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ラスト・ワルツ  柳広司   



ラスト・ワルツ

ラスト・ワルツ
著者:柳広司
価格:1,512円(税込、送料込)
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2015年1月発行 KADOKAWA 226p

【内容情報】

シリーズ累計100万部突破の「ジョーカー・ゲーム」シリーズ!

疾走する特急車内、仮面舞踏会、ドイツの映画撮影所ーー。
加速する頭脳戦、ついに最高潮へ!
日本最高峰のスパイ・ミステリ!

華族に生まれ、陸軍中将の妻となるが退屈な生活に倦んでいる顕子。米大使館で催された仮面舞踏会の会場で、なぜか、ある男のことがしきりに思い出された。目に見えぬ黒い大きな翼を背負っているかのような、謎の男。かつて窮地を救ってくれた彼と、いつか一緒に踊ることを約束したのだった。だが、男のことを調べると意外な事実か浮かび上がり……(「舞踏会の夜」)。
疾走する特急車内。「スパイ殺し」を目的としたソ連の秘密諜報機関“スメルシュ”に狙われるD機関の諜報員を描く「アジア・エクスプレス」、ドイツの映画撮影所で、ナチスの宣伝大臣ゲッベルスと対峙した日本人スパイを描く「ワルキューレ」を収録。

"魔王"の異名を持つ結城中佐が作り上げた、スパイ養成組織"D機関"。
世界各国で展開する"究極の騙し合い"に生き残れ。

【目次】(「BOOK」データベースより)

アジア・エクスプレス/舞踏会の夜/ワルキューレ

【感想】

   ジョーカーゲームシリーズ最新刊。
   2つの短編と1つの中編。

   ふたつ目の「舞踏会の夜」がいちばん好き。
   かっこいいなあ。

   しかし戦時のやるせなさよ…。

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ナイト&シャドウ  柳広司   



ナイト&シャドウ

ナイト&シャドウ
著者:柳広司
価格:1,620円(税込、送料込)
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2014年7月発行 講談社 309p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

知力、体力、先読み能力ーすべてが一級のエリートSP・首藤武紀は、合衆国シークレットサービスで“異例の研修”を受けることに。初日、銃規制を求めるデモに遭遇した首藤は、突如暴れ出した男を瞬く間に制圧し、人質の幼女を助ける。しかしその現場には、大統領暗殺計画を示唆する二枚の写真が残されていた。超一流警護官たちに忍び寄る死神の影。2014年を撃ち抜く怒涛のオープニング&驚愕のラスト!!

【感想】

   日本のエリートSP・首藤が
   合衆国シークレットサービスに研修に行き、
   偶然関わりあった
   大統領暗殺計画を阻止するべく大活躍。

   無口でできる男の首藤がかっこいい!

   話はするすると、
   でも驚きをもって進みます。

   2001年の話なんだなあ。
   ラストが意味深です。

   読んだ後で気が付きましたが
   『キング&クイーン』と同じシリーズだったみたい。
   そっち読んでなかったよ。
   でもぜんぜん大丈夫でした。

楽園の蝶  柳広司   



楽園の蝶

楽園の蝶
著者:柳広司
価格:1,575円(税込、送料込)
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2013年6月発行 講談社 310p

【内容情報】

昼の関東軍、夜の甘粕」1942--野望と陰謀が交錯する満州・新京。脚本家志望の若者・朝比奈映一は、制約だらけの日本から海を渡り、満州映画協会の扉を叩く。だが提出するメロドラマは、ドイツ帰りの女性監督・桐谷サカエから「使い物にならない」とボツの繰り返し。彼女の指示で現地スタッフ陳雲と探偵映画を練り始めるが……。『ジョーカー・ゲーム』から5年、柳広司の新たなる世界。

【感想】

   うーん。

   読んでいて
   こんなはずはないだろうと思っていたのに
   結局そのまま終わってしまった。

   残念。

パラダイス・ロスト  柳広司 ★ 



「ジョーカー・ゲーム」シリーズ、待望の新作登場!
異能のスパイたちを率いる“魔王”・・・結城中佐。その知られざる過去が、ついに暴かれる!? 世界各国、シリーズ最大のスケールで繰り広げられる白熱の頭脳戦。究極のスパイ・ミステリ!


