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七月に流れる花・八月は冷たい城  恩田陸   

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八月は冷たい城 [ 恩田 陸 ]
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2016年12月発行 講談社

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

坂道と石段と石垣が多い町、夏流に転校してきたミチル。六月という半端な時期の転校生なので、友達もできないまま夏休みを過ごす羽目になりそうだ。終業式の日、彼女は大きな鏡の中に、緑色をした不気味な「みどりおとこ」の影を見つける。思わず逃げ出したミチルだが、手元には、呼ばれた子どもは必ず行かなければならない、夏の城ー夏流城での林間学校への招待状が残されていた。ミチルは五人の少女とともに、濃い緑色のツタで覆われた古城で共同生活を開始する。城には三つの不思議なルールがあった。鐘が一度鳴ったら、食堂に集合すること。三度鳴ったら、お地蔵様にお参りすること。水路に花が流れたら色と数を報告すること。少女はなぜ城に招かれたのか。長く奇妙な「夏」が始まる。

夏流城での林間学校に初めて参加する光彦。毎年子どもたちが城に行かされる理由を知ってはいたが、「大人は真実を隠しているのではないか」という疑惑を拭えずにいた。ともに城を訪れたのは、二年ぶりに再会した幼馴染の卓也、大柄でおっとりと話す耕介、唯一、かつて城を訪れたことがある勝ち気な幸正だ。到着した彼らを迎えたのは、カウンターに並んだ、首から折られた四つのひまわりの花だった。少年たちの人数と同じ数ー不穏な空気が漂うなか、三回鐘が鳴るのを聞きお地蔵様のもとへ向かった光彦は、茂みの奥に嫌を持って立つ誰かの影を目撃する。閉ざされた城で、互いに疑心暗鬼をつのらせる卑劣な事件が続き…?彼らは夏の城から無事に帰還できるのか。短くせつない「夏」が終わる。

【感想】

   町はずれの城で夏休みを過ごすべく集められた
   数人ずつの女の子・男の子のお話。

   なぜ城に行きこのような生活をするのか、
   そこで感じる違和感の正体は。

   児童向けだから読みやすいミステリーだけど
   雰囲気があって素敵。

   女の子のお話が『七月』で、
   男の子のお話が『八月』。

   『七月』の謎の真相が
   『八月』の冒頭でさらっと出てくるので、
   必ず『七月』→『八月』の順番で読んでください。

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蜜蜂と遠雷  恩田陸   



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2016年9月発行 幻冬舎 507p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

私はまだ、音楽の神様に愛されているだろうか?ピアノコンクールを舞台に、人間の才能と運命、そして音楽を描き切った青春群像小説。著者渾身、文句なしの最高傑作!

【感想】

   あるピアノコンクールを舞台にして、
   四人の出場者を中心にしたお話。

   コンクールの様子、
   またコンクールを通じて、自分のピアノと向き合っていく様が
   四人それぞれみっちり描かれ、
   その変化・成長が面白かった。

   コンクールの結果も気になってぐんぐん読めました。

   恩田さんの本は久しぶりに読んだ。
   最後が投げっぱなしだったらどうしようって思ったけれど、
   ちゃんと終わっていてよかった。
 
   安心して読んでください。

私と踊って  恩田陸  ☆   



私と踊って

私と踊って
著者:恩田陸
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2012年12月発行 新潮社 240p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

パーティ会場でぽつんとしていた私に不思議な目の少女が声をかける。「私と踊って」。彼女は私の手を引いて、駆け出した。稀代の舞踊家、ピナ・バウシュをモチーフにした珠玉の小篇。冴えわたる恩田ワールド、きらめく十九の万華鏡。

【目次】(「BOOK」データベースより)

心変わり/骰子の七の目/忠告/弁明/少女界曼荼羅/協力/思い違い/台北小夜曲/理由/火星の運河/死者の季節/劇場を出て/二人でお茶を/聖なる氾濫/海の泡より生まれて/茜さす/私と踊って/東京の日記

【感想】

   ノンシリーズの短編集。
   19の話。
   ノンシリーズだけど繋がっている話もある。

   いろんな趣できらきらとしてて楽しかった~。
   怖い話や不条理な話や私には??な話もあったのだけれど、
   やっぱり楽しかった~。

   才気のほとばしり、ってこんな感じなのかな。
   素敵素敵!

   「交信」に鳥肌。
   ペットが出てくる二つの話にはまいりました。
   写真を見る青年の話3篇には心温かくなり、
   「二人でお茶を」はせつないけれど嬉しい気持ちにもなり。
   これから長編に広がりそうなお話もあり、
   本当に楽しかった。

   恩田さん自身による「あとがき」も嬉しい!

私の家では何も起こらない  恩田陸  


私の家では何も起こらない

2010年1月発行 メディアファクトリー 199p

【内容情報】

この家、あたししかいないのに、人がいっぱいいるような気がする…。
小さな丘の上に建つ2階建ての古い家。この家では、時がゆっくり流れている。
幽霊屋敷に魅了された人々の記憶が奏でる不穏な物語。

感想

   丘の上の古びた一軒家が舞台です。
   アンティークな雰囲気の洒落た連作短編集。
   装丁も美しいです。

   子供がタイトルを見ただけで
   「ホラーやな」と 一言。
   はい その通りです。
   ものすごく怖いわけではないけれど
   やっぱり 怖い・・・。

   でも 大工さんが主人公の「俺と彼らと彼女たち」は
   皮肉が利いていて 好きでした。


六月の夜と昼のあわいに  恩田陸  


六月の夜と昼のあわいに

2009年6月発行 朝日新聞出版 203p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

よび覚まされる記憶、あふれ出る感情、たち上がる論理。言葉によって喚起される、人間のいとなみ。ミステリー、SF、私小説、ファンタジー、ルポルタージュ…あらゆる小説の形式と、恩田作品のエッセンスが味わえる「夢十夜」的小説集。フランス文学者・杉本秀太郎による詩、俳句、短歌に秘められた謎と、希代の新鋭画家による十のイメージに誘われた、摩訶不思議な十の作品世界。

