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公園へ行かないか?火曜日に  柴崎友香   



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2018年7月発行 新潮社 280p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

世界各国から作家や詩人たちが集まる、IWP(インターナショナル・ライティング・プログラム)に参加した著者が、不得手な英語で話し合い、街を歩き、アメリカ大統領選挙を目撃した三か月を描く小説集。

【目次】(「BOOK」データベースより)

公園へ行かないか?火曜日に/ホラー映画教室/It would be great!/とうもろこし畑の七面鳥/ニューヨーク、二〇一六年十一月/小さな町での暮らしここと、そこ/1969 1977 1981 1985 そして2016/ニューオーリンズの幽霊たち/わたしを野球に連れてって/生存者たちと死者たちの名前/言葉、音楽、言葉

【感想】

   世界各国から作家や詩人が集まった
   アイオワでの3ヶ月にわたる大会。

   そこに参加した柴崎さんが
   各種エピソードや
   世界や自分の言葉や文化、
   世界やアメリカの状況など
   見たり聞いたり感じたり考えたりしたことを
   連作短編集という形にまとめた一冊。
 
   それは柴崎さんだけの体験だけれど、
   まるでわたしもその場にいたかのように、
   ぐるぐるぐるぐる考えさせられたり、
   ストレートに胸うたれたりした。

   限りなくエッセイに近いと思われるけれど、
   小説という形になさったのはどのへんに理由があるのだろう。

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千の扉  柴崎友香   



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2017年10月発行 中央公論新社 272p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

三十九歳の千歳は、親しいわけでもなかった一俊から「結婚しませんか?」と言われ、広大な都営団地の一室に移り住む。その部屋で四十年以上暮らしてきた一俊の祖父から人捜しを頼まれ、いるかどうかも定かでない人物を追うなかで、出会う人たち、そして、出会うことのなかった人たちの過去と人生が交錯していく…。

【感想】

   ほお~。

   新宿の大規模な都営住宅の一室に住む千歳を中心に、
   そこに住む人たち、
   かつて住んでいた人たちの物語。

   それこそ扉を一つ一つ開けていくような、
   地層を一つ一つめくっていくような。

   自在に横にも縦にも繋がる人たちの話が、
   読む人を捉えて離さない。

三軒茶屋星座館 秋のアンドロメダ  柴崎竜人   



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2016年10月発行 講談社 338p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

笑って涙して心温まるプラネタリウムー星とあなたの物語!秋の星座は「未来」へつなぐ「希望」“親子3人”は本当の家族になれるのか!?人生讃歌エンタメ小説、ここに完結!

【感想】

   シリーズ最終巻。終わっちゃった~。

   当初はおちゃらけた
   プラネタリウムと擬似親子と仲間たちのお話だと思っていたけど、
   それだけじゃない読み応え。

   人と人とのつながり。

   シリーズは終わっちゃったけれど、
   彼らの人生はこれからも続くんだなあ、って
   なぜか思っちゃうよ。

パノララ  柴崎友香   



パノララ

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著者:柴崎友香
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2015年1月発行 講談社 443p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

二八歳の田中真紀子は、友人のイチローから誘われ、彼の家に間借りすることになった。その家は建て増しを重ねた奇妙な家で、コンクリート三階建ての本館、黄色い木造の二階建て、鉄骨ガレージの三棟が無理やり接合されていた。真紀子はガレージの上にある赤い小屋に住むことに。イチロー父は全裸で現れるし、女優の母、無職の姉、モテ系女子の妹も一癖ある人ばかり。そんなある日、イチローは、自分はおなじ一日が二回繰り返されることがあると真紀子に打ち明けるのだった。芥川賞作家が放つ、新感覚パノラマワールド!