パラダイス・ロスト

2012年3月発行 角川書店 357p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

大日本帝国陸軍内に極秘裏に設立された、スパイ養成学校“D機関”。「死ぬな。殺すな。とらわれるな」-軍隊組織を真っ向から否定する戒律を持つこの機関をたった一人で作り上げた結城中佐の正体を暴こうとする男が現れた。英国タイムズ紙極東特派員アーロン・プライス。だが“魔王”結城は、まるで幽霊のように、一切足跡を残さない。ある日プライスは、ふとした発見から結城の意外な生い立ちを知ることとなるー(『追跡』)。ハワイ沖の豪華客船を舞台にしたシリーズ初の中篇「暗号名ケルベロス」を含む、全5篇。

【目次】(「BOOK」データベースより)

誤算/失楽園/追跡/暗号名ケルベロス

感想 

   「ジョーカー・ゲーム」シリーズ第3弾。
   相変わらずかっこいいなぁ。

   もともと持ってた異能を
   極限まで訓練してさらに高めたスパイたちと
   陰に隠れている結城中佐。

   4つの中短編それぞれでの舞台設定と
   彼らの活躍に気持ち良く騙され、
   ほれぼれしました。

   以下覚書。

   「誤算」フランス・レジスタンス。
   「失楽園」シンガポール・ラッフルズホテル
   「追跡」結城中佐の過去
   「暗号名ケルベロス」サンフランシスコ発・太平洋航路


ロマンス  柳広司    



昭和8年。子爵家に生まれた麻倉清彬は、友人の伯爵家長男の殺人容疑を晴らした。それは新しい謎の始まりだった。渾身の長篇ミステリ。


ロマンス

2011年4月発行 文藝春秋 270p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

ロシア人の血を引く子爵・麻倉清彬は、殺人容疑をかけられた親友・多岐川嘉人に上野のカフェーに呼び出される。それが全ての事件のはじまりだった。華族社会で起きた殺人事件と共産主義活動家の摘発。そして、禁断の恋…。退廃と享楽に彩られた帝都の華族社会で混血の子爵・麻倉清彬が辿りついた衝撃の真実。

感想 

   素敵な雰囲気。
   昭和初期の華族社会が舞台って
   北村薫さんのベッキーさんシリーズと同じだけど
   こちらもとても惹かれました。

   紹介文に「ミステリ」ってなっていますが
   それにはあんまり比重が感じられなかったです。
   それよりも 主人公の混血で美貌の持ち主である
   子爵・麻倉清彬の苦悩を
   読んでいるのが楽しかったです(おい)。
   
   文章もとても読みやすくて
   さらさらっと読めました。
   これはこれで完結したお話になっているけれど
   これ以降の清彬の姿も読んでみたいです。

ダブル・ジョーカー  柳広司    



2009年8月発行 角川書店 257p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

結城中佐率いる“D機関”の暗躍の陰で、もう一つの秘密諜報組織“風機関”が設立された。だが、同じカードは二枚も要らない。どちらかがスペアだ。D機関の追い落としを謀る風機関に対して、結城中佐が放った驚愕の一手とは─。表題作「ダブル・ジョーカー」ほか、“魔術師”のコードネームで伝説となったスパイ時代の結城を描く「柩」など、5編を収録。吉川英治文学新人賞&日本推理作家協会賞W受賞の超話題作『ジョーカー・ゲーム』シリーズ第2弾、早くも登場。

【目次】(「BOOK」データベースより)

ダブル・ジョーカー/蠅の王/仏印作戦/柩/ブラックバード

感想

   「風機関」のちょろいこと。
   「D機関」の前では まるでお子ちゃまです。
   前作「ジョーカー・ゲーム」と同様
   洗練されていて 切れ味鋭い作品でした。

