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日記堂ファンタジー  堀川アサコ 



「お読みなさいな。お代はあとで結構だから」日記を読むと…安心?改心?横恋慕?※ご安心下さい。この小説は“ファンタジー”です。

日記堂ファンタジー

日記堂ファンタジー
著者:堀川アサコ
価格:1,365円(税込、送料込)
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2012年8月発行 講談社 250p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

大学一年生の友哉は雑木林の茶畑で新芽を摘んでいた。しかし、そこは私有地だった。突如あらわれた美女に、お茶泥棒を見逃す代わりに、日記堂で働くよう言われる。翌週、友哉は大学で弟の彼女・真美に、一緒に日記堂に行きたいと頼まれた。真美に片思いをしていた友哉は、一も二もなくうなずいた。恋煩う大学生、有名な怪盗花泥棒、浮気者の准教授…日記は今日も誰かを救う。美人店主と個性あふれるお客たちが繰り広げる、ひと夏の物語。

【目次】(「BOOK」データベースより)

美女と虜囚/怪盗花泥棒/恋々/ニセモノ

【感想】

   他人の日記を売ってくれる日記堂。
   不思議な客に不思議な日記。
   そして何よりも不思議な女主人。

   他人の日記を買って読んで
   それに触発されて新たな人生を歩む、っていう設定が
   面白いけれど不気味。

   そこで働く大学生の友哉とともに
   おろおろぞわぞわしました。


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幻想電氣館  堀川アサコ 



大好評を博した前作『幻想郵便局』から1年。今度の舞台は映画館! うるさい、いとしい、かけがえのない人々の大騒ぎ。

幻想電氣館

幻想電氣館
著者:堀川アサコ
価格:1,575円(税込、送料込)
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2012年4月発行 講談社 237p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

シリトリが特技の古風な高校生、スミレは駅裏商店街の映画館に迷い込んだ。映写技師の有働に一目惚れしたスミレは、両親に頼み込み、映画館でアルバイトを始めることに。『走馬灯』の上映を観てしまった翌日、スクリーンが何者かに破られていた。父の浮気、スミレの悩み、そして映画館の謎。まるく収まるか、大惨事か?-。

【感想】

   ひょんなことから「ゲルマ電気館」という古い映画館で
   アルバイトをはじめた女子高生・スミレ。

   不思議な雰囲気のそこはあの世とこの世の出入り口で、
   人間や幽霊が入り乱れてのコミカルな騒動が始まります。

   ミステリ要素ありの「不思議の国のアリス」のよう?

   同じ堀川さんの『幻想郵便局』の姉妹編で
   登場人物がリンクしていたりシーンの流用があったりしたけれど、
   特にそちらを読んでなくても大丈夫だと思う。

   主人公のスミレが高校生にしては少し幼いかな。

   郵便局、映画館ときて次は何の『幻想~』になるのだろう。
   んー、診療所とか?


幻想郵便局  堀川アサコ 




幻想郵便局

2011年4月発行 講談社 239p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

山の上、ぽつんと現れた賑やかな郵便局。「これは魔法の鼎なのです」「大奥様がくるわよーっ!」「物に尊敬語を使うな!」「バイバイ、おにーちゃん」アルバイトをはじめたアズサ。得意なことは、“探し物”。「ここから冥界に行くのよぉ」「あたしを、殺すなんて」「殺人という負債はなかったわよ」「狗山比売は、登天郵便局の宿敵なのです」平穏な日々が徐々に翳り、『みんな、忘れてしまえ』-絶体絶命の、危機。ようこそ、登天郵便局へ。

感想 

   探し物が得意なアズサがアルバイトを始めた郵便局は
   かなりヘンだった。
   ヘンな局長。局員、利用客に目を白黒させながら
   アズサは探し物の能力を発揮する。

   郵便局の秘密が明らかになるにつれて
   郵便局の宿敵も現れて
   存亡をかけて戦いが始まる。

   登場人物が個性的で
   お話はファンタジックで
   とても楽しく読めました。
   読み始めた最初には思いもつかなかった展開に
   わくわく。
   出てくる人たちの運命にしんみり。

   あとがきに
   作者の堀川アサコさんが書かれている言葉が
   胸に響きました。

   「生命を落としたからといって、
    生きていた人が、
    消えてしまってたまるか」

   ホラーな意味ではなく
   本当にそう思います。