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あぶない叔父さん  麻耶雄嵩   



あぶない叔父さん

あぶない叔父さん
著者:麻耶雄嵩
価格:1,728円(税込、送料込)
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2015年4月発行 新潮社 310p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

鬱々とした霧が今日も町を覆っているー。四方を山と海に囲まれ、古い慣習が残る霧ヶ町で、次々と発生する奇妙な殺人事件。その謎に挑む高校生の俺は、寺の小さな離れに独居してなんでも屋を営む、温厚な叔父さんに相談する。毎回、名推理を働かせ、穏やかに真相を解き明かす叔父さんが、最後に口にする「ありえない」犯人とは!常識破りの結末に絶句する「探偵のいない」本格ミステリ誕生!!年間ミステリ・ベスト10常連の奇才が放つ、抱腹と脱力の問題作。

【目次】(「BOOK」データベースより)

失くした御守/転校生と放火魔/最後の海/旧友/あかずの扉/藁をも掴む

【感想】

   うー。

   さすが麻耶雄嵩な、
   それは許されるのか?的な、
   後味の悪いミステリ。

   霧深い田舎町で人が死ぬ話が6編。

   ほんとにあぶない叔父さんだよ。

   そしてもっとあぶないのが
   主人公である高校生(叔父さんの甥)だよ。

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化石少女  麻耶雄嵩   



学園の一角に建つ壁には日暮れると生徒たちの影が映った。そしてある宵、壁は映し出した、恐ろしい場面を……。京の名門高校に次々起こる凶悪事件。古生物部の部長にして化石オタクのまりあが、たった一人の男子部員をお供に繰り出す、奇天烈な推理の数々とは?

化石少女

化石少女
著者:麻耶雄嵩
価格:1,836円(税込、送料込)
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2014年11月発行 徳間書店 352p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

京都の名門学園に続発する凄惨な殺人事件。対するは、マンジュウガニ以上といわれるすべすべ脳みそにして、化石オタクの変人女子高生。古生物部の美形部長まりあが、一人きりの男子部員をお供に繰り出す、奇天烈推理の数々!

【〔感想】

   わはは~やられたわ!

   京都の名門高校での連続殺人事件。
   その真相を
   廃部の危機にある化石部の
   変人・まりあが推理するが、
   その穴をお守り役・彰が指摘し
   解決には至らない…
   というのが続くのだけど…!

   ずっともやもやすると思ってたら、
   そういうことでしたか!

   まりあのぼけた発言と
   それに突っ込みまくる彰のかけあいが
   とても面白かった。

   いろいろな弱小クラブが出てきた中で、
   「叡電部」「嵐電部」なんてマニアックすぎるでしょーと
   大うけしてしまった。

   京都が舞台でありながら
   会話が京都弁でないのは、
   しかたがないのかな。

さよなら神様  麻耶雄嵩   



さよなら神様

さよなら神様
著者:麻耶雄嵩
価格:1,620円(税込、送料込)
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2014年8月発行 文藝春秋 282p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

隣の小学校の先生が殺された。容疑者のひとりが担任の美旗先生と知った俺、桑町淳は、クラスメイトの鈴木太郎に真犯人は誰かと尋ねてみた。殺人犯の名前を小学生に聞くなんてと思うかもしれないが、鈴木の情報は絶対に正しい。鈴木は神様なのだからー(「少年探偵団と神様」)。衝撃的な展開と後味の悪さでミステリ界を震撼させた神様探偵が帰ってきた。他の追随を許さぬ超絶推理の頂点がここに。

【目次】(「BOOK」データベースより)
少年探偵団と神様/アリバイくずし/ダムからの遠い道/バレンタイン昔語り/比土との対決/さよなら、神様

【感想】

   前作から別の小学校に転校してきた神様・鈴木。

   殺人事件が起こり、
   いきなり「犯人は○○だよ」と級友に教え、
   その真偽を級友が推理し確かめる連作短編。

   面白かった~。
   
   前半は、ん?と思ったけれど
   後半のぶっ飛び具合!

