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神さまたちのいた街で  早見和真   



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神さまたちのいた街で [ 早見和真 ]
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2017年4月発行 幻冬舎 298p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

父が交通事故に巻き込まれたことをきっかけに、父と母は違う神さまを信じはじめ、ぼくの家族には“当たり前”がなくなった。ぼくは担任の先生に助けを求めたが、どうやら先生にも自分の正義があるらしい。大人たちが信じられなくなったいま、ぼくの「正しい」の基準は、親友の龍之介だけ。妹のミッコを守ることでなんとか心のバランスを取りながら、ぼくは自分の武器を探すことにした。いつか、後悔だらけの大人にならないためにー。『ぼくたちの家族』から6年。次の家族のストーリー。あの頃の“痛み”がよみがえる成長の物語。

【感想】

   小5の「ぼく」の父親が交通事故にあって仕事を失い
   新興宗教にのめりこみ、
   母親も生活の苦しさから
   別の新興宗教にのめりこみ、
   「ぼく」とその妹は苦しい日々を送るようになる。

   小5がつらい思いをして私までつらい。

   小5なのに「ぼく」も友人も有能すぎでしょう。

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小説王  早見和真   



小説王

小説王
著者:早見和真
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2016年5月発行 小学館 302p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

三流編集者と売れない作家が、出版界にしかけた壮大なケンカ!!全国の書店の方々をザワつかせた問題作ついに刊行!物語に救われたことはあるか?

【感想】

   出版不況に直面している出版社の編集者と、
   新人賞を獲ったあと鳴かず飛ばずの作家がタッグを組んで、
   一つの作品を生み出し大きく育てていくお話。

   うーん。どうなのかなあ。

   こんなに自分の仕事を礼賛されても困っちゃうな。
   読んでてすごく居心地が悪かった。

   もちろん、
   編集者や作家の身を削るような日々は
   読んでいてひゃーって思ったし、
   リアルの編集者さんや作家さんは尊敬していて、
   小説を出してくださって感謝してるんだけど、
   それをこうやって小説にされてもなあ…。

   あと、「胸がヒリつく」を多用しすぎなのでは。

95 キュウゴー  早見和真   



95

95
著者:早見和真
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2015年11月発行 KADOKAWA 301p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

95年、渋谷。時代に抗うように、街を駆け抜けた、17歳の少年たちがいた。2015年の年末、37歳となった秋久のもとに母校の女子高生から連絡が届く。卒業制作のテーマとして「1995年」について調べているという。彼女と会った秋久は、自分の人生を変えたその年のことを語り始めたー。95年3月20日、地下鉄サリン事件が起きた。平凡な高校生だった秋久は、人の死に直面し動揺するなか、縁のなかった4人の同級生から渋谷のカフェに呼び出される。強制的に仲間入りさせられた秋久だったが、彼らとセンター街を闊歩し、刺激的な毎日を過ごすようになる。世界が劇的に変わるのを実感していた。だがある日、リーダー的存在だった翔が何者かに襲撃される。秋久は復讐を誓い、真犯人を捜すため行動に出るが…。

【感想】

   2015年、37歳の秋久は
   母校の生徒の課題への協力をきっかけに
   1995年の高2の時を思い出す。

   サリン事件ではじまった1995年。

   渋谷で仲間と過ごした
   不真面目な、でも、かけがえのない日々。

   こういう青春もあったんだ、とどきどきしました。

   読んでいて
   金城一紀さんの『レヴォリューション』シリーズを思い出した。

   それと、
   1995年は関西の私にとっては阪神淡路大震災の年なんだけど、
   東京の人にとってはサリン事件の方が
   強く印象に残っているのかな、って思った。

イノセント・デイズ  早見和真   



イノセント・デイズ

イノセント・デイズ
著者:早見和真
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2014年8月発行 新潮社 342p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

放火によって奪われたのは、元恋人の妻とまだ1歳の双子の命。確定死刑囚、田中幸乃の人生は、「不運」と「悪意」が支配していた。「暴力」と「裏切り」も加勢する。だから、なのか?ひとりの男だけが、味方であり続ける。なぜ彼は、彼女を最後まで信じようとしたのか?「整形シンデレラ」とよばれた鬼女。彼女が犯した「罪」、その死刑囚が犯した最大の罪とは?衝撃指数極大値。先入観を紛砕する圧倒的長編。

