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ビブリア古書堂の事件手帖7 ~栞子さんと果てない舞台  三上延   






2017年2月発行 メディアワークス文庫 354p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

ビブリア古書堂に迫る影。太宰治自家用の『晩年』をめぐり、取り引きに訪れた老獪な道具商の男。彼はある一冊の古書を残していくー。奇妙な縁に導かれ、対峙することになった劇作家ウィリアム・シェイクスピアの古書と謎多き仕掛け。青年店員と美しき女店主は、彼女の祖父によって張り巡らされていた巧妙な罠へと嵌っていくのだった…。人から人へと受け継がれる古書と、脈々と続く家族の縁。その物語に幕引きのときがおとずれる。

【感想】

   ついに完結。

   今回はシェークスピアの稀覯本をめぐる話。

   栞子さんと母との確執も一応の区切り。

   古書についてこんな世界があるなんて
   教えてくれてありがとう。

   これから番外編やスピンオフが出るって!

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2015年12月発行 光文社 228p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

江ノ島の路地の奥、ひっそりとした入り江に佇む「江ノ島西浦写真館」。百年間営業を続けたその写真館は、館主の死により幕を閉じた。過去のある出来事から写真家の夢を諦めていた孫の桂木繭は、祖母の遺品整理のため写真館を訪れる。そこには注文したまま誰も受け取りに来ない、とごか歪な「未渡し写真」の詰まった缶があった。繭は写真を受け取りに来た青年・真鳥と共に、写真の謎を解き、注文主に返していくがー。

【感想】

   江ノ島に祖母が遺した写真館の
   片付けにやってきた繭が向き合う、
   写真館の四つの謎と
   自身の過去。

   未渡しの写真が切り取った一瞬に
   込められた思いがほろ苦く。

   秋孝のお父さんはやりすぎで気分悪。

   繭はこのあと、
   秋孝と琉衣と、
   どうするのかな。

ビブリア古書堂の事件手帖 (6)  三上延   





2014年12月発行 メディアワークス文庫 315p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

太宰治の『晩年』を奪うため、美しき女店主に危害を加えた青年。ビブリア古書堂の二人の前に、彼が再び現れる。今度は依頼者として。違う『晩年』を捜しているという奇妙な依頼。署名ではないのに、太宰自筆と分かる珍しい書きこみがあるらしい。本を追ううちに、二人は驚くべき事実に辿り着く。四十七年前にあった太宰の稀覯本を巡る盗難事件。それには二人の祖父母が関わっていた。過去を再現するかのような奇妙な巡り合わせ。深い謎の先に待つのは偶然か必然か?


【感想】

   人間関係の複雑さに
   ついていけなくなりそう。

   よくぞこんなにはりめぐらせたものだわ。

   さて、
   そろそろ終わりも近いのでしょうか。

ビブリア古書堂の事件手帖5 栞子さんと繋がりの時  三上延   


ビブリア古書堂の事件手帖5

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2014年1月発行 メディアワークス文庫 304p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

静かにあたためてきた想い。無骨な青年店員の告白は美しき女店主との関係に波紋を投じる。彼女の答えはー今はただ待ってほしい、だった。ぎこちない二人を結びつけたのは、またしても古書だった。謎めいたいわくに秘められていたのは、過去と今、人と人、思わぬ繋がり。脆いようで強固な人の想いに触れ、何かが変わる気がした。だが、それを試すかのように、彼女の母が現れる。邂逅は必然ー彼女は母を待っていたのか?すべての答えの出る時が迫っていた。

【目次】(「BOOK」データベースより)

プロローグ リチャード・ブローティガン『愛のゆくえ』(新潮文庫)/『彷書月刊』(弘隆社・彷徨舎)/手塚治虫『ブラック・ジャック』(秋田書店)/寺山修司『われに五月を』(作品社)/エピローグ リチャード・ブローティガン『愛のゆくえ』(新潮文庫)


【感想】

   今回も楽しかった!

   『彷書月刊』『ブラック・ジャック』『われに五月を』を巡る謎を
   栞子と大輔が解き明かし
   二人の距離が次第に近づいていく。

   そして今回はそれぞれ章と章の合間に
   大輔以外の人物が語る「断章」がはさまれていたので
   新たな視点を得て、
   さらに楽しめました。

   それにしても智恵子さん怖すぎでしょう~。

   栞子さんは剛力さんのイメージもなく読めたけれど
   (なんてったって「おっぱいメガネ」だしw)、
   智恵子さんは安田成美さんでしか思い浮べられなかった…。
   あの微笑が頭にこびりついている…。

   「もしこの世界にあるものが現実だけだったら、
    物語というものが存在しなかったら、
    わたしたちの人生はあまりにも貧しすぎる……
    現実を実り多いものにするために、
    わたしたちは物語を読むんです。」(186ページ)

ビブリア古書堂の事件手帖4 栞子さんと二つの顔  三上延   



ビブリア古書堂の事件手帖(4)

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著者:三上延
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2013年2月発行 メディアワークス文庫 333p

【内容情報】

珍しい古書に関する特別な相談ーーそれは稀代の探偵、推理小説作家江戸川乱歩の膨大なコレクションにまつわるものだった。持ち主が語る、乱歩作品にまつわるある人物の数奇な人生。それがさらに謎を深めーー。

【感想】

   今回は一冊まるまる江戸川乱歩についての謎解き。
   栞子と彼女の母との知恵比べ。
   面白かったです!

