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パーマネント神喜劇  万城目学   



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パーマネント神喜劇 [ 万城目 学 ]
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2017年6月発行 新潮社 240p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

「今からあんたの願いをひとつだけ叶えてあげる」。デートの途中、突然時が止まった。動かない街に現れたのは、「神」と名乗るアヤしげな男たち。肩を叩かれ戻った世界は、あれ、何かが違う…?笑って笑って最後にほろり。わちゃわちゃ神頼みエンターテインメント。

【目次】(「BOOK」データベースより)

はじめの一歩/当たり屋/トシ&シュン/パーマネント神喜劇

【感想】

   ほのぼのそしてふふっと笑える、
   小さな神社の神さまたちが人間にちょっかいを出した顛末。

   万城目さんにしてはこじんまりとしたお話だけど、
   とても微笑ましくて、
   わたしは好きだなあ。

   「当たり屋」がいちばん好き。

   万城目さんの他作品とのリンクあり。

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バベル九朔  万城目学   



バベル九朔

バベル九朔
著者:万城目学
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2016年3月発行 KODOKAWA 430p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

作家志望の「夢」を抱き、雑居ビル「バベル九朔」の管理人を務めている俺の前に、ある日、全身黒ずくめの「カラス女」が現れ問うてきた…「扉は、どこ?バベルは壊れかけている」。巨大ネズミの徘徊、空き巣事件発生、店子の家賃滞納、小説新人賞への挑戦ー心が安まる暇もない俺がうっかり触れた一枚の絵。その瞬間、俺はなぜか湖にいた。そこで出会った少女から、「鍵」を受け取った俺の前にー雲をも貫く、巨大な塔が現れた。著者初の自伝的?青春エンタメ!

【感想】

   祖父の残した雑居ビル「バベル九朔」の管理人をしながら
   作家を目指しているが挫折しかけている主人公。

   そして、この雑居ビルは異世界とつながっているらしい、
   というお話なのですが。

   うわー、すみません。
   よくわからなかったよ…。
   パラレルワールド?

   「向かい続けることこそが才能だったんだ。
    しがみつくでもなく、他に浮気するでもなく、
    当たり前のように淡々と何年も何十年も
    向かい続けることが立派な才能なんだ」(272ページ)

    ここはよかったなあ!

悟浄出立  万城目学   


悟浄出立

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著者:万城目学
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2014年7月発行 新潮社 204p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

俺はもう、誰かの脇役ではないのだ。「西遊記」の沙悟浄、「三国志」の趙雲、司馬遷の娘…。人生の見方まで変えてしまう連作集。

【目次】(「BOOK」データベースより)

悟浄出立/趙雲西航/虞姫寂静/法家孤憤/父司馬遷

【感想】

   万城目さんが新しい面を見せてくださった!

   中国古典に想を得た短編5つ。

   物語の主人公ではない人たちが
   自分の生きる意味を見つけ
   立ち上がり
   歩き出す瞬間が、
   静かに、
   でも力強く描かれていて、

   これまでの万城目ワールドとは
   また違う魅力が胸に火をともします。

とっぴんぱらりの風太郎  万城目学   



とっぴんぱらりの風太郎

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著者:万城目学
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2013年9月発行 文藝春秋 746p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

天下は豊臣から徳川へー。重なりあった不運の末に、あえなく伊賀を追い出され、京(みやこ)でぼんくらな日々を送る“ニート忍者”風太郎。その人生は、1個のひょうたんとの出会いを経て、奇妙な方向へ転がっていく。やがて迫る、ふたたびの戦乱の気配。だましだまされ、斬っては斬られ、燃えさかる天守閣を目指す風太郎の前に現れたものとは?

【感想】

   746ページ!
   感動したよー! 

   泣いちゃったじゃないか。

   伊賀の忍者組織から追放された風太郎が
   大阪冬の陣・夏の陣の時代、
   味方かどうかもわからない仲間とともに
   風に吹かれるようにたどらざるをえなかった
   大冒険の連続。

   最後は自分の手で運命を決めた風太郎が
   かっこよすぎる。

   そしてひさご様!
   ほれてしまうやろー。

   時代小説だけど、
   時代状況とかをほとんど説明しない潔さもgood、good! 

