FC2ブログ

Team383  中澤日菜子   



[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

Team383 [ 中澤 日菜子 ]
価格:1728円(税込、送料無料) (2018/6/27時点)




2018年4月発行 新潮社 264p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

運転免許を返納して落ち込む葉介の元に舞い込んだのは、なんと自転車レースへの誘いだった。個性豊かなメンバーに刺激され、チームに加わることになった葉介の日常は大きく変わり始めー。平均年齢76.6歳のメンバーが繰り広げる痛快青春小説。何歳になっても人生は面白い!

【感想】

   免許を返納した75歳の葉介は
   ママチャリ8時間耐久レースのチームに誘われる。

   他の4人のメンバーも同じく返納組。

   これまでの人生やしのびよる老いを受け止めながら、
   仲間とともにレース練習に取り組み
   人生を進もうとする彼らがなんだか羨ましかった。

スポンサーサイト



ニュータウンクロニクル  中澤日菜子   


[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

ニュータウンクロニクル [ 中澤日菜子 ]
価格:1728円(税込、送料無料) (2017/8/16時点)




2017年7月発行 光文社

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

人々の大きな夢と希望を集め、郊外に開発された巨大な人工の町ー若葉ニュータウン。高度経済成長、バブル景気、震災、そしてすぐそこの未来まで…。1971年から2021年までの10年ごとをニュータウンの住人たちの視点で紡ぐ、全六編の連作短編集!

【目次】(「BOOK」データベースより)

わが丘 1971/学び舎 1981/プールバー 1991/工房 2001/五年一組 2011/新しい町 2021

【感想】

   大規模ニュータウンの住民たちを
   1971年から2021年までの
   10年ごとに描く連作短編集。

   大規模だけど個々の暮らしがあり、
   隆盛したものの影もあり、
   そして廃れゆくだけ…と思われてたのに新たに生まれるものもある。

   しみじみとよかった。

   連作短編集ならではの技も効いていて、
   おおっ、と気がついたときはうれしかったです。

PTAグランパ!  中澤日菜子   



PTAグランパ!

PTAグランパ!
著者:中澤日菜子
価格:1,728円(税込、送料込)
楽天ブックスで詳細を見る



2016年5月発行 角川書店 262p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

大手家電メーカーを定年退職した、いわゆる元「モーレツ社員」の武曾勤。悠々自適の隠居生活…のはずが、商社勤めの娘が、小学一年生になる孫娘と共に出戻った。さらに、勤は娘の代理で青葉小学校PTAの副会長を務めることに。会長は24歳金髪のギャル男、もう一人の副会長は気弱な主婦。勤は「PTAなぞ暇な主婦のお仕事ごっこ」という認識で、敵を作らぬわけがない。早速、会計監査でママ集団のボス・雅恵に目をつけられる。形だけの総会、子連れの居酒屋打ち上げ、運動会に夏祭り…勤には到底理解できない出来事と、トラブル満載のイベントが続く中、信頼していた教師がある事件で起訴されてしまい…。時間・労力・愛・体力を仕事に捧げてきた昭和の男が、子供と家族、自分自身と向き合う一年間。

【感想】

   離婚して実家に戻ってきた娘(小1の子あり、会社員)の代わりに
   PTAの副会長となった勤(会社定年後フリー)は
   PTAに初めて直面して失敗の連続。

   他の個性的な初役員たちや
   PTAのプロとも呼べる親たちとともに過ごした1年間。
   
   いろんな価値観のぶつかり合いから起こる
   トンチンカンな事件、
   勤と娘の過去の確執など、
   くすっと笑えたりほろっとしたり、
   面白かった。

   けど、PTAな~。

   この本でも描かれていたように、
   必要で大切なのはわかるけど、
   もうちょっと負担が軽く出来ればいいのだけれどね。

星球  中澤日菜子   



星球

星球
著者:中澤日菜子
価格:1,620円(税込、送料込)
楽天ブックスで詳細を見る



2015年7月発行 講談社 243p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

恋愛戯曲で注目の女子大生劇作家は、筋金入りの“未恋”女子。そんな彼女がリアルに恋をした。でも想いは告げられないまま時が過ぎ…(「星球」)。元エリート会社員の婚活騒動。天体マニアの女性に向けられた年下男の溢れる想い。妊婦の忘れていた恋心。セレブ夫婦の離婚工作を引き受けた便利屋中年社長の偽恋。戦争に翻弄された若者たちの絆…すんなり行かないのが恋だけど、どこかで必ず希望の星が光っている。恋する人、恋を待つ人にエールを送る6つの恋愛物語。

