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幻想即興曲 響季姉妹探偵ショパン篇  西澤保彦 

原稿に書かれた40年前の殺人事件。あのときショパンを弾いていたのは誰だったのか? 西澤保彦が万を持して贈る姉妹探偵シリーズ

幻想即興曲

幻想即興曲
著者:西澤保彦
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2012年2月発行 中央公論新社 312p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

ピアノ教師の野田美奈子が、夫の刺殺容疑で逮捕された。しかし、小学生の古結麻里は、事件当時に別の場所でピアノを弾く美奈子を目撃していたのだ。成長した麻里は事件をモデルとした小説を書き上げるが…。事件から40年後にその原稿を受け取った編集者の姉・響季智香子(28)は、新進ピアニストの妹・永依子(25)とともに真相を推理する。あのとき「幻想即興曲」を弾いていたのは誰だったのか。真犯人は?時空を超えて仕掛ける本格トリック。美しき姉妹探偵シリーズ、開幕。

【感想】

   小学生の時町内で殺人事件があった麻里が
   10年ほど後に真相を小説にした。

   さらにその30年後
   小説のゲラから編集者の姉とピアニストの妹が
   隠された真実を暴き出す、という入れ子構造のミステリ。

   「姉妹探偵」シリーズらしいけれど
   ほとんど麻里の物語だった。

   真相を二段階に分けて探る過程が
   まだるっこしいけれど、興味深い。

   ショパンの「幻想即興曲」は
   本人は出版するつもりはなかったのを
   彼の死後フォンタナが出版した。

   「幻想即興曲」は殺人事件のある関係者にとって
   重要な曲なんだけれど、
   この物語の作り方そのものもこのエピソードを踏襲している。

   これが「響季姉妹探偵 ショパン篇」となっているから
   シリーズの第一作らしい。
   今後いろいろな作曲家について続編が出されるのかな。
 
   もうちょっと姉妹が活躍するのをみてみたい。

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