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出会いなおし  森絵都  ★   



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出会いなおし [ 森 絵都 ]
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2017年3月発行 文藝春秋 240p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

年を重ねるということは、おなじ相手に、何回も、出会いなおすということだ。出会い、別れ、再会、また別れー。人は会うたびに知らない顔を見せ、立体的になる。人生の特別な瞬間を凝縮した、名手による珠玉の六編。

【目次】(「BOOK」データベースより)

出会いなおし/カブとセロリの塩昆布サラダ/ママ/むすびめ/テールライト/青空

【感想】

   ああー、すごいよかった!

   波乱万丈じゃないけど(いや、波乱万丈もあるか)
   それぞれ静かに盛り上がり
   深く余韻が残る短編集。

   本のタイトルは
   この中の一篇のものなんだけど、
   6つの短編ひとつひとつに
   「出会いなおし」というテーマがあるように思った。

   すべての短編、バラエティに富んでいて
   どんなとこから思いつかれたんだろう。

   人は人と出会って、
   相手を知り、
   自分のことも知りなおすのだなと思った。

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みかづき  森絵都  ☆   



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2016年9月発行 集英社 472p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

昭和36年。小学校用務員の大島吾郎は、勉強を教えていた児童の母親、赤坂千明に誘われ、ともに学習塾を立ち上げる。女手ひとつで娘を育てる千明と結婚し、家族になった吾郎。ベビーブームと経済成長を背景に、塾も順調に成長してゆくが、予期せぬ波瀾がふたりを襲いー。山あり谷あり涙あり。昭和~平成の塾業界を舞台に、三世代にわたって奮闘を続ける家族の感動巨編!

【感想】

   昭和36年、
   新たな教育機関を作りたい千明と
   勉強を教えることに長けていた吾郎が出会い、
   塾を作り家族を作るところから始まる
   三世代の物語。

   教育について、
   子どもを取り巻く社会状況について、
   そして家族について。

   読み応えがあってとても面白かった!

クラスメイツ(前期・後期)  森絵都   



クラスメイツ 〈前期〉

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クラスメイツ 〈後期〉

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2014年5月発行 偕成社 前期・213p 後期・233p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

24人のクラスメイトたちそれぞれを主人公にした24のストーリー。子どもじゃないけど大人でもない特別な季節。中学生以上。

【目次】(「BOOK」データベースより)

鈍行列車はゆくー千鶴/光のなかの影ーしほりん/ポジションー蒼太/愛と平和のシメジーハセカン/一〇〇一人目の女の子ー里緒/神さまのいない山ーアリス/Pの襲来ー吉田くん/夏のぬけがらー陸/言えなくてごめんーゆうか/ゆらぎー美奈/悲しいことを悲しむー敬太郎/炎のジャンケンバトルータボ

秋の日は…-久保由佳/伴奏者ー心平/見いつけたー田町/マンホールのふたー日向子/イタル更生計画ーノムさん/プラタナスの葉が落ちるころーこのちゃん/彼がすぐにキレるわけー近藤/ジョーカー、あるいは戦士ー楓雅/バレンタインのイヴーレイミー/約束ー真琴/イタルが至る(イタル)/その道のさき(ヒロ)

【感想】

   中学1年A組、24人のクラスメイトが
   それぞれ主人公となった24のの短編で綴られる一年間。

   よかったわ~。
   瑞々しいわ~。
   爽やかだわ~。

   いろんな子がいてそれぞれに思い楽しみ悩み
   そして成長した一年間。

   大人から見たら小さいことでも
   彼ら彼女らにとっては世界のほぼすべてであること、
   いろんな個性の子がいて
   それぞれがそれぞれによい影響を与えていることが、
   きめこまやかに描かれていて
   ほんとうによかった!

   いじめなどがなくて、
   担任の先生のキャラもよいこともあり、
   安心して読めました。

   厳しい先生に押さえつけられている、
   お行儀のいい隣のクラスの1年B組は
   いじめなどがないか
   心配になるけれど(笑)。

漁師の愛人  森絵都   


〈驚愕しながら、あきれながら、時に笑いながら、何度でも思う。ここはどこ?〉
妻子持ちの音楽プロデューサー、長尾の愛人だった紗枝。会社の倒産ののち漁師への転身を決めた彼の郷里へ伴われ、移り住むことになったのだが、身内意識のつよい漁師町で「二号丸」と呼ばれていることを知ったのは、やって来て、たったの十日だった。「妻」から時折かかってくる長電話に、敵意にみちたまなざしを向ける海の女たち。潮の匂いと海上にたちこめる白い霧。いつまでも慣れることのできない生活でいちばんの喜びは、東京にいたころよりはるかに生き生きとしてみえる長尾の笑顔だったが、彼が漁師仲間の喜寿祝いで紗枝を紹介する、と急に言い出したーー閉塞する状況を覆す、漁を生業とする男たちと女たちの日々の営みの力強さ、すこやかさ。圧倒的な生の力を内に秘めた「漁師の愛人」。

