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道草ハヤテ  米村圭伍   



暗殺を阻んで、折笠(おりがさ)藩主・三代川正春(みよかわまさはる)と厚い友情で結ばれた元山童(やまわらべ)のハヤテは、藩主の異母弟、美貌の僧侶・徳念とともに、参勤交代の江戸から故郷折笠藩を目指す。でも、道中には危険な企みが一杯。小役人の悪だくみを乗せた巨馬が疾駆し、日照り雨の向こうには摩訶不思議な異界が広がる。相棒の狼・尾ナシにも恋の季節がやってきて、旅の空には事件また事件! 新感覚時代活劇「ハヤテ」続編。

道草ハヤテ

道草ハヤテ
著者:米村圭伍
価格:620円(税込、送料込)
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2012年10月発行 新潮文庫 391p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

折笠藩の若藩主・三代川正春を救けて、身分違いの親友となった元・野生児のハヤテ。今度は正春の弟、イケメン僧侶の徳念と、江戸から一路ふるさと折笠藩へ。でも、旅の空には危険が一杯。陰謀渦巻く牧に異国の巨大馬がいななけば、旅人を妖しく誘うキツネの魔界に金が舞う。頼れる相棒、はぐれ狼の尾ナシにも恋の季節が訪れて、てんやわんやの珍道中は続く!新感覚時代活劇第2弾。

【感想】

   前作『山彦ハヤテ』が講談社から単行本で発行されて5年弱。
   ようやく続編が発売されました。
   前作の内容をあまり覚えていなかったけれど、
   こちらでちょくちょく触れてくれるので問題なし。

   野生児ハヤテと藩主弟・徳念と狼の珍道中を楽しみました。

   狐に化かされる話はちょっと前~現代の日本を揶揄していて、
   皮肉が効いているわぁ。
   あらためて読むとほんとうにおかしな政策や経済だと
   ぞわぞわした気分に。

   しかしこの調子で道草をしていたら
   いつ折笠藩につくのやら(苦笑)。
   早めに続編を出して
   きちんと折笠藩まで連れて行ってあげて下さいね。

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青葉耀く 敬恩館風雲録  米村圭伍   

青葉耀く(上)

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著者:米村圭伍
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青葉耀く(下)

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著者:米村圭伍
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2012年8月発行 幻冬舎 上巻326p 下巻353p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

藩の運命を左右する領主の落し胤。その存在を察知した輩が、権力を求めて蠢き出すー。出雲国千歳藩の西の端に位置する鳥越村。その村にある郷蔵の差配役・大月慎兵衛と配下・矢島重三郎には、それぞれに愛息がいた。慎兵衛には、厚い胸板に太い腕、大柄で腕力が自慢の寅之助。重三郎には、小柄で痩身、病がちだが、利発な小太郎。二人はまるで兄弟のように育てられたが、そこには慎兵衛と重三郎の人知れぬ願いが隠されていた…。

大月慎兵衛が語った衝撃的出来事。落し胤ははたして誰なのか?誰が味方で、誰が敵なのか?小袖に袴、総髪の男姿が凛々しい藩校のマドンナ・夏巻京。呉服商の娘で、しゃれた振袖姿が愛くるしい鳴海屋鈴。亡き双葉姫から、まだ見ぬ弟君への想いを聞かされていた二人は、真の落胤を探し当てるべく一計を案じる。だが、行き着いた答えは意外なもの。双葉姫とは似ても似つかぬ風貌の男子であった。

【感想】

   地方藩の藩校に入学した二人の幼馴染。
   どちらかが藩主のご落胤では?という騒動に巻き込まれる。

   いろんな人物が現れ
   次々と絡んで真相を見えにくくしていて
   長く複雑。

   青春群像としては楽しい。

   いつもの米村さんの語り口調ではないのが寂しかったです。


孔雀茶屋 ひやめし冬馬四季綴  米村圭伍



江戸で、他藩の難事件に巻き込まれる冬馬! 鳥の生態について熟知している冬馬ならではの智恵が危機を救う。恋の行方はいかに?