【感想】

   元恋人にストーカー行為を働き
   その妻と二人の幼子を焼死させた女性。

   死刑判決を受けた彼女の生涯を
   判決文に沿ってたどる一冊。

   歯車が一つ狂うと
   人生は悪いほうに転がり、
   目に見えていることは
   物事の一面にすぎないのかもしれないと
   空恐ろしくなった。

ポンチョに夜明けの風はらませて  早見和真   



ポンチョに夜明けの風はらませて

ポンチョに夜明けの風はらませて
著者:早見和真
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2013年7月発行 祥伝社 281p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

幼馴染みの僕たちは、もうすぐ高校を卒業する。華々しい高校デビューを企むも、敗れ続けた3年間。-このまま適当に終わっちゃっていいのかよ?人生最高の別れを迎えるために、僕らはサンダーボルト号に乗り込んだ!!

【感想】

   高校卒業式を目前にして
   岡山まで友人を車で迎えにいく男子二人。
   なぜかどんどん連れが増えていく。

   道中の顛末、過去の思い出、

   どれもこれもおバカでかわいくて、じんときて、
   とってもよかったー!

   楽しい青春ロードノベル、大好きです。

   語り手がどんどん変わっていくのも
   新たな目線が与えられて楽しさ倍増。

   章が終わったところのページも
   想像をかきたててくれました。

   最後にいきなり登場している人物がいるぞー(笑)。

   続編あるのかな。
   私はここで終わる方がいいな。
   ねずみには悪いけれど(笑)。

6シックス  早見和真  ☆   



6

6
著者:早見和真
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2012年7月発行 毎日新聞社 259p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

ヒーローだけが主役じゃない!恋愛、友情、嫉妬…人生の数だけ物語は紡がれる。補欠も就活生もお母さんも…誰だって人生の主役なんだ!だから人は愛おしい。神宮に響け!リアル青春ストーリー。

【感想】

   甲子園の優勝投手から早稲田に進学した
   「銀縁くん」こと星投手。

   東京六大学を戦う彼と彼の周りの人々の6つの物語。

   それらは試合開始時点で終わるのだけど、
   彼らの野球に対する思い入れや反感などがすごく伝わってくる。
   面白かった。
   そして、泣けた。

   各話の主人公は東大のピッチャー、法政のマネージャー、
   星を敵対視する明大生、星の彼女(立教生)、
   慶応の補欠選手の母、そして星。

   誰もなにがしかの事情を抱えて
   星や六大学を眺め、戦っていて、
   それぞれのドラマが少しの切なさを抱えつつ
   推移するのがよかった!

   さっき書いたように
   各話は試合開始時点で終わるのだけど、
   その結果や関連情報を次ページで新聞記事の形で知らせる趣向が
   楽しかった。

   最後の試合だけはそれがなかったけれど
   私は勝利を信じているよ。

東京ドーン  早見和真 

さぁ花火を打上げろ! 明日からじゃない。今日から、今から始めよう。何かを。東京に暮らす27歳を描く、注目作家による傑作六篇。

東京ドーン

東京ドーン
著者:早見和真
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2012年4月発行 講談社 251p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

会社を辞めたい。でも、同棲相手が妊娠した。甘ちゃんだけど彼女は大事にしている、はず。条件は抜群。結婚を言い出さない以外。野球をやめた。そうしたら、何もなくなった。交際七年、変わったのは…わたしの方?格好悪くていい。初めてそう思えた日。注目作家が描く、いまの「27歳」への応援歌。東京に暮らす若者を描いた珠玉連作集。

【目次】(「BOOK」データベースより)

新橋ランナウェイ/北新宿ジュンジョウハ/成城ウィキペディエンヌ/十条セカンドライフ/二子玉ニューワールド/碑文谷フラワーチャイルド

【感想】

   東京に住む27歳の男女の仕事や恋を描いた連作短編集。

   みんな精一杯やっているのだけれどなぜだかうまくいかない。
   壁を破るか、別の道を選ぶか。
   悩む本人。決断を後押ししてくれる友人。

   それぞれの選ぶ道や頑張り方は違うけれど
   みんな一生懸命生きています。

   登場人物が複雑に絡み合っているので
   なんども前を確かめながら読みました。

   その、登場人物の絡みは
   最後の「碑文谷フラワーチャイルド」で
   綺麗にまとめられているなぁ、と思いました。

スリーピング★ブッダ  早見和真



『ひゃくはち』で注目の著者が描く青春小説!
僧侶は、人を救うためにいるんじゃないのか? 旧弊な世襲システム、そして仏教そのものに疑問を抱く若きふたりの禅僧。『ひゃくはち』で鮮烈デビューを飾った著者が描く、まったく新しい青春パンク小説!