〈問題は、私たちが今、幸せであったらいけないと感じていることかもしれない〉
震災から一か月足らず。女三人でシェアハウスして暮らす毎日があの日から一変してしまった。藤子の恋人(カフェ経営者)は、炊き出しボランティアで各地をまわり、ほぼ音信不通。ヨッチは、彼氏がホテルから妻のもとに逃げ帰って以来、微妙な感じ。眞由に至っては、大地震の三日後にこの家を出て行ったきり、帰ってこない。雨もりの修理にたびたびきてくれる63歳の小西とのなにげない会話と、豚ひき肉の新メニュー作り、ビーズ細工のストラップ作りが、余震のさなかの藤子の毎日を支えていたのだが。2011年春の、東京のミクロな不幸と混乱を確かな筆致で描いた「あの日以後」。

その他に【プリン・シリーズ】三篇を所収。

漁師の愛人

漁師の愛人
著者:森絵都
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2013年12月発行 文藝春秋 180p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

漁師になった長尾が属する海辺のコミュニティは、“愛人”を拒みつづける。採譜の仕事をしながら彼と暮らす紗江はそのままでかまわないと思っていたのだがー。“妻”と私と、ひとりの男の“回復”をめぐる物語。

【感想】

   3つの短編と2つの中編。

   短編にはどれもプリンと怒る少年がでてきて、
   プリンを愛するわたしにはわかるわかるー!と
   むふっと笑わせてもらいました。

   少年が生き生きと怒っていてよいですよいです!

   東日本大震災後の女性たちを描いた「あの日以降」と、
   脱サラして漁師になった男について行った愛人が
   閉塞的な漁師の町で過ごす様子を描く「漁師の愛人」。

   どちらも30代女性が現状に戸惑いながらも
   たくましく生きようとする姿を書いた文章が胸に沁み込み、
   静かな闘志がこちらにまで広がってきました。

   この本に限らず、去年は
   東日本大震災をとりあげた小説が多かったですね。
   やはり東京在住の作家さんたちにとっては
   それだけ自分のこととして考えざるを得ない。
   そして作品へと昇華せざるを得ない
   出来事だったのでしょうか。

気分上々  森絵都 ☆ 



森絵都のすべてが詰まった、9つの作品集。
中学2年の柊也は、クラスメイトの翼の策略により、中華街で無銭飲食の罪を着せられてしまい……(「気分上々」より)。これまでに発表された短編から9つを選りすぐった、森絵都ワールド全快の作品集。



2012年2月発行 角川書店 287p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

「自分革命」を起こすべく親友との縁を切った女子高生、家系に伝わる理不尽な“掟”に苦悩する有名女優、無銭飲食の罪を着せられた中二男子…、人生、単純じゃない。だからこんなに面白い。独特のユーモアと、心にしみる切なさ。森絵都の魅力をすべて凝縮した、多彩な9つの物語。

【目次】(「BOOK」データベースより)

ウエルカムの小部屋/彼女の彼の特別な日 彼の彼女の特別な日/17レボリューション/本物の恋/東の果つるところ/本が失われた日、の翌日/ブレノワール/ヨハネスブルグのマフィア/気分上々

感想 

   2000年から2012年までに
   いろいろな媒体に発表された9つの短編を集めた短編集。
 
   テーマや長さは様々だけれど、
   どれもユーモアがあり上品。
   真面目な顔をして面白いことを話してる、
   そんな印象です。

   『異国のおじさんを伴う』もそうでしたが
   これも
   繰り返してしみじみと味わいたくなる一冊でした。



異国のおじさんを伴う  森絵都 ☆    



胸に残る文章、ちくりと刺す毒、さりげないユーモア。「人って愚かで滑稽で愛おしい!」と感じさせてくれる、バラエティ豊かな短編集です。


異国のおじさんを伴う

2011年10月発行 文藝春秋 205p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

思わぬ幸せも、不意の落とし穴もこの道の先に待っている。どこから読んでも、何度でも、豊かに広がる10の物語。誰もが迎える、人生の特別な一瞬を、鮮やかにとらえる森絵都ワールド。

【目次】(「BOOK」データベースより)

藤巻さんの道/夜の空隙を埋める/クリスマスイヴを三日後に控えた日曜の…/クジラ見/竜宮/思い出ぴろり/ラストシーン/桂川里香子、危機一髪/母の北上/異国のおじさんを伴う

