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緑のなかで  椰月美智子   



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2018年9月発行 光文社 320p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

青木啓太は、しまなみ海道の壮大な「橋」に心惹かれ、土木工学を学ぶため、家から遠く離れた北の大地にあるH大に入学する。自治寮に入り、大学紹介の活動、フィールドワークのサークルなど、友人たちと青春を謳歌している彼のもとに、母が失踪したと双子の弟、絢太から連絡が入る。あの、どこか抜けていて感受性豊かな母が、なぜ突然消えてしまったのか…。自然豊かな美しいキャンパスで大学三年生となった青年の成長と苦悩を描く。

【感想】

   ぐっときた!

   北の大地にある大学の学生寮で暮らす啓太の一年間。

   寮で、サークルで、
   楽しく充実した日々を送りながらも、
   遭遇する出来事に思い悩み、
   それを通じて成長していく心の動きや姿が、
   ほんとうにそこに生きてるように感じられ、とてもよかった。

   啓太だけでなく登場する男子学生たちがみな
   個性的で魅力的!

   そして寮生活の暑苦しいまでの熱量がうらやましくなるほど。
   実際にある寮(外見だけ見たことがある)がモデルとのこと。
   あそこではこんな毎日なのかと思うと、
   愉快であるとともにちょっと泣きたくなった(←謎)

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さしすせその女たち  椰月美智子   



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さしすせその女たち [ 椰月 美智子 ]
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2018年6月発行 KADOKAWA 216p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

39歳の多香実は、5歳の娘と4歳の息子を育てながら、デジタルマーケティング会社の室長として慌ただしい毎日を過ごしていた。仕事と子育ての両立がこんなに大変だとは思っていなかった。ひとつ上の夫・秀介は「仕事が忙しい」と何もしてくれない。不満と怒りが募るなか、息子が夜中に突然けいれんを起こしてしまう。そのときの秀介の言動に多香実は驚愕し、思いも寄らない考えが浮かんでいくー。書き下ろし短編「あいうえおかの夫」収録。

【目次】(「BOOK」データベースより)

さしすせその女たち/あいうえおかの夫

【感想】

   面白かった~!

   保育園児二人持つ共働き夫婦の妻の側からのお話。

   協力的でない夫のふるまいや
   それに対する妻のイライラや落ち込みがリアルで
   きゃーっ!て思ったり、でもどこかおかしかったり。

   子育て中の方々必読!
   「さしすせそ」を活用しよう!

   おまけの短編としてついている
   夫側のお話「あいうえおかの夫」を読むと、
   夫も憎めなくなっちゃった。

   けれど、このあと
   二人はだいじょうぶなのかな~とはらはら(笑)

つながりの蔵  椰月美智子  ☆   



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2018年4月発行 KADOKAWA 224p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

その出来事のあと、強い絆で結ばれた少女たち。三十年前の、あの蔵の思い出が今、蘇るー。小学5年生の夏。遼子と美音は四葉の家でよく遊ぶようになった。四葉の家は幽霊屋敷という噂が立つほど、広大な敷地に庭園、広い縁側、裏には隠居部屋や祠、そして古い蔵のある家だった。亡くなった弟への伝えられなかった思い、こじれてしまった友情、記憶を失っていく大好きな祖母との関係など、自分ではどうにもできない思いを抱えた少女たちは、ある“蔵での出来事”をきっかけに絡まった糸をほどいていく…。繊細な少年たちの心を描いた椰月美智子の名作『しずかな日々』の少女版!輝く少女たちのひと夏の物語。

【感想】

   ほおおお~~。

   小5の少女たちの日常の友情や家族や自我の確立を
   きめ細やかに描き出して、
   それだけでもちろんとてもいいんだけど、
   さらに、死や老いといった
   どうしても避けては通れないものときちんと向き合った、
   凛としたお話で、とてもよかった~。

   帯に「椰月美智子の名作『しずかな日々』の少女版!」と書かれてあって、
   「そうだ!そうだよね!」と激しく同意しました。

   大人はもちろん、
   子どもたちにも広く読んでほしいな。

見た目レシピいかがですか?  椰月美智子  ☆   



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2017年9月発行 PHP研究所 293p

【内容紹介】

あなたの第一印象、そのままでいいですか? 本当に似合う色、服、髪型などを提案し、「見た目」を変えるイメージコンサルタント・御手洗繭子。ほんのちょっとの気づきと心構えで、人生は変わっていくもの。彼女のアドバイスを受けた人々の外見と内面の変化とは? そして繭子自身が抱える秘密と事情が……。「きれいになりたい」「自分らしくありたい」と思う女性たちの心理を、鋭くかつ細やかに描く、連作小説集。

【感想】

   自分に似合う服・ヘア・メイク等を
   具体的に教えてくれるイメージコンサルタント・繭子に出会った
   お客たちの変化と繭子自身の事情。

   面白かった!

