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本を守ろうとする猫の話  夏川草介   



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本を守ろうとする猫の話 [ 夏川 草介 ]
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2017年1月発行 小学館 224p

【内容情報】(出版社より)

『神様のカルテ』シリーズ外、初の長編!

「お前は、ただの物知りになりたいのか?」
夏木林太郎は、一介の高校生である。夏木書店を営む祖父と二人暮らしをしてきた。生活が一変したのは、祖父が突然亡くなってからだ。面識のなかった伯母に引き取られることになり本の整理をしていた林太郎は、書棚の奥で人間の言葉を話すトラネコと出会う。トラネコは、本を守るため林太郎の力を借りたいのだという。
痛烈痛快! センス・オブ・ワンダーに満ちた夏川版『銀河鉄道の夜』!

【感想】

   祖父が遺した古書店にひとり住む高校生・林太郎のところに
   話をする猫が現れ、
   本が危機となっている場へ連れて行かれる。

   読んだ本の冊数やタイトルを誇る、
   本を数多く速く読みたいがためあらすじにのみ注目する、
   儲けるため本を粗製乱造する…
   そこで、林太郎は
   本を大切に思う気持ち、
   古典を多く読んできた知識を力として、
   場を正しい状況にしようと対峙する。

   今の本をめぐる状況に対する
   夏川さんの主張をすごく感じた。
   そうだよな~。
   本を読むことが好きな人間のひとりとして、
   いろいろ考えさせられた。

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著者:夏川草介
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2015年2月発行 小学館 223p

【内容情報】(出版社より)

新たな『神様のカルテ』はここから始まる。 シリーズ300万部突破のベストセラー『神様のカルテ』にまつわる人々の前日譚であり、かつ珠玉の短編集です。栗原一止は、信州にある24時間365日営業の本庄病院で働く内科医です。本作では、医師国家試験直前の一止とその仲間たちの友情、本庄病院の内科部長・板垣(大狸)先生と敵対する事務長・金山弁二の不思議な交流、研修医となり本庄病院で働くことになった一止の医師としての葛藤と、山岳写真家である一止の妻・榛名の信念が描かれます。ますます深度を増す「神カル」ワールドをお楽しみください。 【編集担当からのおすすめ情報】 二度映画化され、日本中を温かい心に包み込んだ 大ベストセラー、待望の続編!

【目次】(「BOOK」データベースより)

有明/彼岸過ぎまで/神様のカルテ/冬山記

【感想】

   『神様のカルテ』が始まる前の、
   一止たちが医学生だった時代の話、
   その頃の本庄病院の話、
   研修医の一止と指導医の大狸先生の話、
   そしてハルさんが山に登ったときの話。

   この世界は温かくしみこむなあ。

   理想と現実の中で懸命に働く彼らにも
   しあわせがありますように。

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2012年8月発行 小学館 382p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

「医者をなめてるんじゃない?自己満足で患者のそばにいるなんて、信じられない偽善者よ」。美しい信州の情景。命を預かる仕事の重み。切磋琢磨する仲間。温かい夫婦の絆。青年医師・栗原一止に訪れた、最大の転機。

【感想】

   栗原医師は今日も目の前の患者を助けようと24時間頑張ってる。
   それは正しいのか。
   転任してきた医師に突き付けられた問題に
   栗原医師は驚き、自身の姿勢を省みる。

   古風な文章で信州の美しい風景を舞台に語られるシリーズ。
   今回も病院や御嶽荘の人々が面白く温かくていいなぁ。

   この本の中の病院勤務は本当に激務だ。
   その中でも朗らかに仕事をする登場人物たちは素敵だ。

   栗原・進藤・砂山のじゃれ合いともいえる絡みは楽しい。
   そして今回は、外村さんや東西さんといった看護師さんたちに
   プライドを持って仕事をする美しさが感じられました。

   

神様のカルテ2  夏川草介

栗原一止は信州にある「24時間、365日対応」の本庄病院で働く内科医である。新年度、新任の医師・進藤辰也が東京の病院から赴任してくる。赴任直後の期待とは裏腹に、彼の行動は同僚達を困惑させるものだった。


神様のカルテ(2)

2010年10月発行 小学館 317p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

信州にある「24時間、365日対応」の病院では、今日も奇蹟が起きる。「一止とハルさん」の新たな物語。

感想

   「24時間 365日対応」の病院は
   なんと難しい問題を抱えているのでしょう。
 
   患者さんのために精一杯働こうとすると
   医師本人と その家族に しわ寄せが出て。

   患者の立場にしかなれない私にとっては
   「24時間 365日対応」はとてもありがたいのですけれど
   そのせいで お医者様の生活が壊れていくのは
   許されることではないのだと この本を読んで
   思い知らされました。

   栗原医師の勤務する病院にやってきた かつての友人と
   病院の先輩医師の
   生活や生き方が 哀しくて。

   栗原医師も 病院の中で思い悩む日々が続きますが
   妻・ハルさんの 賢さ・やさしさ・かわいらしさに
   救われています。

   危ういバランスの上に成り立っている
   「24時間・365日対応」。
   お医者様の普通の生活と両立できる方法が
   見つかりますように。

神様のカルテ  夏川草介 「今日どんな本をよみましたか?(197358)」 

栗原一止は信州の小さな病院で働く、悲しむことが苦手な内科医である。ここでは睡眠を3日取れないことも日常茶飯事だ…。生死を分ける現場から生まれた、ユーモア溢れる医療小説。


神様のカルテ

2009年9月発行 小学館 205p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

神の手を持つ医者はいなくても、この病院では奇蹟が起きる。夏目漱石を敬愛し、ハルさんを愛する青年は、信州にある「24時間、365日対応」の病院で、今日も勤務中。読んだ人すべての心を温かくする、新たなベストセラー。第十回小学館文庫小説賞受賞。

感想

   主人公・栗原一止の語りですすむお話。
   彼が夏目漱石好きだから 語りも古風でユーモラス。

   でもそのユーモラスな語りにソフトにくるまれているけれど
   話の中身は 地方病院の悲惨な状況。
   その中で 奮闘する一止医師の誠実な性質が
   とても心地いい。

   作者の夏川草介さんは 現実にお医者さん。
   きっとこの主人公のようなお医者さんなんでしょうね。
   作家としても素敵ですけれど
   ぜひこのような医療続けて欲しいとも思う
   複雑な心境です。