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小やぎのかんむり  市川朔久子  ☆   



小やぎのかんむり

小やぎのかんむり
著者:市川朔久子
価格:1,512円(税込、送料込)
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2016年4月発行 講談社 249p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

中3の夏芽が飛びこんだのは、小さな山寺でのちょっと不思議なサマーキャンプ。人のやさしさを知る、感動作ー。

【感想】

   すごくよかった。

   中3の夏芽が参加した
   田舎の小さな寺でのサマーキャンプ。

   参加の理由、
   そこに飛び込んできた小さな子の事情などは
   重いのだけれど、
   丁寧に描かれる、
   優しい人たちや豊かな自然との触れ合いによって変化していくさま、
   そして結末が
   すごく好き。

   表紙の小やぎがとってもかわいいけれど、
   お話のなかにもやぎは出てきて、
   かわいくて、
   いい働きをするんだな、これが。

   YAジャンルの本とのことですが、
   50代の私も感動しました。

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ABC! 曙第二中学校放送部  市川朔久子  ☆   



ABC! 曙第二中学校放送部

ABC! 曙第二中学校放送部
著者:市川朔久子
価格:1,620円(税込、送料込)
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2015年1月発行 講談社 270p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

みさとが所属するのは、機材オタク・古場とたった2人の零細クラブ、放送部。廃部の危機に加え、学校一厳しい先生からも目をつけられ、イマイチな毎日がつづく。さらに超絶美少女の転校生・葉月が関わりはじめてから、状況は複雑化して…!?個性豊かなキャラクターたち、真剣勝負の友情、恋愛からも目がはなせない、みずみずしい成長物語。第52回講談社児童文学新人賞受賞作家が描く、青春小説!

【感想】

   はー、堪能した!

   二人の部員しかいなかった
   中学校放送部が歩みだした小さな一歩は
   やがて大きな風となる。

   仲間を増やし
   自分の能力を磨き
   皆と協力し
   そして得たもの。

   みずみずしい青春小説に心洗われました。
   今作もクライマックスが美しいです。

紙コップのオリオン  市川朔久子 ☆     


紙コップのオリオン

紙コップのオリオン
著者:市川朔久子
価格:1,470円(税込、送料込)
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2013年8月発行 講談社 253p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

中学2年生の橘論里は、実母と継父、妹の有里と暮らしている。ある日、学校から帰ると、母親が書き置きを残していなくなっていた。一方、学校では、轟元気と河上大和、そして水原白とともに、創立20周年記念行事の実行委員をやることに。記念行事はキャンドルナイト。校庭に描くことになった冬の星座に思いをはせながら、論里は自分と、自分をとりまく人たちのことを考えはじめる。『よるの美容院』で講談社児童文学新人賞受賞待望の第2作!

【感想】

   児童書(ヤングアダルト)。

   はぁ、瑞々しいなあ。
   心洗われる感じ。

   中学2年男子・論理。
   母親が急に家を出て行った?! 

   そんな中、論理は
   学校創立記念行事の実行委員に選ばれる。
   最初は戸惑っていたけれど次第に奮闘するようになり、
   論理は周りのことがよく見えるようになり、
   いろんなことを考えるようになり、
   少しずつ成長の階段を上る。

   その過程・描写が素敵。

   そして校庭に光が灯りはじめるクライマックスシーン、
   それを三階の教室から眺める論理ともう一人のシーンの
   美しいこと。

   ぞくぞくしました。

よるの美容院  市川朔久子 


月曜日の夜、閉店後の美容院で、ナオコ先生は、つらい記憶のせいで声が出ないまゆ子の髪を、ていねいに洗ってととのえる。

よるの美容院

よるの美容院
著者:市川朔久子
価格:1,365円(税込、送料込)
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2012年5月発行 講談社 229p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

月曜日の夜、「ひるま美容院」の暗い店内に、あまいシャンプーの香りが立ちのぼる。まゆ子の髪を、ナオコ先生は指をすべらせるように、やさしく洗い流していく。シャンプーのやわらかな指先に、心を閉ざしていたまゆ子の心がふっくらとやさしくほどかれていく。言葉を失った少女の再生をていねいな筆致で描く、新しい児童文学の誕生。第52回講談社児童文学新人賞受賞作。

【感想】

   児童書。

   同級生の交通事故から喋れなくなったまゆ子は
   ナオコおばさんの美容院にやってきた。

   ナオコおばさんのつつむこむ優しさやシャンプーに
   心ほぐされて…ってお話。

   素直なお話で登場人物や
   季節ごとのシャンプーの香り、美味しそうな大福なども心地いい。

   しんどい時にはこうやってどこかに逃げ出して
   そこで温かいものに包まれて過ごすっていうのも
   あり、なんだろうなぁ。

   子供だけじゃなくきっと大人でも。

   ただまゆ子の母親がよかれ、と思ってしたことが
   まゆ子には重荷だったというところが、
   同じ母親としてはつらいわ。
   仕方ないんだけれど。