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熱帯  森見登美彦   



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熱帯 [ 森見 登美彦 ]
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2018年11月発行 文藝春秋 528p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

沈黙読書会で見かけた『熱帯』は、なんとも奇妙な本だった!謎の解明に勤しむ「学団」に、神出鬼没の古本屋台「暴夜書房」、鍵を握る飴色のカードボックスと、「部屋の中の部屋」…。東京の片隅で始まった冒険は京都を駆け抜け、満州の夜を潜り、数多の語り手の魂を乗り継いで、いざ謎の源流へー!

【感想】

   誰も最後まで読んだことのない「熱帯」という本をめぐって
   考察し翻弄される人々の謎めいた話と、
   「熱帯」の中で暮らしそれを作り上げた人々の摩訶不思議な話。

   前半の話をそのまま読んでいきたかったな。

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有頂天家族 二代目の帰朝  森見登美彦  ☆   



有頂天家族(二代目の帰朝)

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著者:森見登美彦
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2015年2月発行 幻冬舎 469p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

狸の名門下鴨家の三男・矢三郎は、親譲りの無鉄砲で子狸の頃から顰蹙ばかり買っている。「面白きことは良きことなり」という父の教えを胸に、誰もが恐れる天狗や人間にちょっかいを出しては、愉快に過ごしていた。そんなある日、老いぼれ天狗・赤玉先生の跡継ぎである“二代目”が英国より帰朝。狸界は大混迷し、平和な街の気配が一変する。しかも、人間の悪食集団「金曜倶楽部」は、恒例の狸鍋の具を懲りずに探している…。阿呆の誇りを賭けて、尊敬すべき師を、愛する者たちを、毛深き命を守れ!待ちに待った毛玉物語、再び。愛おしさと切なさで落涙必至の感動巨編。

【感想】

   楽しかったー!
   面白かったー!
   可愛かったー!

   愛すべき阿呆な毛玉たちの
   わいわいがやがやてんやわんや。

   森見さんの作品では
   このシリーズがいちばん好き。

   第三部は「天狗大戦」というらしいのだけれど
   執筆未定なんですって! 

   おいおい(笑)

聖なる怠け者の冒険  森見登美彦   



「何もしない、動かない」ことをモットーとする社会人2年目の小和田君。ある日、「ぽんぽこ仮面」なる怪人から「跡を継げ」と言われるのだが……朝日新聞連載時より大幅に加筆修正をし、ダイナミックに一新! 著者3年ぶりの単行本。

聖なる怠け者の冒険

聖なる怠け者の冒険
著者:森見登美彦
価格:1,680円(税込、送料込)
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2013年5月発行 朝日新聞出版 339p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

一年ほど前からそいつは京都の街に現れた。虫喰い穴のあいた旧制高校のマントに身を包み、かわいい狸のお面をつけ、困っている人々を次々と助ける、その名は「ぽんぽこ仮面」。彼が跡継ぎに目をつけたのが、仕事が終われば独身寮で缶ビールを飲みながら「将来お嫁さんを持ったら実現したいことリスト」を改訂して夜更かしをすることが唯一の趣味である、社会人二年目の小和田君。当然、小和田君は必死に断るのだが…。宵山で賑やかな京都を舞台に、ここから果てしなく長い冒険が始まる。

【感想】

   ふはは!
   面白い!

   宵山の一日の珍騒動。

   ぽんぽこ仮面の捕物劇と
   ぽんぽこ仮面の二代目継承と。

   何が何やらという感じの
   阿呆くさいことが
   至極まじめに取り組まれてるよ!

   そんななか
   「人間である前に怠け者だ」と主張する
   小和田君の運命やいかに!

   しかし小和田君、
   仮にも主人公なのにそれでいいのか(笑)。

   探偵助手の玉川さんがキュート!

   その他の登場人物も
   個性豊かでとっても楽しい!

   『宵山万華鏡』や『有頂天家族』とのリンクあり。

   あの喧騒うずまく宵山の雰囲気が充満していて、
   めくるめく気分になりました。

   新聞連載時からは大幅に改稿されたとのこと。

   多分とんでもなく緻密に考え抜かれて
   書かれているんだろうけれど、
   読むほうはそんな理屈とか抜きに
   ただただ小説の世界にもぐりこんで
   楽しめばいいんじゃないかなあ。

   そういうことの許される
   贅沢な一冊だったと思います!

