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無限の玄/風下の朱  古谷田奈月   



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2018年7月発行 筑摩書房 192p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

死んでは蘇る父に戸惑う男たち、魂の健康を賭けて野球する女たち。三島賞受賞作「無限の玄」と芥川賞候補作「風下の朱」を収めた超弩級の新星が放つ奇跡の中編集!

【感想】

   「無限の玄」。
   父と兄弟、父の弟とその息子という5人で暮らし
   音楽で生計を立てていた家族の、父が亡くなってから。

   「玄」というのが父なんだけど、
   うん、たしかに「無限の玄」だった。
   三島由紀夫賞受賞。

   「風下の朱」。
   「健康」な女子大生だけの野球部の話。
   芥川賞候補。

   前者は男性だけ、後者は女性だけ出てくる。
   そして出だしで、
   前者はホラーファンタジー小説、後者は青春小説かと思ったけど
   そうじゃなかった。
   それぞれ登場人物の思いが強くて、怖いくらいだった。

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望むのは  古谷田奈月  ★   



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望むのは [ 古谷田 奈月 ]
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2017年8月発行 新潮社 208p

【内容情報】(出版社より)

隣の家のお母さんは、エプロンを着けたゴリラだった。奇妙な世界の王道青春小説。十五歳。若い人間として生きられる、これが最後の一年だ。歳を取るのが怖い小春は、隣に越してきた同い年の歩くんと出会う。彼はバレエダンサーで、おまけにお母さんはゴリラなのだ! それっていったい、どういうことーー? 部活動、新しい友だち、恋にも似た心の揺れ。少し風変わりな世界で成長する少女の一年を描く長編。

【感想】

   ああっ、
   なんて苦しくて切なくて、
   それでいてカラフルできらきらした愛おしい一冊なんだろう。

   「隣の家のお母さんがゴリラ」である
   15歳の小春の一年。

   隣の家の子や級友や先生たちとふれあい衝突しながら、
   自分を確立していく姿や思いが鮮やかで、
   胸に響く。

ジュンのための6つの小曲  古谷田奈月  ★    



ジュンのための6つの小曲

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2014年11月発行 新潮社 237p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

学校では「アホジュン」と蔑まれ、友達はひとりもいない。でも、孤独じゃなかった。「音」があった。自転車があった。歌われることを待っている「歌」もあった。14歳。夏の少し前。同級生のトクが奏でるギターを聴いて、ジュンは、やっと気がつく。自分が楽器であることに。「僕、楽器なんだ!」小説の愉楽、ここにあり!!歓喜。興奮。ささやかだけれど奇跡的な物語。

【目次】(「BOOK」データベースより)

ジュンとアコースティックギターのための小曲1/ジュンと声楽のための小曲/ジュンと吹奏楽のための小曲/ジュンとハトのための静寂/ジュンとピアノのための小曲/ジュンとアコースティックギテーのための小曲2

【感想】

   はぁ~、すごくよかった!
   大好き!

   中学校や社会で
   うまく人と交われないジュンができることは
   ひとりで音を見つけ歌をうたうこと。

   そんな彼が
   級友がギターを演奏するのに出会い、
   次第に人と共に音楽を作り奏で
   世界を広げていくのが、素敵で。

   どきどきした。
   どきどきした。

   (だいじなことなので2回言いました) 

星の民のクリスマス  小谷田奈月   



星の民のクリスマス

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著者:古谷田奈月
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2013年11月発行 新潮社 248p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

最愛の娘が家出した。どこへ?クリスマスに父が贈った童話の中へ。父は小さな娘を探すため小説世界へともぐりこむ…。残酷でキュート、愛に満ちた冒険譚。第25回日本ファンタジーノベル大賞大賞受賞作。

【感想】

   第25回日本ファンタジーノベル大賞大賞受賞作。

   小説家の父親が書いたクリスマスの童話の中に入り込んだ
   10歳の娘と
   それを追っていった父親が出会った人々と世界を描く、
   これぞファンタジー!って感じ。

   父親が作ったほんわかした世界とは違って
   現代的で厳しい世界に驚きつつ、
   父と娘、そして物語の中の登場人物の
   険しい日々やその中に現れる美しい情景に
   ひきこまれました。

   本好きな人の「この本が現実だったら」という思いを表した一冊。

   読む人によって出来上がる世界が違うんだということを
   改めて思ったりしました。