【目次】(「BOOK」データベースより)

恋はみずいろ/唐草模様/Y字路の事件/約束の地/酒肆ローレライ/窯変・田久保順子/夜を遡る/翳りゆく部屋/コンパートメントにて/Interchange

感想

   タイトルどおり 夢・うつつの狭間にはさまれたような
   不思議な味わいの短編集。
   杉本秀太郎という方の詩・俳句・短歌によって喚起された
   恩田さんのイメージのかけらを読ませたもらったようでした。

訪問者  恩田陸  


訪問者

2009年5月発行 祥伝社 283p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

山中にひっそりとたたずむ古い洋館─。三年前、近くの湖で不審死を遂げた実業家朝霞千沙子が建てたその館に、朝霞家の一族が集まっていた。千沙子に育てられた映画監督峠昌彦が急死したためであった。晩餐の席で昌彦の遺言が公開される。「父親が名乗り出たら、著作権継承者とする」孤児だったはずの昌彦の実父がこの中にいる?一同に疑惑が芽生える中、闇を切り裂く悲鳴が!冬雷の鳴る屋外で見知らぬ男の死体が発見される。数日前、館には「訪問者に気を付けろ」という不気味な警告文が届いていた…。果たして「訪問者」とは誰か?千沙子と昌彦の死の謎とは?そして、長く不安な一夜が始まるが、その時、来客を告げるベルが鳴った─。嵐に閉ざされた山荘を舞台に、至高のストーリー・テラーが贈る傑作ミステリー。

感想

   最後まで破綻なく物語がつづられていたように思います。
   山中のひっそりとした洋館での出来事・・・
   はらはらしながら読みました。
   舞台劇を見ているような感じです。
   
   最後はちょっと肩透かしの感はありましたが
   きれいにまとまっているのではないでしょうか。
   「群盲象を撫でる」のことわざが よく効いていると思います。

   ラスト近くの「訪問者に気を付けろ」の解釈は
   ちょっと無理があるかなぁ。
   
   各章(各幕)のタイトルが 
   有名な絵本・児童書のタイトルとなっています。
   内容を示唆しているようでもあり ないようでもあり・・・。

   第一幕・・・せいめいのれきし
         
         

   第二幕・・・ももいろのきりん

         
    
   第三幕・・・ちいさいおうち

         

   第四幕・・・かわいそうなぞう

         

   第五幕・・・ふるやのもり

         

   終幕・・・おおきなかぶ

         

ブラザー・サン シスター・ムーン  恩田陸  



2009年1月発行 河出書房新社 189p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

ねえ、覚えてる?空から蛇が落ちてきたあの夏の日のことを―本と映画と音楽…それさえあれば幸せだった奇蹟のような時間。青春小説の新たなスタンダードナンバー誕生。

感想

   50分で読めて びっくりしました~。

   それは ともかく・・・。
   40歳代の男二人・女一人のトリオそれぞれが
   高校時代を少しと 大学時代のほとんどを思い出すという本で
   特に 何がどうなるというお話ではないのですが
   もう時代が 私とほぼ同時期なので 懐かしさに涙しそうになりました。

   特に 女性・綾音の学生時代を振り返っての
   「そもそもあまりにも平穏で、たいした話もない。
    何もなかった。何もしなかった。
    その癖、妙に痛い気がするのだ。あの無為さ、愚かさ、平凡さが、
    時を超えて心の底で鈍く痛む。
    自意識過剰なのにコンプレックスの塊で・・・。」
   という語り(本文22ページ)が 
   そのまま私ですか・・・と言いたくなるくらいでした。


きのうの世界  恩田陸  



2008年9月発行 講談社 478p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

塔と水路がある町のはずれ、「水無月橋」で見つかった死体。一年前に失踪したはずの男は、なぜここで殺されたのか?誰も予想できない結末が待っている!!恩田陸が紡ぐ、静かで驚きに満ちた世界。

感想

   ラスト前までは 「かなり好き」だったんですけれど・・・
   確かに「予想できない結末」でした。
   なんだか 残念です。

   複数の視点で語られ 時系列もいったりきたりですし
   「あなたは・・・」と語りかけられる章もあり
   緊張感を持って読んでいたのですけれど
   最後が「あれあれ~?」という感じでした。

木洩れ日に泳ぐ魚  恩田陸 



2007年7月発行

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

あの旅から、すべてが変わってしまった。一組の男女が迎えた最期の夜明らかにされなければならない、ある男の死の秘密。運命と記憶、愛と葛藤が絡みあう恩田陸の新たな世界。


   

朝日のようにさわやかに  恩田陸 



【内容情報】(「BOOK」データベースより)

ビールについての冒頭から、天才トランペッターや心太へ話題は移り、最後は子供の頃に抱いていた謎の解明へと至る―。虚実の狭間を、流れる意識のごとく縦横に語る表題作他、ホラー、ミステリ、SF、ショートショート等々、恩田陸のあらゆる魅力がたっぷり詰まった、物語の万華鏡。

【目次】(「BOOK」データベースより)

水晶の夜、翡翠の朝/ご案内/あなたと夜と音楽と/冷凍みかん/赤い毬/深夜の食欲/いいわけ/一千一秒殺人事件/おはなしのつづき/邂逅について/淋しいお城/楽園を追われて/卒業/朝日のようにさわやかに



こわい・・・