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もう生まれたくない  長嶋有  ☆   



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もう生まれたくない [ 長嶋 有 ]
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2017年6月発行 講談社 226p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

マンモス大学に勤める、にわかナースの春菜、ゲームオタクのシングルマザー・美里、謎めいた美人清掃員の神子。震災の年の夏、偶然の訃報でつながった彼女たちの運命が動き始めるー。誰もが死とともにある日常を通して、生の光を伝える傑作長篇小説。

【感想】

   ある大学の講師や職員や学生たちが知る
   数多くの著名人や身近な人の死。

   それについてそれぞれどのように感じたのか、
   それと彼らの日常が淡々と描かれていくのが面白い。

   そして、
   死について画一的な言葉では表すことができないと、
   改めて刺さる。

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三の隣は五号室  長嶋有  ☆   



三の隣は五号室 [ 長嶋有 ]
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2016年6月発行 中央公論新社 220p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

傷心のOLがいた。秘密を抱えた男がいた。病を得た伴侶が、異国の者が、単身赴任者が、どら息子が、居候が、苦学生が、ここにいた。-そして全員が去った。それぞれの跡形を残して。

【感想】

   第一藤岡荘の五号室に入居した、
   十三組の人たちの様子。

   1966年から2016年まで、
   エピソードを共通テーマのもと、
   つまみ食い的に、時を前後させて語る。

   ささやかな暮らし、
   そこに込められた思いが、
   なんとも言えず、
   懐かしく愛おしい。

   個々の住人はお互い無関係なはずなのに、
   何かしら痕跡が残っていて、
   後の住人に影響を与えるのとか、
   胸がぎゅーっとなった。

   素敵だったなあ。

   ふんだんに出てくる
   当時の流行りものが懐かしい。

   そしてそして、
   住人たちの名前がふざけているようで、傑作。

愛のようだ  長嶋有  ☆   



愛のようだ

愛のようだ
著者:長嶋有
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2015年11月発行 リトル・モア 179p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

大切なものを失う悲しみを、まっすぐに描いた感動作。40歳にして免許を取得した戸倉は、友人須崎、その恋人琴美の3人で、伊勢神宮へドライブに出かけた。本当の願掛けにいくのだ。著者初の書き下ろし。最初で最後の「泣ける」恋愛小説。

【感想】

   40歳独身男性が新たに免許をとって車を買い
   仲間たちとあちこちへドライブ。

   そのお供はなつかしいマンガと音楽。
   そして底に流れる恋心。

   なんだろ。この愛しさと哀しみは。

   すごくいい。
   すごくよかった。

祝福  長嶋有    



女ごころを書いたら、女子以上。ダメ男を書いたら、日本一! 男主人公5人VS女主人公5人で贈る、長嶋有ひとり紅白歌合戦。デビュー10周年を迎える、10冊目の単行本!


祝福

2010年12月発行 河出書房新社 204p

【目次】(「BOOK」データベースより)

丹下/マラソンをさぼる/穴場で/山根と六郎/噛みながら/ジャージの一人/ファットスプレッド/海の男/十時間/祝福

感想 

   女性が主人公のもの、男性が主人公のものを
   交互に並べた短編集。
   2003年から2010年にかけて
   あちこちに発表されたものを集めてあります。

   一部の例外をのぞいては
   特に何が起こるわけではない毎日の生活の中で
   主人公が思うことが カッコまで使って
   丁寧に描かれています。

   それが いちいちおかしくって
   またそうそう、と納得できることもあったりして
   にやにやしながら読みました。

   そんな中、「十時間」は異色。
   夜、母親の帰りをボロ家で待つ小学生の姉妹の話。
   不安な気持ち、姉妹の寄り添う気持ち。
   強い印象を残した短編でした。
   

ねたあとに  長嶋有   



2009年2月発行 朝日新聞出版 333p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

この山荘は、遊び始める前から、すでにルールが発生している。真夏に炬燵。ケイバ、顔、それはなんでしょう、軍人将棋…魅惑的な日々の「遊び」が、ひと夏の時間を彩ってゆく、大人の青春文学。朝日新聞連載の本格長編小説。

(楽天ブックスより)

小説家「コモロー」一家の別荘に集う、個性的な(実在する!?)友人たちとの夏の出来事をつづる、大人の青春小説。第一回大江健三郎賞受賞作家による朝日新聞夕刊連載の単行本化。

感想
   なんでしょう、このゆるさは。
   別荘の備品に関する 詳細な説明が笑えます。
   男たちが考えた独自の遊び
   (ケイバ、顔、それはなんでしょう、軍人将棋)に
   熱中する人びとが ばかばかしいけど愛おしいです。
   
   たぶん「ジャージの二人」と関連があると思います。
   

ぼくは落ち着きがない  長嶋有 



2008年6月発行 光文社 213p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

青春小説の金字塔、島田雅彦『僕は模造人間』(86年)、山田詠美『ぼくは勉強ができない』(93年)。偉大なる二作に(勝手に)つづく、00年代の『ぼくは~』シリーズとも言うべき最新作!「本が好き!」連載中に大江賞を受賞したことで、ストーリーまでが(過激に)変化。だから(僕だけでなく)登場人物までがドキドキしている(つまり落ち着きがない)、かつてみたことのない(面白)不可思議学園小説の誕生。

感想

   特に何があるわけでもない 図書館部員たちの図書室と部室での
   ゆるゆるのお話でした。
   でも この視点の定まりのなさがいい味出しています。

パラレル  長嶋有  ☆ 



出版社/著者からの内容紹介
妻の浮気が先か、それとも僕の失職が原因か?
ともかく僕は会社を辞め離婚した。複数の女性と付き合う友人・津田、別れてもなお連絡が来る元妻との関係を軽妙に描いた著者初の長篇

ジャージの二人  長嶋有  ★ 




単行本版 2003年12月発行 集英社 204p
文庫本版 2007年1月発行 集英社 222p

出版社/著者からの内容紹介
『猛スピードで母は』で芥川賞を受賞した著者が、「低スピードな父」との関係を描いた話題作。仕事嫌いの父と失業中の息子が夏の山荘で過ごすアンチ・スローライフな日々をジャジーに描く。

タンノイのエジンバラ  長嶋有  ☆ 



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  『猛スピードで母は』で芥川賞を受賞した著者の受賞後第1作となる本書は、表題作を含め4つの作品を収録する短編集である。
同じ団地の隣家に住む風変わりな女の子の世話を押しつけられた男と彼女との、ひと晩の交感を描いた「タンノイのエジンバラ」。
 3人姉弟と義理の母親との確執を描いた「夜のあぐら」。
 半年前に結婚した主人公と妻、半年前に離婚した主人公の姉の3人組によるバルセロナ観光の物語「バルセロナの印象」。
 そして、パチンコ屋の景品係としてアルバイトをする主人公女性のバイト仲間との日常にスポットを当てた「三十歳」。
 現代家族と個人の関係のありようが、長嶋有ならではの独特の視点と状況設定によって描かれる。

猛スピードで母は  長嶋有  ★ 


内容(「BOOK」データベースより)
「私、結婚するかもしれないから」「すごいね」。小六の慎は結婚をほのめかす母を冷静に見つめ、恋人らしき男とも適度にうまくやっていく。現実に立ち向う母を子供の皮膚感覚で描いた芥川賞受賞作と、大胆でかっこいい父の愛人・洋子さんとの共同生活を爽やかに綴った文学界新人賞受賞作「サイドカーに犬」を収録。