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カーテンコール!  加納朋子   



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2017年12月発行 新潮社 288p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

経営難で閉校が決まっていた萌木女学園。とにかく全員卒業させようと、課題のハードルは限界まで下げられていたのに、それすらクリアできなかった私達。もう詰んだ。人生終わったと諦めかけた矢先、温情で半年の猶予を与えられ、敷地の片隅で補習を受けることにー。でも、集まった生徒達は、さすがの強者「ワケあり」揃い。こんな状態で、本当にみんな卒業できるの?

【目次】(「BOOK」データベースより)

砂糖壺は空っぽ/萌木の山の眠り姫/永遠のピエタ/鏡のジェミニ/プリマドンナの休日/ワンダフル・フラワーズ

【感想】

   閉校が決まった女子大学で
   単位が足りずに卒業できなかった学生数名が
   半年間の合宿で単位をそろえ卒業を目指す!
   ってコメディかと思ってたら
   そこには単なるさぼりではないそれぞれの学生の事情があり…。

   摂食障害、睡眠障害など、
   現代ならではといえる問題とその原因が胸に刺さる。

   そんな学生たちはお互いを知り気遣い合い
   (二人部屋と言う設定でその組み合わせがgood)、
   またそれに寄り添いそこから抜け出す手助けをする
   理事長の適切な指導があり(コミカル風味で楽しい)、
   自立するきっかけをつかむストーリーがよかったなあ。

   最終章で明かされる理事長自身のお話も感動的でした。

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我ら荒野の七重奏  加納朋子   



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2016年11月発行 集英社 296p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

子供の部活なのに…頑張るのは、親!?ハッピーな妄想から、ブルドーザー陽子の猛進が始まった!息子の中学吹奏楽部の活動に巻き込まれたワーキングマザー。子育てに卒業はない!?笑って泣ける部活エンターテインメント!

【感想】

   ブルドーザー陽子が帰ってきた! 

   息子が中学生となり吹奏楽部に入り
   その親の会の中で猪突猛進。

   きゃーっ!って
   陽子の様子をはらはらと薄目で見ながら読んでいたけれど、
   正論もあり効率的でもあり、
   ま、まあいいんじゃないかな(笑)。

   面白かったです!
   現実でいっしょに活動していたら疲れそうで
   勘弁して欲しいけれど(笑) 

   それにしても吹奏楽部の親ってたいへんなのね。
   おどろき。

トオリヌケ キンシ  加納朋子  ☆   



トオリヌケ キンシ

トオリヌケ キンシ
著者:加納朋子
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2014年10月発行 文藝春秋 254p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

最後にもう一つ、呪いをかけるね。『あなたのことが、大好きです』ひきこもった部屋で俺が聞いた彼女の告白は、「夢」なのだろうか。不平等で不合理に満ちた世界に訪れる、六つの奇跡の物語。

【目次】(「BOOK」データベースより)

トオリヌケ キンシ/平穏で平凡で、幸運な人生/空蝉/フー・アー・ユー?/座敷童と兎と亀と/この出口の無い、閉ざされた部屋で

【感想】

   6つの短編。

   1つをのぞいて、読み終えて
   ほぉ~とした気持ちになりました。

   病気や先天的症状などによって
   思わぬ状況へ陥った登場人物たちをすくう、
   あたたかい物語たち。

   それぞれ理解する人、
   手を差し伸べる人たちがいてくれて
   ほんとうによかった。

   1つのぞいた短編は、
   ちょっとどう言っていいのかわからない。

   ただ、
   加納さんが復帰してくださって
   ほんとうにうれしい。

   どうぞこれからもお身体をお厭いになって
   わたしたちに作品を届けてくださいませ。

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はるひのの、はる  加納朋子   



はるひのの、はる

はるひのの、はる
著者:加納朋子
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2013年6月発行 幻冬舎 296p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

ある日、僕の前に「はるひ」という女の子が現れる。「未来を変えるために、助けてほしい」と頼まれた僕は、それから度々彼女の不思議なお願いを聞くことになり…。時を越えて明かされる、温かな真実。切なくも優しい連作ミステリー。

【目次】(「BOOK」データベースより)

