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愛なき世界  三浦しをん  ☆   



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愛なき世界 (単行本) [ 三浦しをん ]
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2018年9月発行 中央公論新社 466p

【内容情報】(出版社より)

恋のライバルが人間だとは限らない! 

洋食屋の青年・藤丸が慕うのは?植物?の研究に一途な大学院生・本村さん。殺し屋のごとき風貌の教授やイモを愛する老教授、サボテンを栽培しまくる「緑の手」をもつ同級生など、個性の強い大学の仲間たちがひしめき合い、植物と人間たちが豊かに交差するーー

本村さんに恋をして、どんどん植物の世界に分け入る藤丸青年。小さな生きものたちの姿に、人間の心の不思議もあふれ出し……風変りな理系の人々とお料理男子が紡ぐ、美味しくて温かな青春小説。

【感想】

   ぐふふ~面白かったわ~。
   洋食屋の見習い・藤丸くんが恋した
   植物研究にうちこむ本村さん。

   彼女の研究の様子がめっちゃ細かく説明されて
   ときどき「白目をむいた」けれど(笑)、
   あちこちに笑えるポイントがあるし、
   登場人物たちは楽しいひとたちだし、
   何よりも、
   本村さんや研究室のメンバーたちが研究や仲間にかける愛、
   藤丸くんが料理や本村さんにかける愛や
   ものごとをまっすぐに見る姿勢にぐっときた。

   「愛なき世界」というタイトルがまたうまいな~

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ののはな通信  三浦しをん   



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ののはな通信 [ 三浦 しをん ]
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2018年5月発行 KADOKAWA 456p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

横浜で、ミッション系のお壌様学校に通う、野々原茜(のの)と牧田はな。庶民的な家庭で育ち、頭脳明晰、クールで毒舌なののと、外交官の家に生まれ、天真爛漫で甘え上手のはな。二人はなぜか気が合い、かけがえのない親友同士となる。しかし、ののには秘密があった。いつしかはなに抱いた、友情以上の気持ち。それを強烈に自覚し、ののは玉砕覚悟ではなに告白する。不器用にはじまった、密やかな恋。けれどある裏切りによって、少女たちの楽園は、音を立てて崩れはじめ…。運命の恋を経て、少女たちは大人になる。女子の生き方を描いた傑作小説。女子校で出会い、運命の恋を得た少女たちの20年超を、全編書簡形式で紡いだ、女子大河小説の最高峰。

【感想】

   ののとはな。

   女子高時代から始まり、大学時代、40代になってからと
   二人が交換し続けた
   膨大な手紙・メール等によって描かれる、
   二人の交流・人生・変化。

   手紙を書くということは相手に向き合うのと同時に、
   自分自身にも向き合うことなのかもしれない。

   読み終えた今、
   読み始めた当初には思いもしなかった地点に連れて行かれた。

ぐるぐる♡博物館  三浦しをん  ☆   



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ぐるぐる・博物館 [ 三浦しをん ]
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2017年6月発行 実業之日本社 250p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

人類史の最前線から、秘宝館まで、個性あふれる博物館を探検!書き下ろし「ぐるぐる寄り道編」も収録!好奇心とユーモア全開、胸躍るルポエッセイ。

【目次】(「BOOK」データベースより)

第1館 茅野市尖石縄文考古館ー私たちはつながっている/第2館 国立科学博物館ー親玉は静かに熱い!/第3館 龍谷ミュージアムー興奮!の仏教世界/第4館 奇石博物館ーおそるべし!石に魅せられた人々の情熱/第5館 大牟田市石炭産業科学館ー町ぜんぶが三池炭鉱のテーマパーク/第6館 雲仙岳災害記念館ー災害に備えつつ穏やかに暮らすということ/第7館 石ノ森萬画館ー冒険と希望の館で失神するの巻/第8館 風俗資料館ー求めよ、さらば与えられん/第9館 めがねミュージアムーハイテク&職人技の総本山/第10館 ボタンの博物館ー美と遊びを追求せずにはいられない

【感想】

   超面白かった!