虎と月  柳広司    


虎と月

2009年1月発行 理論社 249p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

父は虎になった―。そんなこと、簡単に信じられるものではない。ぼくだってそうだった。しかし、父に会った、という人物からもらった手紙には、父がその場で詠ったという一篇の漢詩が書かれていた。その詩には、虎になった人間にしかわかりえない、悲痛な心の叫びがこめられていた。父の血をひくぼくも、いつかそうなってしまうのだろうか。それはちょっと勘弁してほしい。父がどうして虎になったのかを知りたい。それが波瀾万丈にして、不思議な旅の始まりだった…。言葉の魔術師・柳広司が放つ中島敦『山月記』に想を得た、奇想天外な変身譚。

感想

   高校時代に「山月記」で 読書感想文の賞をもらったことがあります。
   なので けっこう「山月記」には思い入れがあったのですが
   「父が虎になった」ことを 奇想天外に解釈して見せてくれた
   楽しい作品でした。

漱石先生の事件簿 猫の巻  柳広司    



2007年4月発行 理論社 389p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

ひょんなことから、英語の先生の家で書生として暮らすことになった探偵小説好きの少年。癇癪もちで、世間知らず。その上、はた迷惑な癖をたくさんもつ先生の“変人”っぷりには辟易するが、居候生活は刺激でいっぱいだ。なんせ、先生のまわりには、先生以上の“超変人”と、奇妙奇天烈な事件があふれているのだから…。夏目漱石の『吾輩は猫である』の物語世界がよみがえる、抱腹絶倒の連作ミステリー短編集。

感想

   「ジョーカー・ゲーム」で本屋大賞第3位となった柳広司さんの作品。
   ミステリーya!のシリーズだからか
   「ジョーカー・ゲーム」より 平易な印象でした。
   とぼけた味わいが面白かったです。

ジョーカー・ゲーム  柳広司 ★    



2008年8月発行 角川書店 252p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

結城中佐の発案で陸軍内に設立されたスパイ養成学校“D機関”。「スパイとは“見えない存在”であること」「殺人及び自死は最悪の選択肢」。これが、結城が訓練生に叩き込んだ戒律だった。軍隊組織の信条を真っ向から否定する“D機関”の存在は、当然、猛反発を招いた。だが、頭脳明晰、実行力でも群を抜く「魔王」―結城中佐は、魔術師の如き手さばきで諜報戦の成果を挙げ、陸軍内の敵をも出し抜いてゆく。東京、横浜、上海、ロンドンで繰り広げられる最高にスタイリッシュなスパイ・ミステリー。

【目次】(「BOOK」データベースより)

ジョーカー・ゲーム/幽霊(ゴースト)/ロビンソン/魔都/XX(ダブル・クロス

感想★

   “D機関”の活躍を描く連作短編集。
   太平洋戦争前夜のきな臭い時期に活躍するスパイたちの姿が
   洗練されています。

   こんな風に 「機能」を極限まで高めたスパイたちは
   怖いですけれどね。

   2009年本屋大賞第三位となりました。

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2009年本屋大賞の受賞作

大賞  『告白』   著/湊かなえ(双葉社) 411点
2位  『のぼうの城』 著/和田竜(小学館) 328点
3位  『ジョーカー・ゲーム』 著/柳広司(角川書店) 243.5点
4位 『テンペスト(上下)』 著/池上永一(角川書店 228.5点
5位  『ボックス!』   著/百田尚樹(太田出版) 214.5点
6位  『新世界より(上下)』著/貴志祐介(講談社) 207.5点
7位  『出星前夜』     著/飯嶋和一(小学館) 203.5点
8位   『悼む人』   著/天童荒太(文藝春秋) 203.5点
9位  『流星の絆』  著/東野圭吾(講談社) 139点
10位  『モダンタイムス』著/伊坂幸太郎(講談社) 135点

(7位と8位は 一位票の数によって決定)

一位の「告白」は 予想通りでした。
この10作の中で読んでいないのは 「新世界より」と「流星の絆」。
せっかくなので 読んでおこうかな。