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カテゴリー  [日本の作家 山本文緒 ]

なぎさ  山本文緒  ☆   

故郷を飛び出し、静かに暮らす同窓生夫婦。夫は毎日妻の弁当を食べ、出社せず釣り三昧。行動を共にする後輩は、勤め先がブラック企業だと気づいていた。家事だけが取り柄の妻は、妹に誘われカフェを始めるが。

なぎさ

なぎさ
著者:山本文緒
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2013年10月発行 KADOKAWA 371p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

家事だけが取り柄の主婦、冬乃と、会社員の佐々井。同窓生夫婦二人は故郷長野を飛び出し、久里浜で静かに暮らしていた。佐々井は毎日妻の作る弁当を食べながら、出社せず釣り三昧。佐々井と行動を共にする会社の後輩の川崎は、自分たちの勤め先がブラック企業だと気づいていた。元芸人志望、何をやっても中途半端な川崎は、恋人以外の女性とも関係を持ち、自堕落に日々を過ごしている。夫と川崎に黙々と弁当を作っていた冬乃だったが、転がり込んできた元漫画家の妹、菫に誘われ、「なぎさカフェ」を始めることになる。姉妹が開店準備に忙殺されるうち、佐々井と川崎の身にはそれぞれ大変なことが起こっていたー。苦難を乗り越え生きることの希望を描く、著者15年ぶりの長編小説!

【感想】

   山本文緒さん、15年ぶりの長編。

   ほぉぉ、よかったよぉ。

   久里浜で静かに暮らしていた
   佐々井と冬乃夫婦のところに
   冬乃の妹・菫がやってきてから
   転がるように事態が変わっていく。

   不穏なうごめきが感じられ、
   息を詰めるように、
   こぶしをにぎりしめながら読みましたが

   読み終えて感じられるのは
   強さとあたたかさでした。

   じょうずに要領よく生きていけない人間でも
   幸せになっていいんですよね。

   丁寧に、
   ひたすら丁寧に紡がれ広がっていく物語に
   ひたらせてもらいました。

   登場人物たちがこれから先、
   幸せでありますように。

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