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疑薬  鏑木蓮   



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疑薬 [ 鏑木 蓮 ]
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2017年5月発行 講談社 370p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

「母親の失明の原因を知りたくないか」ある日、雑誌記者の矢島から不穏な誘いを受けた生稲怜花。東大阪で居酒屋「二歩」を営む育ての父・誠一、母の怜子と3人で明るく暮らしていた彼女に戦慄が走る。10年前、高熱で生死の境をさまよった母は、入院先の病院で新薬を処方され、なんとか一命を取り留めたものの、視力を失ってしまったのだ。-お母ちゃんの目が見えへんようになったんは、新薬のせい?原因は副作用なのか、医療ミスなのか。閉ざした過去と向き合い、真相を追う怜花だったが…。

【感想】

   母の目が見えなくようになったのは、
   新薬の副作用なのか、
   医療ミスなのか。

   娘や医療ジャーナリストや
   製薬会社関係者や病院関係者などが登場し、
   真相を探るサスペンス。

   こういうことが現実に起こっていないことを願うわ。

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京都西陣シェアハウス ~憎まれ天使・有村志穂~  鏑木蓮   


京都西陣シェアハウス

京都西陣シェアハウス
著者:鏑木蓮
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2013年10月発行 講談社 332p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

死亡事故を起こした元自動車セールスマン、不倫相手のために犯罪に走ろうとするOL、過去の恋愛を40年間妻に隠し続ける老人。京都西陣のシェアハウスには悩み多き住人たちが住んでいた。触れて欲しくはない彼らの内面にどんどん踏み込み、憎まれ口を叩く隣人・有村志穂。このお節介が本人たちも気付かなかった謎を解きあかす。ところが志穂にも言えない何かが…。

【感想】

   西陣の元織物工場を利用した
   シェアハウスに住んでいる人たちの事情にどんどん入り込み、
   前を向かせる力を持つ若い女性・志穂。

   いやあ、
   なかなかに強烈な個性の持ち主で。

   空気を読まずに、
   他人のことに根掘り葉掘り。

   そのお節介さ、
   人を傷つけてしまう言動は、
   その時はとんでもなく腹立たしいことだけど、
   後になって思い返すと感謝できる。

   事態が膠着している人のところに、
   ふわりとそんな人物がやってきてくれたらいいかもね。

しらない町  鏑木蓮  



孤独死を遂げた老人の遺品である8ミリフィルムには、温かく微笑む中年女性の姿が。青年は老人のルーツを探り、人と人との絆を知る。


しらない町

2011年11月発行 早川書房 287p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

故郷の島根を離れ、映画監督を夢見る青年、門川誠一。今は大阪でアパート管理のバイトで生活をしていた。ある日、亡くなった独り暮らしの老人、帯屋史朗の遺品を整理していた時、誠一は部屋で8ミリフィルムを見つける。映っていたのはー行商のため重いリヤカーで集落へと向かいながら、優しくほほ笑む女性の姿だった。帯屋老人はなぜこのフィルムを大切に保管していたのだろう。誠一はドキュメントを撮ることを決め、映像が撮られた場所とゆかりの人たちを訪ねてゆく…。独居老人の遺品の8ミリフィルムに導かれた青年がめぐりあう、戦争という時代、ありし日の故郷、人と人との絆の物語。

感想 

   ゴーストタウンとなりつつある
   かつてのニュータウンで孤独死した老人。
   彼の残した遺品に興味を抱き彼の知人を訪ねる
   フリーター青年。

   限界集落の発生やうすれゆく戦争体験。
   現代の問題点を盛り込みつつ、
   明らかにされた老人の生き方が
   静かにしんと胸をうちます。

   私はノンフィクションをほとんど読まないから
   こういう風に小説で戦争体験を
   語り継いでいってもらうとありがたいです。

   ですが
   読みが浅くてタイトルの意味がわからないのです…(恥)。
   リヤカーが訪ねているのは「町」ではないですよねぇ。

   青年が老人の足跡をたどるときに
   「しらない町」を訪問したということ?
   それともそれにより
   「これまで知らなかった世界」に飛び込んだ、と
   いうことかなぁ?