   その変化がめでたしめでたしばかりじゃないところとか、
   そのアドバイスをどう生かすかは自分に委ねられているところとかが
   いいなあ。好きだなあ。

   「服って、もったいないから着るもんじゃないって、ようやくわかったの。
    まだ着られるからってだけで、どうでもいい服を着てたら、
    わたし自身がもったいないもの。」 

   なるほど!
   わたしも繭子先生にいろいろと教えてもらいたいよ。
   で、続編希望!

明日の食卓  椰月美智子  ☆   



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明日の食卓 [ 椰月 美智子 ]
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2016年8月発行 角川書店 304p

【内容情報】(出版社より)

息子を殺したのは、私ですか?

同じ名前の男の子を育てる3人の母親たち。
愛する我が子に手をあげたのは誰かーー。

静岡在住・専業主婦の石橋あすみ36歳、夫・太一は東京に勤務するサラリーマン、息子・優8歳。
神奈川在住・フリーライターの石橋留美子43歳、夫・豊はフリーカメラマン、息子・悠宇8歳。
大阪在住・シングルマザーの石橋加奈30歳、離婚してアルバイトを掛け持ちする毎日、息子・勇8歳。

それぞれが息子のユウを育てながら忙しい日々を送っていた。辛いことも多いけど、幸せな家庭のはずだった。しかし、些細なことがきっかけで徐々にその生活が崩れていく。無意識に子どもに向いてしまう苛立ちと怒り。果たして3つの石橋家の行き着く果ては……。
どこにでもある家庭の光と闇を描いた、衝撃の物語。

【感想】

   すっごく面白かった!

   内容はシビアで目を背けたくなるシーンもあり、
   怖い想いもしながら読んだんだけれど、
   それでも、やっぱり面白かった、と言いたい。

   冒頭、誰かが9歳のユウを暴行する場面があり、
   その後、ユウという9歳の子のいる三家族の様子が
   順に描かれる。

   三家族は家族構成も経済力も異なり、
   それぞれの幸せをつかんでいたのが
   徐々に歪みや壊れが出てきて…。

   そのリアルな現代の家族の状況をつきつけられる怖さと、
   最初のシーンはどの家族からつながるのだろうという怖さ。
   普通の家族でもこういうことが起こりうるのかもという怖さ。

   三つの怖さにぐいぐいと引っ張られて、
   のめりこんで読みました。

   子どもを育てることの厳しさと喜び。
   ぜひぜひ読んで、体感してください。

   特に、男性方、必読だと思います。

14歳の水平線  椰月美智子  ☆   



14歳の水平線

14歳の水平線
著者:椰月美智子
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2015年7月発行 双葉社 328p

【内容情報】(出版社より)

好きなサッカー部も辞めてしまった中2の加奈太。最近、息子の気持ちが掴めない征人。
夏休み、そんな父子が征人の故郷の島にやって来た。加奈太はキャンプで出会った子供達と交流を深める。
30年前の夏、中2の征人。父親が漁から戻らない。
息子と父親、そしてかつて少年だった父親の視点で交互に描く、青春&家族小説の感動傑作!

【感想】

   あー、もう!

   椰月さんの書く男の子って
   どうしてこんなにきらっきらして愛おしいんだろう。

   夏、
   南の島。

   14歳の加奈太と、
   その父・征人が14歳だったとき。

   それぞれ仲間と過ごし、
   島の自然・伝説に触れ、
   現在・将来に思いを深める、
   かけがえのない日々。

   読んでいて、はらはらしながらも、
   どこかうらやましい気持ちがし、
   わたしも加奈太や征人と仲間になりたくなりました。

   ほんとうによくて、
   夏の新たな名作の誕生!って思います。

   大人はもちろんのこと、
   この年頃のこどもたちにもぜひ読んでもらいたいです!