【感想】

   知り合いの家に居候することになった田中真紀子・28歳。
   気軽に考えていたけれど…っていうお話。

   すごく不穏で
   でも居心地よくて
   なんだか不思議な感じ。

   人と人のつながりとか
   家族間の距離とかに
   決まったものはないのかもね。

   真紀子が自分を見つめ直す過程が
   とてもよかったです。

きょうのできごと、十年後  柴崎友香  ☆   



きょうのできごと、十年後

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著者:柴崎友香
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2014年9月発行 河出書房新社 196p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

十年前、京都の飲み会に居あわせた男女。それぞれの時間を生きた彼らは、30代になり、今夜再会する。せつなく、おかしい、奇跡のような一夜の物語。

【感想】

   十年前、
   京都の飲み会に居あわせた男女が
   再び京都でのパーティーで顔を合わせる。

   十年間で
   変わったこと、変わらなかったこと、
   変わりたかったこと、変わりたくなかったこと。

   居心地がいいようでいて
   ざらつくこともある一夜に酔いしれた。

   せつなくゆるゆると気持ちよく読んでいたので、
   最後にはびっくり。

   またここから新たな十年がはじまる、
   ということかな。

   また彼らに出会えることを信じている。

春の庭  柴崎友香   



春の庭

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著者:柴崎友香
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2014年7月発行 文藝春秋 141p

【内容情報】

日常風景の中にこそ、「世界の秘密」は潜んでいる!

あの水色の家の中を覗いてみたいーー一人の女性の好奇心が、街に積もる時間と記憶の物語をひもといていく。鮮烈な文学のパノラマ。

行定勲監督によって映画化された『今日のできごと』をはじめ、なにげない日常生活の中に、同時代の気分をあざやかに切り取ってきた、実力派・柴崎友香がさらにその手法を深化させた最新作。
離婚したばかりの元美容師・太郎は、世田谷にある取り壊し寸前の古いアパートに引っ越してきた。あるとき、同じアパートに住む女が、塀を乗り越え、隣の家の敷地に侵入しようとしているのを目撃する。注意しようと呼び止めたところ、太郎は女から意外な動機を聞かされる……
いつもの街の中に、気づかなかった「時間の流れ」や「暮らし」の歓びが浮かび上がります。

【感想】

   「春の庭」という写真集に姿が残された大きな家は
   住む人によって様子を変え、
   その前にあるアパートは昔ながらの姿のまま
   生涯を終えようとしている…。

   特に大きなことが起こるわけではないけれど、
   そんな日常の積み重ねが
   記憶となって土地に降り積もるのかも。

星よりひそかに  柴崎友香   



星よりひそかに

星よりひそかに
著者:柴崎友香
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2014年4月発行 幻冬舎 209p

【内容紹介】

誰かが、わたしの恋人のことを好きなのだった。

「あんたさ、男を必死に追いかけるなんて、みっともないよ」
会いたいとかいっしょにいてほしいとか、仕事中の男に無理を言う女がどんなにつまらなくてみじめか、よくわかってる。だけど、そう思ったらいけないの? だってわたし、ただ好きな人といっしょにいたいだけ。そんな当たり前のことを、普通の、誰でも思うようなことを考えるのは、そんなに悪いことなの?--ほんとうにほしいものは、与えられない。どれだけ待っても。

彼の部屋でラブレターを見つけた女、好きな人だけに振り向いてもらえないOL、まだ恋を知らない女子高生、一ヶ月で離婚したバーテンダー、恋人に会えない人気モデル、元彼の妻のブログを見るのが止められない主婦……。みんな”恋”に戸惑っている。
『きょうのできごと』から14年。恋とか愛とかよくわからなくなった”私たち”に、柴崎友香が贈る、等身大の恋の物語。

【目次】(「BOOK」データベースより)
五月の夜/さっきまで、そこに/ほんの、ちいさな場所で/この夏も終わる/雨が止むまで/Too Late,Baby/九月の近況をお知らせします

