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花や今宵の  藤谷治   


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花や今宵の [ 藤谷 治 ]
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2016年9月発行 講談社 234p

【内容情報】(出版社より)

小学校4年生の12月、季節外れの桜が咲き乱れる山で姿を消した少女。彼女に何があったのか。
時は巡り、大人になって東京で暮らす元同級生の男が、事件の起きた山に帰ってくる。平家の末裔の里であるこの地には、不思議な力があるという。
郷愁ただよう少年少女小説は思わぬ展開をたどり、めくるめく世界へと読者をいざなう。

【感想】

   うーん……
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あの日、マーラーが  藤谷治   



あの日、マーラーが

あの日、マーラーが
著者:藤谷治
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2015年8月発行 朝日新聞出版 216p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

2011年3月11日。東京・錦糸町の錦糸ホールで新世界交響楽団のコンサートが開かれようとしていた。演目はマーラーの交響曲第五番。しかし、14時46分、東日本大震災が発生する。そんな中、3カ月前に離婚したばかりの八木雪乃、音楽評論家の永瀬光顕、アイドルおたくで今は楽団のヴァイオリニストのファンである堀毅、夫亡きあと、三田のワンルームマンションで暮らす川喜田すずらは会場に向かうが…。

【感想】

   2011年3月11日の夜、東京で開かれた
   マーラーの交響曲第5番演奏会の
   聴衆たちや演奏家たちが
   行動し考え感じたこと。

   少し難しかったけれど、
   なんか、こつん、ときた。

   同じ状況にいても
   違うことを考えるということ、
   そして、
   芸術のある意味。

全員少年探偵団  藤谷治   



全員少年探偵団

全員少年探偵団
著者:藤谷治
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2014年12月発行 ポプラ社 248p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

あのとき、“彼ら”に憧れた全ての大人たちにー懐かしくて新しい!立ちのぼる空気、怪しげな匂い、全ての質感をそのままに、藤谷治が「少年探偵団」を現代に甦らせる!

【感想】

   江戸川乱歩生誕120年記念シリーズ第2弾。

   楽しかった!

   現代の話なんだけど、
   昔風の文章で、
   怪人20面相に明智小五郎に小林少年も
   そのまま出てきて大活躍という、
   懐かしい雰囲気たっぷり。

   思わぬ人物もでてきて、
   遊び心ににやりとさせてもらいました。



世界でいちばん美しい  藤谷治   


雪踏文彦。
ひとは、みな、彼のことを親しみを込めて「せった君」と呼ぶ。語り手である作家・島崎哲も、親友である彼をそう呼んだ。小学校ではじめて出会い、いつもどこかぼんやりしているようだったせった君は、幼少期から音楽の英才教育を受けていた島崎が嫉妬してしまうほどの才能を持っていた。
中学、高校と違う学校に通ったふたりは、あまり頻繁に会うこともなくなったが、大きな挫折をしたばかりの島崎を、ある日、偶然、目の前に現れたせった君のことばが救ってくれる。やがて、再び意気投合したふたりは、彼がピアノを弾いている一風変わったバーで行動をともにするようになった。
音楽のことしか、ほとんど考えていないせった君だったが、やがて恋をして、彼がつくる音楽にも変化が見られ始めた。そんなある日、彼らの前に、妙な男がちらつくようになった。彼は、せった君の彼女・小海が以前、付き合っていた男だった。そして、事件は起こった。

世界でいちばん美しい

世界でいちばん美しい
著者:藤谷治
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2013年10月発行 小学館 381p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

音楽に人生のすべてを懸け、ちょっと、全力で恋もした。若き天才音楽家・せった君の三十年の人生。

【感想】

   心に沁みる。

   音楽に生きるせった君。
   小さいころから彼のそばにいる親友の島崎君。

   ずっとずっとせった君の美しい音楽を聞いていたかった。
   ずっとずっと彼らの友情を読んでいたかった。

   途中で終わらされてしまったそれらのこと。

   それでもこの物語は美しい。
   それだけにこの物語はせつない。

ぼくらのひみつ  藤谷治 


ぼくらのひみつ

2010年5月発行 早川書房 241p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

こんなこと信じてもらえるだろうか。ぼくの時間は2001年10月12日金曜日の午前11時31分で止まってる。喫茶店でコーヒーを飲む、部屋に戻り昼寝をする、起き上がってぼーっとする、文章を書く、顔を洗う、町を歩く、これだけしてもずっと11時31分。そんなとき京野今日子と出逢ったから、ぼくのせいで彼女も11時31分にとどまることになってしまった。やがてぼくらは思い立って、ある計画を考えるのだけど…止まっているこの時から、ぼくらはゆっくり歩き出す。スローモーションの新・青春小説。

感想

   ちょっと難しかった~。
   同じ時間を生きる物語というと 私は
   北村薫さんの「ターン」を思い出したのですが
   それとは違って こちらの主人公は
   いろいろなことをできるのだけれど
   そのいる場所はいつも
   「2001年10月12日金曜日の午前11時31分」になる
   という設定。

   その状況を不思議に思いつつも 利用して
   泥棒したり 嫌がらせをしたりしてた主人公が
   京野今日子という女性と知り合ってから
   自分のおかれた状況を見直していくうちに見つけた
   真実のこと。

   ラストは主人公が再生したという事でいいのかな。
   (ネタバレになるので 反転にしました。)
   内向きの独白が多かったので なんだか難しく読みにくかったです。
   「船に乗れ!」でもそうでしたが わりと哲学的な内容が
   多いのが 藤谷さんの特徴なのでしょうか。

船に乗れ!(3) 合奏協奏曲  藤谷治 「今日どんな本をよみましたか?(197358)」 


船に乗れ!(3)