孔雀茶屋

2011年8月発行 徳間文庫 308p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

両国広小路で大人気の孔雀の見せ物小屋でひとりの侍が大騒ぎを起こしていた。風見藩の榊原数馬だ。海棠藩江戸藩邸で、家老の妹・奥田波乃をめぐり、恋のさや当て真っ最中の冷飯食い・一色冬馬と中老の嫡男・鳥羽新之介は数馬にいきさつを聞いた。藩邸で飼っていた白孔雀の血をひく孔雀が盗まれ、探しにきていたという。その孔雀はご上覧予定だった。冬馬と新之介に孔雀探索の命令が…。

感想 

   『桜小町』『ふくら雀』に続くシリーズ第三弾。
   
   一作目とは雰囲気が変わってきたような気がするけれど
   (コメディな成分が増えたように思います)
   これはこれで面白かったです。

   今回は「孔雀」というぐっと豪華な鳥をめぐる
   事件の顛末。

   榊原数馬・香奈夫妻や
   めだか姫や倉知久太郎も出てきて
   他の米村作品とのつながりもうれしかったです。

ふくら雀 ひやめし冬馬四季綴り  米村圭伍   




ふくら雀

2010年11月発行 徳間文庫 349p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

部屋住みの一色冬馬二十二歳。亡き父の冤罪を明らかにした騒動の際、懇意になった次席家老奥田家の次女波乃に、責められる日々だ。しかし、鳥刺しの小遣い稼ぎでは、波乃と結婚は難しい。ところが最近、太った雀を求めて、藩中の武士たちが大わらわ。そのわけは藩主の一人娘の婚礼が決定したものの、稼ぎ先の家紋がなんと!?冬馬に手柄の好機が。

感想 

   幕府の強大な権力や
   藩士たちが出世の機会にどれほど敏感なのか、など
   江戸時代の生き難さを 
   楽しいお話の向こう側に感じながら
   読みました。

   『桜小町』につづく『ひやめし冬馬四季綴り』の第二弾。
   藩主の一人娘の婚礼に太った雀をつけることになり
   藩士たちは 雀獲りに東奔西走。

   もともと鳥刺しが得意技の冬馬は
   手柄をたてる好機と
   波乃と母にせめられる日々。

   そんな騒動の結末は・・・
   というお話。

   冷や飯のつらさや
   藩の、幕府に対する遠慮具合や
   流民たちの困窮した生活などが
   盛り込まれているものの
   どたばたとにぎやかなお話を
   楽しく読みました。

   続きがとても気になる終わり方。
   早く続編を!

桜小町 ひやめし冬馬四季綴り  米村圭伍  ☆    




桜小町

2010年2月発行 徳間文庫 381p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

一色冬馬は22歳。部屋住みの身ゆえ、良い婿入り先を探している。得意なのは鳥刺しだ。メジロやウグイスなどを捕え、さえずりの美しい鳥を高く売って小遣いにしているが、裕福な武家の婿になるという冷や飯組の希望はかなうのか?ウグイスが縁で、美しい娘に恋した冬馬。亡き父の身分降格にまつわる過去の事件も絡み、意外な展開に…。

感想 

   部屋住み(冷や飯)の冬馬は 
   桜小町と呼ばれる家老の娘に一目ぼれし
   その恋をかなえるべく 藩の陰謀を暴く企みに手を染める。
   最初はへたれだった冬馬が
   次第にたくましくなっていくのと会わせて
   事態は二転・三転していきます。

   冬馬の父の失脚の真相も明らかになる中
   はたして冬馬の恋はかなうのか。
   
   いつもの米村作品とは少し違う
   落ち着いた口調で語られる
   冬馬の奮闘を応援しながら読みました。

   最後はそうきたか!という感じ。
   先日 続編の『ふくら雀』がでました。

   