はるひのの、はる/はるひのの、なつ/はるひのの、あき/はるひのの、ふゆ/ふたたびはるひのの、はる

【感想】

   「ささら」シリーズ第三弾。

   幽霊を見ることのできるユウスケを軸に
   お話はすすみます。

   彼を動かして事態を変える
   はるひの真意は、そして正体は。

   パラレルワールドもので
   あちこちのつながりをたどりながら
   ゆっくりとはるひ野の世界にひたりました。

   ユウスケがこんなに大きく
   まっすぐ良い子に成長してくれて嬉しいよ。

   温かく、でも哀しさもあるファンタジー。

   それにしてもまた加納さんの新作が読めてうれしい。
   ご無理のないように、と思いつつも、
   またこれからもご本を出してほしいと思う、
   わがままなファン心です。

無菌病棟より愛をこめて 加納朋子 

5年生存率は3分の一。急性白血病の宣告を受け、仕事も家族の世話も放棄しての緊急入院。抗癌剤治療、転院、そして骨髄移植へ。


無菌病棟より愛をこめて

2012年3月発行 文藝春秋 317p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

2010年6月、私は急性白血病だと告知された。愛してくれる人たちがいるから、なるべく死なないように頑張ろう。たくさんの愛と勇気、あたたかな涙と笑いに満ちた壮絶な闘病記。

【目次】(「BOOK」データベースより)

それより前の日々/突如として重病人?の日々/中休み/ドナー日記/無菌病棟より愛をこめての日々/それよりあとの日々

感想 新刊案内でこの本の出版を知ったとき
   「加納さんが白血病になられたの?!」と
   驚愕したこの1冊。

   2010年6月から2011年2月までと後記。
   おどけた調子で治療の様子が書かれているけれど、
   それはとても厳しい内容でした。

   今は退院なされているとのこと。
   本当にうれしいです。

   実の弟さんから骨髄移植を受けられた加納さん。
   骨髄移植がこれほど大変な治療法だとは
   知りませんでした。

   入院中、少しでも家に戻れたら家を片づけたり、
   体調が悪いのに体操をしたりする
   加納さんにはらはら。
   でも前向きに病気と向き合う姿に頭が下がりました。

   そして、ご主人の優しさと頼りがいのある様、
   加納さんがご主人を気遣う様が素晴らしいです。

   その他ご家族・友人・病院関係者の優しい心も
   伝わってきました。
   それを受け取った加納さんが読者にまで
   届けて下さったのだと思います。

   本当に書いて下さって有難う、の1冊でした。


いちばん初めにあった海  加納朋子  


いちばん初めにあった海

単行本版 1996年8月発行 角川書店 259p
文庫本版 2000年5月発行 角川書店 277p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

堀井千波は周囲の騒音に嫌気がさし、引っ越しの準備を始めた。その最中に見つけた一冊の本、『いちばん初めにあった海』。読んだ覚えのない本のページをめくると、その間から未開封の手紙が…。差出人は“YUKI”。だが、千波にはこの人物に全く心当たりがない。しかも、開封すると、「私も人を殺したことがあるから」という謎めいた内容が書かれていた。“YUKI”とは誰なのか?なぜ、ふと目を惹いたこの本に手紙がはさまれていたのか?千波の過去の記憶を辿る旅が始まった―。心に傷を負った二人の女性の絆と再生を描く感動のミステリー。

【目次】(「BOOK」データベースより)

いちばん初めにあった海/化石の樹

感想

   「お風呂の中で手持ちの文庫本を」シリーズの
   2冊目。
  
   ふたりの女性が心の傷を負ったわけを解き明かし、癒していく
   姉妹編ともいうべき二つのお話が入っていました。
   表題作のほうを読んだだけでは 
   ちょっと謎が残っちゃうんですけれど
   二つ読んで初めて全体がわかって 安心できます。 
   いかにも加納さんらしい ぬくもりにつつまれたミステりでした。
   

七人の敵がいる  加納朋子 ☆  

ワーキングマザーのPTA奮闘小説

育児と仕事を何とか両立してきた、ワーキングマザーの陽子。息子の小学校入学で少しはラクになるかと思いきや、PTA・学童父母会・地域子供会などに悲鳴を上げる、想像以上に大変な日々が幕を開けた……。
●入学早々、初の保護者会はPTA役員決めの修羅場に。空気を読めない陽子は、早速敵を作ってしまう。ああ、永遠に埋まらぬ専業主婦と兼業主婦の溝…「女は女の敵である」
●仕事と子育ての両立に不可欠な、義母のサポート。“孫のためなら”の影に押しやられた本音は不満だらけ!?「義母義家族は敵である」
●夫は結局、家事も育児も“他人事”。保護者会も母親の姿ばかり。働く母親にできて働く父親にできないことなんて、ないはずなのに…「当然夫も敵である」
その他、わが子や先生、さらにはPTA会長に戦いを挑む!?笑いあり、涙あり、前代未聞の痛快ノンストップ・エンターテインメント!


