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モンテレッジォ 小さな村の旅する本屋の物語  内田洋子   



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モンテレッジォ 小さな村の旅する本屋の物語 [ 内田洋子 ]
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2018年4月発行 方丈社 340p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

イタリア、トスカーナの山深い村から、本を担いで旅に出た人たちがいた。ダンテ、活版印刷、禁断の書、ヘミングウェイ。本と本屋の原点がそこにある。

【目次】(「BOOK」データベースより)

それはヴェネツィアの古書店から始まった/海の神、山の神/ここはいったいどこなのだ/石の声/貧しさのおかげ/行け、我が想いへ/中世は輝いていたのか!/ゆっくり急げ/夏のない年/ナポレオンと密売人/新世界に旧世界を伝えて/ヴェネツィアの行商人たち/五人組が時代を開く/町と本と露天商賞と/ページに挟まれた物語/窓の向こうに

【感想】

  モンテレッジォという、中世から本の行商人たちを生み出した
  イタリアの小さな村の地と人と歴史を訪ねるノンフィクション。

   著者の好奇心にぐいぐいとひっぱられ私も旅をした気分。

   本の価値についての記述に胸があつくなる。

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「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を  小川たまか   






2018年7月発行 タバブックス 212p

【内容情報】(出版社より)

性暴力被害、痴漢犯罪、年齢差別、ジェンダー格差、女性蔑視CM、#metoo...多くの人がフタをする問題を取材し、発信し、声をあげ続けるライター・小川たまか初の著書。2016年から2018年に起きた、性犯罪やそれにまつわる世論、性犯罪刑法改正、ジェンダー炎上案件などを取り上げ、発信してきた記録です。

【感想】

   性被害、女性蔑視など、社会に多数あるのに、
   その問題が見えてない自分、気づかない自分、手を伸ばさない自分を恥じた。

   でもこの本を読んだからには
   もう以前の自分のままでいたら絶対だめだとも思う。

永遠についての証明  岩井圭也   



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2018年8月発行 KADOKAWA 272p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

特別推薦生として協和大学の数学科にやってきた瞭司と熊沢、そして佐那。眩いばかりの数学的才能を持つ瞭司に惹きつけられるように三人は結びつき、共同研究で画期的な成果を上げる。しかし瞭司の過剰な才能は周囲の人間を巻き込み、関係性を修復不可能なほどに引き裂いてしまう。出会いから17年後、失意のなかで死んだ瞭司の研究ノートを手にした熊沢は、そこに未解決問題「コラッツ予想」の証明と思われる記述を発見する。贖罪の気持ちを抱える熊沢は、ノートに挑むことで再び瞭司と向き合うことを決意するがー。第9回野性時代フロンティア文学賞。

【感想】

   数学の天才青年のきらめきと挫折。
   周りの人間の複雑な思い。

   数学に関することはまったくわからなかったけれど、
   その美しさや、
   そこに囚われそこに喜びを見出し
   そこゆえに苦しむ人たちの存在が圧倒的だった。

緑の花と赤い芝生  伊藤朱里   



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2018年9月発行 中央公論新社 248p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

「あたし、あんたみたいな女って大っ嫌い」だから、化けの皮を剥いでやりたかった。でも、こんなものが見たいんだったか…?専業主婦の母に育てられた、リケジョでバリキャリの志穂子。厳しい教師の母に育てられた、家庭に重点を置く杏梨。女としてのスタンスが異なる二人が。志穂子の兄と杏梨の結婚で突然交わった時、彼女たちは何を思い、動くのか?太宰賞受賞作家の新作。女性のリアルをえぐり出す!

【感想】

   女の子らしい外見で家庭的な杏梨と
   リケジョで仕事一筋の志保子。

   27歳の二人が義姉妹となり対立する話のようで、
   実はそれぞれが社会や母と戦っているお話。

   先入観で語られること。
   型に嵌められること。

   いろいろ思い当たる事があってぐさぐさきた。

空港時光  温又柔   



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2018年6月発行 河出書房新社 180p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

「出発」「日本人のようなもの」「あの子は特別」「異境の台湾人」「親孝行」「可能性」「息子」「鳳梨酥」「百点満点」「到着」…最注目の気鋭が描く、10の物語!エッセイ「音の彼方へ」併録。台湾系ニホン語人作家の飛翔作。

【目次】(「BOOK」データベースより)

空港時光(出発/日本人のようなもの/あの子は特別/異境の台湾人/親孝行/可能性/息子/鳳梨酥/百点満点/到着)/音の彼方へ

【感想】

   台湾と日本の国際空港を舞台にした
   10篇のショートストーリーと
   温さん自身の台湾旅行エッセイ。

   日本(語)、台湾(語)、中国(語)をめぐる
   それぞれの微妙で繊細で複雑な思いがひしひしと伝わる。

TIMELESS  朝吹真理子   



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2018年6月発行 新潮社 272p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

