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ディス・イズ・ザ・ディ  津村記久子  ★   



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ディス・イズ・ザ・デイ [ 津村記久子 ]
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2018年6月発行 朝日新聞出版

【内容情報】(出版社より)

「こういう話をしてるとさ、どんな気持ちでも生きていけるんじゃないかって思うよね」
22チームの22人のファンたちは、それぞれの思いを抱いて2部リーグ最後の試合の「その日」に向かう。職場の人間関係に悩む会社員、別々のチームを応援することになった家族、憧れの先輩に近づきたい男子高生、十数年ぶりに再会した祖母と孫など、ごく普通の人たちのかけがえのない喜びを、サッカーを通してエモーショナルに描き出す連作短編集。

【目次】(「BOOK」データベースより)

三鷹を取り戻す/若松家ダービー/えりちゃんの復活/眼鏡の町の漂着/篠村兄弟の恩寵/龍宮の友達/権現様の弟、旅に出る/また夜が明けるまで/おばあちゃんの好きな選手/唱和する芝生/海が輝いている/エピローグー昇格プレーオフ

【感想】

   サッカーJ2の全国各地のチームを
   それぞれ応援する人々を描く全11話+エピローグ。

   いやぁ、とってもよかった!

   人々の人生とサッカー応援とが見事に結びつけられてて、
   ぐっときた。

   どれもいいけど「篠村兄弟の恩寵」がいちばん好きだな。

   しかし、架空の22チームを作って、そのユニフォームやエンブレム、グッズ、
   スタジアムの名物料理などなどが詳しく設定されていて
   すごい!
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まぬけなこよみ  津村記久子   



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まぬけなこよみ [ 津村 記久子 ]
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2017年4月発行 平凡社 304p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

骨正月、猫の恋、祇園祭、渡り鳥、おでん…芥川賞作家がめぐる一年、七十二候。四季のことばから生まれた脱力系歳時記エッセイ。

【目次】(「BOOK」データベースより)

新年(初詣はめでたくつめたい/かるたの宇宙 ほか)/冬から春へ(厄除け後のゆるゆる/高校は筆談の彼方に ほか)/春から夏へ(自転車の頃/寿司とカーネーション ほか)/夏から秋へ(ガラス戸越しの稲妻/土日ダイヤお盆クラブ ほか)/秋から冬へ(膝掛けを持った渡り鳥/ライフワーク千歳飴 ほか)

【感想】

   七十二候にちなんだエッセイ。

   津村さんのこだわりや好きなものに対する熱い想いが、
   飄々とした力の抜けた文章で綴られていて、
   とてもとてもおかしい。

   もののたとえが独特で、くすくす笑う。

   小さな頃の思い出がふんだんに語られているのも
   うれしかった。

浮遊霊ブラジル  津村記久子   



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浮遊霊ブラジル [ 津村 記久子 ]
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2016年10月発行 文藝春秋 184p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

ただ生きてきた時間の中に溶けていくのは、なんて心地よいことなんだろう。卓抜なユーモアと鋭い人間観察、リズミカルな文章と意表を突く展開。会心の短篇集!

【目次】(「BOOK」データベースより)

給水塔と亀/うどん屋のジェンダー、またはコルネさん/アイトール・ベラスコの新しい妻/地獄/運命/個性/浮遊霊ブラジル

【感想】

   冒頭の、
   初老男性が故郷に戻り一人暮らしを始める
   「給水塔と亀」が淡々と、そして寂しさ漂うなかに
   奇妙な明るさがあって完璧。

   と思えば
   「地獄」や「運命」のようなぶっ飛んだものがあったり、
   表題作のようなふふと笑えるものもあったり。

   かめばかむほど味がでるような。
   面白かった。

枕元の本棚  津村記久子  ☆   



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枕元の本棚 [ 津村記久子 ]
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2016年7月発行 実業之日本社 271p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

今夜は、なに読む?想像力のツボをじわりと刺激。“目からウロコ”の読書エッセイ。人気芥川賞作家、つぶより58冊。

【目次】(「BOOK」データベースより)

第1章 絵本と児童書/第2章 ごはんと生活/第3章 開いたページを読んでみる/第4章 眺めるための本/第5章 このぐらい頭がよかったらなあ/第6章 スポーツの本

【感想】

   津村さんが
   児童書、図鑑、、事典、ノンフィクション、経済書など
   58冊の本を紹介する読書エッセイ。

   最高! 