   10余りの博物館を三浦さんが訪れて、
   生き生きとした好奇心でもって展示をご覧になった様子、
   的確なあるいは予想外の話を案内人さんとなさった様子を、
   三浦さん自身がレポなさっているのだから、
   面白くないわけがない!

   訪れた博物館は
   国立科学博物館といった大きなところから
   風俗資料館という雑居ビルのワンフロアの博物館まで、
   幅広く。
  
   どこも運営なさる人の展示に対する愛と、
   それを楽しんでらっしゃる三浦さんの喜びが、
   ぐいぐい伝わってきて、
   わたしも博物館行きたい!てなってます。

あの家に暮らす四人の女  三浦しをん   



あの家に暮らす四人の女

あの家に暮らす四人の女
著者:三浦しをん
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2015年7月発行 中央公論新社 307p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

謎の老人の活躍としくじり。ストーカー男の闖入。いつしか重なりあう、生者と死者の声ー古びた洋館に住む女四人の日常は、今日も豊かでかしましい。谷崎潤一郎メモリアル特別小説作品。ざんねんな女たちの、現代版『細雪』。

【感想】

   東京杉並区にある
   古いお屋敷で暮らす四人の女性(母・娘・知人二人)の
   ゆるゆるとした日常のお話。

   帯に
   「ざんねんな女たちの、現代版『細雪』」って
   書いてあるけれど、
   ぜんぜんざんねんじゃなかった。

   それぞれ自分があって個性があって
   しっかり生活していて
   面白かった。

   『細雪』は読んだことがなくて、
   読んでいたらいろいろ共通点がわかって
   より楽しめるのかな~。

   『細雪』に花見のシーンがあることだけは知っていて、
   こちらでも花見ありました。

本屋さんで待ちあわせ  三浦しをん   



本屋さんで待ちあわせ

本屋さんで待ちあわせ
著者:三浦しをん
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2012年10月発行 大和書房 220p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

口を開けば、本と漫画の話ばかり。2012年度本屋大賞に輝く著者が本と本を愛するすべてのひとに捧げる、三浦しをんの書評とそのほか。

【目次】(「BOOK」データベースより)

1章 口を開けば、本の話と漫画の話(『女工哀史』に萌える/読むと猛然と腹が減る ほか)/2章 愉しみも哀しみも本のなかに(時に抗った作家の生ー『星新一 一〇〇一話をつくった人』最相葉月・著/『タブーと結婚「源氏物語と阿闍世王コンプレックス論」のほうへ』藤井貞和・著 ほか)/3章 本が教えてくれること(『植民地時代の古本屋たち』沖田信悦・著/『中国名言集 一日一言』井波律子・著 ほか)/4章 読まずにわかる『東海道四谷怪談』(幕末迫る一八二五年に初演/伊右衛門 悪の魅力 ほか)/5章 もう少しだけ、本の話(孤独と、優しさと、茶目っ気と。-『駈込み訴え』太宰治・著/川の流れのようにー『潤一』井上荒野・著 ほか)

【感想】

   新年1冊目!

   三浦さんが書かれた書評をたくさん集めた本。

   どれも面白く愛があって、
   去年の手帳から今年の手帳へと、
   読みたいのにまだ読めてない本を書き写したページに
   早速何冊も追加されました!

   書評の向こうに見える三浦さんも
   とってもチャーミング!

まほろ駅前狂想曲  三浦しをん   



まほろ駅前で起きる、混沌と狂乱の大騒ぎ!

