さらに補欠の俺を益岡専用の代走としてベンチ入りさせると言うのだ。そんな理由で数少ない選手枠を奪っていいのか?益岡との関係もギクシャクする中、ついに地方大会が始まって…。友情、嫉妬、ライバル心、そして一体感。少年たちの熱い夏を描いた涙と感動の高校野球小説集。

【目次】(「BOOK」データベースより)

ピンチランナー/甲子園への道/『雲は湧き、光あふれて』

【感想】

   甲子園開幕の今こそ読むべき本!

   高校野球を舞台にした中編3編。

   それぞれの主人公は
   現代の高校球児・
   取材する新聞記者・
   そして第二次大戦中の高校球児。

   どれもすごくよかった!

   特に表題作である最後の1編。

   戦後70年の今、
   考えさせられ、泣いた。

   夏の選手権大会歌がぐるぐるリピートします。

革命前夜  須賀しのぶ  ☆   



革命前夜

革命前夜
著者:須賀しのぶ
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2015年3月発行 文藝春秋 402p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

バブル絶頂期の日本を離れ、東ドイツに渡った一人の日本人留学生。住民が互いに監視しあう灰色の町で彼が出会ったのは、暗さのなかから生まれる、焔のような音楽だった。冷戦下のドイツを舞台に、日本人音楽家の成長を描く歴史エンターテイメント!

【感想】

   おおお。
   濃密で面白かった!

   昭和の終わった日から
   東ドイツのドレスデンにピアノ留学した青年の
   ベルリンの壁崩壊までの日々。

   様々な才能と出会い音楽に悩み、
   当時の東ドイツの情勢に翻弄される青年。

   閉塞的な気分が全体を覆ってるにも関わらず
   ひきこまれた。

   国家による監視や
   誰に密告されるかわからない恐怖が蔓延してた東側が
   次第にはじけようとする不穏な空気の中で、
   それでも
   ピアノやヴァイオリンやオルガンなどの音楽は
   美しく響いてきた。

   青年の成長がうれしく、
   人間関係の真相がせつなかった。

   彼の作った「革命前夜」。
   どんな曲なんだろう。

ゲームセットにはまだ早い  須賀しのぶ  ☆   



ゲームセットにはまだ早い

ゲームセットにはまだ早い
著者:須賀しのぶ
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2014年10月発行 幻冬舎 337p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

クビを宣告されたプライドばかり高いエース、過去から逃れられない元プロ野球選手、夢と家族の間で葛藤するキャプテン…。ひとりの監督との出会いが、そんな問題だらけの社会人野球チームに奇跡を起こす。元気と勇気が湧いてくる大人のための、読む栄養ドリンク。

【感想】

   社会人野球の中でも
   クラブチームを舞台にした野球小説。

   チームの厳しい状況が
   『ルーズヴェルト・ゲーム』に似ているけれど
   さらにクラブチームならではの屈託や
   選手の挫折などもあって、
   これまたいい野球小説!

   終わりのほうではうるっときた。

永遠の曠野 芙蓉千里3  須賀しのぶ   


永遠の曠野

永遠の曠野
著者:須賀しのぶ
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2012年6月発行 角川書店 435p(2段組)

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

私は、芙蓉。この最果ての地で見事な一夜花を咲かせてみせよう。不世出の舞姫は恋ゆえに芸を捨て、馬賊に。彼女の思いが、歴史を変えるードラマティック女子道小説、感動の完結巻。

【感想】

   芙蓉千里シリーズも完結。
   フミの波乱万丈の半生を堪能しました。

   1910~20年代ごろの大陸を舞台に駆け回る
   フミと周りの男性たちに心躍らされました。

   ショールガと心通わせる場面、
   張偉宅での戦闘場面が
   とても美しかったです。

   435ページで二段組み。
   長いし政治絡みの話は分かりづらくて
   ちょっと飛ばしつつ読んだんだけれど(汗)、
   それでも楽しかった。

   今回はフミが踊る場面が少なくてそれは残念だった。
   でも生きている事、
   それ自身がフミの踊りなのかもしれませんね。

   なぜか頭の中に大和和紀さんの絵が浮かんでいた。
   雰囲気が似ていると思うのですがどうでしょう。

   最後は意外と穏やか。
   歴史上はこの後さらに大変なんだろうけれど。

北の舞姫 芙蓉千里2  須賀しのぶ 



舞姫は何度でも死に、また蘇る。
売れっ子女郎目指して自ら人買いに「買われた」あげく芸妓となったフミ。初恋のひと山村と別れ、パトロンの実業家黒谷と家族のような愛を育んでいたフミだったが、舞うことへの迷いが、彼女を地獄に突き落とすーー。


北の舞姫

2011年4月発行 角川書店 395p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

型破りの芸妓・フミ。その舞は神をも魅了しその恋は原野を駆ける。満州からシベリア、芸妓フミの恋と冒険は国境を越えてー。

感想 

   今作もフミの力強い波瀾万丈の人生は動き続ける。
   踊りの道と 黒谷と山村の間で揺れ動く女心と 
   まだまだ目が離せません。
   できれば前作のタエのような
   ソウルメイトがいてくれれば
   フミの魅力がさらに際立つと思うのだけれど。