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葵の残葉  奥山景布子   



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葵の残葉 [ 奥山 景布子 ]
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2017年12月発行 文藝春秋 304p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

この四兄弟がいなければ、幕末の歴史は変わっていただろうー。子福者と天下に羨まれた徳川傍流・高須家から尾張、会津、桑名に散った若き兄弟は動乱の中、維新派と佐幕派に分かれ対立を深めてゆく。葵の御紋の誇りを胸に、新時代の礎となった高須四兄弟の運命を描く!

【感想】

   幕末、徳川傍系に生まれた四兄弟。

   尾張藩、一橋家、会津藩、桑名藩へと養子に行った
   彼らの激動の幕末から明治初頭の日々。

   主に尾張藩からの視点。
   それぞれ最善を尽くそうとしたはずが歯車は狂っていく…。

   幕末小説は多いけれど
   将軍家につながる藩主の立場からのものは新鮮。

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たらふくつるてん  奥山景布子   



たらふくつるてん

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2015年9月発行 中央公論新社 290p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

「江戸落語の始祖」といわれた鹿野武左衛門の謎と波瀾に満ちた半生を描く長篇小説。

【感想】

   江戸落語の始祖・ 鹿野武左衛門を軸として、
   綱吉の時代、江戸で、
   「面白きを面白き」ことを追い求めた人たちの人情話。

   仇討ちや幕府からの締め付けを絡めてはらはらさせつつ、
   笑いに情熱と工夫を傾けた人たちが生き生きしていて、
   楽しかった!

太閤の能楽師  奥山景布子   



太閤の能楽師

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著者:奥山景布子
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2014年6月発行 中央公論新社 276p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

母・藤尾を通じ何者かから“太閤を能に没頭させよ”と密命を負わされた眉目秀麗な能楽師・暮松新九郎。藤尾は遊女宿を営むが、権力者と密通する謎多き女だった。新九郎は朝鮮出兵のため肥前・名護屋城にいる太閤秀吉を訪れるー。前代未聞の禁中能の舞台で交錯する武将たちの思惑。新九郎を戦慄させる秀吉の狂気。選ぶべきは権力者への服従か、己の芸道か?そして、苦悩する新九郎が密命を果たしたとき、待ち受けるものとは!?

【感想】

   秀吉の最初の朝鮮出兵のころから
   そばに仕えた
   若き能楽師・暮末新九郎という人物を主人公にし
   「能」という一面から
   秀吉の老耄への変化を描いていて新鮮だった。

   ただの芸事というだけでなく
   武将や能楽師たちのいろいろな思惑が
   うずまいていたのだなあ。

   秀吉の狂っていく様がつらいなか、
   寧のたたずまいがほっとさせてくれました。

   新九郎がなぜ秀吉の能楽師となったのか、
   また出自の秘密など、
   謎要素も面白かったです。

キサキの大仏  奥山景布子   

民のため、国の未来のため、巨大な御仏を造りたいーー聖武天皇の理解者は光明皇后ただ一人。東大寺大仏に秘められた愛と葛藤の物語

キサキの大仏

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著者:奥山景布子
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2012年11月発行 中央公論新社 283p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

内憂外患の渦巻く天平時代、皇族以外からの初の皇后という重圧に耐えながら、悩む夫を支え、大地震による工事中断を乗り越え、巨大モニュメントの建立によって人々の心に希望の灯をともした女性がいた!奈良・東大寺大仏が秘める聖武天皇と光明皇后夫婦愛の物語。

【感想】

   聖武天皇と光明皇后が大仏建立するまでを、
   主に皇后の立場から語るお話。

   政争や天変地異が相次いだ時代だけど
   そのへんはあっさりと。

   皇后が天皇・娘・兄姉たちと
   どのように心通わせていたかがわかる、
   天平時代のロイヤルファミリーの家族小説の趣。

   藤原氏が栄えるために送り込まれた、と
   思い込んでいた皇后が
   天皇と心から仲睦まじいのにほろり。

   それにしても、浮世離れした天皇と皇后で
   それで国がおさまるとは古代ならでは。
   そして、だからこそ、
   大仏ができたのでしょうね。

   そう考えると、たいへんに有難いお二人。

   ただ、皇后と天皇が幸せそうであればあるほど、
   この後の、二人の娘である
   孝謙天皇の生涯を思うと可哀想になるけれど。

   そして回想で出てくる、
   皇后の母の橘三千代の生涯が興味深いです。
   昔、永井路子さんの
   『歴史をさわがせた女たち』だったかで
   読んだ記憶が残ってます。

源平六花撰  奥山景布子  



2009年1月発行 文藝春秋 266p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

矢を射た男と、扇をかざした女。男は女を欲し、女は海に囚われた。落日の平家をめぐる女人たちを華麗な筆致で綴る第87回オール讀物新人賞受賞作収録の処女短編集。

【目次】(「BOOK」データベースより)

常緑樹/啼く声に/平家蟹異聞/二人静/冥きより/後れ子

感想

   源平の戦いの中に生きた女性6人の物語でした。
   
   常緑樹・・・常盤御前
   啼く声に・・・千鳥(流された俊寛の世話をした女性)
   平家蟹異聞・・・松虫(那須与一の矢の的を持っていた女房)
   二人静・・・静御前
   冥きより・・・相模(熊谷直実の妻)
   後れ子・・・建礼門院