森見登美彦の京都ぐるぐる案内  森見登美彦   



登美彦氏の名作の舞台を自分の足で歩きたい! そんな熱き思いを胸に抱く乙女たち、男子諸君に贈る、かつてない京都ガイド。イラストマップ、随筆も特別収録。


森見登美彦の京都ぐるぐる案内

2011年6月発行 新潮社 95p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

鴨川デルタから伏見稲荷大社まで。あの小説のあの名場面へあなたを誘う、かつてない京都ガイド。妄想とリアルが錯綜する「京都捻転紀行」など、単行本未収録のお宝随筆2本立て。人気漫画家・今日マチ子さんによる描きおろし画も。

【目次】(「BOOK」データベースより)

左京区エリア(鴨川デルタ/下鴨神社 ほか)/四条近辺(四条大橋/レストラン菊水 ほか)/伏見区ほか(伏見稲荷大社/貴船口~鞍馬 ほか)/番外編(太陽の塔/叡山電車)

感想 

   京都市内+αの23箇所の写真が
   そこが登場する
   森見さんの作品の一節とともに
   見開き2ページずつで紹介されていきます。

   また京都にまつわるエッセイ?妄想文?もあり
   上記23箇所以外のオススメスポットや
   それらのマップやお土産紹介などもあり
   京都と森見作品を結びつける
   とっても楽しい1冊でした。

   私は この本にとりあげられているどこの地域も
   その風景が目に浮かびますが
   森見作品を読んでいて
   風景がわからず、位置関係もわからず
   ちょっとモヤモヤしていた方には
   とてもいいガイド本だと思います。

四畳半王国見聞録  森見登美彦    



狭小な正方形上に、無限に広がるこの王国。純然たる四畳半主義者たちによる7つの宇宙規模的妄想が、京都の町を震わせる! 阿呆らしくも恐るべき物語。


四畳半王国見聞録

2011年1月発行 新潮社 245p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

数式による恋人の存在証明に挑む阿呆。桃色映像のモザイクを自由自在に操る阿呆。心が凹むと空間まで凹ませる阿呆。否!彼らを阿呆と呼ぶなかれ!狭小な正方形に立て篭もる彼らの妄想は壮大な王国を築き上げ、やがて世界に通じる扉となり…。徹底して純粋な阿呆たち。7つの宇宙規模的妄想が、京の都を跋扈する。

【目次】(「BOOK」データベースより)

四畳半王国建国史/蝸牛の角/真夏のブリーフ/大日本凡人會/四畳半統括委員会/グッド・バイ/四畳半王国開国史

感想

   わけわから~~ん。
   でも わけわからないなりに読み進めると
   なんだか四畳半王国にとりこまれてしまったような
   すごいパワーがありました。

   最小にして最大の単位である「四畳半」。
   そこに住まう阿呆な男子大学生たちの
   妄想と常識ハズレの行動。

   世の中、なんでもアリ、なんだなと
   思ってしまった私は
   すっかり森見マジックにかかったようです。

   (でも やっぱり『ペンギン・ハイウェイ』みたいな
    作品の方が好き)

ペンギン・ハイウェイ  森見登美彦  ★   


ペンギン・ハイウェイ

2010年5月発行 角川書店 348p

【内容情報】(楽天ブックスより)

小学4年生のぼくが住む郊外の町に突然ペンギンたちが現れた。
この事件に歯科医院のお姉さんの不思議な力が関わっていることを知ったぼくは、その謎を研究することにした。
未知と出会うことの驚きに満ちた長編小説。

感想

   コナマイキな小学4年生のアオヤマ君が過ごした夏の日々。
   このアオヤマ君のしゃべり方や行動が
   なんとも理屈っぽくて 哲学的で 科学的。
   こんな4年生 いないだろ~と思いながら
   でも かわいい。

   アオヤマ君は毎日毎日 興味のある物事を観察し
   ノートに記録し 考察を続ける。
   そんなアオヤマ君の住む郊外の新興住宅地に
   突如ペンギンが出現。
   
   アオヤマ君は ペンギン出現の謎を歯科医院のお姉さんと探りつつ
   またクラスメイトのウチダ君やハマモトさんと
   学校周りの探検を続けていくうちに
   たどりついたひとつの真実。

   これまでの森見作品とは違って 大学生は出てこないし
   京都が舞台でもありません。
   でも 非日常のものがするりと日常に入り込んでくる
   ファンタジーであるところは 
   やっぱり森見さん、といえるかもしれません。

   少年の 暑くて濃くて甘くて でも少し淋しい
   ひと夏の冒険。
   読み終わった後には
   青い空に浮かぶ入道雲を ぽかんと眺めていたい気持ちに
   なりました。
   
   

宵山万華鏡  森見登美彦   


宵山万華鏡

2009年7月発行 集英社 240p

【内容情報】(楽天ブックスより)