   何も読みたくない時に手に取りぱらぱらする本から、
   一年半かけて読破した本まで。

   津村さんのその本への強い思い入れが伝わってきて、
   みんなみんな読みたくなる。

   けど、それは無理だから、
   わたしはこの本を何度も読み返すのだ。

   小説以外にも魅力的な本はこんなにあるんだなあ。

くよくよマネジメント  津村記久子   



くよくよマネジメント

くよくよマネジメント
著者:津村記久子
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2016年5月発行 清流出版 163p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

地味ゆる、時々しあわせ。芥川賞作家の最新エッセイ!

【目次】(「BOOK」データベースより)

くよくよしてもいい/強がらなくても、みんな必死なので/優しい人にこそ負担をかけないために/問題から手を放す/信じれば捨てられる/趣味はわたしだけのもの/愚痴の危険な側面/「あなたのために」と言う前に/心配とつきあっていくこと/豊かさを享受する方法〔ほか〕

【感想】

   ご自分を「とてもくよくよした人間」とおっしゃる津村さんが、
   「くよくよ」を認めて、
   じゃあどうすれば楽になるかを書かれたエッセイ。

   2010年~2013年に雑誌に連載されたもの。

   くよくよしがちな人には
   ゆる~く参考になるかも。

   わたしはあんまりくよくよしないけれど、
   「衝動と願望の区別」とかなるほど、と思った。

   あと、困った人として例にあげられている人に
   自分がもしかしらなっているかも、って
   ちょっとどきどきした。

この世にたやすい仕事はない  津村記久子  ☆   



この世にたやすい仕事はない

この世にたやすい仕事はない
著者:津村記久子
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2015年10月発行 日本経済新聞出版社 347p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

「コラーゲンの抽出を見守るような仕事はありますか?」燃え尽き症候群のようになって前職を辞めた30代半ばの女性が、職業安定所でそんなふざけた条件を相談員に出すと、ある、という。そして、どんな仕事にも外からははかりしれない、ちょっと不思議な未知の世界があってー1年で、5つの異なる仕事を、まるで惑星を旅するように巡っていく連作小説。

【目次】(「BOOK」データベースより)

みはりのしごと/バスのアナウンスのしごと/おかきの袋のしごと/路地を訪ねるしごと/大きな森の小屋での簡単なしごと

【感想】

   ひゃー、面白い!

   前職を燃え尽き症候群のようになってやめた
   30代女性が
   風変わりな仕事を転々としていく話なんだけど、
   どの仕事でも求められている以上のことをして…って連続で、
   少し陰や棘のある
   でも飄々としたおかしみがツボ!

エヴリシング・フロウズ  津村記久子  ☆   



エヴリシング・フロウズ

エヴリシング・フロウズ
著者:津村記久子
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2014年8月発行 文藝春秋 346p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

席替え、クラス替え、受験、引っ越し…中学三年生の人間関係は、つねに変わり続ける。大阪を舞台に、人生の入り口に立った少年少女の、たゆたい、揺れる心を繊細な筆致で描いた、芥川賞作家、会心の力作長篇。

【感想】

   よかったわ~。

   中3男子・ヒロシとその周辺の一年間。

   いいことはあまり起こらなくて、
   日常や事件など
   どちらかというとつらい感じの一年間で
   胸が痛くなるのだけど、
   読み終えて残るのはあたたかな気持ち。

   中3生たちのささやかだけれど懸命な感じが
   すごくいい。

   舞台になっているのは大阪市大正区。
   まんまリアル。

   そして、ヒロシってば
   あの消しゴムはんこにモン・サン・ミッシェルを彫ったヒロシ
   (=『ウエストウィング』のヒロシ)だったんだ!
   再会できたなんてなんてうれしいこと。