【感想】

   ふふ。
   このタイトル見たら
   「♪星よりひそかに~」って歌っちゃうね。

   いろんな人の恋愛模様、恋愛観を描いた連作短編集。

   そこはかとなくおかしく、
   そこはかとなく共感して、
   そこはかとなくせつない。

   みんなどうしようもなく
   人を好きになっちゃうんだなあ。

   登場人物が意外なところでリンクしているのが楽しくて、
   最後まで読んでからもう一度読みました。

   装画はくらもちふさこさんです。

   表表紙と裏表紙を見比べて、
   ふたりの立ち位置によって
   人間関係の見え方って変わってくるんだなあ、
   なんて思ったりして。

週末カミング  柴崎友香  ☆   



週末カミング

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著者:柴崎友香
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2012年11月発行 角川書店 222p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

いつもより、少しだけ特別な日。週末に出逢った人たち。思いがけずたどりついた場所。あなたの世界が愛おしく輝く、8つの物語。第143回芥川賞候補作「ハルツームにわたしはいない」収録。

【目次】(「BOOK」データベースより)

蛙王子とハリウッド/ハッピーでニュー/つばめの日/なみゅぎまの日/海沿いの道/地上のパーティー/ここからは遠い場所/ハルツームにわたしはいない

【感想】

   とっても面白かった~。

   週末の人間模様を描いた短編8つ。
   ものすごく大きな出来事が起こるわけではないけれど、
   人間関係や情景や気持ちが
   さりげなく、でも的確に切り取られて描かれていて
   味わい深い。

   しみじみと、そして時にはどきっとしながら読んで、
   大満足。

   

   各短編の内容を覚書。

   「蛙王子とハリウッド」
    お洒落な本屋さんに行った「わたし」と
    そこでバイトしている「陽蔵」が過ごした一日。

   「ハッピーでニュー」
    年越し時に風邪をひいた「山根ちゃん=わたし」と
    そこにやってきた「神田川さん」。

   「つばめの日」
    「理恵ちゃん」と「アコちゃん」と「はっちゃん=わたし」は
    週末ドライブに行くが、途中で車が故障。

   「なみゅぎまの日」
    大学受験が終わった「わたし」は「みづ恵ちゃん」と出かけ
    カメラマンの「高木さん」と会う。

   「海沿いの道」
    難聴になった「わたし=うーちゃん」は「みーこ」と「西川さん」と
    夏祭りに行き、以前家庭教師をしていた子の家族と出会う。

   「地上のパーティー」
    「おれ=野々宮くん」は「上原さん」「小金沢さん」といっしょに
    「西田さん」の高層マンション、31階の部屋の
    引越し記念パーティーに行き、女性の本性におののく。

   「ここからは遠い場所」
    アウトドアショップに働く「わたし=河野さん=真澄ちゃん」は
    見知らぬ女の子から声をかけられ、とまどう。

   「ハルツームにわたしはいない」
    ハルツームの天気が気になる「わたし=ヒカちゃん」は
    友達と東京をさ迷い歩く。

虹色と幸運  柴崎友香




虹色と幸運

2011年7月発行 筑摩書房 251p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

どうするかなー、今後の人生。そろそろなにか決めなきゃいけないかも。そんな年頃の同級生3人。明日に向かって一歩ずつ。三人三様の一年間。

感想 

   大学職員のかおりと
   イラストレーターの珠子と
   専業主婦で雑貨屋をはじめた夏美という
   高校時代の同級生・アラサー女子3人の一年間の物語。

   それぞれの視点から話がすすめられていきます。

   これが
   みんなあれこれうまくいかないことがあって
   なかなか思い通りにはいかないのですよねぇ。 

   それでも
   小さな出来事が積み重なって日常はできている。
   ドラマチックでなくてもそれが人生。
   味わい深い物語でした。

またあう日まで  柴崎友香 

出版社 / 著者からの内容紹介
好きなのに今は会えない人がいる……有麻は25歳OL。高校時代、修学旅行2日目の夜。同級生とのある記憶を確かめるため、約束もなしに上京。6日間の東京滞在で、有麻は会いたい人に会えるのか? とびきりの恋愛小説!