まほろ市で便利屋稼業を営む多田と行天。ある日多田は行天の元妻から子供を無理やり預けられて困惑する。待望のシリーズ第三弾。

まほろ駅前狂騒曲

まほろ駅前狂騒曲
著者:三浦しをん
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2013年10月発行 文藝春秋 468p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

いつもの奴らがなぜか集結ー?まほろ駅前は大騒ぎさ!四歳の女の子「はる」を預かることになった多田と行天。その後なんとバスジャック(?)に巻き込まれることにー。


【感想】

   シリーズ第3弾にして初の長編。

   多田や行天がまほろの町の人々と過ごす
   1年間(主に夏)を
   じっくり追うことができて堪能しました。

   親と子、
   生と死、
   過去と未来。

   ついつい吹き出すような笑いが散りばめられる中、
   それらのメッセージが響きました。

政と源  三浦しをん   



簪職人の源二郎と元銀行員の政国は、ふたり合わせて146歳の幼なじみ。ふたりを中心にまき起こる、人情味豊かで心温まる事件の数々。下町を舞台に繰り広げられる人情物語。三浦しをん、新境地!

政と源

政と源
著者:三浦しをん
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2013年8月発行 集英社 262p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

東京都墨田区Y町。つまみ簪職人・源二郎の弟子である徹平(元ヤン)の様子がおかしい。どうやら、昔の不良仲間に強請られたためらしい。それを知った源二郎は、幼なじみの国政とともにひと肌脱ぐことにするがー。弟子の徹平と賑やかに暮らす源。妻子と別居しひとり寂しく暮らす国政。ソリが合わないはずなのに、なぜか良いコンビ。そんなふたりが巻き起こす、ハチャメチャで痛快だけど、どこか心温まる人情譚!

【感想】

   東京下町で幼馴染のじいちゃん(70代)二人が
   喧嘩したり仲良くしたり。

   一人は現役つまみ簪職人、
   一人は元銀行マン。

   対照的な二人の掛け合いが面白かった。

   こういう幼馴染がいるって
   救われるだろうなあ。

   つまみ簪を作る過程を知ることができてお得な気分♪

   中のイラストはいらんかったかな。

神去なあなあ夜話  三浦しをん   

100年先を見据えて作業をしている、神去村の林業の現場。そこへ放り込まれた平野勇気も、村で暮らして1年が過ぎ、20歳になった。
山仕事にも慣れ、憧れの直紀さんとドライブに出かけたりもするようになったけれど……。お仕事小説の名手が描く林業エンタメ第二弾! 
秘密がいっぱいの神去村へ、ようこそ!

神去なあなあ夜話

神去なあなあ夜話
著者:三浦しをん
価格:1,575円(税込、送料込)
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2012年11月発行 徳間書店 280p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

三重県の山奥で、林業に取り組む平野勇気、二十歳。神去村の起源、住人の暮らし、もちろん恋にも、ぐいぐい迫ります。お仕事小説の旗手が贈る、林業エンタテインメント小説の傑作。


【感想】

   続編が出るとは思ってなかった!
   喜!

   勇気が相変わらずアホやけどいい子で、
   村や林業にどんどん馴染んで
   自分の立ち位置を確立していくのを、
   よしよし、と嬉しく読みました。

   村の人たちのこれまでも少しずつわかってきて
   ますます神去村が面白いです。

   「夜話」なので前作よりちょっとアダルトだった(笑)。
   繁ばあちゃん最高だ。

   まだまだ勇気の語る神去村や林業の話が聞きたいので、
   ぜひ続編をまた出してください。

舟を編む  三浦しをん ★    



玄武書房に勤める馬締光也は、営業部きっての変人として、持て余されていた。そんな時、定年間近の辞書編集部の荒木から、声をかけられる。
「きみは『右』を説明しろと言われたらどうする?」周りから見れば変人でも、人とは違う視点で物事を捉え、整理しようとする馬締は、辞書編集部が求める人材であった。そして馬締は荒木たちが新たに作ろうとしている新しい辞書、『大渡海』を編むメンバーとして迎えられる。ベテラン編集者、日本語を研究に人生を捧げる老学者、徐々に辞書に愛情を持ち続けるチャラい同僚。そして出会った運命の女性。
馬締は個性的なメンバーに囲まれながら、日本語という大海原を渡るための舟を編みはじめる。そして長い歳月を辞書とともにすごすことにーー。
三浦しをんの、日本語への敬意と愛に満ちた最新長編小説。