   三上さん自身によるあとがきによると、
   この物語もそろそろ後半とのこと。
   どのような展開・結末が待っているのでしょうか。
   楽しみです。

   で、ビブリア古書堂の4を読んでいて、
   もう栞子さんが本について語るところが
   すっかり剛力さんで再生されてしまいます。

   映像の影響力って凄いわー。


ビブリア古書堂の事件手帖3 栞子さんと消えない絆  三上延   

妙縁、奇縁。古い本に導かれ、ビブリア古書堂に集う人々。美しき女店主と無骨な青年店員は本に秘められた想いを探り当てるたび、その妙なる絆を目の当たりにする。ミリオンセラー、ビブリオミステリ第3弾。

ビブリア古書堂の事件手帖(3)

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2012年6月発行 メディアワークス文庫 302p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

鎌倉の片隅にあるビブリア古書堂は、その佇まいに似合わず様々な客が訪れる。すっかり常連の賑やかなあの人や、困惑するような珍客も。人々は懐かしい本に想いを込める。それらは予期せぬ人と人の絆を表出させることも。美しき女店主は頁をめくるように、古書に秘められたその「言葉」を読みとっていく。彼女と無骨な青年店員が、その妙なる絆を目の当たりにしたとき思うのは?絆はとても近いところにもあるのかもしれないー。これは“古書と絆”の物語。

【目次】(「BOOK」データベースより)

『王さまのみみはロバのみみ』(ポプラ社)・1/ロバート・F・ヤング『たんぽぽ娘』(集英社文庫)/『タヌキとワニと犬が出てくる、絵本みたいなの』/宮澤賢治『春と修羅』(關根書店)/『王さまのみみはロバのみみ』(ポプラ社)・2

【感想】

   3冊の本に関するミステリと
   栞子さんの母親をめぐるミステリ。

   今回も楽しかったし、
   本に関する薀蓄も凄かった。

   どれも本が家族をつなぐ物語なんだなぁ。
   そして
   世の中には知らないことがいっぱいだ。

   『たんぽぽ娘』はぜひ読んでみたい。

   栞子さんの母に関するミステリがだんだん
   核心に迫ってきてどきどきします。
  

ビブリア古書堂の事件手帖2  三上延




ビブリア古書堂の事件手帖(2)

2011年10月発行 メディアワークス文庫 261p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

鎌倉の片隅にひっそりと佇むビブリア古書堂。その美しい女店主が帰ってきた。だが、入院以前とは勝手が違うよう。店内で古書と悪戦苦闘する無骨な青年の存在に、戸惑いつつもひそかに目を細めるのだった。変わらないことも一つあるーそれは持ち主の秘密を抱えて持ち込まれる本。まるで吸い寄せられるかのように舞い込んでくる古書には、人の秘密、そして想いがこもっている。青年とともに彼女はそれをあるときは鋭く、あるときは優しく紐解いていきー。

【目次】(「BOOK」データベースより)

坂口三千代『クラクラ日記』(文藝春秋)/アントニイ・バージェス『時計じかけのオレンジ』(ハヤカワNV文庫)/福田定一『名言随筆 サラリーマン』(六月社)/足塚不二雄『UTOPIA 最後の世界大戦』(鶴書房)

感想 

   『ビブリア古書堂の事件手帖』に続く第二弾。

   今回も面白かった!
   古書に関する話やそれを用いたミステリとともに、
   栞子さんの過去が徐々に明らかになったり、
   大輔の栞子さんに対する憧れが深まったり、
   という部分も面白い。

   それにしても知らない本や来歴ばかりで精進せねば。

ビブリア古書堂の事件手帖  三上延   ☆   




ビブリア古書堂の事件手帖

2011年3月発行 メディアワークス文庫 307p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

鎌倉の片隅でひっそりと営業をしている古本屋「ビブリア古書堂」。そこの店主は古本屋のイメージに合わない若くきれいな女性だ。残念なのは、初対面の人間とは口もきけない人見知り。接客業を営む者として心配になる女性だった。だが、古書の知識は並大低ではない。人に対してと真逆に、本には人一倍の情熱を燃やす彼女のもとには、いわくつきの古書が持ち込まれることも、彼女は古書にまつわる謎と秘密を、まるで見てきたかのように解き明かしていく。これは“古書と秘密”の物語。

【目次】(「BOOK」データベースより)

夏目漱石『漱石全集・新書版』(岩波書店)/小山清『落穂拾ひ・聖アンデルセン』(新潮文庫)/ヴィノグラードフ・クジミン『論理学入門』(青木文庫)/太宰治『晩年』(砂子屋書房)

感想 

   事前情報なく、ふと本屋さんで見かけて購入。
   「古書堂」という言葉に惹かれましたが
   表紙絵から想像して軽い本かな~と
   思ってました。すみません!
   いやいやどうして、中身の濃い素敵なお話でした。

   とあることから古書堂で働くようになった
   「本が読めない」青年・大輔と
   人見知りだけど本のことなら饒舌になる
   古書堂の美人店主・栞子が
   本が絡んでいる謎を解いていく。

   謎解きが切れ味鋭くて楽しめるのと
   本に関する深い知識に驚嘆。
   知らないことばかりで
   恥ずかしくなるくらいでした。