ポースケ  津村記久子   



芥川賞受賞作「ポトスライムの舟」続篇。ヨシカが営む奈良のカフェに集まる7人の女性の群像劇。明日へ踏み出す勇気をくれる作品。

ポースケ

ポースケ
著者:津村記久子
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2013年12月発行 中央公論新社 283p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

奈良のカフェ「ハタナカ」でゆるやかに交差する、さまざまな女の人たちの日常と小さな出来事。芥川賞受賞作『ポトスライムの舟』から5年後の物語。

【目次】(「BOOK」データベースより)
ポースケ?/ハンガリーの女王/苺の逃避行/歩いて二分/コップと意思力/亜矢子を助けたい/我が家の危機管理/ヨシカ/ポースケ

【感想】

   奈良のカフェに
   働きに、また客としてくる女性たちの、
   うまく行かない日常と
   それだからこそ尊い何気ない幸せが
   淡々と綴られています。

   ノルウェーのお祭り”ポースケ”を
   カフェでもやってみよう、となるんだけど
   肩に力を入れない感じが好ましいです。


これからお祈りにいきます  津村記久子   

人型のはりぼてに神様にとられたくない物をめいめいが工作して入れるという奇祭の風習がある町に生まれ育ったシゲル。祭嫌いの彼が、誰かのために祈るーー。不器用な私たちのまっすぐな祈りの物語。

これからお祈りにいきます

これからお祈りにいきます
著者:津村記久子
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2013年6月発行 角川書店 221p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

神様に「これだけは取られたくない」ものを工作して申告し祈りを捧げるという、奇妙な祭りがある町に育った不器用な高校生シゲル。父親は不倫中、弟は不登校、母親との関係もうまくいかない閉塞した日常のなか、町の一大イベントであるお祭りにも、どうにも乗り気になれないのだがー。大切なだれかのために心を込めて祈るということは、こんなにも愛おしい。地球の裏側に思いを馳せる「バイアブランカの地層と少女」を併録。

【目次】(「BOOK」データベースより)

サイガサマのウィッカーマン/バイアブランカの地層と少女

【感想】

   「サイガサマのウィッカーマン」
   設定を書いていたらあっという間に字数が尽きそう。

   「できない子」の神様のお祭りに熱中する地域の人々と
   そのお世話をすることになった高校生男子のお話。

   不思議なゆるいおかしさが!

   男子がいやいやながら
   結局は家族や友人や地域のひとのために
   尽力するのがとても可愛くて好感が持てます。

   このまま後継者になるのかな(笑)。

   「バイアブランカの地層と彼女」
   京都の大学生が地球の裏側のブエノスアイレスに住む女性と
   メル友になってその幸せに思いを馳せる物語。

   こちらもどこかずれているけれど、
   まじめに相手
   (ブエノスアイレスの女性だけでなく、周りの人々すべて)
   のことを考える大学生がいい感じ。

ウエストウイング  津村記久子  ☆   

ウエストウイング

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著者:津村記久子
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2012年11月発行 朝日新聞出版 388p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

職場の雑事に追われる事務職のOL・ネゴロ、単調な毎日を送る平凡な20代サラリーマン・フカボリ、進学塾に通う母子家庭の小学生・ヒロシ。職場、将来、成績と、それぞれに思いわずらう三人が、取り壊しの噂もある椿ビルディング西棟の物置き場で、互いの顔も知らぬまま物々交換を始める。ビルの隙間で一息つく日々のなか、隠し部屋の三人には、次から次へと不思議な災難が降りかかる。そして彼らは、図らずも西棟最大の危機に立ち向かうことに…。

【感想】

   ぬはは~脱力するような面白さ。
   そしてその中に生きていく喜びがあった。

   おんぼろ商業ビルに通う人たちの日常とつながり。

   最初は物置部屋を休憩室として共有する3人の話から、
   次第にビル全体の人たちの話へと。
  
   つまらない毎日が輝きだす一冊。

   第3章はゲリラ豪雨に襲われた午後の話。
   同じ津村さんの『とにかくうちに帰ります』と
   一緒の状況でした。
   (こちらは大人数の群像劇なのですが)。

   津村さんがこの状況を気に入っておいでなのでしょうか。
   非日常で大変なのになぜかわくわくする感じが
   よ~くわかるなぁ。