七人の敵がいる

2010年6月発行 集英社 305p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

PTA、学童、教師、夫に姑、我が子まで。上司より、取引先より手強いモンスターが次から次へと現れる!?困惑、当惑、そして笑いと涙の痛快PTAエンターテインメント!ワーキングママ、専業主婦に、育児パパ、そして未来の子持ち候補たち必読小説。

感想

   バリバリのワーキングマザーの陽子が直面する
   小学生母としての 新たな毎日。

   やり手の編集者だからこそ いろいろPTA・子供会・自治会・
   学童保育・スポーツ少年団などに疑問を感じて
   どんどん発言していき 敵を作りまくっていきます。
   読み始めたときは「地雷踏みすぎ~」と
   はらはらしました。
   このような人が同じクラスや地域の保護者だったら 
   正直なところ 絶対困ると思います。

   でも 次第次第に新たな仲間も得て うまく立ち回ったり
   相手をうまくやりこめたりするようになるところは痛快。
   日ごろ なんとなく疑問に感じていたことが
   明らかにされて「そうだよな」と納得したりしました。

   でも 母親がみんな陽子のように 事態を解決できるほど
   有能ってわけでないんですよね。
   みんな「なんだかなぁ」と思いながら 我慢してやっているはず。
   でも 誰かがしなくちゃいけない、あれこれ。
   がんばれ お母さん!ですよ。

少年少女飛行倶楽部  加納朋子  


少年少女飛行倶楽部

2009年4月発行 文藝春秋 323p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

中学1年生の海月が幼馴染の樹絵里に誘われて入部したのは「飛行クラブ」。メンバーは2年生の変人部長・神、通称カミサマをはじめとするワケあり部員たち。果たして、空に舞い上がれるか!?私たちは空が飛べる。きっと飛べる。かならず飛べる。空とぶ青春小説。

感想

   「空を飛ぶこと」を目的とする中学のクラブ活動のお話。
   樹絵里のお付き合いだけで飛行クラブに入った海月ですが
   生来のしっかりものなだけに クラブの中心となって
   活動していきます。
   
   クラブのメンバーはどれも一癖も二癖もある人ばかり。
   性格もひねてたりとぼけてたりだし 抱えているものもそれぞれ重い。
   
   他のクラブ員のやる気のなさがひどすぎて
   海月の頑張りが ちょっと滑稽で痛々しいけれど
   目的にむかって頑張るという事は やっぱり大事だよね。
   海月の頑張りに みんなが感化されて
   後半で「一致団結」の様相を呈してきたころから
   安心して読めるようになりました。

   しかし 「飛ぶ」を達成するための手段はそれでいいのでしょうか?
   活動内容書で 「ピーターパンの飛行がベスト」という割には
   ちょっと肩透かしのような気もしますけれど
   まぁ みんな満足しているようだから いいっか。

   全体として ほのぼのとした気分になれるお話でした。

スペース  加納朋子 




【内容情報】(「BOOK」データベースより)

「この手紙の中にも、“謎”はあったでしょう?」
手紙に秘められた謎、そして書かれなかった“ある物語”とは…
『ななつのこ』『魔法飛行』に続く待望の駒子シリーズ第三作。

ぐるぐる猿と歌う鳥  加納朋子  ★ 




【内容情報】(「BOOK」データベースより)

五年生に進級する春、森は父親の転勤で東京から北九州へ転校することになった。
わんぱくで怪我は絶えないし、物は壊すし、友だちは泣かせるしで、
いじめっ子の乱暴者というレッテルをはられていた森の転校を聞いても、
先生どころかクラスメイトのほとんど誰も残念がってはくれなかった。
そんな森だったが、引越し先の社宅の子どもたち
―ココちゃん、あや、竹本兄弟、パックとは不思議に気があった。
彼らは森をまるごと受け入れてくれた。
しかし森は次第に感じていた。この社宅には何か秘密がある。もしくは謎が…。