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あの人が同窓会に来ない理由  はらだみずき   



あの人が同窓会に来ない理由

あの人が同窓会に来ない理由
著者:はらだみずき
価格:1,512円(税込、送料込)
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2015年12月発行 幻冬舎 262p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

机を並べた同級生のことを、僕は何も知らなかった。同窓会の幹事をするはめになった宏樹。だが、出席者は一向に集まらない。かつての仲間たちの消息を尋ねることにするが…。思い出したくない過去、知られたくない現状。20年の空白が埋まる時、もうひとつの真実が明らかになる。

【感想】

   集まりの悪い同窓会の幹事になった主人公が
   同窓会に来ない人たちの消息を尋ねるお話。

   次第に明らかになる、
   今の、
   そして過去の真実。

   どきどきしながら読んだ。

   人って変わるけれど変わらないものもあって、
   あの頃を思い出すとせつないね。

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はじめて好きになった花  はらだみずき   



はじめて好きになった花

はじめて好きになった花
著者:はらだみずき
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2015年12月発行 祥伝社文庫 198p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

隣の教室で偶然出会った女の子。想いを寄せるが、彼女のある噂を耳にし、自分から距離を置いてしまったー。心の奥底にずっと閉じ込めていた中学生時代の甘くもほろ苦い記憶。それを鮮やかに甦らせてくれたのは、愛娘が森の中で見つけた懐かしい花だった(「はじめて好きになった花」)。大切な過去、そっとしまっておきたい思い出を抱えて生きるあなたに贈る、珠玉のラブストーリー集。

【目次】(「BOOK」データベースより)

はじめて好きになった花/風を切るボールの音/会えないはずの人/あの人からの手紙

【感想】

   短編集。

   実用書編集者・雑誌編集者・文芸編集者・校正者と
   過去の恋。

   甘酸っぱくほろ苦い、若い頃の恋。

   そんな経験を抱えて
   人は大人になっていくのかな。

ムーンリバーズを忘れない  はらだみずき   



ムーンリバーズを忘れない

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著者:はらだみずき
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2015年5月発行 角川春樹事務所 350p

【内容情報】

森山健吾、46歳。家具メーカーの営業マンで、東京営業所での成績は2番手だ。週末は、少年サッカークラブ「月見野SC」でボランティアコーチをしている。妻・晶子との間に、子供はいない。平穏だった日常に、波風が立ち始めた。仕事のこと、サッカ―のこと、妻とのこと。残りの人生で、自分はなにを優先するべきなのか――。ままならない人生の前半戦を終え「ハーフタイム」にいる大人にこそ読んでほしい、上質な映画のように深みとコクのある感動ストーリー。

【感想】

   46歳の営業マン・健吾は
   地元少年サッカーチームのコーチもしている。

   低迷中の仕事やサッカーが
   若いコーチの加入により変化していく…。

   現実もそうなのかもしれないけれど、
   大人の事情が子供たちに影響を与えるのが
   かわいそうだなあ。

波に乗る  はらだみずき   



波に乗る

波に乗る
著者:はらだみずき
価格:1,620円(税込、送料込)
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2015年1月発行 小学館 286p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

「あんたの親父、亡くなったぞ」卒業し、入社一ヶ月で会社を辞めた直後のことだ。連絡してきたのは、名乗りもしないぶっきらぼうな男。孤独死だったのか?霊安室で対面した父は、なぜか記憶とはまるで違う風貌をしていた。文哉は、疎遠になっていた父の足跡をたどりはじめる。新境地の感動作。

【感想】

   長い間連絡をとっていなかった父が
   亡くなったと連絡を受けて
   海辺の町へ向かった文哉。

   父がどんな生活をしていたのか、
   その新たな姿が見えてくるとともに、
   文哉も次第に変化していく。

   いい話なんだけどせつないな。
   生きてるうちにわかりあいたかったよな。

   そして
   いい話なんだけど
   姉ちゃんにだけはあきれるな(笑)。

ここからはじまる  はらだみずき   



ここからはじまる

ここからはじまる
著者:はらだみずき
価格:1,620円(税込、送料込)
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2014年4月発行 新潮社 270p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

小学3年生の勇翔の夢は、プロのサッカー選手。ただ、本人は自分のレベルがよくわかっていない様子。そんな息子に歯がゆさを覚えている、かつて同じ夢を抱いた父の拓也はある行動を起こす。勇翔はその日をきっかけに、「サッカーノート」を書きはじめるのだが…。プロのサッカー選手になりたい。-それはいったい、だれの夢?共に悩みながら、歩んでいく、親と子の成長物語。

【感想】

   サッカー少年・勇翔と
   その父でサッカー経験者の拓也の
   試行錯誤の日々。

   ワールドカップ代表が決まった今日、
   彼らにもこんな少年の日々、親の葛藤が
   あったのかなあ、と思いながら読みました。

   子供がスポーツするって色々たいへん。

   勇翔がこれからも
   サッカーが好きでありますように。

ぼくの最高の日  はらだみずき   



ぼくの最高の日

ぼくの最高の日
著者:はらだみずき
価格:1,575円(税込、送料込)
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2013年7月発行 実業之日本社 268p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

72歳のマスターが営む「バー・ピノッキオ」。そこには連日、さまざまな客がやってくる。文具店勤務の女性、リサイクルショップ経営の青年、三年目の新人編集者、謎の中年男性…たやすくない日々を歩む彼らの“人生で最高の日”とは?困難な日々を送るすべての人に届けたい心にしみるあたたかな物語。