伶也と  椰月美智子   



伶也と

伶也と
著者:椰月美智子
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2014年11月発行 文藝春秋 252p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

生まれて初めてのライブで、ロックバンド「ゴライアス」と衝撃的な出会いをした直子。今までこれといった趣味もなかった彼女は、自分の持てる時間と金のすべてを使い、ボーカルの伶也を支えることを決心する。狂おしいほどの愛と献身が行きつく先はどこなのか。二人が迎えた結末は、1ページめで明かされる。恋愛を超えた、究極の感情を描く問題作。

【感想】

   31歳でロックバンドのボーカル・伶也と出会い
   彼にその後の40年間を捧げた直子の半生。

   そんな実りそうにないことに人生を捧げるなんて
   ばか?と思ったけれど、
   読み終えて
   これほど一途に思い続けられる人を
   見つけられ見つめ続けられた直子が羨ましくなった。

   この本は最初に物語の行く末が示されて、
   そこから時が戻り
   直子が伶也と出会ったところから物語が始まる。

   ということは読んでいてうっすらと
   「こうなるんだろうなあ」って思いません?
   私はそうでした。

   でもその私の予想を乗り越えて
   物語が広がり深まっていくのが
   すごいって思いました。

未来の手紙  椰月美智子  ★   



未来の手紙

未来の手紙
著者:椰月美智子
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2014年4月発行 光文社 241p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

五年生になってぼくはいじめられるようになった。ぼくは未来のことだけを考えることにした。今のぼくから未来のぼくへ手紙を出す。未来のぼくはいつだってたのしそうだ。友達もたくさんいて、夢もかなう。二十通の手紙は、毎年ぼくの元へ届けられ、そして、ぼくは三十三歳になった。ある日、もう来るはずのない「未来の手紙」が届く。それは、悪夢の手紙だったー。(「未来の手紙」他5編収録)小学生高学年から。

【目次】(「BOOK」データベースより)

しいちゃん/忘れない夏/未来の息子/未来の手紙/月島さんちのフミちゃん/イモリのしっぽ

【感想】

   中学生が主人公の短編が6つ。

   みんなきらっきら。
   
   悩んで怒って喜んで笑って泣いて、
   10代の彼ら彼女らがほんとに眩しくて、
   なんてリアルなんでしょう。

   こんな上質なお話を読める子供たちがうらやましいから
   大人も読んじゃおう!

消えてなくなっても  椰月美智子  ☆   



消えてなくなっても

消えてなくなっても
著者:椰月美智子
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2014年3月発行 KADOKAWA(幽BOOKS) 213p

【内容情報】

あおのは、ストレス性の病を抱え、神話伝説の残る山にあるキシダ治療院で暮らすことに。そこにはつきのという同年代の同じように両親を幼いころに亡くした女の子が居候していた。二人を結びつけた運命とは。

【感想】

   しみじみと癒され満たされました。

   ストレス性の病を抱える青年・あおのが
   鍼灸専門のキシダ治療院でひと夏を過ごし、
   そこで世界の美しさ、
   すべて存在するものの尊さに気づかされていく日々が
   愛しくて。

   そして同時にわたしも同じ思いへと。

   キシダ治療院の緑深い庭で
   あおのが植物の名前を一つずつ確かめに行く場面が、
   そして治療院の庭にやってくるある生き物と交流する場面が、
   静かだけれど心にしみいります。

   声高でなくても
   世界の、生命の、思いの尊さを
   深く語りかけてくれる一冊です。

その青の、その先の、  椰月美智子  ★   



その青の、その先の、

その青の、その先の、
著者:椰月美智子
価格:1,470円(税込、送料込)
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2013年8月発行 幻冬舎 281p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

ばかみたいに幸福な時間。それは、ほんの少しさみしい。最高の仲間との三年間。恋、友情、初体験…。すべてが詰まっている高校の日々。書き下ろし傑作青春小説。

【感想】

   あーもう!
   素晴らしかった!

   高2女子とその仲間の友情と恋。

   椰月さんの描く何気ない日常が
   新たな気づきにあふれていて美しく、
   さらにその積み重ねの先に
   彼女が到達した地点がまた美しく。

   正真正銘の17歳の青春が
   確かにここにありました。

   本の中には紹介したくなるような文章がいっぱい。

   その鋭さにびっくり。
   でも雰囲気はあくまでも優しい。

   登場人物が全て愛おしくて
   その今の、
   その将来の、
   幸せを祈りたい。

   今17歳のあなた、
   かつて17歳だったあなた、
   これから17歳になるあなた、
   ぜひ読んでください。