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カテゴリー  [日本の作家 小島達矢 ]

夏休みの拡大図  小島達矢   



大学生の百合香は、親友・ちとせの引越しを手伝いながらこっそりと探していた。卒業式の日に消えた、片想い相手の第二ボタンを。それは、胸の奥にずっとしまっていた謎を解く鍵なのだ。しかし、見つかったのは、小学一年生の時に教室を騒然とさせた「花瓶の事件」の犯人の写真。その謎を語ると、ちとせが魔法のように解いてしまい……!? やさしく鮮やかに、学生時代の数々の謎ときらめきを描き出す、青春ミステリーの傑作。

夏休みの拡大図

夏休みの拡大図
著者:小島達矢
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2012年6月発行 双葉社 262p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

親友は「名探偵」。学校で起きた「事件」を次々と解明する。でも、「あのこと」だけは、私が真相を見抜かなくては。謎解きの鍵は、あの日の思い出。

【感想】

   ちとせの引越を手伝いに来た百合香。
   片付けの合間合間に昔の記憶がよみがえる。

   かつて百合香が疑問に思ったこと、
   間違えて思い込んでいたことを
   ちとせが解きほぐしていく。

   そして引越しが完了するとともに、
   長年気になっていたある事柄も解き明かされる。

   お見事。

   ちとせの謎解きは
   自分の見ている面は一面にしか過ぎないことを教えてくれる。
   そして全て過ぎ去ったことだから取り返しがつかない、という
   残酷さも残していく。

   でも、きちんと夏休みの宿題は終えてから二学期を迎えないと。
   前向きに人生に取り組もうとする百合香の喝に拍手。

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