【目次】(「BOOK」データベースより)

星球/The Last Light/ほうき星/半月の子/Swing by/七夕の旅

【感想】

   すべてに「天体」が出てくる恋愛短編集。

   若い人から老いた人まで、
   なかなかうまくいかない恋の様子。

   わたしはもう恋なんてしない(と思う)けれど
   その気持ちをじゅうぶん味わわせてもらいました。

   「半月の子」がコミカルで楽しい。
   「七夕の旅」は戦争絡みで胸に迫ります。

おまめごとの島  中澤日菜子  ☆   



おまめごとの島

おまめごとの島
著者:中澤日菜子
価格:1,620円(税込、送料込)
楽天ブックスで詳細を見る



2015年2月発行 講談社 277p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

親友を頼り、東京から小豆島へやってきた内向的な30代イケメン・秋彦。島のホテルで仕事を始めるが、恋も結婚も諦めたアラフォー女性・言問子と、家庭から逃げ出したいアラサー主婦・真奈美の間で、彼を巡りイザコザ発生。さらに東京育ちの美少女の出現で波瀾万丈の予感!?平穏に生活していた島の人々を巻き込んで、島へ逃げるしかなかった秋彦の内面が明らかになっていく…。「家族」って何だろう?いちばん大事なものって何だろう?次代を担う新鋭・中澤日菜子の家族小説。

【感想】

   なんかほのぼのとよかったわ~。

   小豆島で、
   東京から引っ越してきた人や
   島でくすぶっている人が、
   お互いや島の人たちと交流しながら
   家族をやり直そうとするいいお話で
   深刻な部分もあるんだけど
   コミカル要素も多くて
   途中ふきだしながら楽しく読みました。

お父さんと伊藤さん  中澤日菜子   



34歳の彩は「伊藤さん」という男性と暮している。彼はアルバイト生活をする54歳。夏のある日、彩のもとに兄から「お父さんを引き取ってくれないか」との連絡が。同棲中の彩は申し出を拒むが、74歳の父は身の回りの荷物を持って、部屋にやってきてしまった。「伊藤さん」の存在を知り驚く父。だが「この家に住む」と譲らない。その日から六畳と四畳半のボロアパートで3人のぎこちない共同生活が始まった。ところが父にはある重大な秘密が……。

お父さんと伊藤さん

お父さんと伊藤さん
著者:中澤日菜子
価格:1,512円(税込、送料込)
楽天ブックスで詳細を見る



2014年1月発行 講談社 279p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

娘と彼氏の狭い同棲部屋で始まったぎこちない共同生活。すれ違って生きてきた父と娘に心通じあえる日は?第8回小説現代長編新人賞受賞。誰にでも起こりうる家族問題を笑いと緊張の絶妙なタッチで描くデビュー作!

【感想】

   心に沁みる一冊。

   54歳の給食のおじさん・伊藤さんと
   34歳の書店バイト・彩が同棲している二間のアパートに
   74歳の彩の父親が移り住んできての顛末。

   家族だからこそ
   わずらわしいこと・分かり合えないこと・話せないことがあるんだな、
   ということが
   淡々とテンポよく
   少しコミカルに、
   でもぐっとくる印象的な文章がはさみこまれつつ
   描かれていて、
   すとんと胸におちる感じ。

   伊藤さんの飄々としたたたずまいが魅力的。

   この本が小説としてはデビュー作らしい。(小説現代長編新人賞受賞作) 
   今後の作品も楽しみです。