FC2ブログ

フランダースの帽子  長野まゆみ   



フランダースの帽子

フランダースの帽子
著者:長野まゆみ
価格:1,512円(税込、送料込)
楽天ブックスで詳細を見る



2016年2月発行 文藝春秋 202p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

ポンペイの遺跡、猫めいた老婦人、白い紙の舟。不在の人物の輪郭、消えゆく記憶の彼方から、おぼろげに浮かび上がる六つの物語。

【目次】(「BOOK」データベースより)

ポンペイのとなり/フランダースの帽子/シャンゼリゼで/カイロ待ち/ノヴァスコシアの雲/伊皿子の犬とパンと種

【感想】

   登場人物が嘘をついて、
   長野さんも嘘をつく、
   短編を六つ集めた一冊。

   ふわふわ、ふわふわ、と
   どこにいるのかわからない感じが
   心地よく思えるか、意味不明と思っちゃうか、で
   好みが分かれるかな。

   わたしはとっても心地よくひたりました。

スポンサーサイト



冥途あり  長野まゆみ   



冥途あり

冥途あり
著者:長野まゆみ
価格:1,620円(税込、送料込)
楽天ブックスで詳細を見る



2015年7月発行 講談社 189p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

川辺の下町、東京・三河島。そこに生まれた父の生涯は、ゆるやかな川の流れのようにつつましくおだやかだったー。そう信じていたが、じつは思わぬ蛇行を繰り返していたのだった。亡くなってから意外な横顔に触れた娘は、あらためて父の生き方に思いを馳せるが…。遠ざかる昭和の原風景とともに描き出すある家族の物語。

【目次】(「BOOK」データベースより)

冥途あり/まるせい湯

【感想】

   父が亡くなった時の『冥途あり』と、
   その父の三回忌の時の『まるせい湯』の二編。

   どちらも、
   父を中心とした人々の思い出で
   「昭和」の暮らしや風景を語る。

   ゆるゆると
   あちらこちらへ
   縦横無尽に流れる思い出話が
   独特の空気感を醸し出し、
   なつかしく
   心地いい。

団地で暮らそう!  長野まゆみ   



団地で暮らそう!

団地で暮らそう!
著者:長野まゆみ
価格:1,404円(税込、送料込)
楽天ブックスで詳細を見る



2014年3月発行 毎日新聞社 194p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

築50年の団地に移り住んだ平成の青年・安彦くん。間取り2K、家賃3万8000円。いま、めぐりあう不思議な“昭和”。なつかしさいっぱい、謎いっぱい、著者初の団地小説!

【感想】

   昭和63年生まれの若者・安彦君が
   一人暮らしをするにあたり、
   団地を選んで初めて知った、
   団地そのものや
   団地での昭和・平成の暮らしについての説明書、
   みたいな小説。

   うんうん、そうだったよなあ、と、
   あの頃がとてもとても懐かしくなりました。

ささみみささめ  長野まゆみ   



ささみみささめ

ささみみささめ
著者:長野まゆみ
価格:1,575円(税込、送料込)
楽天ブックスで詳細を見る



2013年10月発行 筑摩書房 255p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

日常のなにげないひとこと。その言葉をふと拾ってみれば、酩酊をさそう25の物語がゆらりとあらわれる。不気味な話、怖い話、しみじみする話、苦笑いする話、不思議な話、にやりとする話、呆然とする話、あざやかな話、びっくりする話、泣ける話、笑うしかない話、感動する話…。百花繚乱!長野まゆみワールド。

【目次】(「BOOK」データベースより)

ささみみささめ/ああ、どうしよう/ちらかしてるけど/あしたは晴れる/行ってらっしゃい/おかけになった番号は…/ママには、ないしょにしておくね!/きみは、もう若くない/あなたにあげる/ウチに来る?/名詞をください/一生のお願い/ヒントはもう云ったわ/ありそうで、なさそうな/もう、うんざりだ/わたしに触らないで/ウチ、うるさくないですか?/ドシラソファミレド/すべって転んで/スモモモモモ/春をいただきます!/最後尾はコチラです/悪いけど、それやめてくれない?/こんどいつ来る?

【感想】

   10ページ程度の短編が25編収録。

   ひやっとしたり、
   ぞくっとしたり、
   にこっとしたり、
   しみじみしたり、
   不思議だったり。

   多彩な味わいを楽しみました。

   全体的には比較的
   シニカルだったりブラックだったりするものが多くて、
   へえ、と思いました。

   年老いた親がでてくるお話がいくつかあって、
   私もそういう年代なので
   特に胸に響きました。

   「ドシラソファミレド」がいちばん好き。

野川  長野まゆみ  ★   

「本当に大切な風景は想像の目で見るものなんだ」転校先の中学で出会った変わり者の教師の一言で、少年は鳥の目で世界を見たいと願う。伝書鳩を育てる新聞部の少年を描く長野まゆみの最高作。


野川

2010年7月発行 河出書房新社 171p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

両親の離婚により転校することになった音和。野川の近くで、彼と父との二人暮らしがはじまる。新しい中学校で新聞部に入った音和は、伝書鳩を育てる仲間たちと出逢う。そこで変わり者の教師・河合の言葉に刺激された音和は、鳥の目で見た世界を意識するようになり…。ほんとうに大切な風景は、自分でつくりだすものなんだ。もし鳥の目で世界を見ることが、かなうなら…伝書鳩を育てる少年たちの感動の物語。

感想

   武蔵野台地の豊かな自然が詳細に描かれています。

   国語教師・河合の語る地形や星空や蛍の話も
   圧倒的な存在感。

   中学生たちの会話もユーモアがありつつ
   深いところもあり 興味深い。

   伝書鳩の可愛らしさも 体温の温かさをともなって
   伝わってくる。

   この本の中にかかれていたように
   実際に体験したことでなくても
   本を読んだり人の話を聞いたりすることで
   その内容はまるで 自分が経験したことのように
   自分の財産となる。

   そんな歓びを改めて認識させてくれる作品でした。

   短いお話ですが 内容のぎゅっとつまった
   素敵な一冊です。

メルカトル  長野まゆみ 



2007年4月発行 大和書房 189p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

地図収集館で働く青年リュスの周囲で次々と起こる不可思議な出来事―。長野まゆみの新しい魅力が煌めく、極上のロマンティック・ストーリー。

感想

   複雑~。人物を追うのに疲れて 
   お話の世界に浸れませんでした。残念。

カルトローレ  長野まゆみ 



2008年4月発行 新潮社 299p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

きび色の沙漠、“船”での暮らし、謎の航海日誌カルトローレ。長野まゆみの新境地が白い世界にきらめく。作家生活20周年記念作品。

感想

   異世界ファンタジー?
   過去なのか近未来なのかわからず 
   場所もわからない「どこか」でのお話。
   特に何が事件があるわけでもなく 
   ゆるゆると日々が流れていきます。

   「カルトローレ」とは
   イタリア語・文語のカルトラーレ(「日誌・航海日誌})をもとにした
   作者による造語だそうです。(出版社HPより