2009年11月発行 ジャイブ 237p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

各紙誌で話題沸騰&読者の反応も熱い青春音楽小説三部作。津島と鮎川、伊藤…それぞれの心がぶつかり合い、再びふれ合う─感涙の最終楽章。

感想

   サトル 高校3年生。将来の進路を考えつつ
   最高学年としての 行事の数々。
   級友たち それぞれの進路。

   学園祭で弾いた「ブランデンブルグ協奏曲 第5番」の場面が
   クライマックス。
   オーケストラ演奏会「ジュピター」と「ハフナー」が
   さらに 音楽の楽しさ・美しさを伝える。

   音楽素人の私でも なんだか音楽について
   判ったような気になってしまったけれど
   専門の人から見ると どうなのかな。
   作者の藤谷さんは サトルたちと同じように
   高校音楽科卒業です。

   先日の 小路幸也さんの「リライブ」なら
   やり直したい瞬間は
   きっと あそこだろうと思えるけれど
   サトルは それも含めて 今の自分があるのだと
   覚悟を決めて 生きていきます。

   主人公のサトルだけでなく 伊藤や鮎川など
   いわゆる脇役にも それぞれのストーリーがきちんと
   感じられるのも この作品の素晴らしいところだったと思いました。

船に乗れ!(2) 独奏  藤谷治 「今日どんな本をよみましたか?(197358)」 


船に乗れ!(2)

2009年7月発行 ジャイブ 297p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

続巻待望の青春音楽小説、「光と影」のさらに色濃い第2楽章へ。

感想

   サトル 高2の青春。
   
   彼女と オペラ「魔笛」を観にいった高揚で
   はじまりながらも 何かと苦しいことが続く1年。

   優秀な下級生の入学。
   やたら難しいオーケストラの曲
   (フランツ・リスト作曲 交響詩「プレリュード」)の
   練習で消耗する日々。
   なかなか上達しないチェロの技術。
   でも 決まってしまった海外への短期留学。
   ぎくしゃくする彼女との仲。
   やつあたりとしての 卑劣なふるまい。

   高校生には厳しい毎日。
   自業自得と言ってしまえる部分はあるのだけれど。
   音楽に苦しめられる少年は
   それでも 音楽に救いを見出す。
   ラストシーンのせつなさが たまりません。

   【文中に取り上げられている曲の一部】

   モーツァルト オペラ「魔笛」
   モーツァルト フルート四重奏曲
   バッハ 「無伴奏チェロ組曲」
   フランツ・リスト 交響詩「プレリュード」
   ガブリエル・フォーレ 「エレジー」
   バッハ フルート・ソナタ
   ラフマニノフ チェロ・ソナタ
   ラフマニノフ 「ヴォカリーズ」
   ヴィヴァルディ チェロ・ホ短調ソナタ


船に乗れ!(1) 合奏と協奏  藤谷治 「今日どんな本をよみましたか?(197358)」 


船に乗れ!(1)

2008年11月発行 ジャイブ 280p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

音楽一家に生まれた僕・津島サトルは、チェロを学び芸高を受験したものの、あえなく失敗。不本意ながらも新生学園大学附属高校音楽科に進むが、そこで、フルート専攻の伊藤慧と友情を育み、ヴァイオリン専攻の南枝里子に恋をする。夏休みのオーケストラ合宿、市民オケのエキストラとしての初舞台、南とピアノの北島先生とのトリオ結成、文化祭、オーケストラ発表会と、一年は慌しく過ぎていく。書き下ろし、純度100パーセント超の青春2音楽小説。

感想

   ずっと 豊潤で でも哀切なチェロの音が流れていた。
   音楽高校が舞台の青春小説。
   青春って 明るくっておバカできらきらしているだけじゃない。
   苦くてつらくて切なくて それでもやっぱり貴重で美しい。

   挫折を抱えて 高校生になったサトルの
   高校1年のきらめきと少しの影。
   
   最初のうちは なんてサトルっていやなやつなんだと思いつつ
   でもいつの間にか すっかり彼とともに
   高校1年の日々を過ごしていました。
   
   音楽高校での仲間とのオーケストラ・協奏・合奏
   そして 自分個人のレッスン
   何かうちこめるものがあるということは
   こんなに強くて 人を成長させる。

   そこかしこに 不穏な先行きを暗示する文章があり
   一直線ではないだろうと思われるサトルの青春。
   どうか 彼と彼の仲間が 自分の信じた道・最良の道を
   進んでいけるよう願わずにいられません。

   
   【メモ】

   文中にたくさん曲があったので You Tubeで聞いてみましたが
   頭の中でずっと流れていたのは
   バッハの「無伴奏チェロ組曲」第一番・第一曲。
   パブロ・カザルス演奏はこちら

   本書の最初の方にあった表現の出所
   「マドレーヌを紅茶に浸した」
   ・・・プルースト「失われた時を求めて」
   「ボーイング747に乗っていたら「ノルウェイの森」が流れてきた」
   ・・・村上春樹「ノルウェイの森」
   
   

マリッジ:インポッシブル  藤谷治 「今日どんな本をよみましたか?(197358)」 



2008年7月発行 祥伝社 331p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

結婚。それは女なら一度はあこがれる理想郷…。ここにその夢に目覚めた女がいた―。引田輝子、29歳独身、グルメ番組のディレクター。今の仕事もライフスタイルも手放したくない!だけど結婚もしたくなっちゃった!果たしてそんなことができるの!?まさに“実現不可能”(?)ミッション開始。

感想

   輝子のじたばたぶりが面白いけれど
   文章が むちゃくちゃ読みにくいです。