スリーピング★ブッダ

2010年9月発行 角川書店 379p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

禅宗の最大宗派である敬千宗の大本山・長穏寺。修行が厳しいことで知られるこの寺に、二人の若き僧侶が上山した。北陸の古寺の跡取りとして真摯に禅宗と向き合う小平広也。バンドでプロを目指すも挫折し、「安定した就職先」として寺に飛び込んだ水原隆春。対照的な二人は、修行の日々を通して、寺のさまざまな問題に直面する。世襲がはびこる旧弊なシステム、先輩僧侶たちのイジメ、清貧とはほど遠い生活、そして、本来人々を救うためにある宗教が最後の砦として機能していない事実…。宗教が持つ清濁に翻弄される二人が辿り着いた理想郷とは?映画化、コミック化された『ひゃくはち』で衝撃デビューの著者が放つ、まったく新しい青春小説。

感想 

   仏教の世界に飛び込んだ若者・主に二人を中心とした
   お話。

   仏教のいろいろな問題点を描きながら
   そこで頑張る若者の姿を描いていて
   いわゆる「青春小説」で
   きっと心地よくお話は終わるのだろうなぁ
   と思っていたのですが
   なかなかどうして。

   宗教のお話は 現実ではきれいごとではすまないからこそ
   難しいのかもしれませんが
   小説の中だけはすっきり爽快な感じで
   終わって欲しかったな。
   

砂上のファンファーレ  早見和真  ☆   





2011年3月発行 幻冬舎 252p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

いつの間にか蝕まれていた一家の理想。誰もがそれに気づかないふりをしていた-。家族って何だ?次々と襲い掛かる、それぞれの現実

感想 

   郊外の家に暮らしていた一家。
   長男は就職、次男が進学して
   それぞれ家を出て行き
   家には夫と妻だけが残っている。

   厳しいローンや仕事の失敗などで
   家計は破産寸前。

   そんな中、妻の言動におかしいところが出始めて
   病院に連れて行かれて・・・
   というお話。

   出だしが不穏な感じでどうなるかと  
   心配しながら読みました。
   なんだか自分たちの将来を見せられているようで
   居心地が悪いこと。
   それだけ しっかりと悪い状況が描写されているという
   ことなんでしょう。

   責任感あふれる長男。
   へらへらしているようでいて物事の本質を見極める
   目を持つ次男。
   妻を愛していることを再認識する夫。

   それぞれの形で母・妻を支え
   家族が再生されていきます。

   「幸せかどうかは死ぬときしかわからない」
   さて、妻のこの言葉に対する答えは用意されているのか。
   最後までひきつけられて
   読み終えることのできた一冊でした。
   登場人物の中では 次男が特にお気に入りです。

   表紙絵はちょっと内容とあわないかな。
   もう少しほのぼのした感じの方が
   いいと思うのですけれど。

ひゃくはち  早見和真 ☆   



2008年6月発行 集英社 268p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

108―それはボールの縫い目、そして煩悩の数。補欠だからこそゆずれない夢がある。映画化原作!注目の大型新人デビュー作。

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初長篇小説が、原稿段階で回し読みされ、惚れ込んだ映画関係者たちが映画化を実現。ファントムフィルムより2008年夏公開予定。新聞記者・青野雅人は、転勤先に一緒に行こうと恋人の佐知子を誘うが、二人は付き合い始める前から知り合っていたという事実を打ち明けられる。いったい何の話だ!? 混乱する雅人は、必死に記憶を辿る。思い出したくもない過去に行き当たる。野球に打ち込んでいた高校生の頃だ…….。 ここに描かれるのは、人口に膾炙される「爽やか甲子園球児」ではない。108あるという「煩悩」を全開にして夢にすがり、破れ、一番大事なものに気づいていく補欠球児の姿を活写。

感想

   高校野球強豪校の補欠部員の青春!
   タバコやお酒や合コンやセックスまでしてしまうので
   びっくり。
   でも 野球にももちろん真剣で
   ベンチ入りメンバー発表の場面では 
   彼らの心配・喜びが痛いほど伝わってきました。

   映画化されたようで 読み終わった後に
   映画のストーリーを読んでみましたが
   少し話が変わっているようです。
   映画は めでたし・めでたし感が強いようですが
   本のような ちょっと切ないエピソードのほうが
   きれいごとで終わらなくて 良かったように思いました。