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ペンギンは空を見上げる  八重野統摩   






2018年5月発行 東京創元社 272p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

将来、NASAのエンジニアになりたい小学六年生の佐倉ハルくんは、風船宇宙撮影を目指しています。できる限り大人の力を借りず、自分だけの力で。そんなことくらいできないようでは、NASAのエンジニアになんて到底なれないから、と。意地っ張りな性格もあってクラスでは孤立、家に帰っても両親とぎくしゃくし、それでもひたすらひとりで壮大な目標と向き合い続けるハルくんの前にある日、金髪の転校生の女の子が現れて…。ハルくんの、夢と努力の物語。奮闘するこの少年を、きっと応援したくなるはずですー読み終えたあとは、もっと。

【感想】

   ロケット開発エンジニア志望で
   今は風船宇宙撮影に挑む小6男子・ハル。

   女子転校生イリス。

   クラスと家庭で居場所のないふたりのボーイミーツガール。

   努力してもかなわない夢はあるけれど
   それで終わりじゃないと。

   静かなアツさ。

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意識のリボン  綿矢りさ   



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2017年12月発行 集英社 192p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

少女も、妻も、母親も。女たちは、このままならない世界で、手をつなぎ、ひたむきに生きている。恋をして、結婚し、命を授かったー。人生の扉をひらく、綿矢りさの最新短編集。

【目次】(「BOOK」データベースより)

岩盤浴にて/こたつのUFO/ベッドの上の手紙/履歴の無い女/履歴の無い妹/怒りの漂白剤/声の無い誰か/意識のリボン

【感想】

   短編集。

   読み初めて、「これ、エッセイ?」と思ったほど
   女性の考えていることが綴られている。

   中の一編に
   「あくまでフィクションですから、主人公と同一視しないでください。
    創作上の話で、私は主人公と似通った境遇も思考も一切ありません」とあって笑った。

   「可能性はいつだって、外ではなく自分の内側に埋まっている」

   「ああ、私にひかりは宿っていたんだ。
    何もわざわざ天空に行かなくてもいい、
    熱くらんらんと燃えるひかりは、生き物の身体の内でいつも輝いている。
    触れないし見えないけど、確かに私の真ん中にある」

十三階の女  吉川英梨   



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2017年8月発行 双葉社

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

警察庁公安秘密組織『十三階』、任務と愛に揺れる刑事・黒江律子。テロリストを愛して、女さえも武器にして、それでも私は国家を守る。女性作家にしか描けない公安警察小説の最先端!

【感想】

   ひー、えぐかった。

   警視庁公安に勤める29歳女性が主人公、
   なかなか大変な生い立ち、
   情報を得るためなら女を武器にすることも厭わなくて、
   それを平然とやらせる上司たちとともに、
   テロ組織と対峙する。

   彼女の心理の揺れ、
   二転三転する状況も含めて、
   心臓ばくばく。

開化鐵道探偵  山本功次   



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2017年5月発行 東京創元社 282p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

明治十二年晩夏。鉄道局技手見習の小野寺乙松は、局長・井上勝の命を受け、元八丁堀同心の草壁賢吾を訪れる。「京都ー大津間で鉄道を建設中だが、その逢坂山トンネルの工事現場で不審な事件が続発している。それを調査する探偵として雇いたい」という井上の依頼を伝え、面談の約束を取りつけるためだった。井上の熱意にほだされ、草壁は引き受けることに。逢坂山へ向かった小野寺たちだったが、現場に到着早々、仮開業間もない最寄り駅から京都に向かった乗客が、転落死を遂げたという報告を受ける。死者は工事関係者だった!現場では、鉄道工事関係者と、鉄道開発により失業した運送業者ら鉄道反対派との対立が深まるばかり。そんな中、更に事件が…。

【感想】

   明治12年、京都~大津間で建設中の
   鉄道の逢坂山トンネル現場で相次ぐ不審事を
   八丁堀元同心が調査解決する。

   謎解きと
   この時代ならではの要素や人物が
   うまく絡み合った面白いミステリでした。

   登場人物たちの
   鉄道建設にかける思いもとてもよかったです。

ヒーローの選択  行成薫   



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2016年11月発行 講談社 290p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

清水は宅配水の訪問営業中に旧友・小山田と再会。予言者・ケンジのラップは、清水が小山田の部屋に来ることを予言していた。ケンジに会って話を聞いてくれれば、水の契約をすると小山田は言う。

【感想】

   水のセールスマンをしている清水が
   「世界が滅亡するからそれを防ぐ仲間に入れ」と
   旧友から無理やり
   何かチームにひきこまれてからのお話。

   どんどん、お話が転がって、
   思わぬ人がつながって、
   さて人がどう行動すれば
   世界は救われるのかに向かって加速していきます。

   行成さん、デビュー作でも思ったけれど、
   やっぱり伊坂さんっぽいな。

ハリネズミ乙女、はじめての恋  令丈ヒロ子   



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2016年12月発行 KADOKAWA 272p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