感想 

   10の短編。
   日常のようで不思議の世界のようで。
   ユーモアあふれる味わい深い物語。

   どの短編も情景が自然に目に浮かびます。

   各話の最後のオチのつけ方が
   それまでの世界をがらりと変えたり、
   痛快だったり、
   ほろりとさせたり、
   とても上品で印象深かったです。

   

   

この女  森絵都   




この女

2011年5月発行 筑摩書房 309p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

甲坂礼司、釜ヶ崎で働く青年。二谷結子を主人公に小説を書いてくれと頼まれる。
二谷結子、二谷啓太の妻。神戸・三宮のホテルに一人で住み、つかみ所がない女。
二谷啓太、チープ・ルネッサンスを標榜するホテルチェーンのオーナー。小説の依頼主。
大輔、甲坂礼司に小説書きのバイト話を持ってきた大学生。礼司に神戸の住まいを提供。
松ちゃん、釜ヶ崎の名物男。礼司が頼りにし、なにかと相談するおっちゃん。
敦、二谷結子の弟。興信所経営。結子のためなら何でもする直情型の気のいい男。
震災前夜、神戸と大阪を舞台に繰り広げられる冒険恋愛小説。3年ぶり、著者の新境地を開く渾身の長篇書き下ろし。

感想 

   書き下ろし。
   阪神・淡路のほうの震災がクライマックスとなっている
   この作品。
   どうだろう、この時期に出版されるに当たって
   逡巡なさったり、とかはなかったのだろうか。

   礼司は釜ヶ崎で働く青年。
   ひょんなことから金持ちの妻・結子の
   半生記を書くことになり 
   結子と行動をともにするようになる。

   結子のことを知ることは
   やがて 礼司が自分自身のことを見つめなおすことと
   つながる。
   
   半生記を書き続ける中
   その小説の主人公は結子から礼司へと変貌。
   
   結子をはじめとした登場人物たちのもつ
   大阪のうずまくエネルギーが
   礼司を生まれ変わらせていくさまが
   爽快。

   最初の手紙で 礼司の行く末は
   しっかり書かれているのだけれど
   そんなことは気にならず
   礼司といっしょに 濃密な時間を過ごしました。

   ラストのオムライスを食べるシーンにあふれる幸せ。
   幸せはひとそれぞれ。
   世間一般の幸せの幻想に負けないことが大切なんですね。
   

架空の球を追う  森絵都   



2009年1月発行 文藝春秋 191p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

やっぱり罠にはまった。そんな気がする。ふとした光景から人生の可笑しさを巧妙にとらえる森絵都マジック。たとえばドバイのホテルで、たとえばスーパーマーケットで、たとえば草野球のグラウンドで、たとえばある街角で…人生の機微をユーモラスに描きだすとっておきの11篇。

【目次】(「BOOK」データベースより)

架空の球を追う/銀座か、あるいは新宿か/チェリーブロッサム/ハチの巣退治/パパイヤと五家宝/夏の森/ドバイ@建設中/あの角を過ぎたところに/二人姉妹/太陽のうた/彼らが失ったものと失わなかったもの

感想
   短編集だったんですね。知らずに読み始めて 最初の「私」と
   次の「私」は 同じ人かと しばらく思っていました。

   ユーモラスというか シニカルというか それぞれ
   なんか私は読み終わって すっきりしない感じがしたので
   あんまり好きではなかったです。

ラン  森絵都    



2008年6月発行 理論社 463p

【内容情報】(楽天ブックスHPより)
引っ越してきたばかりの「私」は、相棒の自転車を買った自転車屋さんに通ううち、店主の紺野と自分の境遇が似ていることを知り…。「カラフル」から10年。直木賞受賞後初の書き下ろし新作。

(「BOOK」データベースより)
越えたくて、会いたくて、私は走りはじめた。直木賞受賞第1作。

(出版社HPより)
突然の事故で死んでしまった父、母、弟にもう一度会いたい。環はずっとそう思って生きてきた。ある日、自転車を走らせたその先に待っていたものは。

感想

   自転車に乗ってあの世に向かうファンタジーなところと
   フルマラソン完走を目指してトレーニングをするスポ根なところ。
   それぞれ別個に見れば すごくいい感じなのですけれど。

ショート・トリップ  森絵都 



内容(「MARC」データベースより)
どこまで行ける? どこまでも行こう! 森絵都がおくる、「旅」をめぐる超短編集。毎日中学生新聞に「Further sight 旅のかけら」として連載したものの中から40編を選び、加筆する。


不思議な味わい