   万城目さんの作品の多くは映像化されているけれど、
   これは実写化は無理かもしれませぬなあ。

   そして万城目さんのひょうたんづくりの成果が
   見事に生かされていましたわ。

ザ・万字固め  万城目学   



ザ・万字固め

ザ・万字固め
著者:万城目学
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2013年2月発行 ミシマ社 245p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

この面白さ、何者?エッセイをこえた超エッセイ本。『鴨川ホルモー』、『鹿男あをによし』、『プリンセス・トヨトミ』、『偉大なる、しゅららぼん』の万城目学が綴る、「作家の日常」&「奇想天外な世界」。「やけどのあと~2011 東京電力株主総会リポート~」収録。

【目次】(「BOOK」データベースより)

1 マキメマナブの日常(ナチュラル・ボーン/あなたの知らないひょうたんの世界/清兵衛と瓢箪と私/『まんが道』から延びた道/藤堂高虎とあそんでみる)/2 旅するマキメ!(わんちぇんむぅがやってくる ヤァ!ヤァ!ヤァ!/ギリシャ慕情/さようなら、さようなら)/3 デリシャス七重奏(出前/鰻/ミルクティー/パスタ/モーニング/寿司/タルト)/4 やけどのあと(2011 東京電力株主総会リポート)/5 マキメマナブの関西考(地下鉄路線めぐり/戦隊ヒーローとして捉えてみる/あをによし考、のち、あをによし行/すべての大阪、わたしの大阪)/6 ザ・万字固め(平成便利考/少年時代/歴史的な私/万字固めがほどけない/最後の書簡)

【感想】

   飄々ととぼけた味わいで面白かった!

   ナチュラルボーンやひょうたんや
   戦国武将サッカーや大阪地下鉄戦隊などなど、
   ふきだすところ多数。

   電車で読んだら危険かも(笑)。

   そんななか
   東京電力の株主総会についてのエッセイは
   とてもとても考えさせられました。

   台湾で行われたサイン会についてのエッセイも
   あったのですが、
   台湾でのサイン会ではサインを始める前に
   全員参加の質疑応答もあるトークショウが
   あるのですって!

   万城目さんは
   「日本もこれを採り入れたらよいのに」って
   書いてはるよ!

   楽しそうだなあ。
   日本でも ぜひに!

偉大なる、しゅららぼん  万城目学   



万城目学の最新作にして、大傑作!!!


偉大なる、しゅららぼん

2011年4月発行 集英社 548p

【内容情報】(楽天ブックスより)

琵琶湖畔の街・石走に住み続ける日出家と棗家には、代々受け継がれてきた「力」があった。高校に入学した日出涼介、日出淡十郎、棗広海が偶然同じクラスになった時、力で力を洗う戦いの幕が上がった!

感想 

   わっはっは!
   理屈抜きで楽しめた荒唐無稽な
   万城目ワールドでした。

   湖の民であり それぞれ不可思議な力を持ち
   お互いがライバル関係にある
   日出家と棗家の若者3人(高1生)が
   なぜか 他者からの攻撃を受けるようになり
   一致団結して それに立ち向かうお話。

   なんだか くそ真面目な顔をして
   こんなはちゃめちゃなお話を書かれても・・・と
   そのギャップがたまりません。
   (ほめてます)

   登場人物が みんな個性的で
   しっかり自分の働くべきところをわかっていて
   どんどん物語にひきこまれていきました。

   あれやこれやの謎が明らかになったときの
   爽快感と脱力感のバランスもお見事。
   いやいや、本当に面白いお話でした。

   京都→奈良→大阪→滋賀 ときた
   万城目作品の舞台。
   次は どこでしょうね。楽しみです。

ザ・万遊記  万城目学   


ザ・万遊記

2010年4月発行 集英社 237p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

万城目学が、世界を日本を駆けめぐる。北京で五輪を堪能し、ロンドンでサッカーの醍醐味を味わい、バルセロナで不遜にもピカソに共感!?全国の湯治場でアキレス腱のリハビリに励み、国会議事堂で大物代議士をちらり見する…。世界のあちらこちらでの驚きや感動を綴ったエッセイ集。

【目次】(「BOOK」データベースより)

現場から万城目学です/万太郎がゆく、湯治と観戦/今月の渡辺篤史/『小公女』/11月を11度/わがこころの「秀吉・トヨトミ」/『花神』について/悠久なる芋粥への挑戦/「さらばアドリア海の自由と放埒の日々よ」/万城目学の国会探訪〔ほか〕