恋愛感情も性関係もないまま結婚をした、うみとアミ。高校時代の教室、広島への修学旅行、ともに歩く六本木、そこに重なる400年前の土地の記憶、たゆたう時間ー。ぎこちない「交配」を経てうみは妊娠、やがてアミは姿を消す。2035年、父を知らぬまま17歳になった息子のアオは、旅先の奈良で、桜を見ていた…。待望の芥川賞受賞第一作。

【感想】

   夢と現実、過去と現在が行き来する
   たゆたう物語がただただ美しく繊細で
   そして企みがちりばめられていて、
   一語一語大切に読んだ。

   恋愛感情のないまま結婚し
   子どもを作ろうとしたうみとアミとその家族の物語。

   降ってるものはなんだろう。
   降らしたのは誰だろう。

キリの理容室  上野歩   



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キリの理容室 [ 上野 歩 ]
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2018年5月発行 講談社 320p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

自分と父親を捨てて男と出ていった理容師の母親を見返すため、お金を稼げて、女性も通える理容店を開く!子供の頃からの有望を叶えるべく、理容専門学校を卒業したキリ。カットが下手なキリは、ベテラン理容師の千恵子が一人で切り盛りするバーバーチーで修業することになるが、雑用ばかりの毎日。幼なじみの淳平は毎日のように実家に来るし、理容学校の同級生のアタルの存在も気になり始めてー。

【感想】

   自分をおいて家を出ていった母親への
   複雑な思いから理容師となったキリ。

   カットの腕は今ひとつながら
   顔そりの技と度胸で
   お客さんたちにも認められるようになり、
   ついにはカットに関しても開眼する…。

   技術や接客についての
   理容師さんたちの会話が興味深い。

1ミリの後悔もない、はずがない  一木けい  ☆   



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2018年1月発行 新潮社 224p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

「俺いま、すごくやましい気持ち」第15回R-18文学賞読者賞受賞作。忘れられない恋の記憶。出口の見えない家族関係。心揺さぶる鮮烈なデビュー作。

【目次】(「BOOK」データベースより)

西国疾走少女/ドライブスルーに行きたい/潮時/穴底の部屋/千波万波

【感想】

   中学生の少女の恋の話からはじまる連作短編集。

   登場人物たちの後悔が、生きづらさが、
   でも生きていこうとするその覚悟が思いが、
   せつなくてどうしようなく胸に迫って、とてもよかった。

   桐原が今笑っているといいと、わたしも心から思う。

雪の階  奥泉光   



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2018年2月発行 中央公論新社 608p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

昭和十年、春。数えで二十歳、女子学習院に通う笹宮惟佐子は、遺体で見つかった親友・寿子の死の真相を追い始める。調査を頼まれた新米カメラマンの牧村千代子は、寿子の足取りを辿り、東北本線に乗り込んだー。二人のヒロインの前に現れる、謎のドイツ人ピアニスト、革命を語る陸軍士官、裏世界の密偵。そして、疑惑に迫るたびに重なっていく不審な死。陰謀の中心はどこに?誰が寿子を殺めたのか?昭和十一年二月二十六日、銀世界の朝。惟佐子と千代子が目にした風景とはー。戦前昭和を舞台に描くミステリーロマン。

【感想】

   昭和10年、
   華族の、美形で頭の切れる令嬢が主人公。

   友人が心中したことに疑問を抱いた彼女が
   その真相を探る物語と、
   二・二六事件へと向かう時代の物語とが
   重層的に絡み合う読み応えたっぷりな格調高い一冊。

   文章も古風で流麗。内容にぴったり。

   主人公が囲碁が得意ということで、
   登場人物たちが彼女の周りで大きく動くのに
   彼女があくまでも冷静なのは、
   それになぞらえているのかなという印象。

   「日本に嫌な雲が広がりつつある」というあの時代の状況が、
   今につながるようで不安になる。

それ自体が奇跡  小野寺史宜   



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それ自体が奇跡 [ 小野寺 史宜 ]
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2018年1月発行 講談社 272p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

30歳、結婚3年め、共働き。夫は本気で夢を追い始め、妻は違う男に惹かれ始めた。会社のサッカー部が廃部になりくすぶっていた貢は、大学の先輩から「カピターレ東京」で東京23区初のJリーグ入りを共に目指そうと熱心に勧誘される。報酬ゼロなのに本気のサッカーへの誘いに心を動かされた貢は、「やります」と即答していた。高卒で百貨店に入社して13年め、そろそろ子どもがほしいと考えていた綾は、夫の突然の宣言に異を唱える。特にイヤだったのは、相談ではなく事後報告だったことだ。そんなときに知り合った客の天野と、二人で映画に行くことに…。初めて訪れた危機を、田口夫妻は乗り越えられるのか!?夢を諦めないすべての男女に贈る夫婦の物語!

【感想】

   結婚3年目の夫婦、
   同じ百貨店に勤めている。

   夫が働きつつ
   Jリーグ入りを目指すサッカーチームでプレーしはじめてからの
   夫婦の関係の変化。