退屈姫君これでおしまい  米村圭伍   



2009年1月発行 新潮社 420p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

「すてき!」に目がない弱小藩のうら若き正室めだか姫。いま江戸で評判の変わり菊競べを見たくてなりません。姉君三姉妹の失踪騒ぎに乗じ屋敷を抜けだすと、そこには名菊「雪見桜」を踏みにじり、選考に不満をわめく、天下のボンボン田沼意知の姿が。めだかの正義に火が点り、やがて将軍さまも巻き込んだ未曾有の大騒動が始まるのでした。文庫書き下ろし「退屈姫君」シリーズ完結篇。

感想

   ちょっと品はないけれど 楽しく読めました。
   これでおしまいで めだか姫を中心とする登場人物たちの
   元気一杯の活躍がもう読めなくなるのは 寂しいです。
   でも 他のシリーズと登場人物がかぶっているので
   そちらでまた逢えることを期待しています。
   本書の中に「しゃばけ」シリーズの若旦那について言及されていたのは
   新潮社つながりのサービスでしょうか。

   <この作品に出てくる人物についての覚書>
   退屈姫君シリーズ(主人公=めだか姫)・・・
   「退屈姫君伝」「退屈姫君海を渡る」「退屈姫君恋に燃える」
   「退屈姫君これでおしまい」

   風流冷飯伝シリーズ(主人公=飛旗数馬)・・・
   「風流冷飯伝」

   面影小町伝シリーズ(主人公=笠森お仙)・・・
   「面影小町伝」


紅無威おとめ組 南総里見白珠伝  米村圭伍 



2008年5月発行 幻冬舎 305p 

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

寛政元年八月、桔梗(老中・松平定信の妹、白菊姫)は、館山藩の礼姫から譲り受け、脇差の下げ緒に結んでいた白い珠が、青白い光を放ち、『孝』という文字を浮かび上がらせるのを見た。折も折、館山藩主・稲葉正武に不穏な動きがあるとの情報を伝え聞いていた定信は、その内偵を「紅無威おとめ組」に託す。すぐさま桔梗は、仲間の萩乃、小蝶とともに一路、館山へと向かうが、なぜかその一行に滝沢左七郎(のちの滝沢馬琴)なる冴えない戯作者の卵が付き従うことに…。「紅無威おとめ組」が館山で目にしたものとは―?白珠が奇っ怪な文字と光を発した理由に辿りついた時、三人娘の運命をも左右する空前絶後の闘いが始まった…。全く新しい女傑たちが巻き起こす大スペクタクル。時代小説の常識を覆す、大江戸チャーリーズエンジェル第2弾。

山彦ハヤテ  米村圭伍  ☆ 



2008年2月発行 講談社 378p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

陸奥国折笠藩の水ノ目山で、ハヤテは、行き倒れた若き藩主・三代川正春を助けた。狼の尾ナシも加わって、二人と一匹に次々と降りかかる事件、また事件。さわやかな青春痛快時代小説の旗手が贈る冒険譚。

感想

   一気読みでした。

おたから蜜姫  米村圭伍 




2007年11月 発行 新潮社

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

かぐや姫が求めた宝を見つけよ。竹取物語に隠された暗号が大江戸の天下を揺るがす。存続すら危うい風見藩時羽家に伊達家から縁談が持ちかけられた。蜜姫の嫁入りを破談にし、千載一遇の好機に飛びつこうとするが、厳しい条件がひとつ。あの五つの宝物のうち、どれでもよいから、ひと品持参せよという。太古から時空を超え襲いかかる、途方もない謎解きと謀略の数々。好評「蜜姫シリーズ」第二弾。

感想

   かぐや姫の解釈が面白かったけれど
   それに力が入りすぎて蜜姫の活躍が今ひとつだったかな?