トゲトゲになった心を、この物語は毛布のように温かく包んでくれます。

【感想】

   かわいらしく読みやすいお話。

   自分に自信のない女の子(大阪の芸人一家育ち)が
   ハリネズミと出会い、
   ハリネズミと会話することによって
   新たな自分を見つけていく。

   ハリネズミが大阪弁で話すとか、
   悶絶するかわいさ。
   反則ですて♡

手のひらの京  綿矢りさ   


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2016年9月発行 新潮社 224p

【内容情報】(出版社より)

なんて小さな都だろう。私はここが好きだけど、いつか旅立つときが来るーー。おっとりした長女・綾香は31歳、次第に結婚への焦りを募らせる一方、恋愛体質の次女・羽衣は職場で人気の上司と恋仲になり、大学院で研究に没頭する三女・凜はいずれ京都を出ようとひとり心に決めていた。生まれ育った土地、家族への尽きせぬ思い。奥沢家三姉妹の日常に彩られた、京都の春夏秋冬があざやかに息づく、綿矢版『細雪』。

【感想】

   面白かった~! 
   京都に住む三姉妹の一年間。

   恋愛や仕事や家族との関わり。

   「京都」がそれぞれの形で
   三姉妹の行動や心に現れてて、
   ひゃー!ってなったり、
   わかるわかる、ってなったり。

   京都の美しい風景や風習が
   ふんだんに盛り込まれているのもまたいい。

天使のナイフ  薬丸岳   



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2008年8月発行 講談社文庫 438p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

生後五ヵ月の娘の目の前で妻は殺された。だが、犯行に及んだ三人は、十三歳の少年だったため、罪に問われることはなかった。四年後、犯人の一人が殺され、檜山貴志は疑惑の人となる。「殺してやりたかった。でも俺は殺していない」。裁かれなかった真実と必死に向き合う男を描いた、第51回江戸川乱歩賞受賞作

【感想】

   昨日、江戸川乱歩賞受賞者の
   下村敦史さんの本を読んだので、
   そのつながりで薬丸岳さんの本を初読み。
   これが受賞作。

   妻を少年に殺された男性が向き合う
   少年法の壁と新たな真実。

   骨太で劇的。
   登場人物に繋がりがありすぎかなとは思うけど
   読み応えたっぷり。

ゼロワン  若木未生   



ゼロワン

ゼロワン
著者:若木未生
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2015年12月発行 徳間書店 333p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

王串ミドロ、三十三歳。声優としてもぱっとせず、お笑い芸人としても無名。だが年末のマンザイ・グランプリで優勝すれば、どんなに無名でもキャリアがなくても、一夜にしてスターになれる!こうして漫才コンビ“ゼロワン”は、マングラの頂点を目指し、悩みながらも奮闘を開始。頼りなくも健気で熱心な若き相方零、圧倒的な人気と実力を誇るライバル“クロエ”、自由奔放な恋人マドカらの存在を糧に、芸人・王串は自分の笑いを形づくろうとする。零の兄で不慮の死を遂げたかつての相方壱が、王串の作るネタに落とす影とは…。笑って泣けて元気の出る、青春小説の傑作!

【感想】

   売れない漫才コンビ・ゼロワンが
   漫才グランプリの頂点を目指す。

   ゼロワンだけでなく、
   ライバルであるクロエたちの
   必死のネタあわせ、舞台での真剣勝負が、息苦しく、
   漫才の話なのに明るくない。笑えない。

   ものを生み出すということはこういうことなのか、と
   その凄みに息がつまりそうになりました。

食堂のおばちゃん  山口恵以子   



食堂のおばちゃん

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著者:山口恵以子
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2015年8月発行 角川春樹事務所 210p

【内容紹介】

ここは佃の大通りに面した「はじめ食堂」。
昼は定食屋、夜は居酒屋を兼ねており、姑の一子と嫁の二三が仲良く店を切り盛りをしている。
夫婦のすれ違い、跡とり問題、仕事の悩み……いろいろ大変なこともあるけれど、
財布に優しい「はじめ食堂」で、美味しい料理を頂けば明日の元気がわいてくる!
元・食堂のおばちゃんが描く、涙あり、笑いありの心温まる物語。

【感想】

   姑と嫁が切り盛りする、
   昼は定食屋、夜はそれプラス居酒屋の
   「はじめ食堂」を舞台にしたお話。

   出てくる家庭料理がどれもとっても美味しそうで、
   文中だけでなく、
   巻末に詳しい作り方が載っているので、
   お料理好きな方にオススメ!