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風味さんじゅうまる  まはら三桃   



風味さんじゅうまる

風味さんじゅうまる
著者:まはら三桃
価格:1,512円(税込、送料込)
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2014年9月発行 講談社 240p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

中二の伊藤風味は、大正時代からつづく和菓子屋「菓匠・一斗餡」の娘。その一斗餡に、長崎街道=シュガーロード沿いの菓子店が集結し、新製品で競い合うSS-1グランプリ参加のお誘いが舞い込んだ。超かわいい同級生に八つ当たりをして美術部に顔を出しづらくなった風味は、新しいお菓子作りを手伝うことにした。そこに、和菓子職人になる修業中のはずの、チャラ男の兄も加わって…。九州発のスイーツな“ご当地青春コメディ”。

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伝説のエンドーくん  まはら三桃   



伝説のエンドーくん

伝説のエンドーくん
著者:まはら三桃
価格:1,512円(税込、送料込)
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2014年4月発行 小学館 270p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

創立99周年を迎えた市立緑山中学校の職員室を舞台に、14歳という繊細で多感な年齢の子どもたちと日々真剣に向きあう中学2年担任教師たちの姿を描く。また、伝説のヒーローとして代々語りつがれる「エンドーくん」が、なぜ伝説になったのか?その秘密が、創立100周年記念式典で明かされる。“教師が主人公”のまったく新しい学園物語、ここに誕生!!

【感想】

   ひゃー!
   すごくよかった!

   校舎のあちこちに
   「エンドーくんは○○」という落書きがある中学校で、
   その落書きに勇気や示唆をもらう教師たち、
   彼らに教え諭される生徒たち、
   それぞれの成長が嬉しい連作短編集。

   大きなドラマはなくてもこういうの好き!

   ジャンルはYAってことになってるみたいだけど、
   大人が読んでもとても面白かったです。

鷹のように帆をあげて  まはら三桃 



空を感じるため、女子中学生「鷹匠」に!
九州の空を舞台に、猛禽に心奪われた女子中学生が鷹の「帆翔」をめざす青春小説。


鷹のように帆をあげて

2012年1月発行 講談社 237p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

女子中学生、鷹匠になる!九州の空を舞台に、生きる気流をつかむ青春小説。

感想 

   『たまごを持つように』(弓道)、
   『鉄のしぶきがはねる』(鉄加工)に続く
   ちょっとマイナーな物事にとりくむ女の子の物語。

   今回は「鷹匠」。

   ペットショップの鷹に一目ぼれした
   中学生・理央がそれを飼い、訓練する物語。

   小学生の時に亡くした幼馴染の欠落を鷹が癒してくれる、
   という物語でもある。
   
   鷹の生態・訓練について興味深く、
   理央と鷹が次第に息を合わせていく様子が
   瑞々しく書かれていました。

   まはらさんがあとがきで書かれていますが
   実際に鷹匠の高校生・石橋美里さんがいらっしゃり、
   その方を取材して物語が出来たそうです。

   理央が教えてもらう平橋さんのモデルだと思われます。
   石橋美里さんの記事はこちら


鉄のしぶきがはねる  まはら三桃    



工業高校機械科「旋盤」女子、鉄の塊に挑む手作業よりもコンピューターを信じていた女子高生が、鉄との格闘を通して職人技の極みに魅せられていく。機械油と鉄のとがった匂いにまみれた「旋盤」青春物語。


鉄のしぶきがはねる

2011年2月発行 講談社 237p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

工業高校機械科1年唯一の女子、冷たく熱い鉄の塊に挑む!めざせ「ものづくり」の真髄!「高校生ものづくりコンテスト」旋盤青春物語。

感想 

   ジャンルは児童書。

   まはらさんの作品で 
   以前読んだ『たまごを持つように』は
   弓道に打ち込む子供たちの話でした。

   こちらは 金属加工に打ち込む高校生の話。
   旋盤とかフライス盤とか
   バイトとかキリコとか
   わからない言葉がいっぱい。
   どんな作業をしているか その姿を想像することは
   難しかった。

   でも それに徐々にのめりこんでいく主人公・心や
   その仲間たちの 真剣で一生懸命な気持ちは 
   『たまご~』と同じく
   すごく伝わってきました。
   
   元々家業が金属加工で その様子をみるのが
   好きだったのに とある事情で
   それに背を向けていた心。
  
   ちょっとしたことから 「ものづくり研」という
   金属加工をするクラブの助っ人として呼ばれ
   自分の中で眠っていた「ものづくり」に対する
   情熱をよみがえらせる。

   「高校生ものづくりコンテスト」に向けて
   クラブの他のメンバーとともに
   技術を磨く日々の先に見つけた「ものづくり」の「心」を
   大切にして これからも心は成長していくことでしょう。
   
   一つのものを追い求めることの潔さ。
   「手」でものを作ることの尊さ。
   そんなことを感じながら
   清々しい気持ちで読み終えました。

たまごを持つように  まはら三桃 ☆   


たまごを持つように

2009年3月発行 講談社 251p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

自信が持てず臆病で不器用な初心者、早弥。ターゲットパニックに陥った天才肌、実良。黒人の父をもち武士道を愛する少年、春。たまごを持つように、弓を握り、心を通わせていく、中学弓道部の男女三人。こわれやすい心が、ぶつかりあう。

感想

   剣道小説はよくあるように思いますが
   弓道小説というのは珍しいですよね。
   
   弓は「たまごを持つように」ふんわりと左手で握るそうです。
   (「握卵」といいます。)
   弓道のことについて 勉強になりました。
   中学生の一つ一つの所作も美しく 
   彼らの成長もまぶしいお話でした。