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空色バトン  笹生陽子



急死した母の葬式に来た3人組のおばさんから、昔4人で作ったという同人誌を渡されて……。4人の過去と想いが今に繋がる連作短篇集。


空色バトン

2011年6月発行 文藝春秋 188p
 
【内容情報】(「BOOK」データベースより)

母親の死によりひもとかれた25年前の同人誌。あのころの想いは、時代を、場所を、性別を越えてつながっていくー児童文学の旗手が少女期の想いを瑞々しくつなぐ連作短篇集。

【目次】(「BOOK」データベースより)

サドルブラウンの犬/青の女王/茜色図鑑/ぼくのパーマネントイエロー/パステル・ストーリー/マゼンタで行こう

感想 

   お気楽な高3男子・セイヤの母が
   急死した。
   葬儀の席にやってきた 母の同級生と名乗る
   3人の女性により
   おとなしく地味な母と思っていた彼女にも
   青春の日々があったことがわかる。

   そこからひもとかれる
   母たちがつくった同人誌に関わる人たちの
   お話。

   人は見た目では判断できない
   「何か」をもって生きている。
   そんなことを思いました。

   出てくる人たちのお話は
   「色」にこだわってまとめられています。
   それぞれの人物のテーマカラー。
   私だったら どんな色になるのかな。
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世界がぼくを笑っても  笹生陽子 と Yonda?くん    


世界がぼくを笑っても

2009年6月発行 講談社 171p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

北村ハルトは中学二年生。始業式の日、彼の前に現れた一人の先生。軟弱そうでやぼったい。そう、彼こそがハルトのクラスの新担任─小津ケイイチロウ先生、だった。

感想

   だめだめな父親との二人家庭のハルト。
   一人狼でたくましく生きています。
   ここに さらにだめだめなオヅ先生がやってきて
   クラスに関わらずにいられなくなっていく様が
   おかしくて 痛快。

   中学生たちの行動と発言が 子どもっぽいんだか
   大人っぽいんだか 揺れ動くところが
   リアルな感じ。
   
   タイトルは オヅ先生の発言
   「だれかにひどく笑われた時は 笑い返せばいいんです。
    …(中略)…そうすると胸がすっとして、
    弱い自分に勝てた気がします。」
   (137ページ)
   から とられているのかな。


Yonda?くん

昨日 届きました。

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かわいい~~。

持っている本は 帯のデザインとおそろいなんですね。

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そういえばこういうカラーの表紙の特別版も出てたような。

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いえいえ リリーちゃんのおもちゃじゃありませんから~。

そんな期待に満ちた目で見られても~。

ぼくは悪党になりたい  笹生陽子 




【内容情報】(「BOOK」データベースより)

兎丸エイジ、17歳。ぼくの家庭に父親はいない。
奔放な母と腕白な異父弟・ヒロトの三人で平凡な生活を送っている。
毎日家事全般をこなす高校生が平凡かどうか疑問ではあるのだが…。
ある日、ヒロトが病気で倒れたのをきっかけに、ぼくの平凡な日常は
少しずつ崩れはじめる。生きたいように生きる人たちの中で、
ぼくだけが貧乏くじをひいているのではないだろうか?
―少年の葛藤を軽妙な筆致で描いた、新時代の傑作青春文学。

感想

   今時の高校生ってこんなの?!