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砂浜に坐り込んだ船  池澤夏樹  ☆   



砂浜に坐り込んだ船

砂浜に坐り込んだ船
著者:池澤夏樹
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2015年11月発行 新潮社 193p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

札幌近郊の海岸で、砂に坐り込んだような姿で坐礁した大きな貨物船。その写真を眺めていると、死んだ友人が語りかけてくる。遊び上手の粋な男で、古い家に母と二人で暮らしていた。老母を喪ってからその死までの、案じながら踏み込めなかった友人の晩年に耳を傾け、自身のあてどなさをあぶりだす表題作など、生者の同伴者としての死者を描いて、人生の底知れなさに触れる全8篇。

【目次】(「BOOK」データベースより)

砂浜に坐り込んだ船/苦麻の村/上と下に腕を伸ばして鉛直に連なった猿たち/大聖堂/夢の中の夢の中の、/イスファハーンの魔神/監獄のバラード/マウント・ボラダイルへの飛翔


【感想】

   先日読んだ紀行文の『うつくしい列島』が
   とても好みだったので
   いちばん新しい小説を読んでみました。

   わたし、池澤さんの作品が好きかも。

   あの世とこの世や
   死者と生者が
   易々と交流し、
   静かさや明るさ、
   そしてひそかな哀しみを感じさせる短編集でした。

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うつくしい列島 地理学的名所紀行  池澤夏樹  ☆   



うつくしい列島

うつくしい列島
著者:池澤夏樹
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2015年2月発行 河出書房新社 308p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

北海道から東北、中部、近畿、中国、四国、九州、沖縄ー、列島の各所を自ら歩き、「日本」そのものを科学的に思索した名エッセイ36編を収録。

【目次】(「BOOK」データベースより)

第1部 うつくしい列島(富士ースターとの正しい付き合いかた/知床半島ー知床という名の奇跡/小笠原諸島ークジラである自分/さくら列島ー落花の雪に踏み迷う…/琵琶湖ー葦の茂る岸辺で ほか)/第2部 南鳥島特別航路(五島列島のミニ火山群/内間木洞の暗黒体験/白峰、炉端で聞く豪雪の話/八重干瀬、気宇壮大な潮干狩り/立山砂防 百年の計 ほか)


【感想】

   池澤さんが日本各地+1を訪れ
   地理学・生物学・地学的に分析し
   ご自身の思索も記した紀行文。

   すごくひきこまれた。
 
   日本と自然について
   新たな目を開かされた心持ち。

   どこもかも覚えておきたいほどなのに
   覚えておけないのが悔しい。

   前半は
   雑誌「ナショナル・ジオグラフィック」に
   2010年から2011年に掛けて連載されたもの。

   後半は
   1991年に出版された『南鳥島特別航路』をそのまま再録。