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小太郎の左腕  和田竜


小太郎の左腕

2009年11月発行 小学館 316p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

一五五六年。戦国の大名がいまだ未成熟の時代。勢力図を拡大し続ける戸沢家、児玉家の両雄は、もはや開戦を避けられない状態にあった。後に両陣営の命運を握ることになるその少年・小太郎のことなど、知る由もなかった─。

感想

   戸沢家の武将・林半右衛門と
   彼が合戦のさなか 見出した鉄砲の名手・小太郎の
   運命がスピーディーに描かれていました。

   豪放で磊落な半右衛門の振る舞いが愛嬌があって
   憎めない人物に仕上がっていました。
   戦国時代初期ならではの 人対人のまっすぐな戦いの様子が
   小気味いいです。

   すさまじいまでの小太郎の鉄砲の腕が
   もたらす運命の狂い。
   ラストは切ないです。   
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忍びの国  和田竜 「今日どんな本をよみましたか?(197358)」 



2008年5月発行 新潮社 277p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

伊賀一の忍び、無門は西国からさらってきた侍大将の娘、お国の尻に敷かれ、忍び働きを怠けていた。主から示された百文の小銭欲しさに二年ぶりに敵の伊賀者を殺める。そこには「天正伊賀の乱」に導く謀略が張り巡らされていた。史実に基づく壮大なドラマ、われらの時代の歴史小説。

感想

   戦闘場面は 情景が目に浮かぶようで なかなか。
   でも なぜ戦うのか、戦わないのかについて 説明がくどい感じがする。
   主人公は 一応「無門」なんだろうけれど
   その他に魅力的な人物を出しすぎて 視点がさだまらない。
   前作「のぼうの城」に比べると ちょっと残念かも。
   

のぼうの城  和田竜  ★ 



2007年12月発行 小学館 333p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

時は乱世。天下統一を目指す秀吉の軍勢が唯一、落とせない城があった。武州・忍城。周囲を湖で囲まれ、「浮城」と呼ばれていた。城主・成田長親は、領民から「のぼう様」と呼ばれ、泰然としている男。智も仁も勇もないが、しかし、誰も及ばぬ「人気」があった―。

感想

   忍城の面々(武将も奥の方々も農民も)が
   生き生きと個性的でかっこいい。
   私は 若輩者(でも家老)の酒巻靭負(さかまきゆきえ)が好みです。