【目次】(「BOOK」データベースより)

ぼくの最高の日/ずっと忘れない/過ぎた日は、いつも同じ昨日/バー・ピノッキオ/小説家の最高の日

【感想】

   連作短編集。

   バー・ピノッキオにやってくる人たちの
   「最高の日」。

   それぞれ どこにでもいるような人たちの、
   でも心に沁みる初恋や仕事や家族のお話。

   そして最終話ではそれらが見事につながり、
   「おお、やられた!」という
   小気味いい快感もあり。

   文中の花の描写から
   同じはらだみずきさんの
   『赤いカンナではじまる』(祥伝社)を思い出しました。

   こちらは
   「書店員、編集者、出版社営業マンたちの
   「過去との再会」を描いた恋愛小説集」でした。

   これもよかったなあ。

ホームグラウンド  はらだみずき 




ホームグラウンド

2012年2月発行 本の雑誌社 236p

【内容紹介】

大切にしまっておいた夢はあるか── サッカーをする場所を探し求める親子。校庭の扉は閉め切られ、公園からも追い立てられたふたりが、偶然たどり着いたのは、緑の芝生がどこまでも続く広場だった。芝生の向こうには、手をふる老人が立っている。いったいだれが、なんのために、この場所をつくったのか?『サッカーボーイズ』の著者が描く、ひとつのグラウンドと三代に渡る家族の物語。

感想 

   幸せな、幸せな現代のおとぎ話。
   休耕地にサッカーグラウンドを作ろうとする
   老人と孫とその両親。
   そして彼らに関わる人々。

   自分の夢を大切に、実現に向けては我儘に。
   彼らの試みが次第に形になるのを
   わくわくとしながら読みました。

   綺麗ごとでもいい、小説だから。

   読み終えて改めて表紙を見ると、
   カバー写真にひきこまれます。


帰宅部ボーイズ  はらだみずき 「今日どんな本をよみましたか?(197362)」 





2011年5月発行 幻冬舎 298p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

真っすぐ家に帰って何が悪い。オレたち帰宅部にだって、汗と涙の青春はあるのだ。『サッカーボーイズ』の著者が描く余りものたちの新たな青春小説。

感想 

   中学生男子の
   うまく行かない状況にどうしたらよいのかと
   じたばたと思い悩み
   ついついばかなことをしてしまう感じが
   ずううんと重く響いてきました。

   私は 作者のはらださんと同年代で
   ですから主人公たちとも同年代だと思うのですが
   品行方正な女子中学生でした(笑)。

   それでも、この主人公たちの気持ちに
   とても共感できました。
   閉塞感に押しつぶされそうだった日々が
   思い出されます。

   帰宅部となった直樹・カナブン・テツガクの
   トリオが 「自分たちの夢中になれること」を
   見つけようとしながらも なかなかうまくいかないのを
   はらはらしながら読みました。

   中学時代のラストも
   ああー、と苦々しい感じ。
   いつもならすかっと終わるお話が好きな私ですが
   今回はそういうラストだったからこそ
   いっそう胸に響いたような気もします。

   主人公・直樹が大人になり
   小学生の息子の子育てで妻から文句を言われるところは
   まったくもってその通りだと思いました。
   本当に父親というものは・・・(苦笑)。
   せっかく密度の濃い中学時代を送ったのなら
   それを生かして、
   もっと子育てに関わって欲しいものです。
   

赤いカンナではじまる  はらだみずき 「今日どんな本をよみましたか?(197358)」 

高橋選手 銅メダル おめでとう~。
素晴らしい演技でした。
ソルトレークのヤグディンの「仮面の男」や
本田武史の「アランフェス協奏曲」以来の 感動をもらえました。


赤いカンナではじまる

2009年11月発行 祥伝社 265p

【内容情報】

『サッカーボーイズ』で少年たちの青春を描き注目を集めている著者が、本に携わる人々の恋愛を紡ぎ出す。

その人は涙を流していた。涙を流していたのは、わたしと同じ書店員だった――。

ある日、書店員の野際は、文芸書棚を担当している保科史江が涙を流しているのを、出版社の営業マン、作本とともに目にする。後日、退職を願い出る彼女の涙の理由とは、何だったのか。関西出張で偶然彼女と出会った作本が、意外な秘密を聞き出してくる……。(「赤いカンナではじまる」)

期待の新鋭がおくる、書店員、編集者、出版社営業マンたちの「過去との再会」を描いた恋愛小説集。

【他収録作品】

・「風を切るボールの音」――疲れたサッカー雑誌編集者のもとへかかってきた電話の相手は……

・「美しい丘」――北海道からやって来た若い書店員が、出版社営業マンに頼んだこととは。

・「いちばん最初に好きになった花」――図鑑シリーズ「野の花」担当編集者の、切ない思い出が甦る。

・「最後の夏休み」――大学生4年生、人生最後の夏休み。いったい自分は何をしたいのだろう。

感想

   本を扱う職業の人々が主役の 短編集。
   登場人物がかぶっているものもありましたが
   特に内容的にはつながっていません。

   きれいな印象の作品でした。
   それぞれ 前向きにラストを迎えていて
   後味もよく 一服の清涼剤のように読みました。