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ナンバー  相場英雄   



『震える牛』で話題沸騰の著者が、警視庁捜査二課をとことん描いた警察小説。捜査二課・・・。経済事犯を扱う部署だが、罪を犯す人間はとことん狡猾。嘘に嘘を重ね、決して尻尾を掴ませない汚い犯人を若手警部補・西澤が追う。個性溢れる上司・同僚に鍛えられ、刑事として、また人間として成長できるか。ミステリー界の新星が、輝きを放つ連作集。

ナンバー

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著者:相場英雄
価格:1,260円(税込、送料込)
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2012年6月発行 204p 双葉社

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

所轄署から警視庁本部への転属が決まった西澤は、意気軒昂として桜田門に向かう。だが、所属は期待していた捜査一課ではなく捜査二課。横領や詐欺事件を捜査するその部署は、同僚をライバル視するエグい捜査員の集団だった。事件の全体像を示さず捜査情報も出さない二課にあって、誰よりも狡猾で悪事に長けた知能犯を西澤は追いつめて落とすことができるのか?犯人・同僚・上司・協力者…。事件に関る人間の裏表を、かつてない緊迫感で描く新しい警察小説。

【目次】(「BOOK」データベースより)

保秘/十二桜/あたり/へそ

【感想】

   横領や詐欺事件を捜査する
   警視庁捜査二課に配属された
   西澤が直面した
   息苦しい職場の空気や捜査の難しさに、
   鬱々とさせられる短編集。

   それだけこの本の出すエネルギーが
   凄いということ。

   殺人など、わかりやすい事件ではないものを担当する
   部署の執念と苦労を思い知る。

   しかしいくら難しく慣れていないから、と言っても
   西澤はもう少ししっかりしろ、と思ったわ(笑)。

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震える牛  相場英雄 



平成版『砂の器』誕生!


震える牛

2012年2月発行 小学館 349p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

消費者を欺く企業。安全より経済効率を優先する社会。命を軽視する風土が、悲劇を生んだ。超弩級、一気読みエンターテイメント。

感想 

   物盗りの犯行と思われた未解決の殺人事件を
   再捜査し始めた田川刑事は
   大手商業施設の全国各地への進出と
   それに伴う地元の寂れ、
   食肉業界のおそろしい実態に直面する。

   田川刑事の粘り強い捜査に拍手するとともに、
   上記の業界話には空恐ろしくなりました。

   これからは
   あまりにも安い肉の加工品を食べるときには覚悟がいる。
   
   郊外の大型ショッピングセンターは楽しいけれど、
   その陰で何かが壊されている。

   そんなことを忘れちゃいけないんだな、ということを
   面白く読みやすいミステリにのせて教えてくれる
   一冊でした。