妖国の剣士 知野みさき
妖国の剣士 |
2012年10月発行 角川春樹事務所 395p
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
幼い頃に弟を拐われた黒川夏野は、女だてらに妖かしと戦う剣の腕を磨いていた。そして安良国の都・晃瑠への一人旅の途中、社に封印されていた妖かしの片目を取り込んでしまう。一方、幼児誘拐が頻発する晃瑠に、奇妙な二人組が現れる。一人は安良国最強の剣士と謳われる鷺沢恭一郎。もう一人は片言しか話せない奇妙な少年・蒼太。弟の行方を探す夏野が、妖かしに追われる二人と出会い、物語が始まる…。和風ファンタジーに新たな歴史を刻む傑作登場。第4回角川春樹小説賞受賞作。
【感想】
ほぉほぉ面白かった~。
妖かしの出てくる時代小説。
行方不明となった弟を探して都へ出てきた少女剣士・夏野は
凄腕の剣士・恭一郎や妖魔の少年・蒼太と知り合い、
真相に迫る。
過去の悲劇と新たなつながり、
恨みや情が重なり合い、
読み応えたっぷり。
登場人物が先の3人のほかにもたくさんいるし、
過去の出来事に話は飛ぶし、
で ちょっと読みにくくもあるのだけれど、
それが集中させてくれる要因でもありました。
蒼太はかわいいし、恭一郎はかっこいい。
夏野はこれから成長していくのだろう。
それから由岐彦は頑張れ(笑)。
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- [2012/12/18 06:40]
- 日本の作家 知野みさき |
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鈴の神さま 知野みさき
山の上の小さなお社には、小さな鈴の神さまが住んでいる・・・。角川春樹小説賞受賞作家のデビュー作となる、心温まる短編連作。
鈴の神さま |
2012年7月発行 ポプラ社 312p
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
あの山のてっぺんに住んでいるのは誰?それはきっと、小さな神さまー。四国ののどかな田園を舞台に、やわらかく紡がれる5つの物語。第4回角川春樹小説賞受賞作家のデビュー作。
【目次】(「BOOK」データベースより)
鈴の神さま/引き出しのビー玉/ジッポと煙管/秋桜/十四年目の夏休み
【感想】
四国の山里の神様と
里の住人たちとの触れ合いの物語。
この神様が
かわいい男の子の姿で
昔風の話し方・衣服で
天真爛漫で甘い物好きで、
とんでもなく愛らしい!
温かく微笑ましいお話なんです。
でもなぜだか読み終えて悲しい気持ちになりました。
神様の孤独、が胸に響くなぁ。
- [2012/08/21 21:17]
- 日本の作家 知野みさき |
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