祇園祭前夜。妖しの世界と現実とが入り乱れる京の町で、次々に不思議な出来事が起こる。登場人物たちが交錯し、全てが繋がっていく連作中篇集。

●祭りの雑踏で、幼い妹が姿を消した。妹は神隠しに遭ったのか、それとも…?「宵山姉妹」「宵山万華鏡」
●乙川は≪超金魚≫を育てた男。大学最後の夏、彼と宵山に出かけた俺は、宵山法度違反で屈強な男たちに囚われてしまう。襲いくる異形の者たち。彼らの崇める≪宵山様≫とは一体…?「宵山金魚」
●期間限定でサークル≪祇園祭司令部≫を結成したヘタレ学生たち。彼らは、学生生活最後の大舞台を祭の最中に演じようとしていた。「宵山劇場」
●宵山の日にだけ、叔父さんは姿を消した娘に会える…。「宵山回廊」
●目が覚めると、また同じ宵山の朝。男は、この恐ろしい繰り返しから抜け出すことができるのか…?「宵山迷宮」

感想

   豪華絢爛で 熱気溢れる祇園祭の宵山の雰囲気満載の
   連作短編集。
   にぎやかだけど どこか寂しい感じも よく伝わってきます。
   
   「金魚鉾」なる謎の鉾が出現し 怪しげな登場人物も跋扈して
   だけど 単なるいたずらのための 壮大な作り物でしたという
   オチかと思えば 本当の妖しも出てきて 
   現実とファンタジーの入り混じる
   めくるめく幻想的な世界を 堪能できました。

恋文の技術  森見登美彦 ☆    



2009年3月発行 ポプラ社 332p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

京都の大学から、遠く離れた実験所に飛ばされた男子大学院生が一人。無聊を慰めるべく、文通武者修行と称して京都に住むかつての仲間たちに手紙を書きまくる。手紙のうえで、友人の恋の相談に乗り、妹に説教を垂れ─。

感想
   
   ばかばかしい~。くだらない~。
   でも面白かったです。
   男子大学院生が 友人・先輩女子・
   先輩男子(=森見登美彦という設定)・
   かつて家庭教師をしていた少年・妹に
   半年の間に出した数多くの手紙を
   通じて 恋文の技術をみがいていったお話
   ・・・なのかな?
   
   一方的に男子大学院生が出した手紙を読むだけで
   相手からの返信は読めないのですが 
   その返信も想像できますし 
   半年の間に 彼と彼の仲間に起こったことが
   詳しくわかりました。

   手紙の形式で これだけ読ませるとは びっくりです。

   最後に彼が片思いの相手に出した手紙の成否が
   気になるところです。
   彼が会得した「恋文の技術」によって
   彼の恋は実を結ぶことができるのでしょうか。

美女と竹林  森見登美彦   



2008年8月発行 光文社 293p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

美女に会ったら伝えてくれ。俺は嫁を大事にする男だと。妄想と執筆に明け暮れた、多忙にして過酷な日々。森見登美彦氏を支えてくれたのは、竹林であった。美女ではないのが、どうにも遺憾である。虚実いりまぜて、タケノコと一緒に煮込んだ、人気文士の随筆集。

感想

   相変わらずヘン!
   (だったら読むな!って?失礼しました~)
   随筆集ということですが どこまでが本当でどこからが妄想なのか
   まるっきりわかりません。
   森見さんの作品って 読んでいて 居心地の悪さを感じるのに
   それでも 新作が出ると読んじゃうんですよねぇ。

   

太陽の塔  森見登美彦   



単行本版 2003年12月発行 新潮社 205p
文庫本版 2006年6月発行 新潮社 237p


【内容情報】(「BOOK」データベースより)

私の大学生活には華がない。特に女性とは絶望的に縁がない。三回生の時、水尾さんという恋人ができた。毎日が愉快だった。しかし水尾さんはあろうことか、この私を振ったのであった!クリスマスの嵐が吹き荒れる京の都、巨大な妄想力の他に何も持たぬ男が無闇に疾走する。失恋を経験したすべての男たちとこれから失恋する予定の人に捧ぐ、日本ファンタジーノベル大賞受賞作。

感想

   ヘン!
   どこか変態な大学生の妄想てんこもりのストーカー話が
   独特の言葉遣いで(ちょっと文語調?) 
   京都を舞台に語られていきます。
   私は 地名から情景が思い浮かぶのですが
   土地勘のない人には どう読めるんでしょうね?

   ところで 今 森見氏は 
   図書館司書をされてるんですってね~~!?