   神様の底意地の悪さと、
   小学生たちの恋愛模様にもだえますわ(笑)。

   しっかし、登場人物の周りで殺人事件多すぎです(笑)。

神様ゲーム  麻耶雄嵩   



神様ゲーム

神様ゲーム
著者:麻耶雄嵩
価格:864円(税込、送料込)
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2012年5月発行 講談社ノベルス 195p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

芳雄の住む神降市で、猫の殺害事件が連続して発生!芳雄は同級生と探偵団を結成し犯人捜しを始めることに。そんなとき、転校したばかりのクラスメイト鈴木君に「ぼくは神様なんだ。猫殺しの犯人も知っているよ」と告げられる。嘘つき?それとも何かのゲーム?数日後、探偵団は、本部と称して使っていた古い屋敷で死体を発見する!猫殺し犯がついに殺人を!?芳雄は「神様」に真実を教えてほしい、と頼むのだが、その答えは!?-。

【感想】

   読み終えて、
   え、え、どういうこと?って
   なっているんですけれど。

   これ
   最初はミステリーランドで
   子供向けに出された本だったはずだけど、
   子供に読ませて大丈夫だったのかしら(笑)。

   小学生が主人公。
   探偵団を作って猫殺しの犯人を捜していた。
   主人公のクラスメートに「神様」と名乗る男の子。
   彼が犯人に天誅を下してくれるという…。

   で、その先、第一弾は、
   うん、わかった。
   そうだと思った。

   けれど! 
   最後のこれは!
   わからん!

   わけわかんないからこそ面白すぎ! 

   最近、続編『さよなら神様』が出ました。
   読まなきゃ。

貴族探偵対女探偵  麻耶雄嵩   



貴族探偵対女探偵

貴族探偵対女探偵
著者:麻耶雄嵩
価格:1,470円(税込、送料込)
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2013年10月発行 集英社 284p

【内容情報】

「貴族探偵」を名乗る謎の男が活躍する、本格ミステリーシリーズ第2弾! 今回は新米女探偵・高徳愛香が、すべてにおいて型破りな「貴族探偵」と対決! 期待を裏切らない傑作トリックの5編収録。

【目次】(「BOOK」データベースより)

白きを見れば/色に出でにけり/むべ山風を/幣もとりあへず/なほあまりある

【感想】

   シリーズ第2弾!

   「女探偵」なるキャラクターが新登場して
   貴族探偵と対決。

   今回も面白かった!

   5編が入ってる短編集。
   事件が解決されてから読み直したら
   きっちり手がかりは書かれているんですよね~。
   凄い。

   中の一編は読んでいて途中で
   「え?誤植?」と思ったのですが
   間違えていたのは私の方でした(笑)。
   これは反則すれすれのすごい技でしょう!
   難しくて2回ならず3回も読み返しました(^^ゞ。

   最後の1編のオチは爆笑!
   まんまとやられました。

メルカトルかく語りき  麻耶雄嵩




メルカトルかく語りき

2011年5月発行 講談社発行 218p(ノベルス版)

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

ある高校で殺人事件が発生。被害者は物理教師、硬質ガラスで頭部を5度強打され、死因は脳挫傷だった。現場は鍵がかかったままの密室状態の理科室で、容疑者とされた生徒はなんと20人!銘探偵メルカトルが導き出した意外すぎる犯人とは-「答えのない絵本」他、全5編収録。麻耶ワールド全開の問題作。

【目次】(「BOOK」データベースより)

死人を起こす/九州旅行/収束/答えのない絵本/密室荘

感想 

   すごく頭を使いながら読みましたが
   結局 自分では真相にはたどりつけず
   メルカトルにいいようにケムに巻かれてしまいました。

   「いいのか、それで!」と言いたくなるような
   解決策のオンパレード。

   本当に異色の探偵でした。
   
   読み終わって オチがわからなかった短編もあり
   ネタバレサイトを検索してしまいました。
   ミステリってこういう風に読むんだ!と気付かせてくれる
   素晴らしいサイトが多数あり
   自分は全然だめだな、と思いました(^^ゞ。

隻眼の少女  麻耶雄嵩 「今日どんな本をよみましたか?(197361)」 

寒村でおきた殺人事件の犯人と疑われた大学生・静馬を救った隻眼の少女探偵・みかげ。事件は解決したが、18年後に再び悪夢が…。


隻眼の少女

2010年9月発行 文藝春秋 420p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

古式ゆかしき装束を身にまとい、美少女探偵・御陵みかげ降臨!因習深き寒村で発生した連続殺人。名探偵だった母の跡を継ぎ、みかげは事件の捜査に乗り出した─。

感想

   犯人がわかった時に
   ビックリと同時にやっぱりという思いも。
   
   でも 動機には心底驚きました。
   そんな動機で連続殺人事件を引き起こすとか
   許されません!
   (どんな動機でも 許されませんけれどね)

   そういうわけで ラストは後味が悪いのだけれど
   最後の最後には 少し救われたかな。

『翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件』『メルカトルと美袋のための殺人』  麻耶雄嵩 「今日どんな本をよみましたか?(197361)」 