感想

   マキメさんのおかしなエッセイ集。
   とぼけた味わいは ご本人のキャラクターのなせる業なのか
   作家さんとしての腕のなせる業なのか。
   
   いろいろな事柄に対するコメントが
   いちいち ともかく 面白かったです。
  
   そこはやっぱり 万城目さんの関西人の血が騒ぐからなのでしょうか? 
   何事につけ ぼけずにはいられない雰囲気が
   漂ってきます。

   先日読んだ雑誌・LEEに載っていたインタビューによると
   今書かれている物語は琵琶湖が舞台らしいです。
   京都→奈良→大阪の次は 滋賀なんですね!
   

かのこちゃんとマドレーヌ夫人  万城目学  ★   


かのこちゃんとマドレーヌ夫人

2010年1月発行 筑摩書房 234p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

かのこちゃんは小学一年生の元気な女の子。マドレーヌ夫人は外国語を話す優雅な猫。その毎日は、思いがけない出来事の連続で、不思議や驚きに充ち満ちている。

感想

   ほのぼの~。
   不思議なことは起こるけれど
   これまでの万城目さんの作品のような 奇想天外な感じはなく
   ほんわかとした空気に包み込まれています。

   かのこちゃんという好奇心一杯な女の子。
   特定の鹿と話せるお父さん(あの人なのか?)。
   あたたかくかのこちゃんを育てているお母さん。
   年寄りの犬・玄三郎。
   という家族の中に ふらりとやってきたマドレーヌという猫。
   
   マドレーヌは玄三郎と夫婦になり
   猫の集会に出席し
   かのこちゃんは 学校で「ふんけーのとも」を見つけ
   春から夏をすごします。

   かのこちゃんの言葉遊びが可笑しい。
   知恵が啓かれていく様が美しい。
   お父さん・お母さんの子育てがきちんとしている。
   かのこちゃんとすずちゃんの友情が生き生きと可愛い。
   マドレーヌと玄三郎の夫婦愛が麗しい。
   そして マドレーヌが恩返しのために
   一念発起するところは 吹き出してしまう。
      
   流れるような文章で 何気ないけど大切な日常と
   ありえないけど納得させられる非日常を
   美しく描写されていました。
   それぞれを思いあう気持ちに ほろりとさせられ
   元気がもらえた作品でした。
   ラストはちょっとせつないけれど
   ハッピーエンドだと 私は思いたいです。


プリンセス・トヨトミ  万城目学   



2009年3月発行 文藝春秋 504p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

このことは誰も知らない。五月末日の木曜日、午後四時のことである。大阪が全停止した。長く閉ざされた扉を開ける“鍵”となったのは、東京から来た会計検査院の三人の調査官と、大阪の商店街に生まれ育った二人の少年少女だった―。前代未聞、驚天動地のエンターテインメント、始動。

感想

   面白かった!
   
   「大阪国」っていうのがあるんですって!
   本当の大阪城っていうのがあるんですって!
   「プリンセス・トヨトミ」がいるんですって!
   
   「鴨川ホルモー」や「鹿男あをによし」よりは
   設定が微妙にありえそうなのが おかしいです。
   その分、話が小粒になってしまった感もありましたが。

   大阪の 人情にあふれる街や人の様子
   父と子、幼なじみの結びつきの強さ
   のほほんとした人物の持つミラクルさ
   などを堪能しました。
   登場人物の名前が 凝っていて
   戦国時代がお好きな人は くすりと笑えると思います。
   「鹿男あをによし」の大阪女学館の剣道の先生も登場して
   なつかしかったです。


ザ・万歩計  万城目学    



2008年3月発行 産業編集センター 231p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

オニを遊ばせ鹿に喋らせるマキメ・マナブのマーベラスな日々。初エッセイ集。

感想

   万城目さんの面白さのルーツが垣間見え また 
   「鴨川ホルモー」や「鹿男あをによし」の誕生秘話(?)があり
   楽しめました。
   関西が舞台の作品なのに 
   登場人物が関西弁で話さない理由もわかり
   ひとつ 疑問が解消。
   万城目さんって まだ3作しか書いてないんですね。
   これからどんどん作品が生み出されるのを 待っています。