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家族往来  森浩美   

弟が突然仕事の帰りに訪ねてきた。結婚の報告とともに言われたのは「姉ちゃん、コロッケ作ってくれないか」。
実はコロッケには姑にいじめ抜かれて苦労した亡き母と、幼き姉弟との切ない思い出があった「コロッケ泣いた」。
胸を打つ家族の情景。著者の家族シリーズ第6弾!

家族往来

家族往来
著者:森浩美
価格:1,680円(税込、送料込)
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2013年1月発行 双葉社 252p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

死に別れた母、妻。生きているのに会えなかった母。そばにいるけど折り合いが悪い父ー悩みも悲しみも喜びも、家族のなかにある。

【目次】(「BOOK」データベースより)
お福分け/空箱の中身/雛の手/桜は散っても謝らない/父と名刺と私/心のくしゃみ/コロッケ泣いた/夏になり

【感想】

   家族に関するあたたかい8つの短編。
   
   いろいろあっても
   やっぱり家族なんだな、
   家族っていいなと思える
   「救い」のあるお話が多い。

   「雛の手」が好き。

   「心のコロッケ」もよかったんだけど
   おばあちゃんもきっと
   つらかったんだろうなと思うと
   私もつらくなりました。

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こころのつづき  森浩美 



泣きたいときは、思いきり泣けばいい。
シングルマザーに育てられた奈々は、結婚を来年に控えた12月、実の父親が軽井沢で働いていると聞いて訪ねていく。そこで聞かされたのは意外な真実だった……。(第1話「ひかりのひみつ」)


こころのつづき

2011年11月発行 角川書店 294p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

結婚を控えた娘が知った両親の真実、愛犬を亡くした男の悲哀、義母の介護を続ける主婦の本音…。毎日を懸命に生きている人たちの日常を丁寧にすくい取った、慈愛あふれる8つの絆の物語。

【目次】(「BOOK」データベースより)

ひかりのひみつ/シッポの娘/迷い桜/小さな傷/Fの壁/押し入れ少年/ダンナの腹具合/お日さまに休息を

感想 

   人と人との心のつながりが温かい8つの短編。
   読んでいるときは
   家族の中で起こる軋轢に胸が痛む思いもするものの、
   読み終えると心休まりました。

   それぞれの話は直接にはつながっていませんが、
   ちょっとした仕掛けがあって
   それを探すのも楽しかったです。

   あとがきによると、
   この本には前作『ほのかなひかり』があるそうなので
   そちらも読んでみたいです。

   しかし、この森さん、
   SMAPの「青いイナズマ」や「ダイナマイト」などを
   作詞した森浩美さんなんですよねぇ。
   詞のシャープなイメージとは全然違うのでびっくりです。


夏を拾いに  森浩美   


夏を拾いに

2009年7月発行 双葉社 381p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

いつだって、拾いに行ける夏がある。胸を熱くするひと夏の決意。ベストセラー『家族の言い訳』の指者が贈る、思い出の時。

感想

   昭和46年・小5の少年の夏。
   描かれている風景が 音や匂いとともに 
   懐かしく思い起こされる年代なので 
   そうそう~と共感をもって読めました。

   昭和46年の 無茶ばっかりやっている少年たちがいとしいです。

   作品の最初に描かれている 平成19年の夏の様子では
   奥さんの 主人(=主人公)を大切にしない態度に
   わが身を反省させられつつ 少々憤りを感じ
   あと 息子が父親(=主人公)を疎ましく思っていたのに
   「爆弾」という一言に食いつきすぎで 不自然な気もしましたけれど。