翼ある闇

単行本版 1992年5月発行 講談社 386p
文庫本版 1996年7月発行 講談社 475p

【内容情報】(出版社/著者からの内容紹介)

首なし死体、密室、蘇る死者、見立て殺人……。京都近郊に建つヨーロッパ中世の古城と見粉うばかりの館・蒼鴉城を「私」が訪れた時、惨劇はすでに始まっていた。2人の名探偵の火花散る対決の行方は。そして迎える壮絶な結末。島田荘司、綾辻行人、法月綸太郎、三氏の圧倒的賛辞を受けた著者のデビュー作。



ノベルス版 1997年6月発行 講談社 280p
文庫本版 2000年8月発行 講談社 395p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

男の死顔になぜ化粧の跡が?計画的な殺人事件に自ら巻き込まれる才能とは!?奇妙奇天烈な不可能犯罪から雪の密室での「犯人当て」まで―空前絶後の推理能力で登場するや否や次々と真相を看破。「長編には向かない探偵」といいきる銘探偵・メルカトル鮎とワトソン役の美袋三条が「七つの奇蹟」を起こす。

【目次】(「BOOK」データベースより)
遠くで瑠璃鳥の啼く声が聞こえる/化粧した男の冒険/小人<かん(門構えに月)>居為不善/水難/ノスタルジア/彷徨える美袋/シベリア急行西へ

感想

   最近 新作をチェックするようになった麻耶さんのデビュー作と
   その続編?

   nanaco☆さんのレビューで「メルカトル鮎」という魅力的な探偵を知り
   とりあえず タイトルにその名前が入っているのを
   借りて読んでみましたが
   ふつう「最後の事件」とあるほうが 後から出たと思いますよね?

   それが 「翼ある闇」の方が 麻耶さんのデビュー作だったんです。
   ということは メルカトル鮎は最初の作品で
   最後の事件を扱って 〇〇〇ということですよ!
   びっくり、びっくり。

   『翼ある闇』のほうは 実はメルカトルはあまり活躍していません。
   
   『メルカトルと美袋のための殺人』では そのブラックな個性が
   炸裂していました。
   だって 早い解決のために証拠を捏造したり
   犯人をゆさぶるために 美袋を犯人のところへ送り込んだり
   暇だからといって 殺人をうっすら考えている人物に
   契機となるダイレクトメールを送ったり・・・
   と鬼畜の限り。

   後味は悪いけれど その個性には惹かれるものがありました。
   トリックも見破れないものばかりで 参りました、っていう感じです。

   『翼ある闇』は キリスト教やギリシャ神話や西洋美術や音楽や
   推理小説の古典とその作者などなど
   比喩・引用がたっぷり。
   若者が なんだか気負って知っている限りの知識を詰め込んだようで
   ほほえましくもあります。

   トリックはひえ~、とぞくっとしました。少々ホラー気味。
   場面を想像するとうなされそうなので 
   極力イメージは追い求めずに読みました。

   後からになってしまいましたが
   「メルカトル鮎」シリーズというものを調べてみると
   『夏と冬の奏鳴曲』『痾』『鴉』というのがあるらしいです。
   また 新作の隙をぬって読んでいきたいと思います。
   
   

貴族探偵  麻耶雄嵩 「今日どんな本をよみましたか?(197360)」 

自称貴族が活躍する、異端の本格ミステリー。自称「貴族」、趣味「探偵」の謎の青年が、生真面目な執事、可愛いメイドなどの召使いとコネを駆使して、難事件を華麗に解決! 知的スリルに満ちた本格ミステリー、名手の5年ぶりの待望新刊。


貴族探偵

2010年5月発行 集英社 292p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

召使が推理、貴族が解決、本格愛好家へ贈る、ディテクティブ・ミステリーの傑作。

【目次】(「BOOK」データベースより)

ウィーンの森の物語/トリッチ・トラッチ・ポルカ/こうもり/加速度円舞曲/春の声

感想

   「貴族探偵」ね~。なるほど~。と
   にまにましてしまう この設定。
   最初の短編が発表されたのが 2001年で
   それから 10年かけて完成されたこの短編集。
   だんだん 貴族探偵のキャラクターも固まってくる様子も見え
   また ミステリーについても いろいろなパターンがあり
   楽しく読みました。

   「ウィーンの森の物語」を読み終わってから
   謎解きのきっかけとされた部分を読み直してみたら
   きちんと 読者にもそれは提示されていました。
   それ以降の短編は 謎解きの鍵を見落とさないように
   気をつけて読んだつもりでしたが
   まったく わかりませんでした(笑)。