舟を編む

2011年9月発行 光文社 259p 

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

玄武書房に勤める馬締光也。営業部では変人として持て余されていたが、人とは違う視点で言葉を捉える馬締は、辞書編集部に迎えられる。新しい辞書『大渡海』を編む仲間として。定年間近のベテラン編集者、日本語研究に人生を捧げる老学者、徐々に辞書に愛情を持ち始めるチャラ男、そして出会った運命の女性。個性的な面々の中で、馬締は辞書の世界に没頭する。言葉という絆を得て、彼らの人生が優しく編み上げられていくー。しかし、問題が山積みの辞書編集部。果たして『大渡海』は完成するのかー。

感想 

   「大渡海」という国語辞書をつくる人々の物語。
   「言葉」に真摯に向き合う人々の物語。
   そして三浦さんのそういう人々に対する敬意の物語。

   感動しました。笑いました。泣きました。
   辞書をつくるにあたっての
   言葉に対する人々の愛情と
   辞書作りチーム内の協力・一致団結に
   胸があつくなりました。
   なんと素敵な1冊だったことでしょう。
   一見地味な装丁までも意味があるのです。

   言葉をあつかうことに才能と情熱があった
   松本先生、荒木さん、マジメくんが
   素晴らしいのはもちろんのこと、
   「だれかの情熱に、情熱で応えること」を
   実践した西岡さんが素敵でした。

   その分野に直接的に
   ぱっとわかりやすい才能はなくとも、
   その人なりの貢献の仕方がある、と教えられました。

   そして「辞書はチームワークの結晶だ」を表現した
   ラストシーンのきらきらしていることったら!

   「辞書作り」の専門的なお話も興味深く
   「言葉」についてのこだわりや、
   辞書作りの仲間の様子が 
   とってもとってもぐっときた一冊でした。

   ※カバーをはずすとお楽しみがあります!

ふむふむ おしえてお仕事!  三浦しをん   



こんな喜びやご苦労があったんだ! 靴職人、ビール職人、漫画アシスタント、染織家……働く女性達の話に「ふむふむ」と相槌共感、感動しまくりの探訪記。


ふむふむ

2011年6月発行 新潮社 254p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

「職人さんや芸人さん、特殊技能を活かして働いている女性のお話をうかがおう」と始まった突撃実録の連載企画。小説と随筆、妄想の名手が驚きと感動とともに「ふむふむ」と相槌を打った四年にわたるインタビュー集。

【目次】(「BOOK」データベースより)

靴職人-中村民/ビール職人-真野由利香/染織家-清水繭子/活版技師-大石薫/女流義太夫三味線-鶴澤寛也/漫画アシスタント-萩原優子/フラワーデザイナー-田中真紀代/コーディネーター-オカマイ/動物園飼育係-高橋誠子/大学研究員-中谷友紀/フィギュア企画開発-澤山みを/現場監督-亀田真加/ウエイトリフティング選手-松本萌波/お土産屋-小松安友子・コーカン智子/編集者-国田昌子

感想 

   三浦さんが
   「ほかの女性はどういう仕事をし、
    そこから何を感じているのか」を知りたくて
   好奇心の赴くまま いろいろな職業についている方に
   インタビューなさった対談集。

   三浦さん自身が「まえがきにかえて」で
   書かれているとおり どなたも
   「共通するのは、自分の職業に対する熱意と、なんだか
    ちょっと変わっていて愉快なひとだ、ということ」
   という感じの方々です。

   ご自分の仕事に対する誇りとこだわり。
   それが三浦さんの「仕事」に対する好奇心により
   さりげなくどんどん引き出されていくのを
   まるでその場にいたように読みました。

   さあ、みなさんも「レッツふむふむ!」